JPS6011972B2 - ポリイソシアヌレ−ト樹脂の製造法 - Google Patents

ポリイソシアヌレ−ト樹脂の製造法

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JPS6011972B2
JPS6011972B2 JP54102647A JP10264779A JPS6011972B2 JP S6011972 B2 JPS6011972 B2 JP S6011972B2 JP 54102647 A JP54102647 A JP 54102647A JP 10264779 A JP10264779 A JP 10264779A JP S6011972 B2 JPS6011972 B2 JP S6011972B2
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polyisocyanurate
polyol
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孝夫 野村
喜夫 田口
更三郎 永田
卓司 井坂
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はポリィソシアヌレート樹脂の製造法、詳しくは
、優れた耐熱性を有する高密度(0.5夕/地より高い
密度を有する)ポリィソシアヌレート樹脂の製造法で、
キュァー性に優れ、高い耐熱性、剛性を有するポリィソ
シアヌレート樹脂の製造法に関するものである。
ポリィソシアヌレートフオームが優れた耐熱性、耐燃性
を有していることは知られており、このようなポリィソ
シァヌレートフオームを製造する際にアクリロントリル
をグラフトさせたポリェーテル(ポリマーポリオール)
を使用し、グラフト化側鎖アクリロニトリル基の環化に
より高温安定性を有するへテロ環構造の形成によりつく
られることも既知である(特公昭51一34437号)
しかしながら、これらは高発泡でもろく、耐衝撃性が劣
るばかりでなく耐熱性も十分ではない。本発明者らは、
優れた耐熱性を有し、高い剛性をもつ樹脂の製造法を見
出すべく検討を重ねた結果、本発明に到達した。
すなわち本発明は、3量化繊媒、発泡剤の存在下に有機
ポリィソシアネ−トを高分子ポリヒドロキシ化合物と反
応させてポリィソシアヌレート樹脂を製造する方法にお
いて、‘11 高分子ポリヒドロキシ化合物の少くとも
一部としてOH当量が500〜3000の高分子ポリオ
ールとエチレン性不飽和単量体とから製造した重合体ポ
リオールを使用し、【2ー 有機ポリイソシアネートを
イソシアネート指数が500〜5000となる量使用し
、‘3ー 架橋剤を(架橋剤+有機ポリィソシアネート
):高分子ポリヒドロキシ化合物の当量比が少くとも2
0:1となる量使用することを特徴とする優れた耐熱性
を有する高密度ボリィソシアヌレート樹脂の製造法であ
る。
本発明において使用する重合体ポリオールの製造に使用
されるOH当量が500〜3000の高分子ポリオール
としては、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリ
オールおよびこれらの混合物がある。
ポリエーテルポリオールとしては、多価アルコール、多
価フェノール、ポリカルボン酸などの活性水素原子含有
多官能化合物にアルキレンオキサィドが付加した構造の
化合物があげられる。
上記多価アルコールとしては、エチレングリコール、プ
ロピレングリコール、1・4ープタンジオ−ル、1・6
−へキサンジオール、ジエチレングリコール、ネオベン
チルグリコールなどの2価アルコール、およびグリセリ
ン、トリメチロールプロパン、ベンタエリスリトール、
ソルビトール、ショ糖などの3価以上の多価アルコール
など;多価フェノール類としてはピロガロール、ヒドロ
キノンなどの多価フェノールのほかビスフェノールAな
どのビスフェノール類;またポリカルボン酸としてはコ
ハク酸、アジピン酸などの脂肪族ポリカルボン酸、フタ
ル酸、テレフタル酸、トリメリット酸などの芳香族ポリ
カルボン酸があげられる。上述した活性水素原子含有化
合物は2種以上使用することもできる。上記活性水素原
子含有化合物に付加するアルキレンオキサイドとしては
、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレ
ンオキサイド、テトラヒドロフラン、スチレンオキサイ
ド、ェピクロルヒドリンなどがあげられる。アルキレン
オキサィドは単独でも2種以上併用してもよく、後者の
場合はブロック付加でもランダム付加でも両者の浪合系
でもよい。これらのアルキレンオキサイドのうちで好ま
しいものはプロピレンオキサイドおよび/またはエチレ
ンオキサィドであるが要求される性能に応じてこれらに
他のアルキレンオキサイド(ブチレンオキサイド、テト
ラヒドロフラン、スチレンオキサイド等)を少量併用し
たものも好ましい。反応の点から、とくに好ましいのは
プロピレンオキサイドとエチレンオキサイドとの併用系
(重量比で通常30:70〜95〜5とくに70:30
〜90:10)である。アルキレンオキサィドの付加は
、通常の方法で行うことができ、無触媒でまたは触媒(
アルカリ触媒、アミン系触媒、酸性触媒)の存在下(と
くにアルキレンオキサィド付加の後半の段階で)に常任
または加圧下に行われる。ポリエステル系ポリマーポリ
オールに使用されるポリエステルポリオールとしては、
たとえば、低分子ポリオールとジカルボン酸とを反応さ
せて得られる縮合ポリエステルポリオールやラクトンの
開環重合により得られるポリエステルポリオールなどが
あげられる。
上記低分子ポリオールとしてはエチレングリコール、プ
ロピレングリコ−ル、1・6ーヘキサンジオール、ジエ
チレングリコール、ネオベンチルグリコール、ビス(ヒ
ドロキシメチル)シクoヘキサン、ビス(ヒドロキシエ
チル)ベンゼンなどのジオール;トリメチロールプロパ
ン、グリセリンなどおよびそれらの混合物があげられる
。またジカルボン酸としてはコハク酸、グルタル酸、ア
ジピン酸、セバシン酸、マレイン酸、フマル酸、フタル
酸、テレフタル酸、ダィマー酸およびそれらの混合物が
あげられる。ラクトンとしてはごーカプロラクトンなど
があげられる。これらの高分子ポリオールとして好まし
いものは、ポリエーテルポリオールである。
ポリエーブルポリオールのうちで好ましいものは、末端
に1級OHを有するものである。末端1級OH含有率は
通常10〜80%、好ましくは30〜50%である。末
端1級OHのポリエーテルポリオールとしては、末端に
エチレンオキサイドを通常5〜50%(重量)好ましく
は5〜30%付加したもの(チツプド型、バランスド型
)があげられる。末端1級PHのポリオールから製造し
た重合体ポリオールを用いることによりモールド成型性
が優れ、剛性の高い耐衝撃性、耐熱性の高密度ポリィソ
シアヌレート樹脂成型品が得られる。本発明において、
使用される重合体ポリオールの製造に使用されるエチレ
ン性不飽和単量体としては下記のものがあげられる:【
aー アクリル酸、メタクリル酸、およびそれらの譲導
体アクリロニトリル、メタアクリロニトリル、アクリル
酸、メタクリル酸およびそれらの塩、アクリル酸メチル
、メタクリル酸メチル、ジメチルアミノェチルメタクリ
レート、アクリル酸アミド、メタクリル酸アミドなど。
‘b} 芳香族ビニル単量体 スチレン、Q−メチルスチレンなど。
‘c} オレフィン系炭化水素単量体 エチレン、プロピレン、ブタジエン、イソブチレン、イ
ソプレン、1・4ーベンタジエンなど。
【d} ビニルェステル単量体 酢酸ビニルなど。
‘e} ビニルハライド単量体 塩化ビニル、塩化ピニリデンなど。
‘f)ピニルェーテル単量体 ビニルメチルエーテルなど。
これらのうち好ましいものはアクリロニトリル、メタク
リル酸メチル、スチレン、ブタジェンである。
とくに好ましいものは、アクリロニトリル、アクリロニ
トリルとスチレンの併用(スチレン:アクリロニトリル
の重量比0:100〜60:40)である。重合体ポリ
オールにおけるポリオールと単量体との使用割合は広範
囲にわたってかえられるが、通常ポリオール10の重量
部に対し、エチレン性不飽和単量体(あるいは重合体)
2〜7の重量部、好ましくは5〜4の重量部である。
ポリオールとエチレン性不飽和単量体からの重合体ポリ
オールの製造は、通常の方法で行うことができる。
たとえばポリオール中でエチレン性不飽和単量体を重合
触媒(ラジカル発生剤など)の存在下重合させる方法(
米国特許第3383351号、特公昭39−24737
号、特公昭47一4799計号、特開昭50−1589
4号)や上記単量体をあらかじめ重合させて得た重合体
とポリオールとをラジカル発生剤の存在下グラフト重合
させる方法(侍公昭47一47597号)があげられる
。好ましいのは前者の方法である。重合反応に使用され
る重合触媒(ラジカル発生剤)としては、アゾ化合物、
過酸化物、過硫酸塩、過ホウ酸塩などが使用できるが、
実用上アゾ化合物が好ましい。その使用量もとくに限定
されず、たとえばエチレン性不飽和単量体(あるいは重
合体)10の重量部に対し、0.1〜2の重量部好まし
くは0.1〜15重量部である。上記の重合はまた溶媒
たとえばトルェン、キシレン等の存在下で行うこともで
きる。反応温度は通常50〜170℃好ましくは90〜
15ぴ0である。本発明において使用される架橋剤とし
ては、活性水素含有の低分子多官能化合物、例えばポリ
オール、ポリアミン、およびアミノアルコールがあげら
れる。
低分子ポリオールとしては、前記(ポリエーテルポリオ
ールの原料として述べた)多価アルコール;および多価
アルコール、多価フェノール、ポリカルボン酸などの活
性水素原子含有多官能化合物のアルキレンオキサィド低
モル付加物:アミン類(例えば、アンモニア、ブチルア
ミンなどのモノアミン類、エチレンジアミン、トリメチ
レンジアミン、ジエチレントリアミンなどの脂肪族ポリ
アミン、シクロヘキシレンジアミン、ジシクロヘキシル
メタンジアミン、イソホロンジアミンなどの脂環式ポリ
アミン、フェニレンジアミン、トリレンジアミン、キシ
リレンジアミン、ジフエニルメタンジアミン、ボリフエ
ニルメタンポリアミンなどの芳香族ポリアミン、ピベラ
ジン、アミノェチルピベラジンなどの複素環式ポリアミ
ンおよびモノエタノールアミン、ジエタノールアミン、
トリエタノールアミンなどのアルカノールアミン類)の
アルキレンオキサィド低モル付加物があげられる。低分
子ポリオールとして好ましいものは、エチレングリコー
ル、1・4−ブタンジオール、トリメチロール、プロパ
ン、グリセリンおよびそれらのアルキレンオキサィド付
加物である。ポリアミンとしては上記脂肪族、脂環式、
芳香族「複秦環式ポリアミンがあげられる。アミノアル
コールとしては、エタノールアミン、プロパノールアミ
ンがあげられる。架橋剤のうち好ましいものは低分子ポ
リオールである。本発明において使用される架橋剤の当
量は、通常30〜140好まし〈は30〜100である
官能基数は、通常2〜8好ましくは2〜4である。ポリ
オールの場合は3〜4が好ましい。本発明において、架
橋剤および該重合体ポリオールに加えて必要により、他
の高分子ポリオールを併用することもできる。
他の高分子ポリオールとしては、重合体ポリオールの原
料の項で述べたポリエーテルポリオールおよびポリエス
テルポリオールがあげられる。本発明において架橋剤の
使用量は目的、要求される性能に応じて種々かえること
ができるが、一般に(架橋剤+有機ポリィソシアネート
)と高分子ポリヒドロキシ化合物(重合体ポリオールお
よび必要により他の高分子ポリオール)の当量比が少く
とも20:1好ましくは30:1〜150:1さらに好
ましくは40:1〜80:1となる量使用される。
架橋剤の使用量が上記範囲より少くなると耐熱性が不充
分となり、また多くなると耐衝撃性が悪くなる。架橋剤
と高分子ポリヒドロキシ化合物の当量比は通常0.4〜
1〜30:1好ましくは1:1〜15:1である。重合
体ポリオールの量は、通常70〜95%(ポリヒドロキ
シ化合物および架橋剤の合計重量に基づき。
以下同様。)好ましくは85〜95%である。重合体ポ
リオールの量が上記範囲より少くなると耐熱性、剛性が
不充分となる。本発明において使用する有機ポリィソシ
アネートとしては、従釆からポリウレタン製造に使用さ
れているものが使用できる。
例えば脂肪族ポリィソシアネート(ヘキサメチレンジイ
ソシアネート、リジンジィソシアネートなど)、脂環式
ポリイソシアネート(水添ジフェニルメタンジイソシア
ネート、ィソホロンジィソシアネート、水添トリレンジ
イソシアネートなど)、芳香族ポリィソシアネート〔ト
リレンジイソシアネート(TDI)、ジフエニルメタン
ジイソシアネート(MDI)、ナフチレンジイソシアネ
ート、キシリレンジイソシアネートなど〕およびこれら
の混合物があげられる。
これらのうち好ましいものは、芳香族ジイソシアネート
でありとくに好ましいものは、TD1、MDIである。
これらのポリイソシアネートは粗製ポリィソシアネート
、たとえば粗TD1、粗製MD1〔粗製ジアミノジフェ
ニルメタン{ホルムアルデヒドと芳香族アミンまたはそ
の混合物との縮合生成物:ジアミノジフェニルメタンと
少量(たとえば5〜2の重量%)の3官能以上のポリア
ミンとの混合物}のホスゲン化合物:ポリアリルポリイ
ソシアネート(PAPI)〕、あるいは変性ポリィソシ
アネートたとえば、液状化MD1(カーボジィミド変性
「トリヒドロカルビルホスフェート変性など)や過剰の
ポリィソシアネート(TD1、MDIなど)とポリオー
ルとを反応させて得られる遊離ィソシアネート含有プレ
ポリマーとして使用することもでき、またこれらを併用
(たとえば変性ポリィソシアネートとプレポリマーを併
用)することもできる。上記プレポリマー製造に用いる
ポリオールとしては、当量が30〜200のポリオール
、たとえば、エチレングリコール「ブロピレングリコー
ル、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコールな
どのグリコール;トリメチロールプロパン、グリセリン
などのトリオール;ペンタエリスリトール、ソルビトー
ルなどの高官能ポリオール;およびこれらのアルキレン
オキサイド(エチレンオキサイドおよび/またはプロピ
レンオキサィド)付加物があげられる。これらのうち好
ましいものは官能基数2〜3のものである。上記変性ポ
リィソシアネートおよびプレポリマーの遊離ィソシアネ
ート基含量は、通常10〜30%好ましくは15〜30
%とくに好ましくは25%前後のものである。本発明に
用いられる3量化触媒としては公知のものが使用できる
このような触媒としては、第3級アミンまたはその塩、
カルボン酸またはフェノール類の金属塩、ホスフィン類
、強塩基など、例えば特開昭52−47898号、特公
昭46−42386号、特公昭46−25107号記載
のものがあげられる。具体的には、例えば2・4・6ー
トリ(ジメチルアミノメチル)フェノール、Nーメチル
モルホリン、安息香酸ナトリウムまたはカリウムがあげ
られる。好ましいものは第3級アミン特に2・4・6ー
トリス(ジメチルアミノメチル)フェノール、N′・N
’−トリス(ジメチルアミノプロピル)へキサヒドロー
Sートリアジンおよびこれとカルボン酸アルカリ金属塩
との併用系である。触媒の使用量は有機ポリィソシアネ
ート10礎部‘こ対し、通常0.1〜2碇都好ましくは
0.5〜5部である。本発明において必要により使用さ
れる発泡剤としては、水および/またはハロゲン置換脂
肪族炭化水素系発泡剤(フロン−11など)があげられ
る。発泡剤の使用量は、ボリィソシアヌレート樹脂の全
密度が通常0.5タ′の以上、好ましくは、0.8夕/
鮒以上となるような量を使用する。
発泡剤の量は樹脂原料(ポリィソシアヌレート、ポリヒ
ドロキシ化合物および架橋剤の合計)の重量に基づいて
「水単量の場合は、通常0〜1%好ましくは0〜0.5
%、ハロゲン置換炭化水素系発泡剤単独の場合は、通常
0〜5%好ましくは1〜2%、両者の併用の場合は通常
(0×A+0×B)〜(1×A+5×B)好ましくは(
0×A十1×B)〜(0.5×A+2×B)である。(
AおよびBは、それぞれ、発泡剤1重量部中の水および
ハロゲン置換炭化水素系発泡剤の量を示す。)本発明に
おいてポリィソシアヌレート樹脂を製造するにあたり、
ィソシアネート指数は、通常500〜500咳守ましく
は550〜3500である。
イソシアネート指数が低いと耐熱性が不充分となり、高
くなると耐衝撃性が悪くなる。また必要により、他の触
媒(第3級アミン類、有機スズ化合物、有機鉛化合物な
ど)界面活性剤(シリコーン系界面活性剤など)その他
の助剤の存在下に反応を行うことができる。
必要により顔料、フィラーなどを添加することもできる
。ポリィソシアヌレート樹脂製造法は、従来と同じでよ
くワンショット法、プレポリマー法、(準プレポリマー
法)何れも適用できる。たとえば椿公昭41一1303
7号、特公昭46一42386号などに記載のフオーム
製造法が使用できる。本発明のポリィソシアヌレート樹
脂製造法はとくにリアクションィンジェクションモール
ド法(RIM法)による成型に有用であるがそれ以外の
方法たとえばRIM法以外の成型(開放モールドによる
成型、塩ビ一体成型法など)、スラブ法、現場施工、ス
プレー法、注入、塗布、含浸など種々の方法にも適用で
きる。
本発明により得られる高密度ポリィソシアヌレート樹脂
は、従釆のポリィソシアヌレート樹脂に比べて、剛性が
高く、脱型が早く、成型性が優れ、しかも優れた耐熱性
{熱変形温度(荷重18.6k9′地):通常120q
o以上とくに130〜160oo}を有する。
シーラント、塗料、接着剤などに使用した場合にも優れ
た耐熱性を有するものが得られる。本発明により得られ
る樹脂は優れた耐熱性、高い剛性を有するため、種々の
応用分野に、例えばスケッチカバー、配電ボックス、ラ
ンプおよびライトの付属部品およびバッテリーボックス
などの電気製品;スピーカーボックスなど音響製品;フ
ライパンの柄、アイロンの取っ手、バスルームキャビネ
ットなどの家庭用品に、また、自動車、航空機の部品と
して、エアーフィルターの箱体、ィグニツション・デイ
ストリピユーター、ヒーターおよびその箱体、内部付属
品、荷物だな、格子成分、ダッシュボード基体等の用途
に著しい有用性を発揮する。以下実施例により本発明を
説明するが本発明はこれに限定されるものではない。
(実施例中に示す部は重量部をあらわす。)以下の実施
例および比較例において使用した各成分は次の通りであ
る:ポリオール1:グリセリン9究瓢こブ。
ピレンオキサィド4408部ついでエチレンオキサィド
500部を付加して得た当量1666で末端オキシェチ
レン鎖含量が10重量%のポリェーテル100部にアク
リロニトリル25部を100〜120q○の温度にて1
.0部のアゾビスィソブチロニトリルを開始剤として反
応させたものでヒドロキシル価が28のポリオ−ル。ポ
リオール2:グリセリン92部もこプロピレンオキサイ
ド5858部ついでエチレンオキサイド105の部を付
加して得た当量2333で末端オキシェチレン鎖含量が
15重量%のポリェーテル100部とアクリロニトリル
1の部とスチレン1の部とをあらかじめ混合したモノマ
ーを100〜120ooの温度にて1.の都のアゾビス
ィソブチロニトリルを開始剤として反応させたものでヒ
ドロキシル価が21のポリオール。
ポリオール3:グリセリン92靴こフ。
。ピレンオキサィド5526部についでエチレンオキサ
ィド1斑2部を付加して得た当量2333で末端オキシ
ェチレン鎖含量が2の重量%でヒドロキシル価が24の
ポリエーテルポリオール。架橋剤:ペンタェリスリトー
ル136部にプロピレンオキサイド12庇都ついでエチ
レンオキサイド12碇部付加して得た当量94でヒドロ
キシル価が600の低分子ポリオール。
架橋剤2:グリセリン。
架橋剤3:1・4ーブタンジオール。
ィソシアネート1:MD1745部とトリエチレングリ
コール100部とから合成したプレポリマーとMDIの
一部をカーボジィミド化したィソシアネートとの混合物
で遊離インシアネート含量26%のイソシアネート。
ィソシアネート2:粗製M血1で遊離ィソシアネ−ト含
量31%のィソシアネート。
実施例 1 重合体ポリオールと架橋剤との割合を種々変えて、ィソ
シアネート指数を1300として、下記成型条件でモー
ルド発泡ごせて、本発明によるフオーム(No.1〜3
)および比較例のフオーム(NO.4〜5)を製造し、
またポリエーテルポリオールを用いて比較例のフオーム
(No.6)を製造し、得られたフオームの物性を測定
した。
発泡処方およびフオーム物性測定結果を表1に示す。
成型条件:混合時間 1の砂、原料温度 2ず0、離型
時間 3分、金型温度 50qo実施例 2 高分子ポリオール、架橋剤、ィソシアネートの種類、当
量比、ィソシアネート指数を種々変えて実施例1と同様
の成型条件で発泡ごせて、本発明によるフオーム(No
.7〜1316〜21)および比較例のフオーム(No
.14、15、22〜23)を製造し、フオーム物性を
測定した。
発泡処方およびフオーム物性測定結果を表2に示す。
表1、2において各物性値は次の通りである:‘1)密
度(タ′の):各測定サンプルの密度を示す。
■ 熱変形温度(00):ASTMD−648に準ずる
荷重は18.6k9/均を使用。‘31 衝撃強度(k
9狐′の):アィゾツト衝撃強度測定方法でノッチなし
で測定した。
【4’曲げ強度(kg′の)および曲げモジュラス(k
9/仇):1.27弧×1.27弧×12.7肌の成型
品をスパン10肌で測定した。
・ 表2

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 3量化触媒の存在下に有機ポリイソシアネートと高
    分子ポリヒドロキシ化合物を、必要により発泡剤の存在
    下に反応させてポリイソシアヌレート樹脂を製造する方
    法において、(1) 高分子ポリヒドロキシ化合物の少
    くとも一部として、OH当量が500〜3000の高分
    子ポリオールとエチレン性不飽和単量体とから製造した
    重合体ポリオールを使用し、(2) 有機ポリイソシア
    ネートを、イソシアネート指数が500〜5000とな
    る量使用し、(3) 架橋剤を(架橋剤+有機ポリイソ
    シアネート):高分子ポリヒドロキシ化合物の当量比が
    少くとも20:1となる量使用することを特徴とする、
    0.5g/cm^3より大きい密度の優れた耐熱性を有
    する高分子ポリイソシアヌレート樹脂の製造法。 2 該高分子ポリオールが10〜80%の末端1級OH
    含有率を有し、5〜50重量%のエチレンオキサイドを
    末端付加したポリエーテルポリオールである特許請求範
    囲第1項記載のポリイソシアヌレート樹脂の製造法。 3 架橋剤を、架橋剤:高分子ポリヒドロキシ化合物の
    当量比が0.4:1〜30:1となる量使用する特許請
    求範囲第1項または第2項の何れかに記載のポリイソシ
    アヌレート樹脂の製造法。 4 架橋剤が30〜140の当量を有し、末端1級OH
    含有率が30〜100%である低分子のポリオール、ポ
    リアミンまたはアミノアルコールである特許請求範囲第
    1〜3項の何れかに記載のポリイソシアヌレート樹脂の
    製造法。 5 発泡剤をポリイソシアヌレート樹脂の全密度が0.
    5g/cm^3以上となる量使用する特許請求範囲第1
    〜4項の何れかに記載のポリイソシアヌレート樹脂の製
    造法。
JP54102647A 1979-08-10 1979-08-10 ポリイソシアヌレ−ト樹脂の製造法 Expired JPS6011972B2 (ja)

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