JPS60121554A - 光情報担体ディスクの製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、光学的に映像情報等の記録・再生あるいは再
生を行なう光情報担体ディスク（以下単に光ディスクと
称す）の製造方法に関するものである。

従来例の構成とその問題点 光学記録再生方式は光ディスクの記録膜に、情報信号に
対応したレーザ光を照射することによシ、記録薄膜に光
学的濃淡あるいは凹凸を設けて情報の記録・再生を行な
うもので数μｍの微小信号を記録することが可能で原理
的には光の波長程度の高密度記録が可能な方式である。

この光学記録再生方式は記録・再生時にレーザ光のビン
クアノグと光ディスクが接触しないので摩耗がなく静止
画・高速検索等の多機能が得られ、静止画ファイル・文
書ファイル等、産業用・業務用として実用化されつつあ
る。また光学式ビデオディスク、デジタルオーディオ・
ディスクのように再生専用の光ディスクも実用化されて
いる。これらの光ディスクにレーザ光ガイド用信号トラ
ンクあるいは凹凸位相型の信号ビットをディスク基板に
形成する方法の一つを以下に説明する。

ガラス盤にレジストを塗布し、Ａｒ　レーザ光にて露光
・現像して所定の信号トラック等を形成し、原盤を製作
する。信号トラック等は、ガラス盤に設けられたセンタ
穴を回転中心として円心円状もしくけスパイラル状に形
成される。つぎに原盤より、スタンパ、ディスク基板と
順次信号トラック等を転写して光ディスクを製作してい
る。

原盤、スタンパ、ディスク基板にあらかじめセンタ穴が
設けられており、転写の際、センタ穴基準にて位置合せ
が行なわれている。つまシ、センタ穴は光ディスクの回
転中心となる穴となるため、センタ穴中心と信号トラッ
クの中心が所定の範囲内（たとえば、φ６０μｍ以内）
になければ、トラッキング特性及びトラッキング検索時
間等に悪影響を及ぼす。そのため、原盤、スタンパ及び
ディスク基板のセンタ穴は高精度に加工されている。ま
た、転写時に用いられる装置・治具等も高精度なものが
要求されている。しかし、加工精度２作業性を考慮した
場合、限度があり、十分な精度が得られていない。従来
の転写精度は、最終的にφ１００／’ｍ程度であった。

第１図にスタンパに形成された信号トラックをディスク
基板に転写する工程を示す。スタンパとディスク基板は
センタ穴を基準にして位置合わせを行ねっている。第１
図において、１は治具本体でｓｂ、２は治具本体１の中
心に設けられたセンタビンである。センタピン２はスタ
ンパ３のセンタ穴４に挿入され、治具本体１の中心に載
置させるためのものである。４はスタンバ３面上に塗布
された硬化性樹脂６（たとえば紫外線硬化樹脂、以下単
にＵＶ樹脂と称す。）を介してディスク基板（たとえば
透明樹脂基板）６を載置する。

センタビン２に挿入された金具７をディスク基板６のセ
ンタ穴８に挿入する。ディスク基板らは金具７によって
スタンパ３のセンタ穴４の中心とディスク基板６のセン
タ穴８の中心が一致するよう用いられている。ＵＶ樹脂
硬化後に金具８は抜き取られる。信号トラック□はＵＶ
樹脂により転写される。

以上の様なスタンパ３に形成された信号トラックをディ
スク基盤６に転写する工程では、治具本体１．スタンパ
３．ディスク基盤６等の精度によりかならずしもディス
ク基板６のセンタ穴中心と信号トラックの中心は一致し
ない。治具本体１゜スタンパ３．ディスク基板６のセ／
り穴の径・位置精度を上げたとしてもセンタ穴中心と信
号トラック中心一致しにくい。また、一致させることは
非常にむずかしい。原盤からスタンバ作成時にも同様で
ある。

つぎに、第１図に示す様にセンタ穴が存在するため、セ
ンタ穴近傍に異物が付着しやすく、また取シ除きにくい
。原盤、スタンパ、ディスク基板すべて同様のことが言
える。また、ＵＶ樹脂を用いた場合、センタ穴にＵＶ樹
脂がはみ出し、後処理がめんどうである。つまシ、ＵＶ
樹脂の除去。

ＵＶ樹脂粉の信号トラック形成面の付着防止が必要とな
る。特に、信号トラック形成面上への異物の付着はドロ
ップアウトとなシ大きな問題となっている。

上記の如く、原盤、スタ／パ、ディスク基盤にセンタ穴
を設け、センタ穴基準にて信号トラックを転写していく
製作方法では転写精度・ドロップアウトが特に問題とな
っている。

発明の目的 本発明は上記従来の問題点を解消するもので、信号トラ
ックの転写精度の向上及び各転写工程の簡易化と同時に
転写工程における微小異物を低減し、高品質で作業能率
の良好な光情報担体ディスクの製造方法を提供すること
を目的とするものである。

発明の構成 本発明は原盤、スタンパ、ディスク基盤にあらかじめ信
号トラック転写時の基準となる（ニンタ穴を設けず、順
次転写してゆき信号トラックを転写したディスク基盤を
信号トラック基準にて所定のセンタ穴及び所定のディス
ク外径加工を行なう光情報相体ディスクの製造方法であ
る。

実施例の説明 第２図に本発明の光情報担体ディスクの製造方法を実施
した装置を示す。第２図では、スタンパに形成された信
号トラックをディスク基板に転写する工程を示す。第２
図において、９はスタンパである。スタンパ９は、円盤
状もしくは角型状平板から成）、治具１０上に載置され
ている。この実施例では角型平板を用いた。ＵＶ樹脂２
０をスタンパ９の中心部に塗布し、ディスク基板１１を
載置し、加圧板（図示せず）により加圧しμ■樹脂２０
を押しひろげ、第２図に示す状態とする。

ディスク基板１１もスタンパ９に同様に円盤状もしくは
角型状平板から成り、外形基準にてスタンパ９上に載置
されている。この実施例では角型平板を用いた。１２．
１３は位置決ビンを示す。スタンパ９とディスク基板１
１の位置合せは特に必要なくディスク基板１１のほぼ中
心に信号トラックが形成されればよい。粗位置合せのた
め位置決めピン１２．１３を用いた。原盤製作工程及び
原盤に形成された信号トラックをスタンパに転写する工
程においても同様で、粗位置合せは基板外形にて行なう
。このようにして得られたディスク基板に保護部材を形
成し、第３図に示す所定のセンタ穴及び所定の外径加工
を実施する。すなわち、第３図に示す様に、信号トラッ
クを形成したディスク基板１１の信号トラック形成面１
４側に記録膜１６を蒸着し、ＵＶ樹脂２ｏを介して保護
部材１６（たとえば、透明樹脂基板）を接着する。保護
部材１６もディスク基板１１を同様に角型状平板とした
。このようにして製作された光デイスク１了の信号トラ
ックの中心にセンタ穴１８を設け、所定の外径１９に仕
上げる。

信号トランクの中心に所定の径のセンタ穴１８及び所定
寸法の外径１９加工は、ＣＯ２レーザ等に顕微鏡を設け
、信号トラックの中心座標を測定し、信号トラックの中
心座標を基準に、所定の径のセンタ穴１Ｂ加工及び所定
の外径１９に加圧する。

センタ穴及び外径加工の手段としては、ＣＯ２レーザー
のほかにフライス盤、旋盤等による切削加工及びプレス
加工等も実施可能である。このように完成した光ディス
クの状態にてセンタ穴・外径を加工すれば容易にセンタ
穴中心と信号トラックの中心を一致させることが可能と
なる。この結果、センタ穴中心と信号トラック中心は４
４０μｍに安定に設けることができた。

発明の効果 以上のように、本発明によればセンタ穴基準にて転写す
る従来の方法と異なり、転写精度の向上が図れ、センタ
穴中心と信号トラックの中心をほぼ一致させることが可
能となる。また、装置・治具・各基板（原盤・スタンパ
・ディスク基板）の精度を必要以上に上けることなく容
易な転写工程を実現できる。また、外径加工も高精度に
実施することができ、光ディスクの動バランスの点で有
利となる。さらに、転写時、％ＩｃＵＶ樹脂を用いる工
程においてセンタ穴が存在しないため、異物の付着、樹
脂粉の発生がなくなるため、ドロップアウトの低減が図
れる。

２図ａ、ｂは本発明の一実施例におけ！編綴担体ディス
クの製造方法を説明するための装置の平面図および要部
の断正面図、第３図は同製造されたディスクの断正面図
である。

９・・・−・・スタンパ、１０・・・・・・治具、１１
・・・・・・ディスク基板、２ｏ・・・・・・ＵＶ樹脂
、１４・・・・・・トラック形成面、１６・・・・・・
記録膜、１８・・・・・・センタ穴。

代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図 第２図 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. あらかじめ、信号トラック転写時の基準となるセンタ穴
   を設けていない原盤に信号トラックを形成し、この原盤
   からセンタ穴を設けていない別の板に信号トラックを転
   写し、この転写された板から、センタ穴を設けていない
   さらに別の板に信号トラックを転写してディスク基板と
   し、このディスク基板の信号トラックを基準にして前記
   ディス