JPS6011812Y2 - 冷菓製造器 - Google Patents

冷菓製造器

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JPS6011812Y2
JPS6011812Y2 JP8986983U JP8986983U JPS6011812Y2 JP S6011812 Y2 JPS6011812 Y2 JP S6011812Y2 JP 8986983 U JP8986983 U JP 8986983U JP 8986983 U JP8986983 U JP 8986983U JP S6011812 Y2 JPS6011812 Y2 JP S6011812Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
container
ring
frozen dessert
sealed double
stirrer
Prior art date
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Application number
JP8986983U
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English (en)
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JPS59196087U (ja
Inventor
且 上坂
稔 高山
Original Assignee
日本軽金属株式会社
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Filing date
Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、主として家庭用の冷蔵庫で冷却して簡単に
アイスクリームやシャーベット等の冷菓が製造できる冷
菓製造器の改良に係るもので、不使用時にはアイスペー
ルにも供せるようにしたものである。
従来のこの種の冷菓製造器は、第8図に示すように、外
容器A内に塩を含んだ氷Bを入れ、中央に内容器Cを氷
Bに埋るように挿入したもので、この内容器C内にアイ
スクリーム材料等の冷菓材料を投入し、長時間攪拌して
アイスクリーム等の冷菓を製造していた。
しかしながら、この方法では一般に数センチ角の角氷を
使用しており、食塩を15%加えた氷の温度は理論上零
下15℃まで下るが、実際の氷の温度は約零下5℃まで
しか下らず、また、容器外表面と氷とは点接触であるの
で、内容器C内の冷菓材料を急速に冷却できず、したが
って、アイスクリーム等の冷菓ができ上るのにかなりの
時間を必要としていた。
更に、従来のこの種冷菓製造器においては、攪拌時その
他の冷菓製造時に凍結された外容器Aを持つため、凍傷
等を生じる虞れがあり、取扱い性の良いものとはいえな
かった。
また従来のこの種冷菓製造器は、冷菓の製造のみにしか
使用できず、一般的に夏期以外は使用されずに置棚等に
保管されたままの状態で、その使用頻度は少ない。
この考案は、上記事情に鑑みなされたもので、その目的
とするところは、冷菓製造以外の場合にはアイスペール
としても使用に供せるような多目的機能を具備し、しか
も、冷菓製造時においては、アイスクリーム等の冷菓を
短時間で製造できるようにし、かつ、その取扱い時にお
いて凍傷から防止できるようにしたことを特徴とする冷
菓製造器を提供しようとするものである。
以下にこの考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図はこの考案の冷菓製造器の正面図、第2図はその
平面図、第3図はその縦断面図を示すもので図中、1は
密封二重容器であって、例えばアルミニウム合金製の深
搾り内容器2と外容器3とが互いに底面及び周面にて間
隔を置いてそれぞれのフランジ4,4にて縁巻きされた
上方が開放する有底円筒形に形成されている。
この場合、前記内容器2及び外容器3は、アルミニウム
合金板を深搾り加工した後、その全面に陽極酸化皮膜を
施したものである。
また、前記内・外容器2,3間に形成される底面及び周
面にわたる空間5内には、巻き締めを行う前に所定の空
隙7を残して蓄冷剤6が封入されている。
この蓄冷剤6は、例えば水又は炭酸水をベースにアルコ
ール、グリコール、エチレングリコール、塩化ナトリウ
ム等の有機若しくは無機類や所望の粘度にするための有
機質増稠剤を必要量添加したもので、その融解温度は零
下7℃ないし零下ITCの範囲内に調整されている。
8はリングであって、例えばエチレン−酢酸ビニル共重
合体等の柔軟性を有する合成樹脂あるいはゴム等で形成
され、その断面は、第4図に示すように、外方に向って
下り勾配となる三角状基部8aの内周側下部に一対の脚
部8b、8cを垂下して両脚部8b、Bc間に密封二重
容器上縁嵌合部8dを形成するとともに、外周側の脚部
8Cと三角状基部8aの下面とで外装容器9による支持
段部8eを形成し、かつ、外周側の脚部8bと三角状基
部8aの内周面とで蓋体受は部8fを形成して戒る。
上記のように形成されるリング8の支持段部8eを支承
しうるように嵌装される有底筒状の前前記外装容器9は
、合成樹脂等で形成され、前記リング8の支持段部8e
を支承しかつ前記密封二重容器1を間隙10を置いて内
装するようになっている。
この場合、外装容器9の底部の内周面に適宜間隙を置い
て突設される支持リブ11,11・・・(第3図参照)
によって密封二重容器1が支持されて、外装容器9の底
面及び周面との間に間隙10が形成されている。
また、外装容器9の外側面には把手9aが設けられてお
り、冷菓製造時に取扱いを容易に行えるようにしである
なお、前記支持リブ11,11・・・は省略し、密封二
重容器1を前記リング8のみにより外装容器9に支持さ
せてもよく、これによって、接点が減ることにより前記
二重容器1の断熱性が向上するとともに、この二重容器
1の出し入れ時の上下方向の衝撃による底面周縁部の変
形を防止できる。
一方、前記リング8の蓋体受は部8fには、透明の合成
樹脂製蓋体12が着脱自在に嵌着されている。
この場合、前記蓋体12の中央部には、後述する攪拌器
14を回転自在に支承する軸受13が円形凹所12′の
中央に設けられている。
つまり、軸受13は蓋体12の握り部も兼ねる。
また、前記密封二重容器1の内底中央には前記攪拌器1
4の一部を構成する回転軸15を受ける凹所16が設け
られている。
前記攪拌器14は、上端に口形状断面の嵌合溝15aを
有する大径部15b(第5図参照)と、この大径部15
bの下方に連なる小径部15cとから成る回転軸15の
小径部15cの上下対角位置からそれぞれ側方に向って
かつその先端が前記密封二重容器1の内周面と近接する
一対の攪拌羽根17.17を突設して戊り、そして、回
転軸15の嵌合溝15aに着脱自在に嵌合する連結用角
筒状の軸18aを有する全体がクランク状に形成された
ハンドル18によって、回転軸15及び攪拌羽根17.
17が回転されるようになっている。
この場合、前記攪拌羽根17.17はそれぞれ回転軸1
5の軸線に対して約10〜20°の緩やかな傾斜を持っ
て互いに平行に形成されて、密封二重容器1内に投入さ
れる冷菓材料を均一に攪拌できるようになっている。
また、前記ハンドル18は、連結用角筒状の軸18aを
一端下方に有するクランク状のハンドル本体18bと、
このハンドル本体18bの他端上部に回転自在に取り付
けられる摘み19とで構成されており、摘み19の上面
に形成された凹所20にはキャップ21が着脱自在に嵌
合されている。
このキャップ21は前記軸受13に対しても着脱自在に
嵌合されるようになっており、前記攪拌器14の不使用
時において、すなわち冷菓製造器として使用しない場合
には、第7図に示すように、前記攪拌器14の回転軸1
5を取り除いた軸受13にキャップ21を嵌合被着する
ことにより、軸受13の開口部を閉塞して、アイスペー
ルなどの冷却容器としても使用できるようにしたもので
ある。
なお、前記摘み19に設けられた凹所20の縁部の一部
にキャップ取り外し用凹所20aを設けておけば、キャ
ップ21の取り外しを容易に行うことができる。
なお、上記のように構成されるこの考案の冷菓製造器に
おいて、前記蓋体12がリング8の内側の支持段部8e
に弾性を付勢して嵌合するため、密封二重容器1の内側
への外気の流入が阻止されるとともに、リング8と密封
二重容器1との回転が防止されるようになっている。
また、前記外装容器9と密封二重容器1に関しては、例
えば第6図に示すように、外装容器9の縁部の一部に回
り止め用凹部22を設け、リング8の一部にはこの回り
止め用凹部22と係合する回り止め用凸部23を設けて
、これら回り止め用凹部22、凸部23を互いに係合さ
せることにより、前記密封二重容器1の回転を防止する
ことができる。
なおこの場合、外装容器9の縁部に回り止め用凸部を設
け、リング8の任意の箇所にこの回り止め用凸部と係合
しうる凹部を形成しても同様である。
また、別の方法としては、前記密封二重容器1の外側の
任意の箇所に回り止め用凹部又は凸部を設け、外装容器
9にこの回り止め用凹部又は凸部と係合しうる回り止め
用凸部又は凹部を設け、これらを互いに係合させること
により、密封二重容器1の回転を防止することができる
上記のように構成されるこの考案の冷菓製造器を用いて
冷菓を製造するには、まず、冷蔵庫にて密封二重容器1
を数時間冷却して内部の蓄冷剤6を凍結させる。
次いで、所定の場所において密封二重容器1、外装容器
9、蓋体12及び攪拌器14を組み付けるとともに、密
封二重容器1内に冷菓材料を投入する。
このとき、冷菓材料は薄い層となって密封二重容器1内
に凍結するので、攪拌器14の攪拌羽根17.17で削
り落すように繰り返し攪拌すると、数分で冷菓材料全体
がアイスクリーム状又はシャーベット状となる。
また冷菓製造器として使用しない場合には、摘み19に
嵌合されているキャップ21を摘み19から取り出して
、攪拌器14の回転軸15を取り除いた軸受13に嵌合
被着することにより、蓋体12の握り部の目印にもなり
アイスペールなどの冷却容器としても使用することがで
きる。
以上に説明したように、この考案の冷菓製造器によれば
、蓄冷剤を封入する密封二重容器を間隙を置いて有底筒
状の外装容器内に内装しであるため、従来の水使用のも
のに比して短時間に簡単に冷菓を製造することができる
とともに、氷を扱う手間も省け、半永久的に繰り返し使
用ができるという利点があり、しかも、弾性を有するリ
ングにより、間隙内への外気の流入及び密封二重容器内
への外気の流入を防止することができ、密封二重容器の
間隙と相俟って断熱機能の向上が図れるとともに、蓋体
等の嵌着を確実に行うことができる。
また、リングは凍結された密封二重容器を持ち上げる際
の把手となり、しかも、断熱性を有するため、凍傷等の
防止を行うことができるなどの効果を有し、更には、冷
菓製造器として使用しない場合には、アイスペールなど
の冷却容器としても使用できる多目的機能を有するので
、その利用価値は顕著である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の冷菓製造器の一例を示す正面図、第
2図はその平面図、第3図は冷菓製造器の構造を示す縦
断面図、第4図はこの考案におけるリングの拡大断面図
、第5図は第3図の■−■線に沿う断面図、第6図はこ
の考案における回り止め用凹部及び凸部の一例を示す斜
視図、第7図はこの考案の冷菓製造器をアイスペールと
して使用する場合の縦断面図、第8図は従来の冷菓製造
器の縦断面図である。 図において、1・・・・・・密封二重容器、6・・・・
・・蓄冷剤、8・・・・・・リング、9・・・・・・外
装容器、9a・・・・・・把手、10・・・・・・間隙
、12・・・・・・蓋体、13・・・・・・軸受、14
・・・・・・攪拌器、15・・・・・・回転軸、17・
・・・・・攪拌羽根、18・・・・・・ハンドル、19
・・・・・・摘み、20・・・・・・凹所、21・・・
・・・キャップである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 空間部に蓄冷剤を封入し、上方が開放する有底円筒形の
    密封二重容器と、この密封二重容器の外縁部に嵌装され
    るリングと、このリングを支承するとともに、前記密封
    二重容器を間隙を置いて内装する有底筒状の外装容器と
    、前記リングに着脱自在に嵌着される蓋体と、この蓋体
    の中央部に回転自在に支承されて前記密封二重容器内に
    突入しうる攪拌器と、この攪拌器の回転軸に対して着脱
    自在なハンドルと、このハンドルに支承される摘みと、
    選択的に前記攪拌器の回転軸を支承うる軸受兼握り部の
    穴と摘みの凹所とに着脱自在に嵌合するキャップとで構
    成して威る冷菓製造器。
JP8986983U 1983-06-14 1983-06-14 冷菓製造器 Expired JPS6011812Y2 (ja)

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JP8986983U JPS6011812Y2 (ja) 1983-06-14 1983-06-14 冷菓製造器

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JP8986983U JPS6011812Y2 (ja) 1983-06-14 1983-06-14 冷菓製造器

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Publication Number Publication Date
JPS59196087U JPS59196087U (ja) 1984-12-26
JPS6011812Y2 true JPS6011812Y2 (ja) 1985-04-18

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