JPS6012113B2 - 廃液処理装置 - Google Patents

廃液処理装置

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JPS6012113B2
JPS6012113B2 JP52131090A JP13109077A JPS6012113B2 JP S6012113 B2 JPS6012113 B2 JP S6012113B2 JP 52131090 A JP52131090 A JP 52131090A JP 13109077 A JP13109077 A JP 13109077A JP S6012113 B2 JPS6012113 B2 JP S6012113B2
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JP
Japan
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waste liquid
liquid treatment
liquid
furnace
tank
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JP52131090A
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JPS5464071A (en
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勝郎 篠田
耕造 金森
政男 松岡
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は廃液処理装置に関する。
従来から廃液中の不純物を微細気泡により捕捉し浮上さ
せて排除できるようにした所謂浮上分離方法を利用した
廃液浄化装置が存し、例えば含油廃水の処理、廃液中の
発泡性物質の除去、浮遊物質の除去等に適用されている
従来の廃液浄化装置では、廃液処理槽内に設けた器体内
に加圧気体の溶解液を供給し、該器体内に廃液を供給し
、浮上分離を行なわせるものであるが、しかしかかる装
置では加圧気体の溶解液と廃液との混合が充分に行なわ
れず、浮遊物質等の浮上分離が充分に行なわれない欠点
があった。
本発明は従来の廃液処理装置における欠点を解消するこ
とを目的としてなされたものであって、廃液と加圧気体
の溶解液の混合液に旋回流を付与し、該混合液を浮上さ
せて前記気体の微細気泡を発生させるようになした浮上
分離器が廃液処理槽内に設けられ、該浮上分離器の周囲
に炉過器が設置されてなることを特徴とする、廃液処理
装置に存する。次に本発明廃液処理装置の一例を図面を
参照しながら説明する。
本発明廃液処理装置は台所、炊事場等からの生活廃水、
含油廃水、その他有機質又は無機質の微細浮遊物質を含
有する廃液の処理に使用して好適である。
1は廃液処理槽、2は浮上分離器、3は炉過器である。
廃液処理槽1の底部に浮上分離器2が設置される。浮上
分離器2は廃液と加圧気体の溶解液の混合液に旋回流を
付与し、該混合液を浮上させて前記気体の微細気泡を発
生させるものである。加圧気体は、液体に溶解するもの
であればよいから種類を問わないが、加圧空気を使用す
るのが経済性の点から最適である。廃液及び加圧気体の
溶解液の混合液に旋回流を付与することにより、廃液と
加圧気体の溶解液との接触が充分に行なわれることにな
り、又浮上分離器2から出て廃液処理槽1の上方へ浮上
する混合液は槽内全体に拡がり槽内に滞溜する廃液と加
圧気体の溶解液との接触を充分に行なわせる。
このようにして廃液と加圧気体の溶解液の接触が糟内全
体に及び、該溶解液が檀内を上昇するにつれて発生する
微細気泡によって廃液中の有機質又は無機質の微細浮遊
物質の浮上分離が効果的に行なわれる。かかる浮上分離
器2としては、例えば器体4の上部に狭窄部5が設けら
れ該狭窄部5の上部に舷関された関口部6が形成されて
なるものが使用される。
器体4は円筒状周整面を有しており、周壁面の一部に略
接線方向に導管7が関口されており、導管7を通じて廃
液と加圧気体の溶解液の混合液が器体4内に導入される
。導管7が器体4の周壁面に略接線方向に閉口されるの
は、これによって器体4内に旋回流を生ぜしめるためで
ある。ここで略接線方向というのは、厳密な意味での接
線方向であることを要せず、大体接線方向とみなしうる
程度のものを包含するためである。5は狭窄部であり、
例えば細管状にされる。
狭窄部5が設けられるのは、器体6内で生ずる旋回流が
直ちに器体4から出てしまうことがないようにし、廃液
と加圧気体の溶解液との接触を充分に行なわせ、又旋回
流が器体4から出る際の流速を大にし、更に該狭窄部5
を出る迄に微細気泡が生じないようにして浮上分離にお
ける気泡が大きくなりすぎないようにするためである。
狭窄部5の上部には例えば逆円錐状の拡開された開口部
6が形成されるが、拡関された閉口部6に沿って旋回流
が出てゆくことにより糟1全体に旋回流が及ぶようにさ
れる。加圧気体の溶解液及び廃液を浮上分離器2内に供
聯合するには、例えば次のようになされる。8は廃液導
管であり、貯槽9内に廃液を導入する、10,11は廃
液中に含有される有機質又は無機質お浮遊物質を凝集さ
せるための凝集薬剤槽であり、貯槽9内に凝集薬剤が導
入され貯槽9内で櫨拝されて浮遊物質の凝集処理が行な
われる。
貯槽9からの廃液は移流管12を通じ、貯槽13からバ
ルブ20を作動させることにより送られてくる加圧気体
の溶解液と混合され導管7を経て浮上分離器2の器体4
内に送り込まれる。加圧気体の溶解液を貯槽13内に送
給する場合には気体吸引用ェジェクター14が加圧ポン
プ15の吸込側部に設けられ、加圧ポンプ15が作動す
るのに応じて気体がェジェクター効果によって吸引され
導管16内の液体中に加圧下に混合され、気体の一部は
液体中に溶解する。貯槽13内に導入された余剰の気体
は排出弁26を開くことにより檀外に排出できる。17
は導管16内に液体を送給するためのバルブである。
導管16に送り込まれる液体は浮遊物質が除去された処
理済の清澄液であってもよく、このために糟1の外周壁
の一部に形成された清澄液槽18の底部から導管16に
蓮適する導管19が設けられていてもよい。槽1内を旋
回しながら糟1内を上方に浮上するにつれて溶解してい
た気体の溶解度が低下し、微細気泡を生じこの微細気泡
の浮上に伴なつて廃液中の浮遊物質が糟1の上方へ浮上
する。
糟1の上方では液面付近にモーター21によって回動す
る集泥腕22が設けられており、浮遊物質はこの集泥腕
22によって掻き集められて、糟1内の上部に形成され
た集泥室23に移り込まれ、該集泥室23から排出管2
4により貯槽25に排出される。集泥腕22は例えばゴ
ム、スポンジ等から形成され、モーター21によって回
転されて集泥室23の側壁を乗り越えた際に集められた
液面付近の浮遊物質を集泥室23に移行させるのである
。浮上分離により浮遊物質が除去された廃液は浮上分離
器2の周囲に設置された炉過器3によって炉過される。
この場合の周囲とは周り全体を意味するものでなく、周
りの位置にあればよいという意味である。炉過器3は炉
過筒27とその内側に隊着して設けられた炉液取出管2
8から構成されている。
炉過筒27は多数の繊維をほぼ同方向に鯨設した炉材2
9を有しており、この炉材29によって炉過を行ない清
澄な炉液を得ようとするものである。繊維の方向は上下
方向に限られないし、又大部分が同方向に配設されてお
ればよい。かかる繊維は、天然繊維、合成繊維、半合成
繊維のいずれでもよいが、浮上分離によって橘促し得な
かった極めて微細な浮遊物質や廃液中の溶存物質の一部
を除去するためのものであるから繊維の表面に繊毛を有
するものが使用される。炉村29の繊維がほぼ同方向に
配置されるのは、繊維の表面に付着する浮遊物質を除去
するための逆洗を容易ならしめるためであり、繊維の配
列方向が交錯した状態にある場合に比して僅かな圧力を
かけるだけで逆洗が行なわれうるようにするためである
。炉材29は2乃至32/仇の繊維からなり、充填度が
30乃至50本/肌であるのが好適である。
炉液取出管28は筒状体の壁面に透孔30が穿設された
ものからなり、該炉液取出管28の底部から集水管31
が設けられ該集水管31はバルブ32を経て清澄液槽1
8に連絡されている。又炉液取出管28の底部から該取
出管28内に逆洗用の送気管33が関口されており、貯
槽13内の上方空間部に濃溜している加圧気体がバルブ
34を開くことにより炉液取出管28内に導入しうるよ
うになされている。炉液取出管28内に導入された加圧
気体は、炉材29の繊維がほぼ同方向に配設されている
ことによって僅かな圧力で繊維間隙から逃出し、この際
に繊維表面と穣触したり、繊維に振動を与え洗液効果を
発揮するものである。清澄液槽18内に導入された処理
液は、上燈液が処理液槽35内に導入される。処理液は
例えば水洗便所の洗浄水、庭園散布水等に再利用できる
。本発明廃液処理装置において、廃液処理槽内に設けら
れた浮上分離器により廃液と加圧気体の溶解液の混合液
に旋回流が付与されて廃液と加圧気体の熔解液の混合が
充分に行なわると共に浮上分離器から出て槽内を浮上す
る旋回流によって槽内全体に旋回流を及ぼし、前記混合
液の浮上につれて生ずる前記気体の微細気泡によって廃
液中に存在する有機質や無機質の浮遊物質を浮上分離さ
せ廃液中から除去することができる。
しかして浮上分離器の周囲には炉過器が設けられている
ので、浮上分離によって除去できないような浮遊物質を
該涙過器で取除き、炉液を処理液として取出すことがで
き、この処理液を適宜再利用に供することができる。実
施例 食堂排水に予じめ固定炉床法による生物処理を施した後
の廃水〔浮遊固体物質(SS)値20跡、COD値1弦
風、800値1弦風〕の処理を行なった。
前記の廃水と3k9/〆の加圧空気の溶解水の浪合水を
廃液処理槽内に設置した浮上分離器の器体内に導管を通
じて導入した。浮上分離器は器体の直径300舷、狭窄
部の直径75肋、開○部の上端の直径30仇舷のものを
使用し、前記混合水を該器体、の周壁蘭の一部に略接線
方向に閉口する導管から導入した。混合水には旋回流が
付与され、浮上分離器の閉口部から浮上する混合水の旋
回流は廃液処理槽全体に及んだ。前記混合水が糟内を浮
上するにつれて加圧空気の溶解度が低下して微細気泡を
多数生じ浮上分離が行なわれた。炉過器近辺の廃水はS
S値7脚、COD値6脚、BOD値3脚であつた。炉過
器の炉村は木綿、アクリロニトリル繊維の混紡糸を使用
したが、この太さは2.7夕/肌であり充填度は30本
/肌となした。
炉過器によって炉遇された処理液はSS値2跡、COD
値3肌、BOD値1脚であった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明廃液処理装置の一例を示す説明図、第2
図は浮上分離器の一例を示す斜視図、第3図は炉過器を
炉過筒と炉液取出管に分けて示す斜視図である。 符号の説明、1・・・・・・廃液処理槽、2・…・・浮
上分離器、3・・・・・・炉過器、4・・・・・・器体
、5・・・・・・狭窄部、6・・・・・・関口部、7,
16,19・・・・・・導管、8・・・・・・廃液導管
、9,13,25・・・・・・貯槽、10,11・・・
・・・凝集薬剤層、12・・・・・・移流管、14…・
・・気体吸引用ェジェクター、15・・・・・・加圧ポ
ンプ、18・・・・・・清澄液槽、22・・・・・・集
泥腕、23・・・・・・集泥室、24・・・・・・排出
管、26・・・・・・排出弁、27・・・・・・炉材筒
、28…・・・炉液取出管、29・・・・・・炉村、3
0・・・・・・透孔、31……集水管、33…・・・送
気管、36・・・・・・処理液槽。 第1図 第2図 第3図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 廃液と加圧気体の溶解液の混合液に旋回流を付与し
    、該混合液を浮上させて前記気体の微細気泡を発生させ
    るようになした浮上分離器が廃液処理槽内に設けられ、
    該浮上分離器の周囲に濾過器が設置されてなることを特
    徴とする、廃液処理装置。 2 加圧気体が、加圧空気であることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の廃液処理装置。 3 浮上分離器は、器体の上部に狭窄部が設けられ該狭
    窄部の上部に拡開された開口部が形成され、該器体の周
    壁面の一部に略接線方向に導管が開口されてなるもので
    あることを特徴とする、特許請求の範囲第1項又は第2
    項記載の廃液処理装置。 4 濾過器は多数の繊維をほゞ同方向に配設した濾材を
    有することを特徴とする、特許請求の範囲第1項から第
    3項のいずれか記載の廃液処理装置。 5 濾過器の内部に送気管が開口されてなることを特徴
    とする、特許請求の範囲第1項から第4項のいずれか記
    載の廃液処理装置。
JP52131090A 1977-10-31 1977-10-31 廃液処理装置 Expired JPS6012113B2 (ja)

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JPS5464071A JPS5464071A (en) 1979-05-23
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JPS61147161U (ja) * 1985-03-02 1986-09-10
JPS6329023U (ja) * 1986-08-07 1988-02-25
JPH0450900Y2 (ja) * 1985-11-15 1992-12-01

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