JPS60119317A - 内燃機関の沸騰冷却装置 - Google Patents

内燃機関の沸騰冷却装置

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Publication number
JPS60119317A
JPS60119317A JP22814383A JP22814383A JPS60119317A JP S60119317 A JPS60119317 A JP S60119317A JP 22814383 A JP22814383 A JP 22814383A JP 22814383 A JP22814383 A JP 22814383A JP S60119317 A JPS60119317 A JP S60119317A
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JP
Japan
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refrigerant
liquid level
water jacket
temperature
level
Prior art date
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Pending
Application number
JP22814383A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Hirano
芳則 平野
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPS60119317A publication Critical patent/JPS60119317A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01PCOOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
    • F01P11/00Component parts, details, or accessories not provided for in, or of interest apart from, groups F01P1/00 - F01P9/00
    • F01P11/14Indicating devices; Other safety devices
    • F01P11/18Indicating devices; Other safety devices concerning coolant pressure, coolant flow, or liquid-coolant level
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01PCOOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
    • F01P3/00Liquid cooling
    • F01P3/22Liquid cooling characterised by evaporation and condensation of coolant in closed cycles; characterised by the coolant reaching higher temperatures than normal atmospheric boiling-point
    • F01P3/2285Closed cycles with condenser and feed pump

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、コンデンサからウォータジャケット内に循
環供給した液相冷媒をウォータジャケット内で沸騰気化
させて内燃機関の冷却を行うようにした内燃機関の沸騰
冷却装置に関する。
従来技術 自動車用機関等に用いられている周知の水冷式冷却装置
にあっては、機関運転状態に応じた高精度な温度制御を
実現することは困難であり、またラジェータにおける熱
交換効率に自から限界があるため装置の小型軽量化も難
しい。
このような点から、近年、冷却水の沸騰気化潜熱を利用
した冷却装置が注目されている(例えば特公昭57−5
7608号公報、%開昭57−62912号公報等参照
)。これは基本的には、ウォータジャケット内で液相冷
媒(冷却水)全沸騰気化させ、その発生蒸気を外部のコ
ンデンサ(ラジェータ)に導いて放熱液化させた後に、
再度ウォータジャケット内に循環供給するものであって
、冷却水の単純な温度変化と異なり相変化を伴う気化潜
熱を利用することによって、極めて少量の冷却水の循環
で要求放熱量全満足できるとともに、上記コンデンサに
おける熱交換効率が従来の方式のラジェータに比較して
大幅に向上することから、装置全体としての飛白目的な
小型軽量化を達成し得る可能1生がある。しかも、ウォ
ータジャケット内の圧力を可変制御することにより液相
冷媒の沸点を任意にかつ速やかに変化させ得るので、例
えばコンデンサに付設した冷却ファンの駆動側#などの
手段によって、機関温度を、熱効率や耐ノツク性能など
の点から運転状態に応じた最適温度に応答性良く、かつ
高精度に制御することも可能となるのである。また、通
常の水冷式冷却装置ではウォータジャケットの水入口部
と水出口部との間などで相当な温度差音生じるが、この
冷媒の沸騰による冷却方式では、ウォータジャケット内
の高温部位で沸騰が一層促進される結果良好に冷却され
、温度分布の均一化が図れる等の利点も指摘されている
しかしながら、このように種々の利点を有するこの種の
冷却装置も実際には解決すべき多くの問題があり、実用
化されるに至っていない。具体的には、上記特公昭57
−57608号公報や特開昭57−62912号公報等
に記載のように、従来この遣の冷却装置としては、ウォ
ータジャケット トやコンデンサ等からなる循環系を大気に一部遵通させ
た非密閉構造のものが主に提案されているが、このよう
な非密閉循環系では上述した沸点制御の実現が困難であ
るとともに、蒸気化した冷媒が系外に流出してしまう倶
れがある。しかも、この系内に不凝縮気体である空気が
存在するとコンデンサに溜って放熱性能會著しく低下さ
せてしまうのであるが、上記非密閉循環系においては運
転中に系内がら空気を完全に除去することは難しい。
換言すれば、この種の冷却装置tヲ実用化するには、ウ
ォータジャケットとコンデンサとを主体として密閉した
循環系を形成し、空気を排除したその密閉系内で冷媒の
沸騰、凝縮のサイクルを行わせる必要がある。
また一方、上記公報等に記載の冷却装置にあっては、ウ
ォータジャケット内の冷媒液面を特に管理することなく
、自重によって系内全体を同一液面としているのである
が、この場合機関とコンデンサ等との相対的な高低位置
が自から制約されるのは勿論のこと、自動車用機関に適
用したとすると、車両の傾斜時や旋回時などに液相冷媒
の片寄りを生じ、機関のシリンダ上部等高温部位が気相
空間に露出してしまって、冷却不良を招来する可能性が
あり、信頼性に極めて乏しいものであった。
発明の目的 この発明は上記のような種々の問題に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、冷媒循環系を密閉構造
として系内への空気の混入を防止し、コンデンサの放熱
効率を最大限に確保し得るようにした内燃機関の沸騰冷
却装置を提供することにあり、更に具体的には、ウォー
タジャケット内の冷媒液面を確実に所定レベル以上に保
って局部的な冷却不良や熱歪等の発生を防止できるよう
にすることにある。
発明の概要 この発明に係る内燃機関の沸騰冷却装置は、上部に蒸気
出口が設けられたウォータジャケットと、上記蒸気出口
に接続されるとともに下部に液化冷媒を一時貯留する冷
媒タンクを備えたコンデンサと、上記冷媒タンクと上記
ウォータジャケットとの間に設けられた冷媒供給ポンプ
と、上記ウォータジャケット、コンデンサ、冷媒タンク
、冷媒供給ポンプからなる密閉循環系の系内に所定量封
入される冷媒と、上記ウォータジャケットの所定液面レ
ベルに対応して仮数側設けられた液面センサと、上記液
面センサの少くとも一つが液面低下を検知したときに上
記冷媒供給ポンプを駆動するポンプ制御手段とを備えて
構成されたものであって、上記密閉循環系内での冷媒の
沸騰。凝縮のサイクルにより効率の良い冷却全実現する
とともに、ウォータジャケット内の冷媒液面をコンデン
サとの相対的な高低に拘らず冷媒供給ポンプの作動によ
って維持するようにしており、更にこの冷媒液面は複数
個の液面センサが同時にその液面を検出し得るように制
御されるので、例えば車両の傾斜時や旋回時等において
も、冷媒液面全確実に所定レベル以上に保持し、高温部
位の露出を防止するのである。
実施例 第1図はこの発明に係る沸騰冷却装置の一実施例を示す
もので、同図において、1はウォータジャケット2を備
えてなる内燃機関、3は気相冷媒を凝縮するためのコン
デンサ、4は電動式の冷媒供給ポンプを夫々示している
上記ウォータジャケット2は、内燃機関1のシリンダお
よび燃焼室の外周部を包囲するようにシリンダブロック
5およびシリンダヘッド6の両者に亘って形成されたも
ので、通常気相空間となる上部が各気筒で互いに連通し
ているとともに、その上部の適宜な位置に蒸気比ロアが
設けられている。この蒸気比ロアは、接続管8および蒸
気通路9を介してコンデンサ3の上部入口3aに連通し
ており、かつ上記接続管8には、冷媒循環系の最上部と
なるセンサ増付部8aが上方に立ち上がった形で形成さ
れているとともに、その上端開口をキャップ10が密閉
している。
上記コンデンサ3は、上記人口3aを有するアッパタン
ク11と、上下方向の微細なチューブを主体としたコア
部12と、このコア部12で凝縮された液化冷媒を一時
貯留するロアタンク13 (必ずしもコンデンサ3と一
体であることを要しない。)とから構成され友もので、
例えば車両前部など車両走行風を受け得る位置に設置さ
れ、更にその前面あるいは背面に、強制冷却用の電動式
冷却ファン14を備えている。また、上記ロアタンク1
3は、その比較的下部に冷媒取出口13a e有すると
ともに、この冷媒取出口13&に連結した冷媒通路15
を介して上記ウォータジャケット2下部の冷媒入口2a
に接続されており、かつ上記冷媒通路15に冷媒供給ポ
ンプ4が介装されている。
以上のクォータジャケット2→コンデンサ3→ロアタン
ク13→冷媒供給ポンプ4→ウオータジヤケツト2の経
路によって冷媒の循環系が構成され、通常運転時にはこ
の循環系内で、例えば水に若干の添加物を加えた冷媒が
沸騰、凝縮を繰り返しながら循環することになる。
次に、21は上記循環系の系外に設けられて予備液相冷
媒を貯留するりザーバタンクを示し、このリザーバタン
ク21は通気機能を有するキャップ22を介して大気に
開放されているとともに、上記循環系最上端つまり接続
管8のセンサ取付部8&よりも高位置に液面を確保し得
るように車両の比較的高所に設置され、かつその底部か
ら補助冷媒通路23を介して上記冷媒通路15のロアタ
ンク13−冷媒供給ボンブ4間に接続されている。そし
て、上記補助冷媒通路23に常開型の第1を磁弁24が
介装されているとともに、該第1電磁弁24開時におけ
る予備液相冷媒の導入方向を規制するために、上記冷媒
通路15、詳しくは補助冷媒通路23との合流点15a
とロアタンク13との間に、常開型の第2を磁弁25が
介装されている。
更に上記補助冷媒通路23は、上記第1電磁弁24−リ
ザーバタンク21間において分岐通路26を有し、該分
岐通路26がウォータジャケット2の下部に接続されて
いるとともに、その通路中に常閉型の第3電磁弁nが介
装されている。
一方、上述した循環系の最上部であるセ/す取付部8a
には、系内の空気を排出するための空気排出通路28が
接続されており、かつ空気排出時に同時に溢れ出た液相
冷媒を回収するために、上記空気排出通路28の先端部
がリザーバタンク21内に挿入され、その比較的上部に
開口している。そして、上記空気排出通路28には、常
閉型の第4電磁弁29が介装されている。
上記各電磁弁24 、25 、27 、29と冷媒供給
ポンプ4および冷却ファン14は、所浦マイクロコンピ
ュータシステムを用いた制御装#31によって駆動制御
されるもので、具体的には、ウォータジャケット2の比
較的上部に設けた第1.第2液面七ンサ32.33と、
温度センサ34と、ロアタンク13に設けた第3液面セ
ンザ35と、イ盾環系の最上部であるセンサ取付部8a
に設けた第4g面センサ36の各出力信号に基づいて後
述する制御が行われる。
ここで上記第1液面センサ32.第2液面センサ33は
、例えばリードスイッチを用いたフロート式センサ等が
用いられ、その検出部の設定レベルに液面が達している
か否かをオン、オフ的に検出するものであって、第2図
に示すように、一方の第1液面センサ32が機関長手方
向の前端部に、他方の第2液面センサ33が後端部に夫
々配設されているとともに、機関の所定の姿勢(例えば
車両が水平状態にあるとき)において、両者の設定レベ
ルが等しい高さ位置となるように取り付けられている。
また第3液面センサ35 、第4液面センサ36も、同
様にフロート式センサ等が用いられ、液面の有無をオン
、オフ的に検出している。一方、温度センサ34は、例
えばサーミスタ等からなり、上記第1、第2液面センサ
32 、33の若干下方位置つまり通常液相冷媒内に没
入する位置に設けられて、ウォータジャケット2内の冷
媒温度を検出している。
上記のように構成された冷却装置の基本的な冷却メカニ
ズムを説明すると、通常ウォータジャケット2内には所
定レベルつまり第1.第2iffiセンサ32 、33
の設定レベルに1で液相冷媒が貯留されているのでおる
が、この液相冷媒は、機関の燃焼熱によって加熱される
と、そのときの系内の圧力に応じた沸点に達したところ
で沸騰を開始し、気化潜熱を奪って蒸発気化する。この
とき、冷媒はウォータジャケットz内の高温部で特に活
発に沸騰して多量の熱を奪うので、燃焼室近傍など通常
高温化し易い部位も均一な温度に保たれ、つまり温度差
の少ない効果的な冷却金行えることになる。
そして、ウォータジャケット2内で発生した冷媒蒸気は
、蒸気通路9を介してコンデンサ3に導かれ、ここで外
気との熱交換により冷却されて凝縮液化する。このコン
デンサ3においては、高温蒸気と外気との間で良好な熱
交換が行われ、通常の水冷式冷却装置のラジェータに比
較して遥かに放熱効率が優れ友ものとなる。また、液化
した冷媒は、コンデンサ3下部のロアタンク13に一時
貯留されるとともに、ここから冷媒供給ポンプ4によっ
て再びクォータジャケット2へ循環供給される。
このように、基本的には空気を除去した密閉循環系内で
所定量の冷媒が沸騰、凝縮のサイクルを繰り返しつつ循
環して、効率の良い沸騰冷却が行われるのである。
また一方、循環系外に設けられたリザーバタンク21に
は、循環系内全体を十分に満水にし得る量の予備液相冷
媒が貯留されるようになっており、この予備液相冷媒を
循環系内に導入することによって、循環系内からの空気
の排出および過冷却の回避動作が行われるとともに、循
環系内への冷媒の補給が自動的に行われるのである。
次に上記制御装置31において実行される具体的な制御
音、第3〜9図のフローチャートに基づいて説明する。
第3図は制御の概要を示すフローチャートであって、横
開始動後(イグニッションキーON後)に、先ず機関が
暖機状態にあるか否か、具体的には温度センサ34によ
る検出温度が設定温度(例えば45°C)より高いか否
かを判断する(ステップ1)。設定温度以下の場合は、
次に系最上部の第4液面センサ36によって液面の有無
から系内圧空気が存在しているか否かを判断しくステッ
プ2.)、系内が満水である場合にはステップ3のコー
ルドスタート制御への進み、満水でない場合にはステッ
プ4の空気排出制御を経てから同じくコールドスタート
制御へ進む。そして、コールドスタート制御の終了後、
通常運転制御(ステップ5)へ移行し、キーOFF時ま
でその制御を継続する。キーOFF後はステップ6のエ
ンジンキー停止後の制御に移行する。一方、ステップ1
で設定温度以上の場合は、ステップ7で第1電磁弁24
が閉じているか否かを判断する。これは、後述するよう
にエンジンキー停止後の制御(ステップ6)において、
所定温度(例えば97°C)以上の状態では第1電磁弁
24を閉じたままに制御しているので、再始動に際して
ステップ7でYESであればホットスタート制御(ステ
ップ8)へ、NOであれij :y −/l/トスター
ト制御(ステップ4)へ進み、その後通常運転制御(ス
テップ5)へ進むのである。
第4図はステップ4の空気排出制御のフローチャー)1
示すもので、先ずステップ11で第1電磁弁24.第4
電磁弁29を「開」とし、第2電磁弁25、第3電磁弁
27を「閉」とした後に、冷媒供給ポンプ4iONとす
る(ステップ12)。これにより、リザーバタンク21
内の予備液相冷媒が循環系内に導入され、系内に残存し
てい几空気は系す部に集められ比後、空気排出通路28
を介して系外に押し出される。そして、系内が満水にな
っ友ことを第4液面センサ36によって検出する(ステ
ップ13)と、ステップ14で第1電磁弁24.第4電
磁弁29を「閉」とし、第2電磁弁25.第3電磁弁2
7金「開」とした後に冷媒供給ポンプ4をOFFとする
(ステップ15)。すなわち、この時点で循環系内から
は空気が完全に排出されたことになる。
第5図は、空気排出後の満水状態で実行されるコールド
スタート制御(ステップ3)のフローチャートを示す。
初めに、第1電磁弁24.第4電磁弁29tl−「閉」
、#2 遺喀i磐酊第2電磁弁25.第3電磁弁27を
「開」としくステップ21)、その状態で第1.第2液
面センサ32゜33によりクォータジャケット2内の冷
媒液面を監視する(ステップ22)。つまり機関の運転
開始によりクォータジャケット2内で沸騰が始まると、
その蒸気圧によって系内圧力が高まり、第3電磁弁27
ヲ介して系内からリザーバタンク21側へ液相冷媒が押
し出されて行く。尚、このとき冷媒供給ポンプ4は停止
状態であってコンデンサ3側の液面は高位に保たれ、コ
ア部12の略全体が液相領域となっているとン、から、
その放熱量は比較的低く抑制され、しかもリザーバタン
ク21へはウォータジャケット2の下部から比較的低い
温度の液相冷媒が排出されるために、機関の各部、例え
ばシリンダ内壁等は速やかに高温化し、つまり暖機が極
めて短時間で完了する。
上記のように、ウォータジャケット2から液相冷媒が押
し出される結果、その液面が第1.第2液面センサ32
 、33の何れかの設定レベルにまで低下すると、ステ
ップ23において第3電磁弁27’i閉じ、かつ第11
1f磁弁24ヲ開く。このとき、ステップ22における
判定は、第1液面センサ32.第2液面センサ33の両
者に基づいて行われ、両センサ32゜33の出力がON
のとき、つまり何れもが液面有りと検出したときに、ウ
ォータジャケット2内液面が通常レベル以上であると判
定し、何れか一方でもOFFであるとき、つまり液面非
検出であったときには、ウォータジャケット2内液面が
通常レベル以下であると判定する。これは後述するステ
ップ24 、26 、33 、52,54,71,74
,76の各液面判定において全く同様である。
上記ステップ23における電磁弁制御後は、ステップ2
4およびステップ26でのウォータジャケット2内の液
面の判断結果に応じて、冷媒供給ポンプ4がON (ス
テップ25)、0FF(ステップ27)制御され、これ
によってウォータジャケット2内の液面が通常レベルつ
まり両液面センサ32 、33の設定レベルに同時に達
するように維持される。一方この間、発生蒸気の増加に
よって系内圧力が更に高まるために、コンデンサ3内に
充満していた液相冷媒は、その一部が第1電磁弁24を
介してリザーバタンク21へ排出されることになり、系
内の冷媒量は更に減少し続ける。その後、コンデンサ3
内の液面が低下して、ロアタンク13の第3液而センサ
35の設定レベルに達する(ステップ28)と、ステッ
プ29において第11!磁弁24を閉じる。とれによっ
て冷媒循環系が完全に密閉された状態となり、このとき
系内では、ウォータジャケット2内およびロアタンク1
3内の夫々第1.第2液面センサ32 、32および第
3液而センサ35によって規定されるレベルまでを液相
冷媒が占め、残部を気相冷媒が満たした状態となってい
る。
次に第6図は、上記のように系内に所定1の冷媒が封入
された段階で実行されるステップ5の通常運転制御のフ
ローチャートを示す。この通常運転制御は、機関の冷却
性能ならびにコンデンサ3の放熱効率全最大限に確保す
るようにウォータジャケット2とロアタンク13の液相
冷媒ill副調整る液面制御と、系内の温度を目標温度
に合致させるように冷却ファン14を制御する温度制御
と、車両走行風が強過ぎるような場合の過冷却現象を防
止する過冷防止制御とからなる。具体的には、ステップ
31で温度センサ34による検出温度と設定温度(例え
ば97°C)との比較を行い、設定温度より低い過冷却
時には後述する過冷防止制御(ステップ32)に移行し
、かつ設定温度より高い場合には、ステップ33〜ステ
ツプ37の液面制御を行う。すなわち、ステップ33で
ウォータジャケット2内の液面の高低を第1.第2液面
センサ32 、33の出力から判断し、かつステップ3
5でロアタンク13内の液面の高低を第3液面センサ3
5の出力から判断し、夫々の判断結果に基づき冷媒供給
ポンプ4f、ON。
OFF制御する亀ので、この結果、ウォータジャケット
2内の液面は第1.第2液面センサ32 、33に規定
される通常レベルに、またロアタンク13内の液面は第
3液面センサ35の設定レベルに夫々維持されるのであ
る。一方、温度制御としては、ステップ38で温度セン
サ34による検出温度と設定温度(例えば100〜11
0°前後)との比較を行い、設定温度以上の場合は冷却
ファン14をON (ステップ39)とし、設定温度以
下の場合は冷却ファン14をOFF (ステップ40 
)として、コンデンサ3における凝縮の促進あるいは抑
制を行う。これにより系内の圧力が応答性良く変化し、
ウォータジャケット2における沸騰が直ちに促進あるい
は抑制されるので、ウォータジャケット2内の温度つま
り機関温度が高精度に設定温度に維持される。尚、この
際の設定温度は、固定的に設定した値であっても良いが
、機関運転状態、例えば機関回転数、負荷等に応じて可
変的に設定することも可能であり、具体的には、ノッキ
ング等の異常燃焼が発生し易い高負荷域等では比較的低
い温度、例えば100°C程度とし、通常の市街地走行
域では比較的高い温度、例えば110°C程度として、
熱効率の向上を図ることが可能である。
また、この通常運転制御は、キーOFF時まで継続され
るが、その際ステップ41において冷媒供給ポンプ4お
よび冷却ファン14がいずれもOFFであることを確認
した後に、ステップ6のエンジンキー停止後の制御への
移行が可能となる。
一方、上記過冷防止制御(ステップ32)は、第7図に
示すフローチャートに従って行われる。先ずステップ5
1においてglfi磁升24が開弁され、それまで密閉
状態にあった冷媒循環系が系外のリザーバタンク21に
接続される。このとき、適冷状態にある循環系内は負圧
化しており、ウォータジャケット2内で減圧沸騰が生じ
ているが、上記のように第1電磁弁24を開くと、系内
圧力とリザーバタンク21側大気圧との圧力差ならびに
両者の液面の高低差に起因してリザーバタ/り21から
コンデンサ3内に液相冷媒が導入され、コンデンサ3内
の液面が高くなる。このように液相冷媒が導入される結
果、系内の圧力がある程度回復し、ウォータジャケット
2内の液相冷媒の沸点が上昇する。
また、コンデンサ3のコア部12の一部が液相冷媒で占
有されるために、その放熱量が低下し、つまり気相冷媒
の凝縮が抑制されることになって、系内圧力を高めるよ
うに作用する。従って、ウォータジャケット2内の温度
は速やかに上昇[7、機関は過冷却状態から脱却するこ
とができる。
またステップ52〜ステツプ55に示すように、コンデ
ンサ3内への液相冷媒導入を行っている間も、ウォータ
ジャケット2内の液面制御は継続され、つまりウォータ
ジャケット2内の液面は常に第1゜第2液而センサ32
 、33の設定レベル以上に維持される。
一方、上述したように過冷却状態を脱却した後、車両走
行風の低下あるいは機関負荷の増加などによって機関発
熱量がコンデンサ3の放熱量を上廻る状態になると、蒸
気圧の上昇によって系内からリザーバタンク21へ液相
冷媒が徐々に排出され、コンデンサ3およびロアタンク
13の液面が低下する。このロアタンク13側の液面が
所定レベルつまり第3液面センサ35の設定レベルにま
で低下(ステップ56)シ、かつウォータジャケット2
内の温度が設定温度(例えば100”C)にまで回復(
ステップ57)シた時点で、ステップ58へ進み、第1
電磁弁24を閉弁する。これにより、一連の過冷防止制
御が終了し、冷媒循環系は再び所定量の冷媒全封入した
状態で密閉されることになる。
第8図は、通常運転制御(ステップ5)あるいは他の制
御の実行中に、エンジンキー< OFFとした場合に移
行するエンジンキー停止後の制御(ステップ6)を示し
ており、ステップ61でエンジンキーに関連した各部、
例えば燃料供給系統などをOFFとした後に、ステップ
62で第2電磁弁25を「開」。
他の電磁弁24 、27 、29を「閉」とし、次にス
テップ63で機関温度状態を判定する。これは、循環系
内が高圧となっている状態でその密閉状態を開放すると
蒸気の噴出を生じるので、系内が負圧化する温度に下が
るまで待機し、例えば液温か978C以下となった時点
で系外に通じる第1電磁弁24を開く(ステップ64)
のである。
これKよって循環系内にはリザーバタンク21から予備
液相冷媒が導入され、系内の温度低下に従つて、いずれ
満水状態となる。尚、このリザーバタンク21からの冷
媒導入時には第3′醒磁弁27は開かれず、かつ冷媒供
給ポンプ4も停止しているために、リザーバタンク21
からの冷媒は、ロアタンク13からコンデンサ3内全経
由してウォータジャケット2内に流入するように流れる
。従って、運転中に伺らかの原因で僅かに空気が侵入し
て、微細なフンデンサチューブ内に付着した場合でも、
この予備液相冷媒の流入によって系上方へ確実な排出が
行える。
また、このエンジンキー停止後の制御によって、始動か
ら停止までの制御が完了し、この状態で次の始動に備え
ることになるが、前述したように、第1電磁弁24およ
び第2電磁升25は常開型電磁弁であり、第3電磁弁2
7および第4電磁弁29は常閉型電磁弁であるから、ス
テップ64の終了後はバッテリの消耗全件うことなく、
所定の状態を保持できることになる。
次に、上記の停止状態から再始動を行う場合、第3図で
説明したように第1電磁弁24の閉弁時つまり系内が高
温状態であるときにはホットスタート制御(ステップ8
)へ移行するのであるが、このホットスタート制御は第
9図に示すフローチャートニ従って行われる。尚、この
ホットスタート制御へ移行したときの各電磁弁の制御状
態は上述したステップ62の制御状態に等しく、つまり
第2′酸磁弁25が「開」、他の電磁弁24 、27 
、29が「閉」である。このホットスタート制御は、そ
の前の運転時に通常運転制御(ステップ5)へ進んでい
た場合のほか、コールドスタート制御(ステップ3)の
途中で機関が停止されfC,場合が考えられ、後者の場
合冷媒が余分に系内に存在しているので、ステップ71
〜ステツプ73においてウォータジャケット2内が通常
レベルに下がるまで第3電磁弁27f:開弁し、ウォー
タジャケット2下部からリザーバタンク21へ液相冷媒
を排出する。第3電磁弁27を閉じた後は、ステップ7
4〜ステツプ77においてクォータジャケット2内の液
面に応じて冷媒供給ポンプ4 @ ON、OFF制御し
、ウォータジャケット2内の液面を通常レベルに維持す
る。そして、このウォータジャケット2内の液面制御と
同時に、ロアタンク13内の液面を監視(ステップ78
)シ、ロアタンク13内の液面が所定レベルに下がるま
で第1電磁弁24を開弁状態に保って液相冷媒の排出を
継続する。従って、ステップ80で第1′dL磁弁24
を閉弁した時点では、コールドスタート制御(ステップ
3)の終了時点と同様に、密閉した循環系内に所定量の
冷媒が封入され次状態となり、その後、前述した通常運
転制御(ステップ5)へ移行するのである。
以上のように、上記実施例においては、機関1の前部に
設けた第1液而センサ32と後部に設けた第2液面セン
サ33とが常に同時にONとなるようにウォータジャケ
ット2内の冷媒液面が制御される。
換言すれば、ウォータジャケット2内に両液面センサ3
2 、33の設定レベル以上に冷媒が常に貯留されるこ
とになり、例えば車両が傾斜面に停車したような場合に
あっても、機関1の前部あるいは後部において液相冷媒
が不足することはなく、高温部位の気相空間への露出を
確実に防止できるのである。
尚、上記実施例においてはウォータジャケット21!t
I後に計2個の液面センサを設けているが、更に多数の
液面センサを設けることが可能であるのは勿論であり、
また、この液面センサはクォータジャケット2壁面に直
接装着するものに限定されず、例えばウォータジャケッ
ト2上部と下部とを連通して外部に導いた連通管内の液
面を検出するように構成することが可能である。
発明の効果 以上の説明で明らかなように、この発明に係る内燃機関
の沸騰冷却装置においては、空気を除去した密閉循環系
内で冷媒の沸騰、凝縮サイクルを行わせることによって
、極めて効率の良い冷却が実現できる一方、複数個の液
面センサに基づき冷媒供給ポンプを制御してウォータジ
ャケット内液面を所定レベル以上に保つようにしたので
、クォータジャケットとコンデンサとの相対的な高低位
置が何ら制約されないとともに、機関の傾斜時に局部的
な液相冷媒不足を生じて冷却不良を招くことがなく、自
動車用機関等の冷却装置として極めて信頼性に優れ皮も
のとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る沸騰冷却装置の一実施例上水す
構成説明図、第2図はその液面センサ取付位置を示す要
部の側面図、第3図〜第9図はこの実施例における制御
の内容上水すフローチャートである。 1・・・内燃機関、2・・・クォータジャケット、3・
・・3・・・コンデンサ、4・・・冷媒供給ポンプ、7
・・・蒸気出口、8・・・接続管、9・・・蒸気通路、
13・・・ロアタンク、14・・・冷却ファン、15・
・・冷媒通路、21・・・リザーバタンク、23・・・
補助冷媒通路、24・・・第1電磁弁、25・・・第2
電磁弁、26・・・分岐通路、n・・・第3電磁弁、2
8・・・空気排出通路、29・・・第4電磁弁、31・
・・制御装置、32・・・第1液面センサ、33・・・
第2液面センサ、34・・・温度センサ、35・・・第
3液面センサ、36・・・第4液面センサ。 外2名 第4図 特開昭60〜119317(12) 特開昭GO−119317(13)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 に (1)上部蒸気出口が設けられたウォータジャケットと
    、上記蒸気出口に接続されるとともに、下部に液化冷媒
    を一時貯留する冷媒タンク金偏えたコンデンサと、上記
    冷媒タンクと上記クォータジャケットとの間に設けられ
    た冷媒供給ポンプと、上記ウォータジャケット、コンデ
    ンサ。 冷媒タンク、冷媒供給ポンプからなる密閉循環系の系内
    に所定量封入される冷媒と、上記ウォータジャケットの
    所定液面レベルに対応して複数個設けられた液面セ/す
    と、上記液面センサの少くとも一つが液面低下を検知し
    たときに上記冷媒供給ポンプを駆動するポンプ制御手段
    とを備えてなる内燃機関の沸騰冷却装置。
JP22814383A 1983-12-02 1983-12-02 内燃機関の沸騰冷却装置 Pending JPS60119317A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6394016A (ja) * 1986-10-08 1988-04-25 Nissan Motor Co Ltd 内燃機関の沸騰冷却装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6394016A (ja) * 1986-10-08 1988-04-25 Nissan Motor Co Ltd 内燃機関の沸騰冷却装置

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