JPS6012085B2 - 乾式脱硫方法 - Google Patents
乾式脱硫方法Info
- Publication number
- JPS6012085B2 JPS6012085B2 JP50083521A JP8352175A JPS6012085B2 JP S6012085 B2 JPS6012085 B2 JP S6012085B2 JP 50083521 A JP50083521 A JP 50083521A JP 8352175 A JP8352175 A JP 8352175A JP S6012085 B2 JPS6012085 B2 JP S6012085B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- desulfurization
- reactor
- gas
- ejector
- reaction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01J—CHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
- B01J8/00—Chemical or physical processes in general, conducted in the presence of fluids and solid particles; Apparatus for such processes
- B01J8/02—Chemical or physical processes in general, conducted in the presence of fluids and solid particles; Apparatus for such processes with stationary particles, e.g. in fixed beds
- B01J8/06—Chemical or physical processes in general, conducted in the presence of fluids and solid particles; Apparatus for such processes with stationary particles, e.g. in fixed beds in tube reactors; the solid particles being arranged in tubes
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Industrial Gases (AREA)
- Treating Waste Gases (AREA)
- Gas Separation By Absorption (AREA)
- Devices And Processes Conducted In The Presence Of Fluids And Solid Particles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は脱硫方法に係り、特に高温、高圧条件下におい
て行なわれる炭化水素系燃料のガス化の際に得られる生
成ガス中から硫黄分を経済的かつ効果的に除去するため
の改善された新規な乾式脱硫方法に関するものである。
て行なわれる炭化水素系燃料のガス化の際に得られる生
成ガス中から硫黄分を経済的かつ効果的に除去するため
の改善された新規な乾式脱硫方法に関するものである。
炭化水素系燃料をガス化して、たとえばこのガスを燃焼
させて発電するようなことが行なわれているが、このよ
うな石炭のガス化は一般に高い温度、高い圧力のもとで
行なわれる。石炭中には不純分として硫黄分(S、以下
Sと記載)が含まれているがそのうちのほとんどは硫化
水素(比S,以下比Sと記載する)となり、生成ガス中
の含まれる。生成ガス中にはこのような日2Sガスのほ
か、微細な鰹挨、すなわちダストも含まれているが、こ
のような&S及びダクトを除去すれば、ポィラ等で燃焼
させ、あるいはガスタービン等の燃料としてそのまま使
用でき、いわゆるクリーンェネルギとして、たとえば無
公害ガス化発電システムを構成することができる。した
がって石炭をガス化すると同時に、生成ガスからいかに
効率よく、かつ経済的にS分及びダクト分を除去するか
が重要な技術的課題となっている。この場合、脱硫方法
として低温脱硫法と高温脱硫法が知られているが、高温
脱硫法は脱硫の全体効率が高いとされており、現在広く
関心を集めている方法である。このような高温脱硫法あ
るいは高温脱硫装置では、酸化鉄あるいは活性な鉄属鉄
粒子を脱硫剤として使用するが、高温度で脱硫が行なわ
れるため粒子同士の凝結が起り易い。すなわち、酸化鉄
あるいは金属鉄粒子によって固定層、移動層あるいは流
動層を構成し、これらの各層中に高温生成ガスを通過さ
せ、脱流を行なうものであるが、この場合、脱硫剤粒子
の充填密度が高く、かつ、生成ガスの温度が高温である
ため上記のように粒子間の暁綾が起り易く、結局脱硫効
率を低下させることになる。生成ガスの処理としては、
以上の脱硫処理のほかダスト除去処理も行なわねばなら
ず、したがってダスト除去処理関係の装置も配備しなけ
ればならない。又粒子同士の競緒にともなう脱硫効果の
低下傾向とともに装置の大形化等、解決を迫られている
多くの問題点がみられる。本発明は以上に説明したよう
な従来技術にみられる問題点に鑑みて提案されたもので
「炭化水素系燃料をガス化させたものを分岐して、一方
のガスで他方のガスを吸引しながらェジェクター反応器
に導入して、さらにサイクロンを用いて脱硫を行なうと
同時にダストの除去を行なうことを特徴とするものであ
る。以下に添付の図面に基づき、本発明の実施例を参照
しながら本発明の脱硫方法についてさらに詳細に説明す
る。第1図は本発明になる脱硫方法脱硫系の説明図であ
る。
させて発電するようなことが行なわれているが、このよ
うな石炭のガス化は一般に高い温度、高い圧力のもとで
行なわれる。石炭中には不純分として硫黄分(S、以下
Sと記載)が含まれているがそのうちのほとんどは硫化
水素(比S,以下比Sと記載する)となり、生成ガス中
の含まれる。生成ガス中にはこのような日2Sガスのほ
か、微細な鰹挨、すなわちダストも含まれているが、こ
のような&S及びダクトを除去すれば、ポィラ等で燃焼
させ、あるいはガスタービン等の燃料としてそのまま使
用でき、いわゆるクリーンェネルギとして、たとえば無
公害ガス化発電システムを構成することができる。した
がって石炭をガス化すると同時に、生成ガスからいかに
効率よく、かつ経済的にS分及びダクト分を除去するか
が重要な技術的課題となっている。この場合、脱硫方法
として低温脱硫法と高温脱硫法が知られているが、高温
脱硫法は脱硫の全体効率が高いとされており、現在広く
関心を集めている方法である。このような高温脱硫法あ
るいは高温脱硫装置では、酸化鉄あるいは活性な鉄属鉄
粒子を脱硫剤として使用するが、高温度で脱硫が行なわ
れるため粒子同士の凝結が起り易い。すなわち、酸化鉄
あるいは金属鉄粒子によって固定層、移動層あるいは流
動層を構成し、これらの各層中に高温生成ガスを通過さ
せ、脱流を行なうものであるが、この場合、脱硫剤粒子
の充填密度が高く、かつ、生成ガスの温度が高温である
ため上記のように粒子間の暁綾が起り易く、結局脱硫効
率を低下させることになる。生成ガスの処理としては、
以上の脱硫処理のほかダスト除去処理も行なわねばなら
ず、したがってダスト除去処理関係の装置も配備しなけ
ればならない。又粒子同士の競緒にともなう脱硫効果の
低下傾向とともに装置の大形化等、解決を迫られている
多くの問題点がみられる。本発明は以上に説明したよう
な従来技術にみられる問題点に鑑みて提案されたもので
「炭化水素系燃料をガス化させたものを分岐して、一方
のガスで他方のガスを吸引しながらェジェクター反応器
に導入して、さらにサイクロンを用いて脱硫を行なうと
同時にダストの除去を行なうことを特徴とするものであ
る。以下に添付の図面に基づき、本発明の実施例を参照
しながら本発明の脱硫方法についてさらに詳細に説明す
る。第1図は本発明になる脱硫方法脱硫系の説明図であ
る。
図において石炭のガス化炉1には原料石炭が供給管2を
経て行なわれ、同時に蒸気及び空気がそれぞれの供給管
3及び4を経て供給され、石炭のガス化反応に関与する
。ガス化反応によって生成した生成ガスは当該ガス化炉
1の上部から次の処理工程へ送られ、灰分は灰分抜出管
5から外部へ取り出される。上記ガス化炉1からの生成
ガスは先ず微粒子補集サイクロン6に供給され、当該サ
イクロン6で瓶集された微粒子状塵挨、すなわちダスト
は微粒子抜出し管7から外部へ取出される。上記微粒子
補集サイクロン6を出たガスはェジェクター付脱硫反応
器8(以下反応器と記載)に入る。当該反応器8には粒
子供給ホッパ9から脱硫剤微粒子が導入され、また上記
石炭ガス化炉1からの生成ガスと間気接触反応を行ない
、生成ガスからの脱硫が行なわれる。脱硫の行なわれた
生成ガスはさらに脱硫反応第一サイクロン10(以下反
応第一サイクロンと記載)に導かれる。当該反応第一サ
ィクロン1川ま生成ガスと脱硫剤微粒子とがさらに激し
く混合され、脱硫反応が行なわれる。したがって生成ガ
ス中に含まれる比Sのほとんどは効果的に脱硫されるこ
とになる。生成ガスはさらに多段形式で配備された次の
脱硫反応第二サイクロン11(以下反応第二サイクロン
と記載)へ送られ、当該第二サイクロン11では生成ガ
ス中に含まれる一部の未反応、未回収のりSと脱硫剤粒
子とが反応し、さらに脱硫反応が進められると同時に、
脱硫剤微粒子はほぼ完全に除去される。Hぶ及び微粒子
分等のダスト分を含まない、清浄化された精製ガスは精
製ガス出口管12から排出され、ボィラあるいはガスタ
−ビン(いずれも図示せず)に導かれる。上記反応第一
、第二サイクロン10,11において橋集された脱硫剤
粒子は当該脱硫剤粒子の再生用ガスの供給管13から供
給される空気等とともにェジェクター付脱硫剤粒子再生
器14のェジェクター部を経て導入され、再生反応が進
められる。脱硫剤微粒子は再生反応が進められながら輸
送され、脱硫剤粒子再生塔第一サイクロン15に導かれ
る。当該再生塔第一サイクロン15においてさらに脱硫
剤の再生反応が行なわれるが、一部禾再生の脱硫剤粒子
は多段形式で配備された次の脱硫剤粒子再生塔第二サイ
クロン16に導入され、完全に再生処理が行なわれる。
脱硫剤微粒子の再生を行なったのち亜硫酸ガスを含む再
生ガスは再生ガス出口管17を経てさらに次の処理工程
へ送られる。再生されたのちの脱硫剤粒子は上記脱硫剤
供総合ホツパ9を経て上誌ェジェクター付反応器8のェ
ジェクター部へ再び送られ、繰返し循環使用される。な
お当該供給ホッパ9は、消費された脱硫剤粒子の補充用
ホッパの機能を果すものである。ここで、本発明の特徴
とするェジェクター付脱硫反応器の構造について詳細に
説明する。第2図aは、本発明の乾式脱硫方法において
一実施例として用いたェジェクター付反応器8および1
4(第1図に図示)の概略構造を示す縦断面図で、第2
図bおよびcは、第2図aのェジェクター付反応器のェ
ジェクター部20の他の実施例としての構造を示す要部
切欠断面図である。図に示すごとく、比Sを含んだ生成
ガス22が生成ガス供給管25より所定の圧力で供給さ
れると、ェザェクツション作用によって粉末状の脱硫剤
(酸化鉄等)を含んだ生成ガス23(生成ガスの一部を
キャリャーガスとして用い脱硫剤をホッパからガス搬送
)が脱硫剤供V給管26から吸引されヱジェクター部2
0の上部に設置されている反応器21の内部に強く噴出
される。このとき、くびれ部分をもつェジェクター部2
0の内部で生成ガス中のりSの一部が脱硫剤によって吸
収されて脱硫反応が行なわれるが、反応器21内に噴出
された脱硫剤は矢印24に示される噴流となり、反応器
21と中央部上向きの生成ガス流と反応器21の内壁付
近の下向きの生成ガス流とによって激しく混合されて、
さらに脱硫反応が促進されることになる。第3図は、内
蚤約8仇豚ぐのェジェクター付反応器および該ェジェク
ター付反応器の後部に内径約3伍脚◇のサイクロンを配
置して、比Sを約1000個含有する生成ガスを10〜
4側め/h(流速5の/s)送入し、脱硫反応温度は約
450℃、反応圧力はほぼ常圧そして脱硫剤(Fe20
3を主成分とする酸化鉄、74〃肌アンダーの粉末)を
約50k9/h(生成ガスに対し1.25〜5X9/N
〆)使用した場合の脱硫反応と、上記と同じ条件で通常
行なわれている脱硫剤混合方式による脱硫反応とを比較
したグラフであって、生成ガスの脱硫剤との後機時間s
と脱硫率(%)との関係を示す。図から明らかなごとく
、本発明の方法によるェジェクタ−付反応器管を用いた
場合には、生成ガスの脱硫剤との接触時間が0.2秒に
おいて早くも脱硫率(%)は約90%と高い値を示し、
それに対し従来の混合方式では70%程度の低い値であ
り、本発明のェジェクター付反応管による脱硫反応が非
常に高効率で行なわれていることを示している。本発明
になる脱硫方法はェジェクター付反応器とサイクロンを
利用することにより、生成ガスと脱硫剤粒子との反応を
十分に、長い時間をかけて進めるものである。したがっ
て、ェジェクター反応器を用いることにより反応器にお
いて乱流となるため生成ガスと脱硫剤粒子を十分ミキシ
ングさせることができ、さらにサイクロンを用いて反応
されることにより、生成ガスと脱硫剤粒子との固体、気
体接触時間を十分に与え、また任意の適切な時間に選択
することが容易となるため、効果的に脱硫反応を進める
ことが可能であるばかりでなく、脱塵処理も同時に行な
うことが可能である。一方ェジェクター反応器に導入す
る際、生成ガスを分岐させて自らの吸引力で導入してい
るために、生成ガス量の変化に応じて脱硫剤の量もコン
トロールでき、また脱硫装置の小型化が可能であり、脱
硫作業を経済的に推進し得るのみでなく、サイクロン中
の固粒子密度が低いため、脱硫剤粒子同士の衝突も少な
く、脱硫剤粒子の競結にともなう脱硫効率の低下も効果
的に抑制することが可能となった。なお以上の説明にお
いて、サイクロンを二系列にかつ二段にわたって配備し
た例を示したが、二系列以上にわたって配備し、また二
段以上、多段状に配備してよいことはもちろんである。
経て行なわれ、同時に蒸気及び空気がそれぞれの供給管
3及び4を経て供給され、石炭のガス化反応に関与する
。ガス化反応によって生成した生成ガスは当該ガス化炉
1の上部から次の処理工程へ送られ、灰分は灰分抜出管
5から外部へ取り出される。上記ガス化炉1からの生成
ガスは先ず微粒子補集サイクロン6に供給され、当該サ
イクロン6で瓶集された微粒子状塵挨、すなわちダスト
は微粒子抜出し管7から外部へ取出される。上記微粒子
補集サイクロン6を出たガスはェジェクター付脱硫反応
器8(以下反応器と記載)に入る。当該反応器8には粒
子供給ホッパ9から脱硫剤微粒子が導入され、また上記
石炭ガス化炉1からの生成ガスと間気接触反応を行ない
、生成ガスからの脱硫が行なわれる。脱硫の行なわれた
生成ガスはさらに脱硫反応第一サイクロン10(以下反
応第一サイクロンと記載)に導かれる。当該反応第一サ
ィクロン1川ま生成ガスと脱硫剤微粒子とがさらに激し
く混合され、脱硫反応が行なわれる。したがって生成ガ
ス中に含まれる比Sのほとんどは効果的に脱硫されるこ
とになる。生成ガスはさらに多段形式で配備された次の
脱硫反応第二サイクロン11(以下反応第二サイクロン
と記載)へ送られ、当該第二サイクロン11では生成ガ
ス中に含まれる一部の未反応、未回収のりSと脱硫剤粒
子とが反応し、さらに脱硫反応が進められると同時に、
脱硫剤微粒子はほぼ完全に除去される。Hぶ及び微粒子
分等のダスト分を含まない、清浄化された精製ガスは精
製ガス出口管12から排出され、ボィラあるいはガスタ
−ビン(いずれも図示せず)に導かれる。上記反応第一
、第二サイクロン10,11において橋集された脱硫剤
粒子は当該脱硫剤粒子の再生用ガスの供給管13から供
給される空気等とともにェジェクター付脱硫剤粒子再生
器14のェジェクター部を経て導入され、再生反応が進
められる。脱硫剤微粒子は再生反応が進められながら輸
送され、脱硫剤粒子再生塔第一サイクロン15に導かれ
る。当該再生塔第一サイクロン15においてさらに脱硫
剤の再生反応が行なわれるが、一部禾再生の脱硫剤粒子
は多段形式で配備された次の脱硫剤粒子再生塔第二サイ
クロン16に導入され、完全に再生処理が行なわれる。
脱硫剤微粒子の再生を行なったのち亜硫酸ガスを含む再
生ガスは再生ガス出口管17を経てさらに次の処理工程
へ送られる。再生されたのちの脱硫剤粒子は上記脱硫剤
供総合ホツパ9を経て上誌ェジェクター付反応器8のェ
ジェクター部へ再び送られ、繰返し循環使用される。な
お当該供給ホッパ9は、消費された脱硫剤粒子の補充用
ホッパの機能を果すものである。ここで、本発明の特徴
とするェジェクター付脱硫反応器の構造について詳細に
説明する。第2図aは、本発明の乾式脱硫方法において
一実施例として用いたェジェクター付反応器8および1
4(第1図に図示)の概略構造を示す縦断面図で、第2
図bおよびcは、第2図aのェジェクター付反応器のェ
ジェクター部20の他の実施例としての構造を示す要部
切欠断面図である。図に示すごとく、比Sを含んだ生成
ガス22が生成ガス供給管25より所定の圧力で供給さ
れると、ェザェクツション作用によって粉末状の脱硫剤
(酸化鉄等)を含んだ生成ガス23(生成ガスの一部を
キャリャーガスとして用い脱硫剤をホッパからガス搬送
)が脱硫剤供V給管26から吸引されヱジェクター部2
0の上部に設置されている反応器21の内部に強く噴出
される。このとき、くびれ部分をもつェジェクター部2
0の内部で生成ガス中のりSの一部が脱硫剤によって吸
収されて脱硫反応が行なわれるが、反応器21内に噴出
された脱硫剤は矢印24に示される噴流となり、反応器
21と中央部上向きの生成ガス流と反応器21の内壁付
近の下向きの生成ガス流とによって激しく混合されて、
さらに脱硫反応が促進されることになる。第3図は、内
蚤約8仇豚ぐのェジェクター付反応器および該ェジェク
ター付反応器の後部に内径約3伍脚◇のサイクロンを配
置して、比Sを約1000個含有する生成ガスを10〜
4側め/h(流速5の/s)送入し、脱硫反応温度は約
450℃、反応圧力はほぼ常圧そして脱硫剤(Fe20
3を主成分とする酸化鉄、74〃肌アンダーの粉末)を
約50k9/h(生成ガスに対し1.25〜5X9/N
〆)使用した場合の脱硫反応と、上記と同じ条件で通常
行なわれている脱硫剤混合方式による脱硫反応とを比較
したグラフであって、生成ガスの脱硫剤との後機時間s
と脱硫率(%)との関係を示す。図から明らかなごとく
、本発明の方法によるェジェクタ−付反応器管を用いた
場合には、生成ガスの脱硫剤との接触時間が0.2秒に
おいて早くも脱硫率(%)は約90%と高い値を示し、
それに対し従来の混合方式では70%程度の低い値であ
り、本発明のェジェクター付反応管による脱硫反応が非
常に高効率で行なわれていることを示している。本発明
になる脱硫方法はェジェクター付反応器とサイクロンを
利用することにより、生成ガスと脱硫剤粒子との反応を
十分に、長い時間をかけて進めるものである。したがっ
て、ェジェクター反応器を用いることにより反応器にお
いて乱流となるため生成ガスと脱硫剤粒子を十分ミキシ
ングさせることができ、さらにサイクロンを用いて反応
されることにより、生成ガスと脱硫剤粒子との固体、気
体接触時間を十分に与え、また任意の適切な時間に選択
することが容易となるため、効果的に脱硫反応を進める
ことが可能であるばかりでなく、脱塵処理も同時に行な
うことが可能である。一方ェジェクター反応器に導入す
る際、生成ガスを分岐させて自らの吸引力で導入してい
るために、生成ガス量の変化に応じて脱硫剤の量もコン
トロールでき、また脱硫装置の小型化が可能であり、脱
硫作業を経済的に推進し得るのみでなく、サイクロン中
の固粒子密度が低いため、脱硫剤粒子同士の衝突も少な
く、脱硫剤粒子の競結にともなう脱硫効率の低下も効果
的に抑制することが可能となった。なお以上の説明にお
いて、サイクロンを二系列にかつ二段にわたって配備し
た例を示したが、二系列以上にわたって配備し、また二
段以上、多段状に配備してよいことはもちろんである。
第1図は本発明になる石炭のガス化による生成ガスの脱
硫系の説明図、第2図aは本発明の乾式脱硫方法におい
て一実施例として用いたェジェクタ−付反応器の概略構
造を示す縦断面図、第2図bおよび第2図cは、第2図
aのヱジェクター付反応器のェジヱクター部の他の実施
例としての構造を示す菱部切欠断面図、第3図は生成ガ
スの脱硫剤との接触時間と脱硫率の関係を示すグラフ。 である。符号の説明、1・・・・・・石炭ガス化炉、2
・・・・・・原料石炭供給管、3・・・・・・蒸気供孫
台管、4…・・・空気供歌会管、5…・・・灰分抜出管
、6…・・・微粒子補集サイクロン、7…・・・微粒子
抜出管、8・・・・・・ェジェクター付反応器、9・・
・・・・粒子供給ホツパ、10・・…・反応第‐−サイ
クロン、11・・・・・・反応第二サイクロン、12・
・・・・・精製ガス出口管、13…・・・再生用ガス供
給管、14…・・・ェジェクター付反応器、15・・・
…再生第一サイクロン、16・…・・再生第二サイクロ
ン、17・・・・・・再生ガス出口管、20…・・・ェ
ジェクタ一部、21・…・・反応器、22・・・・・・
生成ガス、23・・・・・・税硫剤を含んだ生成ガス、
24・・・・・・脱硫剤の流れ、25・・・・・・生成
ガス供給管、26・…・・脱硫剤供給管、30・・・・
・・ェジヱクター付反応器の脱硫率、31・…・・混合
式反応器の脱硫率。 第3図 ブー図 第2図
硫系の説明図、第2図aは本発明の乾式脱硫方法におい
て一実施例として用いたェジェクタ−付反応器の概略構
造を示す縦断面図、第2図bおよび第2図cは、第2図
aのヱジェクター付反応器のェジヱクター部の他の実施
例としての構造を示す菱部切欠断面図、第3図は生成ガ
スの脱硫剤との接触時間と脱硫率の関係を示すグラフ。 である。符号の説明、1・・・・・・石炭ガス化炉、2
・・・・・・原料石炭供給管、3・・・・・・蒸気供孫
台管、4…・・・空気供歌会管、5…・・・灰分抜出管
、6…・・・微粒子補集サイクロン、7…・・・微粒子
抜出管、8・・・・・・ェジェクター付反応器、9・・
・・・・粒子供給ホツパ、10・・…・反応第‐−サイ
クロン、11・・・・・・反応第二サイクロン、12・
・・・・・精製ガス出口管、13…・・・再生用ガス供
給管、14…・・・ェジェクター付反応器、15・・・
…再生第一サイクロン、16・…・・再生第二サイクロ
ン、17・・・・・・再生ガス出口管、20…・・・ェ
ジェクタ一部、21・…・・反応器、22・・・・・・
生成ガス、23・・・・・・税硫剤を含んだ生成ガス、
24・・・・・・脱硫剤の流れ、25・・・・・・生成
ガス供給管、26・…・・脱硫剤供給管、30・・・・
・・ェジヱクター付反応器の脱硫率、31・…・・混合
式反応器の脱硫率。 第3図 ブー図 第2図
Claims (1)
- 1 炭化水素系燃料をガス化させて得られる生成ガスを
分岐して、分岐した一方の生成ガスをエジエクター付反
応器に直接導入し、分岐した他方の生成ガスは鉄系脱硫
剤粒子を供給した後、上記一方の生成ガスによつて吸引
されながらエジエクター反応器に導入し、該エジエクタ
ー反応器から出た上記生成ガスと上記鉄系脱硫剤粒子を
サイクロンに導入して高温脱硫することを特徴とする乾
式脱硫方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50083521A JPS6012085B2 (ja) | 1975-07-09 | 1975-07-09 | 乾式脱硫方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50083521A JPS6012085B2 (ja) | 1975-07-09 | 1975-07-09 | 乾式脱硫方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS527383A JPS527383A (en) | 1977-01-20 |
JPS6012085B2 true JPS6012085B2 (ja) | 1985-03-29 |
Family
ID=13804776
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP50083521A Expired JPS6012085B2 (ja) | 1975-07-09 | 1975-07-09 | 乾式脱硫方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6012085B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0712767U (ja) * | 1993-06-30 | 1995-03-03 | 象印マホービン株式会社 | 蓄熱装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4922014A (ja) * | 1972-06-19 | 1974-02-27 |
-
1975
- 1975-07-09 JP JP50083521A patent/JPS6012085B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4922014A (ja) * | 1972-06-19 | 1974-02-27 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0712767U (ja) * | 1993-06-30 | 1995-03-03 | 象印マホービン株式会社 | 蓄熱装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS527383A (en) | 1977-01-20 |
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