JPS60126372A - エレクトレツト化繊維の製造方法 - Google Patents
エレクトレツト化繊維の製造方法Info
- Publication number
- JPS60126372A JPS60126372A JP23236783A JP23236783A JPS60126372A JP S60126372 A JPS60126372 A JP S60126372A JP 23236783 A JP23236783 A JP 23236783A JP 23236783 A JP23236783 A JP 23236783A JP S60126372 A JPS60126372 A JP S60126372A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filter
- electret fiber
- charge
- electret
- production
- Prior art date
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- Granted
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- Filtering Materials (AREA)
- Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、絶縁性高分子物質がら成るエレクトレット化
繊維の製造方法に関するものである。
繊維の製造方法に関するものである。
従来より、エレクトロニクス産業、医療分野等で空気中
の塵壊濃度を極めて低く保つクリーンルームを実現する
ため特殊な除塵フィルターが開発されている。これはフ
ィルターを構成する繊維自身を帯電させて作られるもの
で、例えば特公昭56−47299号公報に記載される
様なフィルムをスプリット化した帯電繊維(エレクトレ
ット化繊維)より作製する方法が挙げられる。しかし乍
らこのフィルターといえども帯電が長期間に亘り保証さ
れ得るものでなくフィルター寿命にまだ問題があった。
の塵壊濃度を極めて低く保つクリーンルームを実現する
ため特殊な除塵フィルターが開発されている。これはフ
ィルターを構成する繊維自身を帯電させて作られるもの
で、例えば特公昭56−47299号公報に記載される
様なフィルムをスプリット化した帯電繊維(エレクトレ
ット化繊維)より作製する方法が挙げられる。しかし乍
らこのフィルターといえども帯電が長期間に亘り保証さ
れ得るものでなくフィルター寿命にまだ問題があった。
本発明は在来のエレクトレット化繊維に付随する欠点を
解消すべく鋭意検討の結果見い出されたものである。
解消すべく鋭意検討の結果見い出されたものである。
即ち、本発明は絶縁性高分子物質を溶融紡糸し、得られ
た未延伸糸を延伸しつつコロナ要素を用いて荷電処理を
施すことを要旨とするエレクトレット化繊維の製造方法
である。
た未延伸糸を延伸しつつコロナ要素を用いて荷電処理を
施すことを要旨とするエレクトレット化繊維の製造方法
である。
本発明において使用する絶縁性高分子物質は特に限定を
設けるものでないが、好ましくはポリプロピレン、ポリ
エチレン等が挙げられる。
設けるものでないが、好ましくはポリプロピレン、ポリ
エチレン等が挙げられる。
この高分子物質を次いで浴融紡糸し)その未延伸糸に延
伸をかけながらコロナ要素を用いて荷電することが必要
である。かかる操作を行なうことにより長期間に亘り安
定な、高い除塵効率が達成される。これは延伸と同時に
コロナ要素による電荷の注入という処理を施すことで電
荷が材料内部にトラップされ、以て高度に分極した状態
が形成されるものと推察している。
伸をかけながらコロナ要素を用いて荷電することが必要
である。かかる操作を行なうことにより長期間に亘り安
定な、高い除塵効率が達成される。これは延伸と同時に
コロナ要素による電荷の注入という処理を施すことで電
荷が材料内部にトラップされ、以て高度に分極した状態
が形成されるものと推察している。
以下図面により本発明方法を説明する。
第1図は本発明に係るエレクトレット化繊維の製造手段
を例示するものである。未延伸糸1はガイド2を経てフ
ィードローラ4により一定速度で送り出される。フィー
ドローラ4から出た糸は50〜150℃、好ましくは1
00〜130℃に維持されたホットプレート5上をfi
l動シ、)’o−o −ラ8によりフィードローラ4よ
りも速い速度で引張られる。この時ホットプレート5上
にコロナ電極6により5〜20 KVの高電圧を印加す
ることにより、未延伸糸1は延伸され乍ら電荷の注入を
うける。ドローローラ8から送り出された糸はガイド3
を経てエアジェツト9を通り、網をはったサクションボ
ックス10上に吹きつけられる。この後この様にして作
製される不織布状物に例えばニードルパンチ処理を施し
不織布状の除塵フィルターに形成される。尚、上記のコ
ロナ電荷付与は通常の方法装置が採用できる。また未延
伸糸の延伸における延伸倍率は特に制限を設けるもので
ないが、1.5〜10倍が好ましい。さらに紡糸繊維の
デニールについても制限を設けるものでない。
を例示するものである。未延伸糸1はガイド2を経てフ
ィードローラ4により一定速度で送り出される。フィー
ドローラ4から出た糸は50〜150℃、好ましくは1
00〜130℃に維持されたホットプレート5上をfi
l動シ、)’o−o −ラ8によりフィードローラ4よ
りも速い速度で引張られる。この時ホットプレート5上
にコロナ電極6により5〜20 KVの高電圧を印加す
ることにより、未延伸糸1は延伸され乍ら電荷の注入を
うける。ドローローラ8から送り出された糸はガイド3
を経てエアジェツト9を通り、網をはったサクションボ
ックス10上に吹きつけられる。この後この様にして作
製される不織布状物に例えばニードルパンチ処理を施し
不織布状の除塵フィルターに形成される。尚、上記のコ
ロナ電荷付与は通常の方法装置が採用できる。また未延
伸糸の延伸における延伸倍率は特に制限を設けるもので
ないが、1.5〜10倍が好ましい。さらに紡糸繊維の
デニールについても制限を設けるものでない。
この様に作製したエレクトレット化繊維は・半永久的な
帯電状態が維持され、気中の塵埃をクーロン力や誘起力
により効率よく捕集することができるものである。対象
となる塵埃はタバコ煙粒ろ花粉、砂塵等の0.1〜1μ
m程度の粒径のもので、居室や自動車内の空気の清浄化
に特に適するものである。このエレクトレット化繊維を
用いれば長期間安定に、高い除塵効率を保証し得る除塵
フィルターが有利に作製される。
帯電状態が維持され、気中の塵埃をクーロン力や誘起力
により効率よく捕集することができるものである。対象
となる塵埃はタバコ煙粒ろ花粉、砂塵等の0.1〜1μ
m程度の粒径のもので、居室や自動車内の空気の清浄化
に特に適するものである。このエレクトレット化繊維を
用いれば長期間安定に、高い除塵効率を保証し得る除塵
フィルターが有利に作製される。
以下本発明の実施例を記載するが、本発明はかかる実施
例の記載によって何等限定をうけるものでない。
例の記載によって何等限定をうけるものでない。
実施例 L
絶縁性高分子物質としてポリプロピレンを使った。これ
を通常の方法で溶融紡糸し、18デニールの未延伸糸に
形成し、これを115℃のホットプレート上を摺動させ
乍ら3倍の延伸倍率をかけ乍らコロナ電荷処理した。電
荷処理時の印加電圧はl 3 KV であった0 この様にして作製したエレクトレット化繊維を用いてフ
ィルターを作製した。このフィルターの除塵性能、通気
性能を測定し第1表に示した。
を通常の方法で溶融紡糸し、18デニールの未延伸糸に
形成し、これを115℃のホットプレート上を摺動させ
乍ら3倍の延伸倍率をかけ乍らコロナ電荷処理した。電
荷処理時の印加電圧はl 3 KV であった0 この様にして作製したエレクトレット化繊維を用いてフ
ィルターを作製した。このフィルターの除塵性能、通気
性能を測定し第1表に示した。
尚、比較としてコロナ要素による電荷の注入をる0
第 1 表
※除塵効率の測定
通過速度1ocs/秒下で、フィルター前後の0.5〜
1μmの大気塵濃度を光散乱計数法でめた。なお、フィ
ルターは目付2009/dのもので測定した。
1μmの大気塵濃度を光散乱計数法でめた。なお、フィ
ルターは目付2009/dのもので測定した。
実施例 2
実施例1と延伸倍率を3.5倍にする他はすべて同一の
条件でエレクトレット化繊維を作製した。
条件でエレクトレット化繊維を作製した。
その結果を第2表に示す。
第 2 表
実施例 器
9デニールのポリプロピレン未延伸糸を115℃のホッ
トプレート上に摺動させ乍ら3.5倍の延伸倍率をかけ
乍らコロナ電荷処理した。印加電圧は14 KVであっ
た。得られたエレクトレット化繊維の性能は第3表の如
くであった。
トプレート上に摺動させ乍ら3.5倍の延伸倍率をかけ
乍らコロナ電荷処理した。印加電圧は14 KVであっ
た。得られたエレクトレット化繊維の性能は第3表の如
くであった。
第 3 表
比較例 本
実施例2で延伸操作時にコロナ電荷処理をせず、一旦不
織布状物に作製した後荷電処理したフィルターを準備し
、その性能を測定したところ除塵効率は50.2%と低
目であった。
織布状物に作製した後荷電処理したフィルターを準備し
、その性能を測定したところ除塵効率は50.2%と低
目であった。
第1図は本発明に係るエレクトレット化繊維の製造手段
を示す工程図である。 特許出願人 東洋紡績株式会社
を示す工程図である。 特許出願人 東洋紡績株式会社
Claims (1)
- 絶縁性高分子物質を溶融紡糸し得られた未延伸糸を延伸
しつつ、コロナ要素を用いて荷電処、理を施すことを特
徴とするエレクトレット化繊維の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23236783A JPS60126372A (ja) | 1983-12-08 | 1983-12-08 | エレクトレツト化繊維の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23236783A JPS60126372A (ja) | 1983-12-08 | 1983-12-08 | エレクトレツト化繊維の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60126372A true JPS60126372A (ja) | 1985-07-05 |
JPH0377302B2 JPH0377302B2 (ja) | 1991-12-10 |
Family
ID=16938102
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23236783A Granted JPS60126372A (ja) | 1983-12-08 | 1983-12-08 | エレクトレツト化繊維の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60126372A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01148320A (ja) * | 1987-12-02 | 1989-06-09 | Toyobo Co Ltd | エレクトレットフィルターの製造方法 |
US5246637A (en) * | 1991-05-02 | 1993-09-21 | Mitsui Petrochemical Industries, Ltd. | Method for producing electret filter |
-
1983
- 1983-12-08 JP JP23236783A patent/JPS60126372A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01148320A (ja) * | 1987-12-02 | 1989-06-09 | Toyobo Co Ltd | エレクトレットフィルターの製造方法 |
US5246637A (en) * | 1991-05-02 | 1993-09-21 | Mitsui Petrochemical Industries, Ltd. | Method for producing electret filter |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0377302B2 (ja) | 1991-12-10 |
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