JPS60129036A - 超音波パルスドプラ装置 - Google Patents

超音波パルスドプラ装置

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JPS60129036A
JPS60129036A JP23685283A JP23685283A JPS60129036A JP S60129036 A JPS60129036 A JP S60129036A JP 23685283 A JP23685283 A JP 23685283A JP 23685283 A JP23685283 A JP 23685283A JP S60129036 A JPS60129036 A JP S60129036A
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wave
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doppler
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は超音波振動子の送受信の指向性により特定の深
さからのエコーのみを取シ出し、その領域内の血流の移
動速度等をパルスドプラ法により検出する超音波パルス
ドプラ装置に関するものである。
〔発明の技術的背景〕
超音波ドプラ法は超音波が移動物体にょシ反射されると
反射波の周波数が上記移動物体の移動速度に比例して偏
移することを利用したもので、超音波のレートパルスあ
るいは連続波を生体内に送波し、そのエコーの位相変化
よシトシラ効果による周波数偏移を得るとそのエコーを
得た深さ位置における運動の情報を得ることができる。
例えば、生体内における一定位置での血流の状態(流れ
の向き、流れの慾態(乱れているか、整っているか)、
流れの・ぐターン、速度の絶対値)などを知ることがで
き、これによシ心機能などの検査をすることができる。
ところで、初期には連続波を用いたドブン法が研究され
ていたが、この方法では十分な距離分解能が得られず、
どこの位置の血流情報を捉えているのか良くわからない
ため、距離分解能の得られるt4ルスドゾラ法(レート
パルス超音波を用いる方式)が主流となって来た。
さらに近年においては超音波パルストシラ法による血流
信号とリアルタイム断層像が同一の超音波探触子にょシ
得られる方法が開発され、血流測定部位を断層像上で確
認できるようになったため、その応用は急速に広がろう
としている。
しかしながら、超音波ノやルスr7°う法では速い血流
情報を捉えたい場合には超音波の送信パルス繰υ返し周
波数(以後、レート周波数と称する)を高くしなければ
ならない。
一方、レート周波数を高くすれば今度は最大視野深度(
1つの送波超音波パルスが次の送波超音波パルスの出力
されるまでの間に往復できる距離)が小さくなシ、生体
表面から十分深いところの情報が得られなくなる欠点が
あった。
この関係を数式を用いて説明すると、次のようになる。
今、ドプラ偏移周波数をfa 、超音波・9ルスの中心
周波数をfo、血流速度をτ、音速をC1超音波ビーム
と血流方向の成す角をθとすれば で表わされる。また、レート周波数をfrとするとサン
プリング定理から、最大検出可能ドプラ偏移周波数fa
maxは、 となる。従って第2式かられかるように最大検出可能血
流速度vmaxは、レート周波数frで制限されてしま
う。
一方、超音波パルス繰返し周波数(レート周波数fr)
が決まれば最大視野深度XmaXは/r=1.2kHz
 、θ=30°のとき、(1) (2) (3)式から
Vm@z =2.2 m18@CHXmBz = 6 
cmとなる。
(2) (3)式をまとめると、 XmaX・fama! = +++++ (4)と書け
、最大視野深度Xm1LXと最大検出可能ドプラ偏移周
波数fdm、xとの積は一定でおる。
以上のように、体表から深い所での速い血流速を観測す
ることは原理的に不可能であった。
そこで、第1図に示す如く、最初超音波断層像を得ると
きは、充分体表の奥深くまで観測できるよう、例えば、
f r = 4 kHz (XmaX =l 8crn
)としておき、所望の生体断層像をフリーズして、血流
の観測位置(J、4.5)會あらかじめ記憶しておく。
次に血流情報を得る場合、速い血流速度まで観測できる
ようにレート周波数frを高くして、例えば、fr =
 s kHzのときfdmaz = 4 kHzのドプ
ラ偏移周波数まで測定できるようにする。この方式では
、第1図の3゜4.5の位置のすべての血流情報が分離
されずに得られる。Aモード波形でみれば 、/ 、 
5/の反射信号は3′に重なって検出される。
このように、上記方法によれば体表よシ深部の所でも速
い血流を測ることが可能であるが、第1図において3,
4.5のポイントの内で、例えば、3に心臓壁があシ、
4の部位の血流情報を得たいという場合、3の心臓壁の
エコー振幅が強すぎて4の部位の血流情報はS/′Nよ
く検出することができない。その理由は、心臓壁のエコ
ーの強さは、血流信号よシ40〜60 dB大きいから
である。
したがって、上記方式では、S/′Nf:損なうことな
く深部からの血流情報を検出できない欠点があった。
〔発明の目的〕
、本発明は上記事情に鑑みて成されたもので、深部にお
ける速い血流に対する情報を8/Nを損うことなく観測
できるようにした超音波パルストシラ装置を提供するこ
とを目的とする。
〔発明の概要〕
すなわち本発明は上記目的を達成するため、超音波を送
波してそのエコー信号を検出し、これよ多照音波断層像
を得てこれを表示するとともにこの超音波断層像を参照
し該超音波断層像中の所望の位置を指定してその位置に
対応した被検査位置からのエコーを抽出してこれよりr
シラ効果による超音波パルスの周波数偏移を解析してそ
の分布を表示するようにしたドプラ装置において、所定
圧離隔てて配設された超音波ビームの送波手段及び受波
手段を用いこれら送波手段及び受波手段の超音波送受方
向を前記被検査位置方向に設定するようにし、これによ
υ、前記被検査位置に対する送波、受波に対し異なる指
向性を持たせて測定することが出来るようにして、送波
超音波の影響や他の部分からの反射波の影響を受けるこ
となく被検査部位からの反射波を検出することが出来る
ようにし、従って、速いレートノ母ルスであっても深部
のドプラ測定が可能とし、しかもS外皮く行えて生体深
部におけるより速い血流速度等を精度良く測定できるよ
うにする。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら説
明する。
本装置は超音波ドプラを行う時に送波と受波を異なる超
音波振動素子(電気音響変換素子)で行うようにするも
ので以下その詳細を説明する。
第2図は本装置の構成を示すブロック図であシ、この実
施例は電子走査方式の超音波装置の場合の一例を示して
いる。
ここで電子走査方式の超音波装置と云うのは多数の微小
超音波振動素子を並設してなる超音波探触子を用いこれ
らの微小超音波振動素子のうち例えば所望超音波ビーム
送波位置を中心に隣接するいくつかの微小超音波振動素
子を一組として選択し、この−組の微小超音波振動素子
について超音波ビームの送波方向、焦点(収束点)位置
などに応じて定まる各々の超音波振動素子に対する適宜
な遅延時間をもって各々の超音波振動素子に励振・9ル
スを与え、超音波を励振させ、この励振された各々の超
音波振動素子からの超音波の位相差による干渉を利用し
て前記所望の送波位置、送波方向、焦点位置となる超音
波ビームを得るようにした電気的制御によって超音波ビ
ームのリニア、セクタ(扇形)走査のできる超音波装置
である。
ここでは電子走査方式の超音波装置を利用し、lJニア
電子走査にょシ生体の断層像を得てこの断層像よシ超音
波ドゾラを行う観測点を定め、送波用の超音波振動素子
群よシ観測点に超音波ビームを送波し、その反射波(エ
コー)全受波用の超音波振動素子群にょシ受けるように
する。
第2図において10は基準信号となる基準クロックパル
ス10を発振する基準発振器、−1ノはとの基準クロッ
ク・母ルスfoを受けてこれを250に分周する分周器
、J2は切換スイッチ群である。
ノ3は遅延時間制御を行う遅延時間制御回路、24はシ
フトレソスタで構成されたディジタル遅延回路である。
上記切換スイッチ群ノ2、送波用遅延回路13、ディジ
乙p遅延回路24は例えば8系統あシ、図では各々系統
別に1〜8の添え字を付して区別して表示しである。
ディジタル遅延回路24−1.〜24−8は基準クロッ
クツ臂ルスを受け、これを計数して各々与えられた遅延
時間だけ遅延させた後、この基準クロック/臂ルスを出
力するもので、これら各ディジタル遅延回路24−1、
〜24−8の出力は前記切換スイッチ群12の各々対応
する系統におけるスイッチ12−1.〜ノ2−8のb入
力端子に入力するようになっている。
また、切換スイッチ群12には各々のスイッチ12−1
、〜12−8のa入力端子に分周器1ノの出力を与える
構成としてあり、この各々のスイッチ12−1、〜12
−8によシ選択した出力を各々のスイッチ12−1、〜
12−8の対応する系統の遅延回路14−1.〜14−
8に与えて遅延させる構成となっている。
また、各々の遅延回路14−1.〜14−8の出力は各
々対応する系統の・ぐルサ15−1゜〜J5−8に与え
られるように構成してあシ、パルサzs−1,〜J5−
8はこの対応する遅延回路より与えられたt4ルスを受
けて超音波励振駆動用の高電圧の励振ノ臂ルスを発生す
るものである。
16は全体の制御を司る主制御回路、17はこの主制御
回路16によジオン、オフflil制御される電子スイ
ッチであシ、複数のスイッチ17−1゜〜37−64よ
シなる。J8は超音波探触子(超音波プローブ)であシ
、超音波送受用の複数の電気音響変換素子18−Jr〜
J8−64を並設してなる電子走査用のプローブである
前記電子スイッチJ7は各々のスイッチ17−1.〜1
7−64を各々対応する電気音響変換素子(以下、変換
素子と称する)17−1゜〜17−64にl:lで対応
させて接続させである。19はプリアンプであり、8系
統のプリアンプJ9−J #〜J9−8よシなる。
これら各プリアンプ19−1r〜J9−8及び前記ノ9
ルサ15−1r〜ノ5−8は添え字1で示す第1の系統
のものを電子スイッチ17におけるスイッチ17−1.
17−9.17−17゜17−25.・・・に、また添
え字2で示す第2の系統のものをスイッチ17−2.1
7−10゜J7−Jll+、・・・に、同様に添え字3
で示す第3の系統のものをスイッチ17−3.17−1
1゜17−19.・・・にと云う具合に各々系統刃1]
に8ずつずらした各対応のスイッチに接続してあ夛、所
望の8個のスイッチ1y −1r〜17−8、まだは1
7−9 r〜17−17、まだは17−18゜〜17−
25、または1?−26r〜ノア〜34゜・・・を選択
投入することによりそのスイッチ対応の変換素子に対す
る励振とエコーの検出が行えるO 2Oは受信用ディレーラインでインダクタンスLとコン
デンサCを用いたLC遅延線による8系統分のディレー
ラインで構成されており、各々のディレーライン20−
1、〜z o −sハ各々対応する系統の前記プリアン
プ19−1 +〜J9−8に接続されている。このディ
レーライン20−1、〜20−8は各々対応する系統の
変換素子の励振時における遅延時間相当分の遅延を該変
換素子の検出したエコーの信号に対し与え、時間軸を合
わせるだめのものである。
21は加算器であシ、ディレーライン20−1゜〜20
−8によシそれぞれ遅延されて時間軸を一致させたエコ
ーの信号を加算し、合成する回路である。22はこの加
算器2ノの出力を検波する検波回路であシ、また23は
画像表示用のCRT (陰極線管)等を用いた表示装置
である。
25−1.25−2は混合器、26は90°位相シフト
する移相器であシ、移相器26は前記基準クロックパル
スfoを90°位相シフトして混合器25−2に与える
ものである。前記混合器25−2は加算器2ノの出力と
基準クロック・fルスf0の90°位相シフトしたパル
スとの混合を行い、また前記混合器25−ノは加算器2
ノの出力と基準クロックツ4ルス10 との混合を行う
27−1.27−2は各々低域フィルタであシ、低域フ
ィルタ27−1は混合器25−1の出力をp波して低域
成分を抽出し、また、低域フィルタ22−2は混合器2
5−2の出力をp波して低域成分を抽出する。
2B−1,28−2はサンプルホールド回路、29はレ
ンジy−ト設定回路であシ、基準クロックパルスfoを
基準にカウントし、設定した所望の深さ位置区間のエコ
ー検出タイミングに合わせたサンプリング・ホールド制
御出力を発生する。前記サンプルホールド回路2B−1
゜28−2はこのサンプル・ホールド制御出力を受けて
対応する低域フィルタ27−1 、27−2の出力のサ
ンプリングとホールドを行い、上記設定した所望深さ位
置区間のエコー検出出力の抽出を行う。
30− J 、 、90−2はこれら各サンプルホール
ド回路2B−1,28−2に対応して設けらレタパンド
パスフィルタであり、31はノ々ントパスフィルタ3O
−2の出力を90°位相シフ)する位相器、32−1.
.92−2.33は各々加算器で、加算器32−1及び
32−2はノ々ントノヤスフィルタ3O−1の出力と位
相器3ノの出力を各々加算し、また、加算器33はこれ
ら加算器32−1.32−2の出力を加算する。
34はこの加算器33出力を周波数分析する周波数分析
器であり、35はこの周波数分析結果を表示するCRT
による表示装置である。
36はフリーズ回路であシ、検波回路22よシ得られる
超音波断層像の所望の1フレ一ム分を記憶して読み出し
これを表示装置23に表示させるためのもので読み出し
、誓き込みのタイミングは制御回路16によ多制御され
る。
37はサンプリングする観測点の深さ位置並びに送信超
音波振動素子群位置と受信超音波振動素子群に与える上
記観測点に対する送受方向を得るための該各振動素子群
各々に必要な遅延時間対応のデータが格納されたROM
 (読み出し専用のメモリ)、38は制御回路ノロの出
力を受け、超音波断層像上におけるドプラの上記観測点
位置対応の位置にrゲラマーカを表示させるだめのドプ
ラマーカ発生器である。
次に上記構成の本装置の作用について説明する。
本装置ははじめに超音波断層像を得てドプラ観測点を設
定し、それからドプラ観測に入る。
基準発振器10から出力される例えば10 MHzの基
準クロ、クパルスfoは、’ 1/250分周する分周
器1ノによl) 4 kHzまで分周され、これによシ
超音波の送信繰返し周期に和尚する周期のレート・9ル
スが作られて切換スイッチ群12のa側端子にそれぞれ
与えられる。本装置は断層像情報抽出モードと、血流情
報抽出モードのいずれか一方を選択できるようになって
おり、これらモード選択は切換スイッチ群12によって
行い、この切換スイッチは断層像情報抽出モードのとき
a側に倒れている。従って、超音波断層像を得る場合、
上記レートパルスは各々切換スイッチ群ノ2を介して対
応する遅延回路14−ノ、〜14−8に入力されること
になる。
上記レートパルスは、遅延時間制御回路13によシコン
トロールされる送波用遅延回路j4−1.〜14−8で
超音波ビームの電子収束に必要な所定の遅延時間が与え
られた後、それぞれ対応するノ母ルサ16−1 r〜ノ
5−8に駆動信号として供給される。(ここでは、−例
として、超音波ビームを集束させるために、8素子の超
音波振動素子を同時駆動する場合について示している。
)一方、超音波プローブを構成する超音波振動素子1B
−1、〜17−64に対応して設けられた電子スイッチ
17−1.〜17−64は、リニア電子走査が成される
よう主制御回路16で制御されて、まず最初のレートで
17−1゜〜17−8の8個がオンとなシ、ノ々ルサノ
5−1゜〜15−8の出力はこれらのオンとなったスイ
、チ17−1.〜17−8を介して各々対応する超音波
振動素子18−1.〜18−8に印加される。これによ
シ各振動素子1B−1.〜ノ8−8は励振されて、超音
波を送波する。これら振動素子11J−J 、〜1B−
8から送波された超音波は互いの位相差による干渉によ
りビームとなり、この超音波ビームは生体内に向けて送
波される。そして生体内での反射超音波は送波時と同じ
振動素子1B−1,〜18−8で受波され電気信号に変
換された後、スイッチJ7−J、〜17−8を介してプ
リアンプ19−1〜19−8に加えられて適宜増幅され
、さらに遅延時間制御回路J3に↓シコントロールされ
る受波用遅延回路20−1 r〜20−8で送波時と同
程度の遅延時間が与えられて時間軸をそろえた後、加算
器2ノで加算合成される。
この加算器2ノの出力は検波回路22で検波されて後、
CRT表示装置23の2軸に輝度変調信号として加えら
れる。一方、CRT表示装置230X、Y軸には主制御
回路ノロから超音波ビームの走査に同期した偏向信号が
加えられている。そして、断層像情報抽出モードにおけ
る次のレートではスイッチ17−1.〜1fl−64の
うち1個分ずれた17−2.〜I 7、−9の8個がオ
ンとなシ、これによって今度は超音波振動素子18−2
〜18−9によシ超音波の送波が行われる。以下同様に
レート毎に送受波に用いる振動素子群を1個ずつずらし
た新たな8個を励振させることによシ、超音波ビームの
リニア電子走査を行う。この結果、CRT表示装置23
の画面上に生体内の断層像が表示される。
次に、血流情報検出モードについて説明する。
第3図は、上記方式によって得られた断層像9と超音波
プローブ1との関係を示しだもので、血管8が抽出され
ている。今、点Pにおいて、高速で流れる血流情報をと
らえたい時、図示しない操作手段を操作して第2図にお
けるドプラマーカ発生器38によJ、CRT表示装置2
3上に、サンプルマーカ3,4と超音波送信ビームマー
カ7を表示する。次いで図示しない操作手段によシ断層
像フリーズの指示を与え、この断層像をフリーズ回路3
6によってフリーズしてCRT表示装置23上に静止画
像として表示すると同時に血流情報抽出モードに切換え
るべく指示を与える。さらに、同時に第2図における分
周器1ノによって、超音波送信線シ返し周波数(レート
周波数/r )を、例えば4 kHzから8 kHzに
切換え、高い周波数で血流情報をサンプリングできるよ
うにする。
この血流情報抽出モードでは、切換スイッチJ2はb側
に切換えられ、これによシデイジタル遅延回路であるシ
フトレジスタ24−1、〜24−8の出力が送波用遅延
回路14−1.〜14−8に供給される。シフトレジス
タ24−1゜〜24−8は基準発振器1Oからの基準ク
ロックパルスによシ駆動されてシフトする。シフトレジ
スタ24−1.〜24−8には、ROM 37から第3
図の超音波送波ビームの偏向角度θ1に対応したデータ
が、予めシリセットされている。シフトレジスタ24−
1〜24−8により超音波ビームの偏向のための遅延時
間が与えられたパルスは、切換スイッチ12を介して送
波用遅延回路14−1.〜ノ4−8でさらに超音波ビー
ム収束のための遅延時間が与えられた後、パルサ15−
1、〜15−8に駆動信号として供給される。ここで送
波時には電子スイッチ17−1.−17−64は、振動
素子1B−1〜1g−64のうち第3図の振動素子群A
に和尚する8個のみが選択されるように主制御回路16
によって制御され、ノ4/i/す1s−i、〜ノ5−8
の出力はこのようにして選択された8個の振動素子に印
加され、超音波ビーム偏向角θlをもって生体内に向け
て送波される。
一方、受信時には、第3図の振動素子群Bに相当する8
個の振動素子のみが選択されるようにスイッチJ7−1
〜17−64が制御され、その選択された8個の振動素
子で生体内からの反射超音波が受波されて血流信号が取
出される。
振動素子群Bを選択する一手段としては、第3図におい
て、送信超音波ビームの偏向角度θ11A−P間の距離
d1、B−P間の距離dR1受信エコーの偏向角度を0
2とすれば、A−B間の距離Rは、 でめられ、サンプルマーカ(P点)とA−B間の距離R
との対応関係を主制御回路内のROMにメモリーしてお
けば、サンプルマーカPに連動して振動素子群Bを選択
することができる。
上記、振動素子群Bで得られた受信信号は、プリアンプ
19−1、〜19−8によシ各々増幅され、そして、各
々受信超音波ビーム偏向および超音波ビーム収束のだめ
の遅延時間を受波用遅延回路20−1、〜20−8で与
えた後、加算器21で合成される。
この合成信号は、混合器25−1.25−2に入力され
、ここで基準クロッ)およびこの10 ’を移相器26
で90°位相シフトした信号と混合された後、さらに低
域フィルタ27−1.2’i−2でドプラ偏移周波数成
分子dのみが抽出される。
次いで、このドプラ偏移周波数成分はサンプルホールド
回路2B−1,28−2に加えられる。第3図の点Pに
おける血流信号を得るためニ、レンジゲート設定回路2
9でレートノ臂ルスからTd=t!ti (但しt2は
A−P及びB−P間を超音波が通過するだめの時間、j
lは(レート周波数)−1)なる時間遅延した・9ルス
ですンゾルホールドすることにより、第3図のサンプル
マーカ部位4からの信号成分のみが抽出される。この関
係を第4図を用いてさらに詳しく説明する。波形(、)
はレートパルス信号で、例えばfr ;8 kHz (
tl ==125 μsec )である。また、波形(
b)は超音波励振用の励振パルス信号であシ、波形(c
)は、第3図P点からの受信エコー信号を示していて、
点Pの受信エコーは次のレート時の励振パルスの出力タ
イミングから、t、−tiの時間のときサンプルホール
ドされる。
次に、サンプルホールド出力信号は、パン−パス(帯域
通過少フィルタ30−1.30−2を通してF波、する
ことにより血流よシ運動の遅い、従って低域分の信号と
なってあられれる血流によるドプラ偏移周波数fdのみ
が抽出される。
そして、フィルタ30−1.30−2の出力は90°移
相器3)、加算器32−ノ、32−2および加算器33
で血流の願流、逆流判別されつつ合成された後、周波数
分析器34でその周波数、つまシ血流によるドプラ偏移
周波数が分析され、CRT表示装置35の画面上に表示
される。
上記の構成によれば、超音波ドプラモード時には超音波
断層像を見ながらドプン観測点を定め、また超音波パル
スの超音波振動素子群と受波用の超音波振動素子群を異
ならせ、且つ送波と受波の位置が異なるようプローブの
超音波振動素子を選択使用するようにして観測点に対す
る送波、受波に対し異なる指向性を持たせて測定するよ
うにしたので、送波超音波に影響を受けることなく観測
点からの反射波を検出するととができるようになシ、従
って、速いレートノルスであっても深部のドプラ測定が
可能であり、しかもSA良く行えるので、生体深部にお
けるよυ速い血流速度を睦を損なうことなく捕えること
ができる。
従って、例えば僧房弁狭さく症のジェット流々どの速度
検出に有用である。
なお本発明において使用可能な超音波プローブは超音波
振動素子が一列に配列されたものに限らない〇 以上は電子走査方式による実施例であるが本発明は単一
超音波振動子によるプローブを2個用いても実現可能で
ある。以下、その実施例について第5図を参照して説明
する。
ここでは送波用プローブと受波用プローブがそれぞれ1
つずつ計2つを利用して実施する場合を説明する。
本装置においては送波用プローブ6ノと受波用グローブ
62を所定圧離隔てて配置し、各々のプローブにおける
超音波ビーム送受方向が生体の所望の観測点Aに向うよ
うに設定する。
このような状態において、基準信号発生回路63よシレ
ートパルス発生回路64に基準パルスが与えられると、
このレートパルス発生回路64はこれを分周し、超音波
パルスを繰り返えし送波するだめのレート信号をつくる
。このレート信号は送波回路65に与えられ送波プロー
ブ6ノを駆動し、超音波ノfルスを送波する。
一方、これとは別の受波用プローブ62で送波用ゾロー
ゾ6ノと受波用グローブ62の互いに重なる送受領域2
からのエコーを受波する。
この受疲用グローブ62からの電気信号は受波回路66
に与えられ、ここで増幅されてそれぞれ混合器61m、
67bに入力される。混合器67a、67bには基準信
号発生回路63の出力を90度位相の異なる2つの参照
信号に変換する移相器10からの該異なる一方の参照信
号が入力されておシ、各々その異なる参照信号と混合さ
れ、位相検波される。これによシ、各々参照信号との差
の信号が抽出される。
すなわち、90度位相差のある参照信号により、一方で
は早い方に周波数偏移したものを、また他方では遅い方
に周波数偏移したものがそれぞれ抽出される。
このようKして抽出され位相検波された信号は、所定の
位置に対応した信号のみを取シ出すために時間ダートを
かけてそのダート内の信号を抽出するレンジダート回路
71m、71bで切シ出される。すなわち、上記観測点
A位置に相当する位置の信号を取シ出すべくレンジダー
トをかけて該位置に対応する信号を抽出する。
その後、大きなエコーの臓器の壁などの影響を取シ除き
、レンジダートによる高調波を取シ除<タメ、パントノ
4スフイルタロ El a + I!i 8 bを通し
、そして周波数分析器69に送られる。
すなわち観測部位が心臓ならば運動する心臓の隔壁や他
の組織との境界、血管が対象ならばその管壁などの影響
(これらは血流に比べ運動が遅いので低域分をカットす
れば除去できる)やレンジダートによる高調波が取シ除
かれる。
そして、このバンドパスフィルタ68a。
68bを通した信号は周波数分析器69に送られて周波
数分析され、両信号よシレンジダート内でのエコーの周
波数偏移の分布が解析される。
この解析の結果はTVモニタ等の表示装置72または図
示しないレコーダに送られ、ここに表示または記録され
る。これによって、前記観測点A位置における血流など
の速度情報を知ることができる。この場合、従来のパル
スドプラ法のようにC/2/rだけ離れた位置からのエ
コーによる速度情報の混信はグローブの指向性にょシ防
止でき、従って生体の深部における観測が可能となる。
また、送波用グローブ6ノは従来のエコー法によるUC
G像表示にも用いることができる。また、送波用グロー
ブ6JはMモード用受波回路73にも接続され、この受
波回路73の出力を対数特性を有する送波回路74で検
波して周波数分析器69の出力と同時に表示系に送シ、
表示装置72に表示することによシ、Mモード像ととも
に観測することもできる。
以上、送波用プローブおよび受波用グローブがそれぞれ
1つずつ用いた例を説明したが例えば送受の一方を電子
走査形のグローブとすることもできる。また、送波用と
受波用プローブは同一グローブに所定距離隔てて一体に
取シ付けた構造としても良い。
〔発明の効果〕
以上詳述したように本発明は、°超音波を送波してその
エコー信号を検出し、とれよシ超音波断層像を得てこれ
を表示するとともにこの超音波断層像を参照し該超音波
断層像中の所望の位置を指定してその位置に対応した被
検査位置からのエコーを抽出してこれよシドプラ効果に
よる超音波パルスの周波数偏移を解析してその分布を表
示するようにしたドプラ装置において、所定距離隔てて
配設された超音波ビームの送波手段及び受波手段を用い
これら送波手段及び受波手段の超音波送受方向を前記被
検査位置方向に設定するようにしたことよシ、前記被検
査位置に対する送波、受波に対し異なる指向性を持たせ
て測定することが出来るようにしたので、送波超音波の
影響や他の部分からの反射波の影響を受けることなく被
検査部位からの反射波を検出することが出来るようにな
シ、従って、速いレートパルスであっても深部のドプラ
測定が可能となシ、シかもS/N良く行えるので生体深
部におけるよシ速い血流速度等を精度良く測定でき、診
断上極めて有用になるなど、画期的な超音波パルストシ
ラ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の欠点を説明するための図、第2図は本
発明の一実施例を示すブロック図、第3図はその位置決
めの様子を説明するだめの図、第4図は本発明の詳細な
説明するためのタイムチャート、第5図は本発明の他の
実施例を示すブロック図である。 1O・・・基準発振器、1ノ・・・分周器、ノー2・・
・スイッチ、13・・・遅延時間制御回路、14・・・
遅延回路、15・・・ノ4ルザ、16・・・制御回路、
ノア・・・スイッチ、ノ8・・・超音波振動素子、19
・・・プリアンプ、2O・・・ディレーライン、21.
32−1゜32−2.33・・・加算器、22.14・
・・検波回路、23,35.72・・・表示装置、25
−1゜25−2・・・混合器、26,31.70・・・
移相器、2F−1,21−2・・・低域フィルタ、28
−ノ。 28−2・・・サンプルホールド回路、29・・・レン
ジダート設定回路、!10−1、.30−2.68h。 68b・・・バンドパスフィルタ、34.69・・・周
波数分析器、36・・・フリーズ回路、38・・・ドプ
ラーq−力発生器、61.62・・・ゾC1−f、’6
3・・・基準信号発生回路、64・・・レート・クルス
発生回路、65・・・送波回路、66.73・・・受波
回路、71m、7Jb・・・レンジダート回路。 出願人代理人 弁理士 鈴 江 武 彦第1図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ドプラ観測点に向けて、超音波を送波する超音波送波手
    段と、この超音波送波手段とは異なる位置にあシ、前記
    送波方向とは異なる方向よシ、このドプラ観測点からの
    反射波を受波する超音波受波手段と、超音波を送波し、
    この反射波を受波する時間よシも短かい周期で、これら
    送波手段及び受波手段を駆動する駆動手段と、この受波
    した反射波をドゾラ分析するドプラ分析手段とを設けた
    ことを特徴とする超音波・やルスrプラ装置。
JP23685283A 1983-12-15 1983-12-15 超音波パルスドプラ装置 Granted JPS60129036A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007175233A (ja) * 2005-12-27 2007-07-12 Toshiba Corp 超音波診断装置及び超音波診断装置の制御プログラム
US20160199039A1 (en) * 2015-01-09 2016-07-14 Konica Minolta, Inc. Ultrasound diagnostic apparatus

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