JPS6011709B2 - エチレン性不飽和化合物のエポキシ化法 - Google Patents

エチレン性不飽和化合物のエポキシ化法

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JPS6011709B2
JPS6011709B2 JP51041922A JP4192276A JPS6011709B2 JP S6011709 B2 JPS6011709 B2 JP S6011709B2 JP 51041922 A JP51041922 A JP 51041922A JP 4192276 A JP4192276 A JP 4192276A JP S6011709 B2 JPS6011709 B2 JP S6011709B2
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PEE SEE UU KAA PURODEYUI SHIMIIKU YUJIINU KUURUMAN
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D301/00Preparation of oxiranes
    • C07D301/02Synthesis of the oxirane ring
    • C07D301/03Synthesis of the oxirane ring by oxidation of unsaturated compounds, or of mixtures of unsaturated and saturated compounds
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規な接触ェポキシ化法に関する。
二重結合をェポキシ化する最古の工業的方法はェポキシ
化剤として塩素を使用するいわゆるクロルヒドリン法と
して知られる方法である。この方法は必らず不利益、特
にクロルヒドリンの脱塩化水素化の副生成物として、経
済的に利用し難い塩化カルシウムが同時に生成されると
いう不利益を伴なう。他方、エチレンを銀を主体とする
触媒上で分子状酸素により蒸気相において収率良くェポ
キシ化できることも公知である。
しかしながら、この方法は他のオレフィンには選択性が
欠けるために有効でない。このため、空気による酸化を
二段階で行うェポキシ化法が提案された。
例えば米国特許第3351635号明細書には、イソブ
タン又はエチルベンゼンの如き炭化水素を空気で酸化し
て相応するヒドロベルオキシドを生成させ、ついでこの
ヒドロベルオキシドをバナジウム、モリブデン又はタン
グステンの化合物の存在下でオレフィンと反応させる方
法が記載されている。
しかしながら、この方法は反応副生成物として経済的に
利用し難いアルコールが、生成されるェポキシ化化合物
に相当する量で生ずるという欠点をもつ。更に、タング
ステン酸の如き触媒の存在下又は米細特許第30538
56号明細書に記載される如きニトリルの存在下で酸化
剤として過酸化水素を利用する方法も提案されている。
これら二つの方法もまた満足できるものではなく、前者
の場合にはェポキシドではなく相応するグリコールが得
られ、後者の場合にはェポキシドの他に用いたニトリル
に相応する当量のアミドが生成される。従って、かかる
方法の商業上の興味は副生成物を経済的に利用する可能
性により大きく拘束される。またベルギー特許第747
316号明細書には、錫の有機誘導体に基づく触媒の存
在下でェポキシ化剤として過酸化水素を使用する方法が
記載されているが、かかる有機誘導体は工業的規模では
利用されていない。
本出願人の仏国特許磯第73/35513号及び同75
/0414y号明細書には、前者では少くとも一種の鉛
誘導体と、周期律表の第WA、VA、WA、の元素、セ
レン又は棚素の少くとも一種の誘導体とを含有する触媒
系、後者では砥酸、アンチモン又はビスマスの少くとも
一種の誘導体と、周期律表の第WA、VA、のA族の元
素の少くとも一種の誘導体とを含有する触媒系の存在下
でオレフィンを過酸化水素によりヱポキシ化する方法が
記載されている。
この場合、特に有利な触媒系は、触媒の第一成分である
金属のオルガノ金属誘導体により構成されるものである
。本発明者は、この分野における研究を更に進めた結果
、ェポキシ化触媒として別の型の議導体、即ち水銀のオ
ルガノ金属誘導体を使用する場合に、これら触媒の安定
性及び使用寿命が前記の仏国特許願明細書に記載される
触媒よりも優るために、より有利な結果が得られること
を知見した。
本発明の目的は、水銀の誘導体を利用する独自の触媒系
の使用を特徴とする過酸化水素による新規接触ェポキシ
化法を提供することである。従って、本発明は式:(式
中、R,、R2、R3及びR4は同一でも異なってもよ
く、それぞれ水素原子あるいは炭素数1〜3の固の直鎖
アルキル基、炭素数3〜12個の分岐鎖アルキル又はシ
クロアルキル基又は炭素数6〜12個のベンゼン環を含
む炭化水素基であるかもし〈はR,とR3又はR2とR
4は一緒に炭素数3〜11個の直鏡又は分岐銭アルキレ
ン基を形成し、これらの基R,〜R4は不飽和であって
もよくまた反応媒質中で安定な官能基、例えばヒドロキ
シ、クロロ、フルオロ、ブロモ、ヨード、ニトロ、ニト
ロソ、メトキシ、アルコキシ、アミノ、カルボニル、酸
、ェステル、ァミド、ニトリル基等により置換されてい
てもよい)のエチレン性不飽和化合物と過酸化水素とを
、水銀の少くとも一種の誘導体及びモリブデン又はタン
グステンの少くとも一種の誘導体からなる触媒系の存在
下でpH6〜9において反応させることからなるエチレ
ン性不飽和化合物のヱポキシ化法を提供する。
本発明においてエチレン性二重結合の過酸化水素による
ェポキシ化に使用される触媒は、‘11 第1成分とし
て、水銀の少くとも一種の無機又は有機誘導体と、■
第2成分として、モリブデン又はタングステンの少くと
も一種の無機又は有機譲導体との組合せよりなる。
これら二つの基本成分の組合せは、相互に反応して活性
な触媒系を生成し得る二つの別個の分子を反応煤質に添
加することによってあるし、は二つの成分を一緒に含む
単一分子の使用によって達成できる。水銀の無機誘導体
としては、これらの酸化物、水酸化物並びに無機水素酸
又は酸素酸又び陰イオンが反応条件下で安定な炭素数2
の固以下の脂肪族又は芳香族カルボン酸又はスルホン酸
から誘導される塩を使用できる。
かかる塩の例としては、弗化物、塩化物、硝酸塩、硫酸
塩、燐酸塩、ピロ燐酸塩、ポIJ燐酸塩、棚酸塩、炭酸
塩、蟻酸塩、酢酸塩、プロピオン酸塩、酪酸塩、ィソ酪
酸塩、ヘキサン酸塩、オクタン酸塩、ドデカン酸塩、ナ
フテン酸塩、ステアリン酸塩、綾酸塩、コハク酸塩、グ
ルタン酸塩、アジピン酸塩、安息香酸塩、フタル酸塩、
メタンスルホン酸塩、ェタンスルホン酸塩、ベンゼンス
ルホン酸塩、p−トルェンスルホン酸塩等が挙げられる
。これらの塩はそのまま使用できるが、水酸化物から出
発して相応する酸の添加によりその場で形成させること
もできる。水銀の有機誘導体は次式により表わされるも
のである:(R)nHg(X)m(0)式中、n及びm
はm+n:2となる0〜2の整数である。
基Rは同一でも異なってもよく、それぞれ水素原子ある
いは炭素数1〜12個の直鎖アルキル、炭素数3〜12
個の分岐鎖アルキル又はシクロアルキル又は炭素数6〜
12個の芳香族炭化水素基であり、またn=2の場合に
は基Rは一緒に炭素数3〜11個の直鎖アルキレン基を
形成し得る。これらの基Rは随意に、反応媒質中で安定
な官能基、例えばヒドロキシ、クロロ、フルオ〇、ブロ
モ、ヨード〜ニトロ、ニトロソ、メトキシ、アルコキシ
、アミノ、カルボニル、酸、ェステル、アミド、ニトリ
ル基等により置換されてもよい。基×は同一でも異なっ
てもよく、それぞれヒドロキシル、ハロゲン、無機又は
有機酸素酸の陰イオン、エーテル基−○−Rあるいは基
−○一日gR(ここでR■前記の意義を有する)である
。式(ロ)により表わされる水銀の有機誘導体の例とし
てはリヒドロキシアルキル水銀、ヒドロキシアリール水
銀、及びモノアルキル又はモノアリール水銀のフルオラ
イド、クロラィド、フロマィド、ョーダィド、ニトレー
ト、酸性サルフェート、中性サルフェート、モノー、ジ
ー又はトリ−ホスフエート、ピロホスフエート、ボレー
ト、カーボネート、チオホスフエート、アーセネート、
チタネートヘバナデード、セレネート、モリブデード、
タングステート、ホルメート、アセテ−ト、ブロピオネ
ート、ブチレート、イソブチレ−ト、ヘキサネート、オ
クタネート、ドデカネート、ステアレート、オキサレー
ト、スクシネート、グルタレート、アジベート、ベンゾ
エート、フタレート「アセチルアセトネート、メタンス
ルホネート、ヱタンスルホネート、ベンゼンスルホネー
ト、pートェンスルホネート等及びメトキシー、ェトキ
シ−、又はフェノキシー、モノアルキル又はモノアリー
ル水銀を挙げることができる。触媒の第‐一成分を構成
する水銀化合物はそのま使用できるが、水銀の他の誘導
体からその場で形成させることもできる。水銀誘導体の
量は全反応混合物の0.01〜1の重量%、なるべく0
.1〜2重量%が好ましい。触媒の第二成分はそれ自体
エチレン性不飽和化合物のェボキシ化の触媒成分として
既知であるモリブデン又はタングステンの少くとも一種
の無機又は有機譲導体である。
可溶性有機誘導体の例は、これら金属のナフテネート、
アセチルアセトネート、ステアレート、オクトエート、
カルボニル譲導体、ポリ酸等である。無機誘導体の例は
酸化物、相応する酸素酸及びその塩、燐酸塩、硝酸塩、
硫酸塩、炭酸塩、硯酸塩である。触媒の第二成分の量は
全反応混合物の0.01〜10重量%、特に0.1〜1
重量%が好ましい。
触媒の二つの基本成分は別個の分子に属してもよいが、
同一分子の一部を形成してもよい。例えば、フェニル水
銀タングステート又はモリブデートの如き化合物を用い
ることができる。また、モリブデン又はタングステンと
他の元素を含む複塩、例えばモノアルキル又はモノアリ
ール水銀の燐タングステン酸、燐モリブデン酸及び特に
これらの塩を用いることもできる。更、触媒の二つの基
本成分は鈴塩、例えば〔CPM(CO)3〕nH駅m(
ここでCpはシクロベンタジアリールであり、MはW又
はMoであり、m+n=2であり、Rは前記の意義を有
する)として存在することもできる。本発明の方法によ
りェポキシ化され得る式(1)の不飽和化合物は、例え
ばヱチレン、プロピレン、ブテン、ブタジエン、ベンテ
ン、ヘキセン−1、ヘキセン−3、ヘプテン−1、オク
テンー1、オクテン−2、ジイソプチレン、ノネンー1
、デセンー1、リモネン、ピネン、ミルセン、力ンフエ
ン、ウンデセン−1、ドデセン−1、トリデセンー1、
テトラデセン−1、ノナデセン−1、ベンタデセンー1
、ヘキサデセン−1、ヘプタデセンー1、オクタデセン
−1、エイコセン−1、プロピレンの三量体及び四量体
、ポリブタジエン、スチレン、ば−メチル スチレン、
ジビニルベンゼン、インデン、スチルベン、シクロベン
テン、シクロヘキセン、シクロヘプテン、シクロオクテ
ン、シクロオクタジエン、シクロドデセン、シクロドデ
カトリヱン、ジシクロベンタジエン、ビニルシクロヘキ
セン、メチルアリルケトン、塩化アリル、臭化アリル、
メタクリル酸、アクリル酸、クロトン酸、ビニル酢酸、
塩化クロトニル、塩化メタリル、ジクロロプテン、アリ
ルアルコール、アリルカーボネート、アリルアセテ−ト
、アリルメタクリレート、アクリレート、ジアリルマレ
ェート、ジアルキル フタレート、大豆油、ヒマワリ油
、トウモロコシ油、綿美油、オリーブ油、ヒマシ油、落
花生油、夕ル油、牛脂油及びァマニ油の如き不飽和グリ
酸(gyacids)、オレィン酸、リノレン酸、バリ
ジン酸(balidicacid)、ェルカ酸、オレオ
ステアリン酸、ミリストオレィン酸、パルミトオレィン
酸、リカン酸、リシノオレィン酸、アラキドン酸等の如
き不飽和脂肪酸並びにこれらのェステルである。
本発明によりエチレン性不飽和化合物をェポキシ化する
好ましい方法は、不飽和化合物と過酸化水素とを触媒の
存在下で水溶液中又は反応混合物の均質化を容易にする
溶剤中で反応させることからなる。
この溶剤は炭素数1〜4個の脂肪族モノアルコール、例
えばメタノール、エタノール、n−プロ/ぐノール、イ
ソプロ/ぐノール、n−ブタノール、ィソプタノール、
第2級ブタノール又は第3級ブタ/−ル、アセトニトリ
ルの如きニトリル、ジメチルホルムアミドの如きアミド
あるいはジオキサン又はテトラヒドロフランの如きヱー
7ルであり得る。また反応は溶剤を用いずに水の存在下
で不均一媒質中で行うこともできる。反応は大気圧下あ
るいはオレフィンを反応煤質中に溶解状態を保つことが
必要な場合には100気圧までの加圧下で実施できる。
反応温度は0〜100qo、好ましくは50〜100q
0である。反応煤質のpH値は6〜9、好ましくは7〜
8に保持される。反応煤質のpH値の調節は、好ましく
はアルカリ金属又はアルカリ士金属の水酸化物又は炭酸
塩から選んだ塩基あるいは好ましくは塩酸、硫酸又は燐
酸の如き通常の無機水素酸又は酸素酸及び炭素数2の固
以下の脂肪族又は芳香族カルポン酸又はアルキル−もし
くはアリール スルホン酸から選んだ酸の添加によって
行うことができる。反応時間は使用される触媒系及びオ
レフィンの種類に応じて変化するが、数分ないし10畑
寺間もしくはそれ以上であり得る。
反応剤は当モル量で使用できるが、一方をモル不足又は
過剰で用いることもできる。
例えば、過酸化水素1モル当りオレフインを0.1〜5
モル便用できるが、Q021モル当りオレフインを1〜
2モル使用することが好ましい。反応剤は市販の形態で
使用でき、特に過酸化水素は日20230〜90重量%
含む水溶液の形で使用できる。反応剤及び触媒は、特に
反応の熱効果を有効に制御し得る温度において、同時に
又は任意の順序で徐々に反応煤質中に導入できる。
反応混合物には、燐酸、ニトリロトリ酢酸、エチレンジ
アミンテトラ酢酸又はこれらのナトリウム塩の如き過酸
化水素を安定化する物質を添加することが有利である。
ェポキシドは特に重合体、可塑剤等の製造にきわめて有
用な合成中間体である。次に本発明を実施例により更に
説明する。
実施例中、選択率は反応に関与した過酸化水素のモル数
に基づく生成ェポキシドのモル数として定義される。実
施例 1 7000に保持した反応器中で、ヒドロキシ メチル水
銀CH3日やHO.14夕(0.6ミリモル)、ァセト
ニトリル11夕、シクロヘキセン4.1夕(50ミリモ
ル)、ヘキサカルボニル タングステン0.1夕及び過
酸化水素(30ミリモル)の7の重量%水溶液1.46
夕の混合物を燈拝した。
反応4時間後、反応混合物のスクロマト グラフィーに
よりェポキシ シクロヘキン1.56夕(15.9ミリ
モル)の生成が確認された。これは過酸化水素の転化率
89%についてェポキシド選択率62%に相当する。実
施例 2 実施例1と同様の方法を、アセトニトリルの代りにn−
プロパノール11夕を用いて行った。
かくしてェポキシ シクロヘキサン17.5ミリモルが
生成され、これは過酸化水素転化率92%についてェポ
キシド選択率63%に相当する。実施例 3 実施例1と同様の方法を、CH3HgOHの代りに(C
H3Hg)2P04日を用いて行った。
かくしてェポキシ シクロヘキサン23.3ミリモルが
生成され、これは過酸化水素転化率90%についてェポ
キシド選択率87%に相当する。実施例 4 実施例3の方法を、W(CO)6の代りにMo(CO)
6を用いて行った。
かくしてエポキシ シクロヘキサン13.9ミリモルが
生成され、これは過酸化水素転化率90%についてェポ
キド選択率51%に相当する。実施例 5 プロパノール11夕、シクロヘキセン4.1夕(50ミ
リモル)「 ヒドロキシ フェニル 水銀C6&HgO
HO.175夕(0.6ミリモル)、ヘキサカルボニル
タングステン0.1夕及び過酸化水素(30ミリモル
)の7の重量%水溶液1.46夕の混合物を70℃に加
熱した。
反応4時間後、ガスクロマトグラフイ一によりエポキシ
シクロヘキサン1.57夕(16ミリモル)の生成が
確認され、これは過酸化水素転化率84%についてェポ
キシド選択率65%に相当する。実施例 6 実施例5と同様の方法を、ヒドロキシフェニル水銀の代
りにヒドロキシ ヱチル 水銀0.148夕(0.6ミ
リモル)を用いて行った。
かくしてェポキシ シクロヘキサン13.7ミリモルが
生成され、これは過酸化水素転化率100%についてェ
ポキド選択率46%に相当する。実施例 7 (CH3Hg)2P04HO.160夕(0.3ミリモ
ル)、ヘキサカルボニル タングステン0.1夕、シク
ロヘキセン4.1夕(50ミリモル)、過酸化水素(3
0ミリモル)の7の重量%水溶液1.46夕、及び第3
級ブタノール11夕の混合物を70qoで1虫時間反応
させた。
ガスクロマトグラフイ一によりエポキシ シクロヘキサ
ン18.0ミリモルの生成が確認され、これは過酸化水
素転化率83%についてェポキシド選択率68%に相当
する。実施例 8 実施例7の方法を、第3級ブタノ−ルの代りにィソプロ
パノール11夕を用いて反復した。
かくしてェポキシ シクロヘキサン18.2ミリモルが
生成され、これは過酸化水素転化率82%についてェポ
キシド選択率74%に相当する。実施例 9 実施例7の方法を、第3級ブタノールの代り‘こジオキ
サン20夕を用いて反復した。
得られたェポキシ シクロヘキサンは過酸化水素転化率
32%について45%の選択率に相当する。実施例 1
0 実施例7の方法を、第3級プタノールの代りにテトラヒ
ドロフラン20夕を用いて反復した。
ガスクロマトグラフイーによりエポキシ シクロヘキサ
ン11.2ミリモルの生成が確認され、これは過酸化水
素転化率75%についてェポキシド選択率50%に相当
する。実施例 11 7000 に 保持 し た 反応容器 中 で(Cは
Hg)2P04HO.160夕(0.3ミリモル)、ア
セトニトリル11夕、シクロヘキセン4.1夕(50ミ
リモル)、二酸化タングステンW020.1夕及び過酸
化水素(30ミリモル)の7の重量%水溶液1.46夕
の混合物を鷹拝した。
反応4時間後、ガスクロマトグラフイ一によりエポキシ
シクロヘキサン6.9ミリモルの生成が確認され、こ
れは過酸化水素転化率56%についてェポキシド選択率
41%に相当する。実施例 12アセトニトリル11夕
、シクロヘキセン4.1夕(50ミリモル)、酸化第二
水銀Hg00.13夕(0.6ミリモル)、ヘキサカル
ボニル タングステン0.1夕及び過酸化水素(30ミ
リモル)の7の重量%水溶液1.46夕の混合物を70
qoに加熱した。反応4時間後、ガスクロマトグラフィ
一によりェポキシ シクロヘキサン1.08夕(11ミ
リモル)の生成が確認され、これは過酸化水素転化率8
9%についてェポキシド選択率41%に相当する。実施
例 13 実施例12の方法を、酸化第二水銀の代りに硫酸第二水
銀日が040.178夕を用いて反復した。
得られたェポキシ シクロヘキサンは過酸化水素転化率
91%について30%の選択率に相当する。実施例 1
4アセトニトリル20夕、スチレン5.2夕(50ミリ
モル)、過酸化水素(30ミリモル)の70重量%水溶
液1.46夕、(CH3Hg)2PQHO.16夕及び
へキサカルボニル タングステン0.1夕の混合物を7
0℃で4時間反応させた。
ガスクロマトグラフィ一によりェポキシド2。52夕(
21ミリモル)の生成が確認され、これは過酸化水素転
化率84%について80%の選択率に相当する。
実施例 15 実施例14の方法を、スチレンの代りにオクテンー1
5.6夕(50ミリモル)を用いて反復した。
ガスクロマトグラフイ一によりエポキシド1.15夕(
9ミリモル)の生成が確認され、これは過酸化水素転化
率36%について82%の選択率に相当する。実施例
16 プロパノール30夕、過酸化水素の7匹重量%水溶液1
0夕、(C瓜Hg)2P04HO.16夕及びタングス
テン0.1夕の混合物を30qoに加熱した。
この混合物を蝿拝しつつ、プロピレンを送入した。反応
4時間後、ガスクロマトグラフイ一によりプロピレンオ
キシド0.9夕(16ミリモル)の生成が確認され、こ
れは過酸化水素転化率14%について58%の選択率に
相当する。実施例 17 70℃に保持し た反応器中で、 (CQHg)2P04HO.17夕(0.3ミリモル)
、アセトニトリル20夕、シクoヘキセン4.1夕(5
0ミリモル)、モリブデン アセチルアセトネート0.
1夕及び過酸化水素(30ミリモル)の7の重量%水溶
液の混合物を蝿拝した。
反応4時間後、ガスクロマトグラフイ−によりエポキシ
シロヘキサン12.7ミリモルの生成が確認され、こ
れは過酸化水素転化率68%について62%の選択率に
相当する。実施例 18実施例17の方法を、モリブデ
ン アセチルアセトネートの代り1こモリブデン ナフ
テネート0.1夕を用いて反復した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1、R_2、R_3及びR_4は同一でも
    異なってもよく、それぞれ水素原子あるいは炭素数1〜
    30個の直鎖アルキル基、炭素数3〜12個の分岐鎖ア
    ルキル又はシクロアルキル基又は炭素数6〜12個のベ
    ンゼン環を含む炭化水素基であるかもしくはR_1とR
    _3又はR_2とR_4は一緒に炭素数3〜11個の直
    鎖又は分岐鎖アルキレン基を形成し、これらの基R_1
    〜R_4は不飽和であってもよくまた反応媒質中で安定
    な官能基で置換されていてもよい)のエチレン性不飽和
    化合物と過酸化水素とを、水銀の少くとも一種の誘導体
    及びモリブデン又はタングステンの少くとも一種の誘導
    体からなる触媒系の存在下で反応させることからなるエ
    チレン性不飽和化合物のエポキシ化法。 2 触媒の第一成分である水銀の誘導体が、式:(R)
    _nHgX_m(式中、n及びmはm+n=2となる0
    〜2の整数であり、基Rは同一でも異なってもよく、そ
    れぞれ水素原子あるいは炭素数1〜12個の直鎖アルキ
    ル、炭素数3〜12個の分岐鎖アルキル又はシクロアル
    キル又は炭素数6〜12個の芳香族炭化水素基であり、
    またn=2の場合には基Rは一緒に炭素数3〜11個の
    直鎖アルキレン基を形成でき、これらの基Rは所望なら
    ば、反応媒質中で安定な官能基、例えばヒドロキシ、ク
    ロロ、フルオロ、ブロモ、ヨード、ニトロ、ニトロソ、
    メトキシ、アルコキシ、アミノ、カルボニル、酸、エス
    テル、アミド、ニトリル基等により置換されてもよく、
    基Xは同一でも異なってもよく、それぞれヒドロキシル
    、ハロゲン、無機又は有機酸素酸の陰イオン、エーテル
    基−O−Rあるいは基−O−HgRである)により表わ
    される水銀の有機誘導体である特許請求の範囲第1項記
    載の方法。 3 反応を0〜100℃の温度で行う特許請求の範囲第
    1項又は第2項記載の方法。 4 反応を50〜100℃の温度で行う特許請求の範囲
    第1項ないし第3項のいずれか1項に記載の方法。 5 反応圧力が0〜100気圧である特許請求の範囲第
    1項ないし第4項のいずれか1項に記載の方法。 6 触媒の各成分が全反応混合物の重量に基づき0.0
    1〜10%である特許請求の範囲第1項ないし第5項の
    いずれか1項に記載の方法。 7 触媒が全反応混合物の重量に基づき第一成分0.1
    〜2%及び第二成分0.1〜1%からなる特許請求の範
    囲第1項ないし第6項のいずれか1項に記載の方法。 8 反応を溶剤媒質中で行う特許請求の範囲第1項ない
    し第7項のいずれか1項に記載の方法。 9 溶剤が炭素数1〜4個の脂肪族アルコールである特
    許請求の範囲第8項記載の方法。 10 溶剤が炭素数2〜5個の脂肪族ニトリルである特
    許請求の範囲第8項記載の方法。 11 反応をpH6〜9において行う特許請求の範囲第
    1項ないし第10項のいずれか1項に記載の方法。
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