JPS60126224A - 血清脂質代謝改善剤 - Google Patents
血清脂質代謝改善剤Info
- Publication number
- JPS60126224A JPS60126224A JP58234294A JP23429483A JPS60126224A JP S60126224 A JPS60126224 A JP S60126224A JP 58234294 A JP58234294 A JP 58234294A JP 23429483 A JP23429483 A JP 23429483A JP S60126224 A JPS60126224 A JP S60126224A
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- JP
- Japan
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- acetone
- component
- insoluble
- ethanol
- soluble
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- Medicines Containing Plant Substances (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は亜麻仁油滓中に含まれる血清脂質代謝改善効果
のある成分に関する。
のある成分に関する。
亜麻仁は工業用植物油の原料として使われているだけで
なく、古来より生薬の一つとして、めまい、ひきつけ、
止血用に用いられ°C来た。又、曲麻仁の種子中に含ま
れる油脂には多量の高度不飽和酸が含まれていることか
ら、近年その生理l−1性が注目され、亜麻仁油を投与
することによって血清コレステロールを低下さ(ること
はよく知られたこととなっている。
なく、古来より生薬の一つとして、めまい、ひきつけ、
止血用に用いられ°C来た。又、曲麻仁の種子中に含ま
れる油脂には多量の高度不飽和酸が含まれていることか
ら、近年その生理l−1性が注目され、亜麻仁油を投与
することによって血清コレステロールを低下さ(ること
はよく知られたこととなっている。
しかしながら、亜麻仁原油中に含まれるm!酸成分つい
ては、これまで研究がなされておらず全く未知であった
。
ては、これまで研究がなされておらず全く未知であった
。
本発明者はかかる点に鑑み、亜麻仁油の精製の際に得ら
れる油滓に注目し、そのアセトン不溶分について血清コ
レステ瞥コール低下作用を検討した。
れる油滓に注目し、そのアセトン不溶分について血清コ
レステ瞥コール低下作用を検討した。
その結果、精製亜麻仁油投与よりもさらに強力な血清コ
レステロール低下作用が、亜麻仁油滓のアセトン不溶分
さらにエタノール不溶分、エタノール可溶分に認められ
た。又、精製亜麻仁油投与では認められなかった高コレ
ステロール食摂取に伴う肝脂質のtqM阻害効果も認め
られた。
レステロール低下作用が、亜麻仁油滓のアセトン不溶分
さらにエタノール不溶分、エタノール可溶分に認められ
た。又、精製亜麻仁油投与では認められなかった高コレ
ステロール食摂取に伴う肝脂質のtqM阻害効果も認め
られた。
本発明はかかる知見に基づいて完成されたもので、亜麻
仁油の精製の際に生成する油滓をn−ヘキサン及びアセ
トンで処理して得られる、n−へキサンに可溶でアセト
ン不溶の成分からなる血清脂質代謝改善剤であり、さら
に上記成分のエタノール可溶分又は不溶分からなる血l
i?脂質代謝改み剤である。
仁油の精製の際に生成する油滓をn−ヘキサン及びアセ
トンで処理して得られる、n−へキサンに可溶でアセト
ン不溶の成分からなる血清脂質代謝改善剤であり、さら
に上記成分のエタノール可溶分又は不溶分からなる血l
i?脂質代謝改み剤である。
本旨は従来廃棄されていてイ丁効利用の方法がなかった
亜麻仁油滓から作り出されることからも非常に有用な発
明であるといえる。
亜麻仁油滓から作り出されることからも非常に有用な発
明であるといえる。
大豆のリン脂質成分については代表的成分であるフォス
フ1チジルコリンがレシチンとして古くから乳化剤とし
ての性質やその生理的活性に目が向けられ、血清コレス
テロール低下作用についてもよく知られているところと
なっている。しかしながら亜麻仁油滓のアセトン不溶分
は以下の実施例に示すごとく、大豆のリン脂質よりもは
るかに血清コレステロール低下作用が強く、高コレステ
ロール食tll取に伴う肝脂質の蓄積阻害作用効果もは
るかにすぐれている。これは従来の知見からは予期し得
ない結果であった。
フ1チジルコリンがレシチンとして古くから乳化剤とし
ての性質やその生理的活性に目が向けられ、血清コレス
テロール低下作用についてもよく知られているところと
なっている。しかしながら亜麻仁油滓のアセトン不溶分
は以下の実施例に示すごとく、大豆のリン脂質よりもは
るかに血清コレステロール低下作用が強く、高コレステ
ロール食tll取に伴う肝脂質の蓄積阻害作用効果もは
るかにすぐれている。これは従来の知見からは予期し得
ない結果であった。
本発明でいうアセトン不溶分ならびにアセトン不溶分中
のエタノール可溶分およびエタノール不溶分の成分は、
表−1に示すとおりである。
のエタノール可溶分およびエタノール不溶分の成分は、
表−1に示すとおりである。
表−1亜麻仁油滓中のアセトン不溶分の成分本発明の亜
麻仁油滓アセトン不溶分、さらにエタノール可溶分、エ
タノール不溶分の各々からなる血清脂質代謝改善剤は次
のようにglll整される。
麻仁油滓アセトン不溶分、さらにエタノール可溶分、エ
タノール不溶分の各々からなる血清脂質代謝改善剤は次
のようにglll整される。
油滓100gに、脱水のため例えば硫酸ナトリウム約1
0〜50gを加え混合する。凍結乾燥などの手段によっ
°ζ脱水してもよい。次にn−ヘキサン約200〜30
0m1を加え脂質を抽出する。脱へキサン後約200〜
400m1のアセI・ンを加え、濾過により不溶分を集
め名。脱アセトンしてアセトン不溶分からなる血清脂質
代謝改善剤とする。
0〜50gを加え混合する。凍結乾燥などの手段によっ
°ζ脱水してもよい。次にn−ヘキサン約200〜30
0m1を加え脂質を抽出する。脱へキサン後約200〜
400m1のアセI・ンを加え、濾過により不溶分を集
め名。脱アセトンしてアセトン不溶分からなる血清脂質
代謝改善剤とする。
さらに」1記のアセトン不溶分を約200〜400m1
のアルコールと混゛合し、可溶分と不溶分に分別する。
のアルコールと混゛合し、可溶分と不溶分に分別する。
両者を共に脱エタノールし、各々エタノール不溶分、エ
タノール可溶分からなる血清jl′l質代謝改善剤とす
る。
タノール可溶分からなる血清jl′l質代謝改善剤とす
る。
以下に実施例を示す。
実施例I
亜麻仁油滓100gに約50gの硫酸ナトリウムを加え
混合した。このものにn−へキサン300m1を加え、
脂質を抽出した。脱ヘキサゾ後300m1のアセ1ンを
加え、濾過により不溶分を集めた。
混合した。このものにn−へキサン300m1を加え、
脂質を抽出した。脱ヘキサゾ後300m1のアセ1ンを
加え、濾過により不溶分を集めた。
脱アセトンし°ζアセトン不溶分からなる血清脂質代謝
改善剤(試料1)を得た。さらに上記のアセトン不溶分
を20’Om+のエタノールと混合し不溶分と可溶分に
分別した。両者を共に脱エタノールし、エタノール不溶
分からなる血清脂質代謝改善剤(試料2)及びエタノー
ル可溶分からなる血清脂質代謝改善剤(試料3)を得た
。
改善剤(試料1)を得た。さらに上記のアセトン不溶分
を20’Om+のエタノールと混合し不溶分と可溶分に
分別した。両者を共に脱エタノールし、エタノール不溶
分からなる血清脂質代謝改善剤(試料2)及びエタノー
ル可溶分からなる血清脂質代謝改善剤(試料3)を得た
。
ウィスター系のオス・ラット(体重100g程度)を用
い、表−2に示すように7群に分は飼料および水を10
1」間自+I+ 71(取さゼた。
い、表−2に示すように7群に分は飼料および水を10
1」間自+I+ 71(取さゼた。
表 −2単位−電量%
双ht 人兄7111淳甲のアセトン不溶分IO日日間
体重変化については、すべての群間で顕著な差が認めら
れなかった。
体重変化については、すべての群間で顕著な差が認めら
れなかった。
飼Y1期間終了後、−晩絶食し、ラットを屠殺した。
表−3に血清総コレステロール値及び肝脂質量を示す(
6匹/群の平均値)。
6匹/群の平均値)。
表−3
その結果、本発明を含んだ試料を摂取した群(C。
D、E)は血清コレステロール値、肝脂質量の顕著な低
下を示し、血清脂質代謝改善剤として有用であることが
わかる。
下を示し、血清脂質代謝改善剤として有用であることが
わかる。
これは対照と比べても明らかにすぐれている。
実施例2
実施例1と同様のラット、飼育条件下で、アセトン不溶
分、エタノール不溶分、エタノール可溶分、大豆油滓ア
セトン不溶分の添加量を5%から3%に低下し、飼育期
間を20口間に延長し“ζ実験を行った。実施例1と同
様にラットの体重変化に差は認められなかった。表−4
に血清総コレステロール値及び肝脂lq、量を示′J、
。
分、エタノール不溶分、エタノール可溶分、大豆油滓ア
セトン不溶分の添加量を5%から3%に低下し、飼育期
間を20口間に延長し“ζ実験を行った。実施例1と同
様にラットの体重変化に差は認められなかった。表−4
に血清総コレステロール値及び肝脂lq、量を示′J、
。
表 −4
の
添加量を半減させ°ζも実施例1と同様の効果が認めら
れた。
れた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 +11 亜麻仁油のI#製の際に生成する油滓をn−ヘ
キサン及びアセトンで処理して得られる、n−へキサン
に可溶でアセトン不溶の成分からなる血清脂質代謝改善
剤。 (2)n−へキサンに可溶でアセトン不溶の成分がさら
にエタノール可溶分を除去した成分である特許請求の範
囲第1項記載の血清ml脂質代謝改善剤(3)n−へキ
サンに可溶でアセトン不溶の成分が、さらに、エタノー
ル可溶分のみからなる成分である特許請求の範囲第1項
記載の血清脂質代謝改善剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58234294A JPS60126224A (ja) | 1983-12-14 | 1983-12-14 | 血清脂質代謝改善剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58234294A JPS60126224A (ja) | 1983-12-14 | 1983-12-14 | 血清脂質代謝改善剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60126224A true JPS60126224A (ja) | 1985-07-05 |
JPH041726B2 JPH041726B2 (ja) | 1992-01-14 |
Family
ID=16968733
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58234294A Granted JPS60126224A (ja) | 1983-12-14 | 1983-12-14 | 血清脂質代謝改善剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60126224A (ja) |
-
1983
- 1983-12-14 JP JP58234294A patent/JPS60126224A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH041726B2 (ja) | 1992-01-14 |
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