JPS6011687B2 - センノシドを含む瀉下作用物質の製造法 - Google Patents

センノシドを含む瀉下作用物質の製造法

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JPS6011687B2
JPS6011687B2 JP52110334A JP11033477A JPS6011687B2 JP S6011687 B2 JPS6011687 B2 JP S6011687B2 JP 52110334 A JP52110334 A JP 52110334A JP 11033477 A JP11033477 A JP 11033477A JP S6011687 B2 JPS6011687 B2 JP S6011687B2
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JP
Japan
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water
solution
aqueous
sennosides
producing
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JP52110334A
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JPS5444012A (en
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春治 大塩
義和 成瀬
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Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はセンノシドを含む潟下作用物質の製造法に関す
る。
更に詳しくは、本発明はセンノシド含有抽出物の水と自
由には混和しない溶媒溶液を風4.0〜5.5の条件下
で水媒体抽出してセンノシドを水性層に転溶させること
を特徴とする漁下作用物質の製造法に関する。近年、合
成医薬の有する種々の弊害、例えばその副作用等の社会
的問題を惹き起すにつれ、生薬の薬理作用の究明が重視
され、生薬中の有効成分の効率よい分離技術の確立が望
まれている。
大黄(レウム(Rheum)属植物)ならびにセンナ(
カシア アングステイフオリア(Cassiaang瓜
tjfolia)など)には セ ン ノ シド(Se
nnoside)等が含まれ、環下作用を有することは
公知である。本発明者らは、このような大黄あるいはセ
ンナから、センノシドを含む潟下作用物質を収率よく、
不純物・副作用物質(例えば収剣作用を有する没食子酸
など)の混入を可及的に避けることができ、しかも安価
なセンノシドを含む潟下作用物質の製造法について種々
検討を行って、本発明を完成するに至った。本発明にお
いて原料物質として使用されるセン/シド含有抽出物の
水と自由には混合しない溶媒溶液は、好ましくは以下の
ようにして製造される。
大黄の根、根茎、生薬大黄、センナ(葉、莱など)等を
水性媒体で抽出する。
大黄あるいはセンナは好ましくは破砕品として使用され
、水性媒体としてはたとえば水又は水と親水性有機溶媒
との混液が使用され、親水性有機溶媒としては、たとえ
ばメタノール、エタノール等の低級アルカノール類、た
とえばテトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類
、ジメチルホルムアミド等が挙げられる。大黄あるいは
センナは新鮮もしくは乾燥したものが使用され、水性媒
体の使用量は好ましくは、上記の破砕品1重量部(乾燥
物換算)に対して約5〜1の重量部使用するのが好まし
い。抽出に際し、時々塩基性物質を加えて、抽出液のp
H値を約6〜7の範囲に調節するのが好ましい。そのた
めの塩基性物質としては、たとえばアンモニア、アルカ
リ金属水酸化物(たとえば水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウムなど)、アルカリ金属炭酸塩(たとえば、炭酸ナ
トリウム、炭酸カリウムなど)、アルカリ金属重炭酸塩
(たとえば炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウムなど
)、アルカリ士類金属水酸化物(たとえば水酸化カルシ
ウムなど)等が挙げられる。餌約6以下では、抽出効率
が劣り、アルカリ性条件では有効成分であるセンノシド
の不活性化が促進される。抽出は損伴下に行われるのが
好ましく、たとえば50℃程度での抽出では約3時間程
度で通常完了する。抽出は通常約10qo〜50qo程
度で行われる。ついでたとえば炉過操作に付して、固形
分と抽出液に分離する。
固形分たとえば水で洗浄し、抽出液と洗液を合してよい
。抽出液は酸によって酸性化する。酸としては、たとえ
ば硫酸、塩酸等の無機酸が好ましい。酸性化の度合いは
約pHI.5以下が好ましい。ついで、水と自由には混
和しない溶媒層に転落する。転溶は通常上記の酸性抽出
液に水と自由には混和しない溶媒を加え、よく燭拝した
のち、水と自由には混和しない溶媒層を分取することに
より行われる。
水と自由には混和しない溶媒として、たとえば炭素数3
〜6、より好ましくは4〜5の低級アルコール(具体的
にはたとえば、n−ブタノール、lso−プタ/−ル、
nーアミルアルコ−ル・IS0ーアミルアルコール等)
が便宜に使用される。水と自由に混和しない溶媒の使用
量は一概には云えないが、通常上記酸性抽出液1重量部
に対して約0.5〜2.0重量部使用するのが好ましい
。転溶操作は室温下に行われて不都合ない。なお、酸性
化された水と自由には混和しない溶媒を使用して酸性化
と転落を同時に行ってもよい。かくして製造されるセン
ノシド含有抽出物の水と自由には混和しない溶媒溶液に
は、センノシド、アントラキノン誘導体等の有効成分以
外に不純物が含まれている。
この原料溶液を約冊4.0〜5.5にて水性媒体で抽出
して、センノシドを水性層に転溶させることにより、本
発明を実施することができる。
水性媒体としては上記したものが便宜に使用される。た
とえば、以下に示す操作は好ましい実施の態様である。
原料溶液に水を加えさらに塩基性物質を加えて、約冊4
.0〜5.0に調節し、よくかきまぜたのち、水性層を
分取する。水の使用量は一概には云えないが、通常原料
溶液1重量部に対して約0.5〜1.5重量部程度であ
る。上記水と塩基の代りに、上記塩基性物質の水溶液を
水性媒体として使用してもよい。この方法における塩基
性物質としては、具体的には例えば上記原料溶液の製造
のために使用された塩基性物質が好都合であり、特に水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、
アンモニア等が好ましい。塩基怪物質の使用量は一概に
は云えないが、原料溶液と水性嬢体をよくかきまぜ、つ
いで分離せしめたのちの水性層の軸が約pH4.0〜5
.0になる量である。上記操作による驚くべき効果は、
副作用物質である没食子酸を可及的に除去することがで
きることである。このようにして得られる水性層を濃縮
することにより固状の潟下作用物質を製造することがで
きる。
濃縮は減圧下に行うのが好ましい。この水性層の濃度は
6ぴ0にまで濃縮温度を上げても実質的な有効成分の分
解がないのが特徴である。かくして製造される潟下作用
物質中のセンノシドは塩として存在し、安定に長期間保
存することが可能である。また本発明方法に従えば原料
の品質によって潟下作用物質の品質は大きく影響される
ことなくほゞ均質な潟下物質を提供することができる。
実施例 1生薬大黄粉末(センノシド含有率1.7%、
マウスを用いた50%縞下有効量:ED5。
207の9/kg)100夕に水1夕を加えかきまぜる
と水溶液はpH4.6を示した。
希水酸化ナトリウム水溶液を適宜加えて抽出液を解6.
5にせしめたのち、かきまぜながら50qCで抽出した
。抽出が進行するにつれて抽出液の掛値は6.5より酸
性側にかたむくので1時間毎に希水酸化ナトリウム水溶
液を加えてpH6.5に調節した。3時間抽出を行なっ
たのち、炉過し残澄を少量の水で1回洗った。
残澄はED5olooo雌′k9以上を示し、事実上不
活性となった。抽出液と洗液を合し、これと同容量のn
ーブタノールを加え、かきまぜながら希硫酸を加えpH
1.5に調節した。静暦することによって2相に分離さ
せたのち、nーフタ/−ル相をとり、再び同袴量の水を
加え、かきまぜながら希水酸化ナトリウム水溶液を加え
柑5.0に調節し、静贋した。静暦することによって分
離した水相をとり、50〜560で減圧濃縮(減圧度約
25柳日g)して濃下作用物質10.5夕を得た。セン
ノシド含有率15.3%、ED5o38.0の夕/XQ
実施例 2実施例1と同様にして製造したn−ブタノー
ル溶液にこれと同容量の水を加え、かきまぜながら飽和
水酸化カルシウム水溶液を加えpH5.0に調節したの
ち静置して2相に分離せしめた。
水相をとり実施例1と同様に減圧濃縮して漁下作用物質
10.3夕を得た。センノシド含有率15.0%、ED
5037.7の9/k9実施例 3 レウム属植物の1交配、選技種の5年栽培品の新鮮な根
茎(本品を自然乾燥したときのセンノシド含有率2.3
%、ED5。
153の9/k9)480夕を破砕し、これに水700
の‘を加え、かきまぜると水溶液はpH5.0を示した
そこで希水酸化ナトリウム水溶液を用いて水溶液をpH
6.5にせしめたのち実施例1に例示した方法と同様の
操作を実施し、nーブタノール溶液を製した。n−ブタ
ノール溶液にこれと同容量の水を加えたのち、かきまぜ
ながら希水酸化カリウム水溶液を加えpH5.0に調節
した。水相をとり減圧濃縮して漁下作用物質10.6夕
を得た。センノシド含有率19.5%、ED5。32.
3雌/k9実施例 4 生薬センナ薬粉末(センノシド含有率1.4%、ED5
400m9′k9)100夕を用いて実施例1と同様の
操作によってnーブタノール溶液を製造した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 センノシド含有抽出物の水と自由には混和しない溶
    媒溶液をpH4.0〜5.5の条件下で水媒体抽出して
    センノシドを水性層に転溶させることを特徴とする瀉下
    作用物質の製造法。
JP52110334A 1977-09-12 1977-09-12 センノシドを含む瀉下作用物質の製造法 Expired JPS6011687B2 (ja)

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JP52110334A JPS6011687B2 (ja) 1977-09-12 1977-09-12 センノシドを含む瀉下作用物質の製造法

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JP52110334A JPS6011687B2 (ja) 1977-09-12 1977-09-12 センノシドを含む瀉下作用物質の製造法

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Publication Number Publication Date
JPS5444012A JPS5444012A (en) 1979-04-07
JPS6011687B2 true JPS6011687B2 (ja) 1985-03-27

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ID=14533103

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FR2422678A1 (fr) * 1978-04-14 1979-11-09 Synthelabo Extraction de sennosides
FR2594337A1 (fr) * 1986-02-17 1987-08-21 Oppag Sa Composition a base de sennosides et procede de preparation de cette composition
KR100429086B1 (ko) * 2001-03-05 2004-04-29 주식회사 세일몬디알 장기능 활성효과를 갖는 건강 보조 식품 조성물

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