JPS60130324A - 薬剤加熱蒸散装置 - Google Patents

薬剤加熱蒸散装置

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JPS60130324A
JPS60130324A JP58238528A JP23852883A JPS60130324A JP S60130324 A JPS60130324 A JP S60130324A JP 58238528 A JP58238528 A JP 58238528A JP 23852883 A JP23852883 A JP 23852883A JP S60130324 A JPS60130324 A JP S60130324A
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heating
fuel
heat
heat sink
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吉永 貞雄
純郎 勝田
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Dainihon Jochugiku Co Ltd
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Dainihon Jochugiku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、殺虫剤、殺菌剤、室内芳香剤、消臭剤等の薬
剤を加熱によシ蒸散させる装置、さらに詳しくは、加熱
源として、アルコール等の揮発性燃料と触媒とを空気中
で接触させる除土ずる反応熱を利用した薬剤加熱蒸散装
置に関するものである。
従来より、殺虫剤等の薬剤を含浸させたマットを加熱し
てマット中の薬剤を蒸散させる装置、例えば電気蚊取器
が知られている。しかしながら、これらの装置はマット
を加熱する放熱板の熱源として電気を利用するため装置
の構造が複雑となり、また電気を利用する場合ic#i
電源用コードが必要で使用場所が制限されるという欠点
を有していた。
また屋外でのレジャ一時に防虫、殺虫等を図るため1例
えば蚊取線香などの利用も行なわれているが、火気を連
続して用いるため必ずしも安全なものとはいえない問題
を含んでいfc。
更に、従来白金カイ四式の液化ガス燻蒸器があるもの−
の、この燻蒸器にあっては石綿に白金、パラジウムを含
浸させた白金綿、パラジウム綿触媒を使用し、ベンジン
等の気化燃料を用いるいわゆる白金カイロをそのtま殺
虫剤蒸散に応用したものであって、保温の目的には十分
であるが、精密な温度コントロールを必要とする殺瓜剤
蒸散装置には不適なものであった。
すなわちこの公知の方法では、 ■ 白金綿では均一な触媒が得られない、また■ 酸素
の供給が不均一で燃料と酸素の均一な混合が得られない
、 ために一定の温度保持が達成できないという問題点があ
った。
本発明者らは先に、これら従来の加熱蒸散装置の有する
上述の欠点を解消し、ならびに火気の使用による危険性
をなくするものとして、加熱源としてアルコール等の揮
発性燃料と白金またはパラジウム等の触媒とを空気中に
て接触させる時生ずる反応熱を利用し、構造が簡単でし
かも電源コードが不要なため使用場所に制約されない触
媒加熱型の薬剤加熱蒸散装置を開発した。
すなわち、この装置は、装置ケース内にアルコール性揮
散燃料等の燃料収納部と、前記収納部の上方に一定の空
間を設けて配設された金属触媒と、前記金属触媒の上方
に一定の空間を設けて配設された薬剤加熱蒸散用放熱板
とを収納するとともに、空気供給用及び/または燃焼ガ
ス排出用の通気口を備えたことを特徴とするものであっ
て、燃料容器と金属触媒部の間に一定の空間を配して燃
料ガスと酸素との混合が十分なされる機構とし、かつ金
属触媒部と薬剤加熱蒸散用放熱板との間に一定の空間を
設けて燃焼ガスの熱対流を効率的に進行させることによ
り、従来困難とされていた有効温度の均一保持を達成し
得たものである。
又、触媒加熱型の蒸散装置に供する金属触媒としては、
高温用と低温用があり、従来の白金カイロ式には専ら高
温用が使われ、常に高熱量の予備加熱を必要としたが、
本発明ではアルコール製揮敵性燃料を用いることにより
低温用触媒あ使用が可能となった。
しかしながら、この装置においては、室温で発熱反応を
開始させることを前提としてお少5しはしば金属触媒の
不活性化に基づく発熱不良を引起こすという欠点があっ
た。
そこで本発明者らは、この欠点を解消するべく鋭意研究
を重ねた結果、本発明で用いる低温用金属触媒は、たと
え不活性化してもある条件下では低熱量の予備加熱で回
偵することを見い出した◎そして前記省属触媒の近傍に
フィラメントヒーターやセラミックヒータ−などの発熱
部材を配し。
これを本発明装置使用開始時に、数秒間電池と通電させ
るだけで正常な発熱が得られる加熱蒸散装置を開発し、
本発明を完成した。
電池に通電したフィラメントを予備加熱に使用する思想
は、例えば実公昭49−31669において公知である
が、この場合は、ブタンガスのような液化ガスを一旦点
火させ、その燃焼熱を白金線触媒活性化に利用するもの
であり、点火にかなりの高熱量を必要とした。
しかるに本釦明の装置においては、:iI<べきことに
、あらかじめ揮発性燃料ガスで金属触媒をおおい、発熱
部材を触媒面より5 mm以下に設定すれば、比較的低
熱量で触媒活性化を促すことが可能であって、触媒活性
化機構が前者と全く異なることが明らかとなった。
本発明で用いる発熱部材としては、例えば白金製フィラ
メントヒーターやセラミックヒータ−などがあげられる
が、低抵抗値のもので十分目的が達せられるため、コス
ト的なリスクを負うことなく加熱蒸散装置に装填するこ
とができる。
本発明の好ましい形態の薬剤加熱蒸散装置は、燃料収納
部上方の空間と、金属触媒上方の薬剤加熱蒸成用放熱板
収納空間とを、断熱板により仕切った構造とすることも
でき得る。
また、金属触媒を保持する部材と薬剤加熱蒸散用放熱板
とが金属部材で接続されている形態としても良い。
更にまた燃料収納部をアルコール性揮発性固形燃料、揮
元性液体燃料または揮発性ゲル化燃料を載置あるいは収
納し得るよう充填容器あるいは封入容器に構成しても良
い。
以下、本発明を図面に基づいてさらに詳しく説明する。
図において、1は有底方形状のケース本体で、燃料収納
ケース1aと嵌合している。その収納ケースの内部は内
側に形成された円筒状内壁1bにより燃料収納部1Cと
水たまり部1dとに画成され、1eは嵌合用に4隅に形
成された段部である。
2は加熱蒸敵用の放熱板を載置するケースで。
円形大板21、円筒状側壁27と本体嵌合部28からな
り、ケース内部の空間29は側壁下方27aの周囲に形
成さf′した間げきによジケース外窒間とつながってい
る。天板21には、はぼ中央に長方形開口部22を配し
、その表面側開口端″22aの形状は、薬剤加熱装置に
セットする殺虫マット3と相似形でこれよりやや大きめ
の長方形となっている。
殺虫マット3を載せる放熱板4の直下には、開口部内側
周囲にそって断熱ゴムバッキング26を敷き、ケースへ
の熱伝導を弱めると共に、殺虫マットの成分が開口部2
2 の間げきから触媒に入り込むのを防いでいる。
24.24は、天板21の表面において開口部22の1
対の長辺に隣接して設けられた周端側から中心側に向か
ってなめらかに傾斜する凹部である。
凹部24,24は殺虫マット3を開口部22へ挿入し放
熱板4上に載せたりまたは取り出したりする際の殺虫マ
ット着脱操作の容易性のために形成される。又、開口部
下方に配された天板の一部21aは、放熱板4及び後述
の触媒保持部と接続して構成される放熱部材を支持する
26.26,26.26は放熱板載置ケースを本体ケー
スと固定するためのネジであり、又燃料収納部上方の空
間と、金属触媒上方の放熱板収納空間とを仕切った仕切
板7を支持する役目も果たしている。
上記殺虫マット3は、殺虫有効成分薬液を含浸した長方
形繊維板よりなるが、ケース2の開口部22に挿入しう
る形状のものであればl持にこれに限定されない。
上記放熱板4は殺虫薬剤成分を加熱蒸成させるためのも
ので、触媒保持部と接続して構成される放熱部材からな
勺、この放熱部材の斜視図を第4図に示す。この放熱部
材は殺虫マット3を載置してこれを加熱する水平な上面
板(放熱板)41 とこれから下方に延設され、下部に
金属触媒保持部43を有する円筒状金属部材42から構
成される。
金属部材42にはネジが切られており、ワッシャー、ナ
ツト44ヲ介して放熱板載置ケースに固定され、又、触
媒保持部46には後述の触媒5がはめこまれリング45
によって落ちないようになっている。金属部材の側面部
には通気孔46.46が穿設され、主に触媒5からの燃
焼ガスを外部へ排出しうるようになっている。上面板4
1 も多孔性とし、触媒5から生ずる燃焼ガスの一部を
、この上面板41の孔部から逃がすようにすると、触媒
5における燃料の酸化反応が助長され、しかも燃焼ガス
の熱対流が阻害されず好ましいが、必ずしも多孔板にす
る必要はない。
第5図は他の放熱板を例示するもので、放熱板は、殺虫
マットを載置してこれを加熱する上面板41と、上面板
410両端から中心方向に向かってやや傾斜しつつ下方
へ延設された側面部52.52と、前記上面板41 と
平行であって前記側面部52゜52の下端から中心方向
に向かって延びる下面板53.53と、この下面部53
.53からさらに下方へ垂設さnた4本の細長い脚部5
42 、542 、542゜542で形成される触媒保
持部54とからなる。1本の脚部542は、細長い断面
り字状側壁542aと側壁512aの下端にて内方へ突
出する触媒支持用の水平底面部542bとからなる形状
で、前記下面部53.53の所定位置に相対向するよう
にそnぞれ2本ずつ設けられ、これら脚部542 、5
12.542゜542によシ触媒保持部54が形成され
る。
このような放熱部材は熱伝導性の優れた金属板を用いて
一体的に形成され、触媒保持部54が4本の細長い脚部
4M2 、542 、542 、542で形成されるの
で、触媒5から上面板41への熱伝導が妨げられること
なく放熱部材自体の軽量化がけがらtl、るという利点
を有する。
側m1部52.52には、所望によりそiLぞれ通気孔
52a、52a・・・が穿設され、この通気孔52a。
52a・・・を介して主に触媒5からの燃焼ガスを外部
へ排出しうるようになっている。
上面板41と触媒5上面とは一定の高さを有する空間C
か形成され触媒5と上面板41とは直接接触しないよう
になっている。空間Cの距離、すなわち触媒と上面部(
業剤加熱部)との間隔(第6甲中、CsIとして示す)
は、少なくとも0.2cm以上、好ましくは0.3〜3
.ocIrLとするとよい。触媒と上面部とが接触して
いる( C= 0 crn)が、または離れていてもあ
まル近過ぎる(C<0.2cm)と、この間における燃
焼ガスの熱対流や酸化反応が妨げられて上面部の加熱が
不十分になる。触媒と上面部とを少なくとも0.2cm
離すことにより、上面部は触媒から出る燃焼ガスの熱対
流により最も効率良く高温に加熱される。
触媒5は、前記放熱板4の商体部44に収納されうる角
柱又は円柱形状で、ハニカム構造セラミック担体に、触
媒活性金属である白金又はパラジウム等を担持させてな
るものである。本発明で使用される触媒5は、勿論これ
に限定されず、例えば=ビーズ状またはウール状のもの
でも良い。
7は燃料収納部上方の空間と、金属触媒上方の放熱板収
納空間とを仕切った仕切板で、中空の本体ケース上面1
f上に載置しうる直径を有する円形状である。仕切板7
の材質は特に限定されないが、非通気性又は場合によっ
てはやや通気性を有し、好ましくは耐熱性及び断熱性で
あるもの、例えばガラス繊維等で形成されるのが良く、
この上に例えば適宜中空部を設けた金属板8を載置した
後、ネジ26 、26 、26 、26 によって固定
することができる。
また1yは金属触媒の周囲に設けられた円筒状内壁であ
り、燃料、空気の混合ガスを効率よく触媒上を通過させ
るのに効果的である。
1hは通気孔でここから燃料の触媒酸化反応に必要な空
気が供給される。通気孔は本体ケース側面部又は上面部
いずれにあっても目的は達せられるが、好ましくはでき
るだけ下方、又は燃料収納ケースの底部に設置する方が
よい。
第2図及び第6図は予備加熱用ヒーターの装填状態を示
すもので、ヒーター保持部材10に保持されたヒーター
9は、金属触媒下面より5III1以内の距離に設置さ
れ、押ボタンスイッチ16及び電池ボックス12中の乾
心池11に継電される。空気供給及び燃焼ガス排気を1
つの通気口で共用させることもでき、この場合には例え
ば殺虫マットと開口部との間隙を通気口とし°C利用し
、それ以外に通気口を設けなくてもよい。
15は燃料収納部1bに載置さノした燃料充てん容器で
、上面が開口し内部に揮発性燃料が充てんさn、燃料収
納ケース1aの燃料収納部1bに収納さiLる。この燃
料充てん容器15 と触媒5との間には一定の高さを有
する空間りが確保される。
本矢明の楽剤加熱蒸散装置において使用する燃料として
は、揮発性を有し前記触媒と発熱反応を生ずるもの、具
体的にはアルコール類であり、好ましくはメタノールま
たはエタノールである。アルコールの形態としては、液
状のもの、またはカルボキシビニルポリマー、無水マレ
イン酸とインブチレンとの共重合体、ビニルアルコール
とアクリル酸との共重合体、デンプン誘導体等によりゲ
ル状のもの、またはアルコール類を主成分とする固形燃
料のいずれもが使用可能である。
又、ゲル状燃料や固型燃料を使用する場合に、燃料をガ
ーゼ、不織布等の荒目の布や、兄泡状。
多孔質状等のセラミックス、プラスチック等からなる燃
料の蒸発をさまたげない部材で被覆することは、燃料の
容器からの流出を防止したり、あるいは燃料の気化ガス
it調節するうえで有用である。
上記構成の薬剤加熱蒸散装置では、殺虫マツトロをケー
ス2の開口部22へ入れて、放熱板4の上面板41上へ
載せる。燃料を設置した後、押しボタンスイッチを数秒
間押して触媒を予備加熱する。燃料充てん容器15から
揮発するアルコール燃料は空間りを充満したのち、燃料
充てん容器15の上方に配設された触媒5ヶ通過する。
触媒5において燃料アルコールは、白金またはパラジウ
ム等と反応して酸化された後、燃焼ガスとして触媒5か
ら排出される。この燃焼ガスはさらに上昇して望間Cを
満7ビしたのち、金属部材42の側面部に穿設された通
気孔46.46・・・を抜けて、外部へ排気−A 7L
る。触媒5に訃いてアルコール燃料の酸化により生ずる
反応熱は、触媒5の上方に位置する放熱板4の上面板4
1 へ対流伝熱し、上面板41 の温度を上昇させる。
また、触媒5に分ける反応熱は、金属部材である43.
42を通って上面板41’Eで伝導され、これにより上
面板41の温度が均一に上昇する。温度上昇した上面板
41の上に載せられた殺虫マット3は、これによ勺均−
に加熱され、殺虫マット3中の殺虫有効成分がケース蓋
体2の開口部22から外方へ蒸散する。この間、触媒5
に2けるアルコール燃料酸化反応に必要な空気は、本体
ケース通気口1hから流入し、触媒5へと供給される。
触媒5における酸化反応に必要な、空気の一部は、間隙
46.46を通って触媒5へと供給される。燃料の酸化
反応にょル生ずる水分はケース本体1の水たまり部1d
へ貯留さnる。
本発明装置で使用されうる殺虫薬剤としては、従来よシ
ミ気蚊取器用殺虫剤として使用されているものは全て可
能であシ、具体的には次のようなものである:殺虫成分
として、6−アリル−2−メチルシクロペンタ−2−エ
ン−4−オンー1−イルdt −シス/トランスークリ
サンテマート(アンスリン)、6−アリル−2−メチル
シクロペンタ−2−エン−4−オン−1−イル d−シ
ス/トランスークリサンテマート、d−3−アリル−2
−メチルシクロペンタ−2−エン−4−オン−1−イル
 d−トランスークリサンテマート、5−プロパルギル
−2−フリルメチル d−シス/トランメーク+)fン
テマート、1−エチニル−2−)fルペンタ−2−エン
−1−イル d−シス/トランスークリサンテマート、
1−エチニル−2−メチルペンタ−2−エン−1−イル
 212゜3.3−テトラメチルシクロプロパンカルボ
キシレート等のピレスロイド系殺虫剤が使用でき、さら
にピペロニルプトキサイド、N−(2−エチルヘキシル
)−1−インプロビル−4−メチルビシクロ[2,2,
2J−オクト−5−エン−2,3−ジカルボキシイミド
、オクタクロロシクロビルエーテル等のピレスロイド共
力剤を配合することができる。
これら殺虫成分は、繊維板よりなるマットに含浸して使
用するが、上記成分の他に、殺虫成分の安定剤として、
BHr、BHA、IJBH等の酸化防止剤、使用と共に
退色変化して使用の有無を知る目的の染料、更には香料
等を配合して調製することもできる。
本光明装置では薬剤含浸マットのほかに、例えばアルミ
容器中に加熱蒸敗性固形薬剤?光てんしたものでも使用
することができる。また、薬剤としては殺虫剤のほかに
殺菌剤、室内芳香剤、消臭剤等でも同様にして使用する
ことができる。使用可能な殺菌剤の例としては、アルコ
ール類またはジオキシン等の連数性を有するものであれ
ば全て使用可能である。
本究明加熱蒸!!!、装置は第1図ないし第4図に示し
た構造に限定されない。天板開口端222 において、
放熱板4は断熱ゴムバッキング26を介してケースと密
着しているが、開口端22aからケース内部空間29 
に連通ずる通気用間げきを設け、薬剤の(I[赦あるい
は燃焼ガスの熱対流をより効率よく促がす構造とするこ
ともできる。
放熱部材の形状も図示したものに限定されず、例えば触
媒を上記平板状放熱板とは別体に形成された収納部材に
収納し支持部材に貫着することもできる。この場合収納
部材は単に触媒の上ドを保持具で固定しただけでも良い
。このように放熱板と触媒収納部材とを別体に構成し之
場合でも側面部を省略することができる。ただし、放熱
板と触媒との間に一定の空間Cを確保することが必要で
ある。空間Cの距離、すなわち触媒と放熱板との間隔は
、少なくとも0.2(m以上、好ましくは0.3〜3.
0 (mとするとよい。触媒と放熱板とが接触している
(C=0cnI)か、または離れていてもあまり近過ぎ
る( C< 0.2α]と、この間における燃焼ガスの
熱対流や酸化反応が妨げられて放熱板の加熱が不十分に
なる。触媒と放熱板とを少なくとも0.2cIIL離す
ことにより、放熱板は触媒から出る燃焼ガスの熱対流に
より最も効率良く高温に加熱される。
燃料光てん容器は上部が開口し、充てんした容器から燃
料が効率良く気化するものであれば良い。
燃料と触媒との間の空間りの距離、すなわち距離dは、
Q、3cm以上、好ましくは0.5〜10.0 fiと
すると良い。燃料と触媒とが接触している(d=0cr
n)かまたは0,3 cIn未満の場合には、揮発した
燃料が効率良く触媒へ流入せず、燃料のロスが生じて好
ましくない。両部材を0,3 c1n1d離すことによ
り揮発燃料がなめらかに触媒を通シ、酸化反応を生ぜし
めうろことができる。
なお、図1〜図4において電池ボックスはケース外に装
填されているが、もちろんケース内にとり付けることも
可能である。
次に、本発明装置を実施例により説明する。
実施例1 5−グロバルギルー2−フリルメチル d−シス/トラ
ンスークリサンテV−卜5P−N−(2−エチルヘキシ
ル)−1−インプロビル−4−メチルビシクロ(2,2
,2)オクト−5−エン−2,3−ジカルボキシイミド
1EME、DHH1,5F及び1.4−ジイソプロピル
アミノアンスラキノン0.21をアセトンに溶かして1
00dとし、この液の1dを35X22X28mLmの
繊維板に含浸させ、風乾してアセトンを除き、殺虫マッ
トを得た。これを第1図及び第2図に示す加熱蒸散装置
の放熱板の上へ載せて使用する。
実施例2 3−アリル−2−メチルシクロベンター2−エン−4−
オンー1−イル d−シス/トランス−クリサンテマー
ト6F、ピペロニルプトキサイドay、HHT2.P及
び1.4−ジメチルアミノアンスラキノン0.3Fにア
セトンを加えて浴かし100ゴとする。この液1dを実
施例1と同じ繊維板に、含浸させて殺虫マットを得た。
これを第1図及び第2図に示す加熱蒸散装置の放熱板の
上へ載せて使用する。
実施例3 1−エチニル−2−メチルペンタ−2−エン−1−イル
 d−シス/トランスークリサンテマート105E、N
−(2−エチルヘキシル)−1−インノロビル−4−メ
チルピクク四〔212,2〕オクト−5−エン−2,6
−ジカルボキシイミド8y、1)BHl P、香料0.
8ノ、1,4−ジイソプロピルアミノアンスラキノン0
.2F及び無臭灯油10Fを混合し、加熱して溶かした
液0.3Fを実施例1と同じ繊維板に含浸させて殺虫マ
ットを得た。このマットを、第1図及び第2図に示す加
熱蒸散装置の放熱板に載せ、アカイエカを用いて試験し
た結果、10時間後まで市販の蚊取線香と同等の効力を
示した。
実施例4 ジオキシン1Pのエタノール溶液2dを、60X20X
3龍のセラミック板に含浸させ、これt−第1図及び第
2図に示す加熱蒸散装置の放熱板上に載せ、室内の殺菌
に使用する。使用前と使用後の室内の殺菌数の比較を寒
天培地によるシャーレ法で行なったところ、使用後の使
用前に対する殺菌数は1%以下であった。
冥施例5 香料5yを含むエタノール溶液47Fにカルボキンとニ
ルポリマー(商品名 )1イピスワコー104)1 P
’fr加え溶解した後、2%トリエタノールアミン水溶
液2ノを加えてゲルを調製した。このゲル20Fをアル
ミ製容器に入れ、第1図及び第2図に示す加熱蒸散装置
の放熱板の上に載せ、室内の芳香消臭剤として使用した
実施例6 ツバキ科植物生葉中の消臭成分のアルコール抽出エキス
(商品名 デオドラ−8) 0.5 Fのアルコール溶
液1gt実施例1の繊維板に含浸させ、これを第1図及
び第2図に示す加熱蒸散装置の放熱板の上に載せて1便
所での消臭テストを行なった。その結果、悪臭を完全に
除くことができた。
次に、本丸明を試験例ケ用いて説明する。−試験例1 実施例1及び実施例2で傅らtLる殺虫マットを第1図
及び第2図に示す放熱板上に載せ、燃料光てん容器には
、メタノール90部、エタノール8部とD−ソルビット
のベンジリデン誘導体(商品名 ゲルオールD)2部と
から調製したゲル25りを入れ゛C1経時的にアカイエ
カで試験を行なった。結果を第6図に示す。図中の「相
対効力」は、1時間経過時の効力を夫々1.0として、
以後冬時間の効力を相対比で試験した。第6図から明ら
かなように、実施例1及び2の殺虫マットはいVれも良
好な効果を示す。
試験例2 第1図及び5#42図に示す加熱蒸散装置において。
触媒5と放熱板4との間の距14m (c tIn)と
触媒5と燃料が開口部上端まで充てんされた燃料光てん
容器15との間の距離(d cm )とを種々変えて、
通気口の肩無をも含めて放熱板4の温度測定を行った。
結果t−81表に示す。なお、本試験例においては、燃
料としてメタノール86部にステアリン酸6部を加熱浴
解し、こ几に12.5%水酸化ナトリウム溶液(水:メ
タノール=1:8)8部を加えて調製した固形燃料を使
用し、測定室の室温は25℃±1′Cで行なった。
第1表 上記表中、 ※・・・1時間経過後から10時間経過後までの各時間
の温度の平均値 上記第1表の結果から次のことが明らかである。
、461と雇2〜10t−比較して、燃料光てん容器(
燃料)15と触媒5との間に距離を置くことが必要で、
この距離により放熱板4の温度をコントロールすること
ができる。また、触媒5と放熱板4との距離も、滴5と
腐11 との比較から必要なものと考えられ、その距離
(c am )の大小は、鷹5と腐11〜/1617か
ら放熱板4の温度にのみ影響する。したがって、距#1
CcrrLとdcmを適当に組み合わせることにより、
薬剤の種類、目的に応じて放熱板4の温度を選択できる
。次に、通気口は、腐4と屈18の結果から必要不可欠
なものであることがわかる。これと別に行なった通気口
の大きさ、数等eこついての試験によれば1通気口が存
在すれば放熱板のm度が全く上昇しないということはな
く1通気口の大きさを一定とすれば、一定の温度が放熱
板に得られた。また、通気口の位置は本体ケース側面部
下方又は燃料収納ケース底部が好ましいが、本体ケース
側面部上方に設けた場合でも同様な結果が得られたり 燃料光てん容器の上面開口部の大きさは、使用する燃料
の種類、燃料光てん容器と触媒との距離により変化する
が、いずれも一定の条件とすれば安定した温度が放熱板
に得られた。
上記試験列から、本究明の加熱蒸散装置において一定の
熱源を用いて効率良く放熱板を加熱するためには、燃料
光てん容器と触媒との間及び触媒と放熱板との間に一定
の空間′を設け、また通気口を確保することが必要であ
り、これ以外は、使用目的な薬剤、燃料の種類等に応じ
て適宜変更することができるということが明らかである
□試験例3 第1図及び絹2図に示す本究明の加熱蒸散装置を用いて
種々の揮発性燃料について温度測定を行った。測定室の
温ノgは25℃±1℃。
※ 1時間経過後から10時間経過後までの各時間の温
度の平均値 上記試験例3より本発明の加熱蒸散装置に使用する揮発
性燃料は室温で揮散性を有するアルコール性燃料であれ
ばいずれも目的とする温度が得られ、大きな差は認めら
れなかった。
試験例4 予備加熱用ヒーターとして1.3Ωの白金mフィラメン
ト、1,5VX2の乾電池を用いた第1図及び第2図に
示す本発明の加熱蒸散装置について以下の試験を行なっ
た。丁なわち、予備加熱なしでFi発熱不良の器具にヒ
ーターを装填し゛、燃料の種類及び金属触媒とフィラメ
ントヒーターとの距離を変えて時間経過後の温度測定を
したととろ、次の結果が得ら11だ。測定室の温度は2
5℃±1℃で5秒間通電した。
※ 1時間経過後から10時間経過後までの各時間の温
度の平均値 上記試験よ勺、本発明加熱蒸成装置はアルコール製揮兄
性燃料に対して有効であって、白金綿タイプ装置の燃料
として使用されている液化ガスには適用できなかった。
このことは触媒の活性化機構が両者のガスにおいて異な
ることを示している。
また、触媒とフィラメントの距離は5朋以下であること
か必要で、大きくなると発熱の回復が遅れた0
【図面の簡単な説明】
図面は本究明に係る梁剤加熱蒸敗装置の実施例を示すも
ので、第1図は平面図、第2図は縦断側面図、第3図は
第2図1−1線断面図、第4図は放熱部材の分解斜視図
、第5図は放熱部材の他の実施例の斜視図%第6図は本
発明における相対効力と時間とを示す図である。 1・・・ケース本体 2・・・放熱板載置ケース6・・
・殺虫マット 4・・・放熱板 5・・・触 媒 7・・・仕切板 ?・−・ ヒーター 10・・・ ヒーター保持部材1
1・・・ 乾電池 12・・・ 電池ボックス13・・
・押ボタンスイッチ 特許出願人 大日本除蟲菊株式会社 第3図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)装置ケース内に、アルコール性揮発燃料収納部と
    、前記収納部の上方に一定の空間を設けて配置された金
    属触媒および該金属触媒を予備加熱させるフィラメント
    ヒーターまたはセラミックヒータ−等の発熱部材と、前
    記金属触媒の上方に一定の空間を設けて配置された薬剤
    加熱蒸散用放熱板とを収納するとともに、空気供給及び
    /iたは燃焼ガス排出用通気口を備え、前記予備加熱用
    発熱部材を電池と継電したことを特徴とする薬剤加熱蒸
    散装置。 位)燃料収納部上方の空間と、金属触媒上方の薬剤加熱
    蒸散用放熱板収納空間とを断熱板により仕切った請求の
    範囲第1項記載の薬剤加熱蒸散装置。 (6) 金属触媒を保持する部材と薬剤加熱蒸散用放熱
    板とが、金属部材で接続されている請求の範囲第1項記
    載の薬剤加熱蒸散装置。 (41燃料収納部上方の空間と、金属触媒上方の薬剤加
    熱蒸散用放熱板収納空間とを断熱板によシ仕切るととも
    に、金属触媒を保持する部材と薬剤加熱蒸散用放熱板と
    が金属部材で接続されている請求の範囲第1項記載の薬
    剤加熱蒸散装置。
JP58238528A 1983-12-17 1983-12-17 薬剤加熱蒸散装置 Granted JPS60130324A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4519802Y1 (ja) * 1969-04-03 1970-08-10
JPS51135275A (en) * 1975-05-16 1976-11-24 Eisai Rin Fumigators

Patent Citations (2)

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