JPS6012012B2 - 模様付の風船チユ−インガムの製法 - Google Patents

模様付の風船チユ−インガムの製法

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JPS6012012B2
JPS6012012B2 JP57014388A JP1438882A JPS6012012B2 JP S6012012 B2 JPS6012012 B2 JP S6012012B2 JP 57014388 A JP57014388 A JP 57014388A JP 1438882 A JP1438882 A JP 1438882A JP S6012012 B2 JPS6012012 B2 JP S6012012B2
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文人 津端
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JUHO KAGAKU KOGYO KK
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ふくらまし1こよって模様の付いた風船を生
ずるチューインガムの新規製法に関する。
風船チューインガムは従来例えばポリ酢酸ビニルにエス
テルガム、ワックス、ポリブタジエン、石油ワックス、
可塑剤(欧和剤)、界面活性剤等から適宜選択された物
質の1種または数種をタルク等の添加物と共に損和して
得た所謂ガムベースに砂糖、ブドウ糖、水アメ、酸味料
、着色料、香料等を混練し、圧延および切断によって所
望の形状に成形したものであり、これを阻しやくするこ
とによって味覚を噛むものである。そしてこの場合後に
残るガムベースはこれを呼気によってふくらまして風船
を生ぜしめ得るから、このような第2次的な玩具要素を
有するものとして4・児、若者等に魅力ある味覚料であ
る。このようにして生ずる風船に、満足すべき所望の模
様を与えることは本発明の完成まで全く達成されていな
い。
これは主として次の二ツの理由によるものである。{a
} チューインガムベース自体は疎水性であるためチュ
ーインガムが口腔にて阻しやくされた場合にチューイン
ガムベースは唾液にて覆われる。
そのため、例えば精練絹糸、天然繊維或はこれらにて造
られた織布、あみ物、シート(例えば紙)、或は豚眼、
羊眼、コラーゲンフィルム、鱗、羽毛その他の物質にて
形成した模様小片をこのガムに混入しし場合これがガム
ベースを覆っている唾液によって湿潤しも、疎水性のガ
ムベースの内部に密和包蔵される程の親和性がなく、そ
のため模様小片は風船膜の外面に浮上し容易に剥離脱落
する状態になり、或は胆しやくによって破損されて、所
望の模様入り風船は生じない。‘bー 他方また例えば
種々の低重合合成樹脂のフィルム、線条その他の物質す
なわちガムベースに対し高い親和性の物質にて形成した
模様小片を使用しも、これらは阻しくされている間にガ
ムベースと密接に融和して1体となり易いため、この模
様小片は最早その原形を保持し得なくなる。
以上の観察から本発明者は種々研究の結果上記‘a}に
関しては、ガムベースに対しこのような親和性の乏しい
模様小片の表面をガムベースに中庸の親和性を有する被
膜にて被覆することにより、完成チューインガムが阻し
やくされた場合に残留するガムベースにこの模様小片を
密着混和させて依然その形態を保持させうろことに成功
した。
他方また上記{肌こ関してはガムベースに対する模様
小片の表面の親和性を適度に低下させる意企のもとに、
該高親和怪物質から成る模様小片の表面を中庸親和性物
質にて被覆することにより上記の欠点を刈除して、ふく
らましによって模様付の風船を生ぜしめることに成功し
た。本発明は実に上述の‘aーおよび‘bーの研究結果
に基ずくものである。
かくて‘a}の場合では表面に施された中庸親和性被膜
が非親和性の模様小片の表面と、ガムベースとを融和接
着させる媒体の役割を果たし、【bーの場合では疎水性
なるガムベースと親和性模様小片との間の過剰融和性を
緩衝して適度の援着性を保持させる役割を果たすのであ
る。上記‘a}の低親和性模様小片を造るには例えば先
にゆで例示した種々の物質を使用することができ、この
模様小片を被覆するための中庸親和性物質としては酢酸
ビニル樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリエステル樹脂、スチ
ロール樹脂、アクリル樹脂、ポリアミド樹脂、天然或は
合成ゴム等がこれに含まれる。また{b}の場合の模様
小片の本体をなす高親和怪物質としては例えば低重合の
ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、ポリスチロー
ルおよびポリアクリル等から成るフィルム等が使用でき
る。
本発明方法においては多くの場合その模様小片自体が展
張性を有するものを使用することが好適であって、この
場合完成したチューインガムは阻しやくされて風船にふ
くらまされる場合模様小片自体も屍張されて風船に拡大
された模様を出現させることのできる利点がある。上記
‘aはたは【b}に記載の材料から造られる模様小片は
任意図形の模様を形形成しうるが、その大きさは例えば
直径が1〜6脚好ましくは2〜4胸、或はこれに相当す
る正方形、長方形、円形、楕円形、放射形その他であっ
て、厚さは0.01〜1肌、好ましくは0.02〜0.
05側である。
これらの模様小片は例えばプリントしたこれら材料の薄
板を型打ち抜き操作によって容易に造ることができる。
これらの模様小片はガムベースとは識別可能な単色また
は多色の色彩に着色するがよい。次に実施例によって本
発明を更に臭体的に説明する。但しこれは本発明の単な
る代表的例示であるから本発明はこの実施例のみに限定
するものではない。実施例 1 ィ チューィンガムベースの調製 慣用の酢酸ビニル樹脂 15重量部ェステ
ルガム 10.5重量部ポリィソ
プチレン 3.広重量部ブチルアクリ
ルブチルグリコレート 1.2重量部(表面活性剤)タ
ルク 0.乳重量部上記の
成分を慣用の方法によって控和機を用いて加温餅化する
ロ チューィソガムの調製 上記ィによって得られたほぼ70℃のガムベース3の重
量部に対し次の成分を順次65℃〜70℃で混和する。
藤糖 4の重量部水ア
メ又は果糖液糖 2の重量部ソルビトー
ル 5重量部クエン酸および(ま
たは)酒石酸 5重量部香料および色素
若干重量部ハ 模様小片の調製(aー 線状模様
小片 精練絹糸(駒糸)300のこ法定赤色食用3号の0.3
〜0.9夕を用いて染色し、水洗乾燥し後これを酢酸ピ
ニル樹脂(重合度850〜1000)の10%酢酸エチ
ル溶液1500ccの中にくり入れ操作によって含浸さ
せ、常温にて乾燥し、80〜120℃で圧熱しものを長
さ2〜3側に切断する。
{b)放射線状模様小片 前記‘a}で使用した精練絹糸の代りにこの絹糸にて編
んだ網を使用いa}の場合と同様に染色し、更に酢酸ビ
ニル樹脂にて加工し、この絹の各交叉固定点を中心に網
目の中間にて切断(抜型使用)して多数の放射線状精練
絹糸となす。
{c} 市販のコラーゲンフィルムから、これに付着せ
る添加脂質および柔軟剤を除去したもの25夕(0.0
4柳×70側×10m)を上記{a}の方法で着色し、
乾燥し後、これに酢酸ビニル樹脂の10%酢酸エチル溶
液を塗布し、常温にて乾燥し、80〜100ooにて圧
熱ロールを通した後、3〜3.5桝の円形小片に打ち抜
く。{dー 上記(a}〜{c}における模様小片の代
りに精製鱗を使用して同様に処理し、節分して直径が約
5肌以下のものを採集する{e’上記材料の代りにセロ
フアン、雁皮紙を使用して同様に操作する。
‘f} 低重合ポリビニル(これはガムベースと親和性
である)のフィルムを、ボリ酢酸ピニル(重合度850
〜1000)の溶液にて表面被覆しものを用い、上記■
〜{c)の方法にて模様小片を形成する。
‘g} 上記{f}の親和性材料の代り‘こ低重合ポリ
酢酸ビニルまたはポリプロピレンの如き低親和性フィル
ムを使用し、但しこの場合には上記【a}〜{c}の方
法における被覆操作を行うことないこ形成抜き装置を用
いて種々の模様小片を作製する。
‘h’ 精練絹糸(コーマ)(親水性を有する)100
夕をェリスロシン(法定食用赤色3号)の0.1〜0.
離水溶液にて慣用の浸染方法によって染色し、水洗して
乾燥する。別に工業用セラックを脱願精製し、更に次亜
塩素酸にて漂白して得た透明白ラック(主として食料品
および医薬品の加工に使用されている。
)7.15夕をエチルアルコール285のこ溶解した約
2.5%ラックニスを調製する。このラックニス中に上
記赤色絹糸を煤り入れ操作してセラックを含浸させ、常
温に乾燥する。
これをエチルアルコール240タ中透明白ラック60夕
の溶液(20%)にて繰り入れ操作によって更に含浸処
理する。次にこれをシリコーン樹脂またはフッ素樹脂に
て雛型加工した加熱板に挟んで80〜120qoにて5
分間加圧加熱して線条材料を得、これを先に{a’で述
べたように切断によって長さ3〜5側の模様4・片とな
し、或はこの線状を直径1.5〜2.0側の離型加工し
た針金またはパイプに巻いて螺線(スパイラル)となし
、80〜120ooにて5分間加熱セットする。これを
縦方向に切り開いて多数のリング状模様4・片となす。
‘i} 上記(h)で透明白セラック舎浸して得た精練
絹糸を網状に編み、これをエチルアルコール240タ中
透明白セラック60夕の20%溶液にて表面処理した後
80〜120qoにて5分間加圧の下で加熱する。
こうして得られたセラック加工絹糸網を先に‘b}の下
で述べたように網目の各交叉固定点を中心として打ち抜
き切断して多数の放射線状模様小片となす。‘i} 前
記(h)および(i)で使用した精練絹糸の代りに、脂
質および柔軟剤にて表面加工された市販コラーゲンフィ
ルムから脱脂および柔軟剤除去し得たコラーゲンフィル
ム(親和性)25夕(0.04側×7仇奴×low)を
使用し、これを(h)および(i)で述べたのと同様に
透明白セラツクにて表面処理する。
得られたコラーゲンフィルムをガーレ方法によって測定
した剛軟度は100〜130の夕であった。
このフィルムを打ち抜きによって直径2〜3.5鰍の円
形模様小片となす。ニ 模様入り風船チューインガムの
製造。
上記{o}のチューインガム10碇織こ対し、混合機の
内で50〜55ooにて上記{a}〜(g)で得た模様
小片の1種または数種をほぼ2〜3部の割合にて混和し
、5分間練り合せこれを圧延ロールを通して伸長して略
2.4肌×1.2cの×2.0肌(約7夕)の完成模様
入り風船チュ−ィンガムとなす。
上記の模様小片はチューインガムに配合する代りに上記
ィのガムベースの調製の場合これに添加することもでき
る。
以上のようにして得られた風船チューインガムにはその
1個につき数個ないし1の固が不規則的に混在している
から、これを胆しやくした後に口中に残るガムベースを
呼気にてふくらませれば風雅な模様入りの風船が生ずる
実施例 2 センター入り模様付風船ガムの調製センター入り風船ガ
ムとは、キャンディ、アメ、ジャム等のコア(心材)を
チューインガム組成物にて包囲したものである。
本実施例では上記模様小片をこれらコアおよび(または
)ガムベースの中に実施例1に準じて混入成形する。
こうして得られるセンター入りガムは阻しやく中にコア
中の模様小片がガムベース中に移行するから、これをふ
くらませると実施例1と同機な風船を生ずる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 慣用の風船チユーインガムベースに対し、イ親和性
    を有しない或は親和性の乏しい物質、或はロ親和性の高
    い物質、の全表面を該チユーインガムベースに対し中庸
    の親和性を有する疎水性物質ハの薄層にて被覆して成る
    模様小片を、完成チユーインガムの1個当り少くとも1
    個混在するように、該風船チユーインガムベースまたは
    風船チユーインガム組成物に配合し、練成、成形するこ
    とを特徴とする、ふくらましによって模様付風船を形成
    する風船チユーインガムの製法。 2 風船チユーインガムベースに対し親和性を有しない
    或は親和性に乏しい物質イが精練絹糸、合成繊維、天然
    繊維またはこれらの織布、編物、合成樹脂のシート、セ
    ロフアン、豚脹、熱変性したグルテンまたはコラーゲン
    のフイルム、種々の透析膜、滲透性膜、和紙、鱗、羽毛
    またはこれらに均質の物質から選ばれたものである特許
    請求の範囲1に記載の風船チユーインガムの製法。 3 風船チユーインガムベースに対し親和性の高い物質
    ロが低重合の酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、ポリ
    スチロールおよびポリアクリル等のフイルムから選択さ
    れたものである特許請求の範囲1に記載の風船チユーイ
    ンガムの製法。 4 被覆用の中庸親和性(疎水性)物質ハが高重合の酢
    酸ビニル樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリプロピレンまたは
    ポリエチレン、ポリエステル樹脂、スチロール樹脂、ア
    クリル樹脂またはポリアミド樹脂、或はこれら樹脂の共
    重合体、またはセラミツク、パラフイン、ダムマー蝋、
    木蝋、モンタン蝋、天然ゴム、合成ゴム、これらの混合
    物またはこれらに均等物質から選択されたものである特
    許請求の範囲1に記載の風船チユーインガムの製法。 5 完成模様小片が展張性物質から成るものである特許
    請求の範囲1に記載の風船チユーインガムの製法。 6 風船ガムベースと完成模様小片との色彩が無色を含
    む互に異る識別可能な色調に着色されたものである特許
    請求の範囲1に記載の風船チユーインガムの製法。
JP57014388A 1982-02-02 1982-02-02 模様付の風船チユ−インガムの製法 Expired JPS6012012B2 (ja)

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JPS61158752A (ja) * 1984-12-28 1986-07-18 Kanebo Shokuhin Kk 装飾性風船ガム

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