JPS60117190A - 大口径配管塞止装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、配管の基土装置に関するもので、特に大口径
管を内部より短時間に、確実に凍結基土する方法と構造
に関するものである。

〔発明の背景〕

従来沸騰水型原子炉の定期点検に於いて、定期点検期間
を短縮するため、原子炉の燃料交換と・原子炉格納容器
隔離弁の分解点検を併行して実施する方法を採用してお
り・そのために第１図から第３図に示す方法、構造に依
り実施されていた。

即ち、原子炉圧力容器の上蓋を開放後・気水分離器及び
蒸気乾燥器等を抜き出し、炉上部天井クレーンにより、
配管ノズル部基土用フレームを吊り下し、定位置に設定
の上、各ノズル部を第２図の如く基土する。その後配管
側をドレンし、隔離弁の分解点検を実施すると共に原子
炉の燃料交換も併行して行っていたため・設定に時間が
掛り過ぎると共にフレームが大形化して取扱いが困難、
フレームが圧力容器内部に設定されるため、燃料交換作
業時のスペース減少、ノズル位置が同一高さに配置され
ていない場合は、フレームが特殊構造と成り大形化して
し棟う、回転機構を採用しているため、保管、管理が困
難で有ると同時に故障の原因とも成る１Ｍ作費が増大す
る等の欠点があった。一方従来の７リージングプラグ方
法は、第４図に示す如く配管の外側より冷却するため・
冷気が外部に放散し冷却効率が低下すると共に・大口径
管に於いては、冷却容量が増大し、冷却に長時問掛り、
装置が大形化し、技術的難点が多く実用化されていない
のが実状である。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、前記の欠点を補って・大口径配管内部
にフリープラグプラグを挿入し・配管とプラグの環状隙
間のみを凍結させる事例より、冷却容量を極力少くし・
冷却時間を短く、確実に凍結基土する事にあり、短時間
に作業が完結する事により、被曝低減を図り、装置が合
理化される事による経済的効果を上げる事にある。

〔発明の概要〕

本発明は、従来比較的小径管に採用され効果を上げてい
る配管のアイスプラグを大口径管に適用するための改良
方法と構造に関するもので・大口径管を小口径管の凍結
容量と同等又はそれ以下で凍結させるために・従来配管
外側より内部流体を凍結させていたものな配管内部より
第７図の如く、管とプラグの環状隙間を凍結させる事に
より、少い冷却容量で・短時間で確実に・且、冷却ロス
なくアイスプラグを実施するものである。

〔発明の実施例〕

本発明を実施例により以下説明する。第１図がら第４図
迄は従来の実施例を示し、第１図は、プラグが取付られ
た所を示す全体立面図で、原子炉建屋１の内側に原子炉
圧力容器を設定するペデスタル２が位置し、その上部は
生体じゃへい３に成っている。生体じゃへい内部には原
子炉圧力容器４が設置されその上部にじゃへい用の水を
貯えた７’−ル５カ有ｔ）７”−ルの底はシールベロー
６にて下部と仕切られている。原子炉圧力容器に接続さ
れた主蒸気管７の途中に安全弁８及び原子炉格納容器貫
通部前後に内側隔離弁９と外側隔離弁ｌＯが取付けられ
ている。主蒸気ラインプラグは・フレーム１３と１体に
成っており、フレームは大形で大重量のため、天井クレ
ーンにより天井クレーンフック１１で、吊り金具１２を
介して・吊り上げながら定位置に設定される。

第２図は・第１図のＡ−Ａ断面拡大図を示しプラグの平
面配置を示す。第３図は第２図のＢ−Ｂ断面拡大図を示
しノズル部にプラグが設定された状態を示す。第３図に
於いて１４は、フレーム１３に取付られたエアシリンダ
を示し、このシリンダにてランク１６を往復させピニオ
ン１５を回転させ、プラグ１７を押し込む、プラグには
Ｕリング１８及びエアパツキン１９が取付られており各
々バッキング効果を持っている。一方、第４図は従来技
術よりなる配管アイスプラグの配管とフリージングジャ
ケット部を示し１図に於いて配管２０に複数個のフリー
プラグジャケット２１を覆せ冷媒を入口管２２から出口
管２３へ流す事により管外面より管内流体を凍結させア
イスプラグを行うものであり、この方法では、冷気の外
部放出が有り冷却効率が低く、大口径管の場合は、管内
凍結に長時間を要し・且、大容量の冷媒が必要に成り、
装置全体としても大形化すると共に充分な冷凍効果が得
られないと言う難点があったため。

従来小口径管に採用し、大口径管では実施されていない
。

そこで本発明により成る第５図から第８図について説明
する。第５図は、プラグが取付られた所を示す全体立面
図で・原子炉建屋１の内側圧原子炉圧力容器を設定する
ペデスタル２が位置し・その上部は・生体じゃへい３に
成っている。生体じゃへいの内部には原子炉圧力容器４
が設置されその上部にじゃへい用の水を貯えたプール５
が有りプールの底はシールベロー６にて下部と仕切られ
ている。原子炉圧力容器に接続された主蒸気管７の途中
に安全弁８及び原子炉格納容器貫通部前後に内側隔離弁
９と外側隔離弁１０がを付られている。配管ノズル部の
冷却プラグ２０は冷媒循環配管２１により炉上部運転階
床に膜性された冷媒循環装置に接続され運転操作が行わ
れる。第６図は第５図のＣ−Ｃ断面拡大図を示し・冷起
プラグ２０の平面的配置を示す。第７図は、原子炉圧力
容器４及び主蒸気管７に設定された冷却プラグ２０の拡
大図を示し、冷媒入口配管２３は冷却プラグ２０のケー
シング２８内で配管用穴２７ｆｔ通シ内部断熱材２６の
外周に沿ってスバイ２ル管２４と成り冷却した後、冷媒
出口管２５と成り冷媒循環装置２２へ戻る、冷媒出入口
配管は、原子炉上部の水を貯えたプール内を通る事に成
るため・周囲の水を凍らせぬため、断熱材３２で覆われ
る。

又冷却プラグ２０の先端は、ノズル部の穴に挿入容易に
するため、テーパー２９が設けられ、配管７と隙間を保
持する。円周上複数個のガイドピース３１の冷却プラグ
先端側もテーパー付ガイドピース３０と成っている。第
８図は、第７図の側面−図を示し、冷却プラグケーシン
グ上の円周方向に複数個のガイドピース３０．３１の取
付られている状態を示す。

ここで本発明の冷却プラグ２０を原子炉圧力容器の配管
ノズル部に挿入する手順について説明する。

原子炉の定期検査時、原子炉圧力容器４の上部蓋は取外
され、蒸気乾燥器及び気水分離器の取外し作業が行われ
るが、その工程内で、ブール５に水の充填されていない
期間に於て、シールベロー６の近傍より、冷媒循環配管
２１の付いた冷却プラグ２０を人力により、原子炉圧力
容器４の壁面に添わせて吊り下し、ストッパー４１によ
り位置確認し、配管ノズル開口部に挿入する。その後、
冷媒循環装置２２と冷媒循環配管２１を接続フランジ４
２にて接続する。尚吊り下しの際・落下防止を考慮し、
炉上部より補助ワイヤー等で吊り下し補助をする方が・
より安全な作業となる。

本発明は以上の要素より構成されているため、原子炉圧
力容器の配管ノズル部に挿入された冷却プラグは、内部
の冷媒配管により、冷却損失が極力少く、第７図のＥ部
のみを凍結する事に依り少い冷却容量で配管内面全体を
短時間で確実に凍結基土する事が出来る。

一方、配管口径がより大口径に成った場合でも。

Ｅ部の隙間寸法を変えるか、寸法りを増加する事に依り
充分対応可能である。又本発明によれば、冷却プラグと
管内面は、冷凍固着するため、配管に内圧を掛けた場合
でも、従来のプラグのように抜き出し防止を設ける必要
が無く、構造が簡単に成り経済的である。

第９図は、本発明の他の実施例を示すもので、第７図と
異るのは・冷却は配管外面より行うもので・主蒸気管７
の内部に・補助プラグ３４．及びケーシング３５で構成
され・内部断熱材３６を有したプラグが挿入される。配
管内面とプラグは、ガイドピース３７により間隔が保持
される。

一方、管内面プラグに対応した位置の配管外面には、複
数個に分割されたフリープラグジャケット３８が取付ら
れ、各々フリープラグジャケットには・冷媒入口管３９
及び冷媒出口管４０が接続し・冷媒が循環することによ
り内部が冷却され凍結する。以上の構造より成り立って
いるため、この実施例では、原子炉圧力容器の内側に循
環配管が無く成り、燃料交換等・原子炉圧力容器内のス
ペースを有効に利用する事が出来ると共に冷却効果も本
発明と大差ない。又この実施例では、原子炉圧力容器上
蓋を取り外す前にフリープラグジャケット等を設定完了
しておけるメリットがあり・定検工程をより短縮する事
が出来る。

〔発明の効果〕

本発明によれば、大口径管の配管内部より冷却し・プラ
グと配管の隙間を凍結する事により、配管全体を塞止す
るもので、凍結容積が少く・短時間で大口径管を塞止す
る事が出来、冷却効率が良い。

一方実施面では、従来のフレームとプラグ方式より、装
置全体の構造が簡単に成り、設定時の取扱いが容易に成
ると共に、使用後のメンテナンス。

保守、管理が容易である。又従来のフレームが不要と成
る事により、小型化し、経済的効果大と成り、配置スペ
ース上も有利と成ると共に、設定時間の短縮により被曝
低減効果が上る。、又、従来のゴムバッキングに比べ装
置全体の寿命が長く、プラグの抜き出し防止も不要に成
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来技術よりなる全木立断面図・ｇ２図は第１
図のＡ−Ａ断面拡大図、第３図は第２図のＢ−Ｂ断面拡
大図、第４図は従来技術よりなる配管アイスプラグの構
造を示す断面図、第５図は本発明の一実施例の全木立断
面図、第６図は第５図のＣ−Ｃ断面拡大図、第７図は第
６図のＤ−Ｄ断面拡大図、第８図は第７図の側面図、第
９図は本発明の変形例を示す断面図、第１０図は第９図
の側面図である。 １・・・原子炉建屋・２・・・ペデスタル・３・・・生
体じゃへい、４・・・原子炉圧力容器、５・・・プール
、６・・・シールペロー、７・・・主蒸気管、８・・・
安全弁、９・・・内側隔離弁・１０・・・外側隔離弁・
１１・・・天井クレーンフック、１２・・・吊り金具、
１３・・・フレーム。 １４・・・エアシリンダ、３４・・・補助プラグ、３５
・・・ケーシング、３６・・・内部断熱材・３７・・・
ガイドピース４３８・・・フリージングジャケット、３
９・・・冷媒入口管・４０・・・冷媒出口管。 茅’ｉ図 ＹｌＯ図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、沸騰水型原子炉の定期点検時等に実施する大口径配
   管の基土に於いて、圧力容器のノズル部に。 内側より冷却（５（能を有したフリープラグプラグを挿
   入し、管とプラグの環状隙間を配管の内側より凍結させ
   配管を基土することを特徴とする大口径配管宗主装置。