JPS6012227Y2 - コ−ヒ−自動販売機のキャニスタ−の構造 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はコーヒー自動販売機のキャニスタ−の構造に関
し、キャニスタ−の底部に設けたシャッタ一部分を改良
したものである。

従来周知のキャニスタ−のシャッターとしては、第１図
に示すようにキャニスタ−１の底部に形成した筒状の出
口１ａ出口１を開閉するシャッター２を枢支部３と溝４
とによって構成している。

そして上記キャニスタ−１は内部に収納したグラインド
コーヒーもしくはコーヒー豆などの原料をコーヒー抽出
器やコーヒーミルに案内路５を介して供給するようにす
るため、出口１ａを案内路５の内周に嵌合している。

上記のようにキャニスタ−１と案内路５を連結している
が、保守点検や修理サービス時にはキャニスタ−１と案
内路５の連結を解く必要が生じる。

このときキャニスタ−１内に原料が入ったままの状態で
両者を切離すが、その前にシャッター２を閉じて原料の
脱落を防止するものである。

このようにしてキャニスタ−１の出口１ａを案内路５か
ら切離すると、シャッター２が案内路５の上面よりも上
方に位置しているので、出口１ａ内の原料は案内路５内
に残り、案内路５の上面よりこぼれ落ちることになる。

そのことは、原料をむだにしたり、周囲に散乱して不衛
生とする。

またこの状態で、保守点検や修理サービス終了時にはキ
ャニスタ−１の出口１ａを案内路５に嵌合すると、案内
路５内周に出口１ａを原料を押しのけつつ嵌合するので
、原料を不用意に圧迫して詰りを生ずるおそれがある。

上述のように従来周知のものでは、原料の散乱および詰
りを生ずる欠点を有している。

本考案は上記従来例の欠点を排除したもので、キャニス
タ−の着脱時に原料の脱落および詰りを排除したシャッ
ター有するキャニスタ−の構造を提供するものである。

以下に本考案の実施例を図面を用いて説明する。

第２図は本考案を実施したコーヒー自動販売機の扉を開
放して要部を露出した一部切欠斜視図を示し、６は自動
販売機本体で、その内部にキャニスタ−１、コーヒーミ
ル７を設け、図示していないコーヒー抽出器、ミルクお
よび砂糖供給装置、コーヒー抽出器から供給されたコー
ヒーにミルクおよび砂糖を混合して、所定位置に載置さ
れたカップ内にコーヒーを供給するミキシングボールな
どによってお客にコーヒーを供給するものである。

キャニスタ−１は上面を開放した箱形に形成し、上面に
蓋８を覆設し、前面に窓９を形成するとともに底部を絞
った形状にして段落差のある筒形の出口１ａを連続して
形成し、該出口１ａの端部にシャッター１０を設けてコ
ーヒーミル７の入口である案内路５に連結している。

出口１ａは半円形の段落差の間部分に六１ｂを形成し、
残り半円形の曲部分を底板１ｃとする。

上記コーヒーミル７は、取付台１１に取付金具１２によ
って固定されており、その出口１３はコーヒーシュート
１４を介してグラインドコーヒーを抽出器（図示せず）
に供給するようにしている。

上記取付台１１は、その−側を自動販売機本体６内の側
壁に固着した上下１組の支持板１５に回動自在に枢支し
て垂直方向に位置した軸１６に固着している。

そのため取付台１１は自動販売機本体６の前面外部に回
動して、キャニスタ−１およびコーヒーミル７を外部に
出して、原料の補充および点検、修理を可能にしている
。

なお１７は一側を前記軸１６に固着し、他側をキャニス
タ−１の側壁に固着したキャニスタ−取付板、１８は前
記取付台１１を所定位置にロックし、キャニスタ−１お
よびコーヒーミル７などを外部に出す場合にロックを解
除するロックレバ−である。

第３図はキャニスタ−１と案内路５の連結状態を分解し
て示したもので、シャッター１０は底を有する筒形で、
上縁につば部１０ａを設け、キャニスタ−１の出口１ａ
に回動自在に嵌合したものである。

上記シャッター１０は、第４図〜第６図に示すように前
記出口１ａの底部を略半分開放する穴１ｂを形成する底
板１ｃに中心位置をビス、ナツト１９で回動自在に枢支
している。

したがってシャッター１０は底部の略半分の穴１０ｂを
穿設しているので、シャッター１０を回動して穴１０ｂ
を出口１ａの穴１ｂに対向したとき原料が通過可能状態
となり、穴１０ｂを底板ＩＣに対向したとき原料の通過
を阻止する。

なお、２０はキャニスタ−１と案内路５の嵌合部におい
て、案内路５を貫通してシャッター１０をロックするロ
ックネジ、１０ｃはシャッター１０の周側より内方に向
で突出し、出口１ａに形成した。

ｌｌｄ内を移動して底板１ｃの側縁に当接してシャッタ
ー１０を略１８０度回転した位置で停止させるストッパ
ー、１０ｄはシャッター１０のつば部１０ａに突設し、
開位置および閉位置を示すとともにシャッター１０を開
閉するためのレバーである。

上記構成より、本考案のキャニスタ−によれば、収納し
た原料の送出を停止する場合は第４図および第５図に示
すように、ロックネジ２ｏをゆるめ、シャッター１のレ
バーｌｅｄもしくはつば部１０ａを手指にて時計の針の
進行方向に回動し、ストッパー１０ｃが底板１ｃの側縁
に当接したところで停止する。

そうすると、シャッター１の穴１０ｂと底板１ｃが対向
し、出口１ａの六１ｂを閉鎖して原料の送出を停止する
。

原料の送出停止状態から送出状態にするには停止状態に
する逆の手順で簡単にでき、使用時にシャッター１０が
回動しないようにロックネジ２゜を締着してシャッター
１０を開放状態で保持するものである。

上記シャッター１０のストッパー１０ｃは、第６図に示
す二点鎖線のようにその穴１０ｂの監部に起立したスト
ッパー１０ｅとしてシャッター１０を回動したとき出口
１ａの底板１ｃの内縁に当接するようにしてもよい。

またキャニスタ−１を取り外す場合には、ロックネジ２
０をゆるめ、シャッター１０を閉鎖しておき、さらにロ
ックレバ−１８を操作して取付台１１を自動販売機本体
６の外部に出すことによってキャニスタ−１およびコー
ヒーミル７を外部に出し、キャニスタ−１の側壁とキャ
ニスタ−取付板１７の固着を解除した後にキャニスタ−
１を上方に持ち上げて出口１ａと案内路５の嵌合を抜け
ばよい。

第３図はキャニスタ−１の出口１ａと案内路５の嵌合を
抜いた状態を示し、案内路５内の原料は、シャッタ−１
０操作時の下面の位置、すなわち案内路５上面より下方
にあるので、案内路５からこぼれることがなく、またキ
ャニスタ−１の連結時に出口１ａを案内路５に嵌合して
も案内路５内の原料を圧迫することもないので、周囲に
原料を散乱して不衛生にすることを防止し、案内路５内
に原料を詰まれせることも防止している。

なお、シャッター１０のつば部ｌｅａは出口１ａと案内
路５の嵌合時に、案内路５の上面に、当接して両者の嵌
合の深さを規制している。

上述のように本考案によれば、コーヒー豆などの原料を
収納したキャニスタ−１にその底部に筒形の出口１ａを
形威し、該出口１ａを案内路５の内周面に嵌合してキャ
ニスタ−１と案内路５を連結するものにおいて、前記出
口１ａの下面に六１ｂを形成する底板ＩＣを設け、数式
１ｂもしくは底板１ｃに対向して六１ｂを開閉するよう
な穴１０ｂを底部に設けた有底円筒形状で上縁につば部
１０ａを設けたシャッター１０を前記底板ＩＣに回動自
在に取付け、該シャッター１０を案内路５の内周面に回
動自在に嵌合してキャニスタ−１と案内路５を連結した
ため、保守点検や修理サービス時にキャニスタ−１と案
内路５を切り離した際に、収納した原料が周囲に散乱す
ることがなく衛生上好ましく、またキャニスタ−１の出
口１ａと案内路５の嵌合時に案内路５内の原料を圧迫し
て詰まらせることもなく、シャッター１０の開閉も容易
に行なえるなど実用上優れた効果を有する考案である。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のキャニスタ−と案内路の嵌合状態および
シャッターの取付状態を示す断面図、第２図は本考案の
要部を示す一部切欠斜視図、第３図はキャニスタ−と案
内路を示す一部欠斜視図、第４図および第５図はキャニ
スタ−と案内路の嵌合状態およびシャッターの取付状態
を示す一部切欠断面図、第６図はシャッターの取付状態
を示す一部切欠分解図である。 １・・・・・・キャニスタ−１１ａ・・・・・・出口、
１ｂ・・・・・・穴、１ｃ・・・・・・底板、５・・・
・・・案内路、１０・・・・・・シャッター、１０ａ・
・・・・・つば部、１０ｂ・・・・・・穴、１０Ｃ・・
・・・・ストッパー。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 １ コーヒー豆などの原料を収納したキャニスタ−１の
   下端を出口１ａとし、この出口１ａに六１ｂを形成する
   ように底板１ｃを設けるとともに、底部に穴１０ｂを設
   は上端につば部ｌｅａを突設させつば部１０ａの側縁に
   レバー１０ｄを設けた浅い筒状のシャッター１０を回動
   自在に外側から嵌合し、上記シャッター１０の外側にそ
   の上端が上記つば部ｌｅａに当接するようにして案内路
   ５を分離可能にして嵌合し、上記レバーｌｅｄの操作で
   穴１０ｂを六１ｂもしくは底板１Ｃと対向させることに
   より出口１ａを開閉可能としたことを特徴とするコーヒ
   ー自動販売機のキャニスタ−の構造。 ２ キャニスタ−１下端の出１ａを半円形の段落差を有
   する形状にして、半円形凹部に六１ｂを形成し、半円形
   凸部は底板１ｃにし、シャッター１０はその回動時に上
   記底板１ｃの側縁に当接させるストッパー１０ｃまたは
   上記底板ＩＣの内縁に当接させるストッパー１０ｃまた
   は上記底板１ｃの内縁に当接させるストッパー１０ｅを
   設けたことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第１項
   のコーヒー自動販売機のキャニスダーの構造。