JPS601141Y2 - バルコニ− - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、手摺格子を有するバルコニーに関するもの
である志 従来のバルコニーは、目隠し１：機能が求められていな
い場合は棒状又は管状の細い手摺格子を適宜犬きい間隔
をもって配設し、巨隠し機能が求められている場合は板
状の幅広い手摺格子を適宜中さい間隔をも、つて配設し
ている。

いずれの場合にも、従来（の手摺格子はその形状Ｑｌａ
造が単純であるから、手摺格子を利用して手摺のパル１
コニ−に関して内側又は外側に物を載置したり、掛ける
ことが困難で１あるため、パルコ千ニーの利用・範囲な
いし利用態度が比較的狭隘であり１り、有効な空間利用
が行なわれでいなかった。

：゛ 、この考案、は手摺格子を有するバルコニー
において手摺格子の構造を改良するこ・とにより、最少
限の材料消費量で、強風にも耐え、目隠し機能を有する
とともに、手摺の内側又は外側に植木鉢等を髄意装置す
ることができ、バルコニースペースの有効な活用を可能
にしたバルコニーを提供しようとするものである。

次に、この考案の一実施例を図面に基いて説明する。

第１図は；の考案に係るバルコニーの一使用態様を示す
ものであり、正面手摺・Ａ１を構成する笠木１とデンキ
２の支持枠の＝構床要青である前枠３との間に、この考
案に係る手摺格子ａ及び他の任意の形状の手摺格子すが
所定の間隔をもって並設しである。

前記手摺格子ａｔ、ま第２図に示すように、中央に一側
に開口する断面円弧状又は方形状の補強部４と、その補
強部から互いに反対方向に延びる羽根部５，５と、各羽
根部の先端に設けられたビスホール６．６とを一体に有
し、全体として、薄板状に形成さ社ている。

そして、前記補強部４は羽根部５，５！こ附して直角な
方向に開口し、かつ、長手方向に延曇する。

、碑７を形成しており、その開口部は互いに対向して突
出する係止縁８，８によって形成されている。

このよ、うな手摺格子は金属、又は合戒樹月：旨製の形
材て作られる。

手摺格子すは第３図に示すように、中央の円筒又は角筒
状の補強部４′と、補強部の互いに反対方向に延びる羽
根部５’、５’と、各羽根部の先端に設けられたビスホ
ール６’、６’とを一体に有し、概略的に前記手摺格子
ａと同様の外観を有している。

バルコニーの外観、装飾性を考慮して、両手摺格子ａ、
ｂは各構成要素を同様の形状にしている。

そして手摺格子ａ、 ｂは複数枚を並設した際に目隠
し効果が得られる程度の横幅を有している。

このような手摺格子ａ、 ｂを前記笠木１と前枠３の間
に装着するには、第４図に一つの手摺格子ａについて示
すように、手摺格子の上端部及び下端部をそれぞれ上横
様９の下面及び下横様１０の上面に当接し、各横桟の外
側からねじ１１，１２を貫通して前記手摺格子ａのビス
ホーニル６にねじ込んで、手摺格子ａを上、下横様に固
着する。

他の手摺格子も同様にして横桟９，１０に固着する。

そして、上横様９は笠木１の下部に、下横様１０は前枠
３の上部にそれぞれ液合し、ねじ１３．１４で固定する
。

この考案においては前記手摺格子ａに、前記溝７を用い
て係止部材Ｃが取付けられる。

係止部材は第２図及び第５図に示すように、前記手摺格
子の補強部の係止縁８，８と平行に延び、これら係止縁
８，１に跨って当接される固定部１５と、この固定部か
ら手摺面に対して直角な方向に延びる連結部１６と、そ
の連結部によって支持される係止部１７とを一体に有し
ている。

そして、係止部材Ｃは前記固定部１５の上、下端部にお
いて貫通したねじ１８を、前記固定部１５と同上の短冊
状をなしかつ前記溝７内に昇降自在に挿入したねじ受は
部材１９の上、下端部にあけであるねじ孔にねじ込むこ
とにより、手摺格子に固定されている。

ねじ１８を少しゆるめ、ねじ受は部材１９及び固定部１
５を上下方向に摺動してＪ係止部材Ｃの高さを任意＆と
調整することができる。

第５図に側糸した係止部材Ｃにおける係止部１７は円弧
状をなしている。

このような係止部材は第１図の上側（？示したように、
複数枚の手摺格子に水平線上に頷ふように複数個を取付
け、前記係止部１７に竿２０を係止部そゐ竿に洗濯物等
を掛けたり、他のものを吊すことができる。

第６図に例示した係止部材ｃ（ま係止部１７′を水平環
状に形成したものであり、このような係止部材は手摺格
子ａの任意の高さに単独で、又は、上下複数個を取付け
、第１図の正面手摺の左側に示すように、植木鉢２１を
前記係止部１７′に嵌合係止するか、又は第７図に示す
ように、受は皿２２を係止部１７′に嵌合係止してその
受は皿に植木鉢等２１を載置することに用いることがで
きる。

あるいはまた、第８図に示すように、係止部１７′にか
ご２３を装着して、かごに洗濯ばさみ等のバルコニー上
で使用する小物用品を収納することができる。

係止部材Ｃの形状、構造はとくに制限されない。

連結部１６も不可欠な要素ではない。例えば、第９図は
固定部１５に水平状の係止部１７″を直接設け、補強部
１６′て係止部１７″を支持した例を示しており、この
ような係止部材Ｃは複数個水平に並設し、前記係止部１
７″により第１図の下側部に示すように、プランタ−２
４を載置するために用いることができる。

上記実施例では手摺格子に−っの溝を、バルコニー内側
に開口させて設け、バルコニー内側ニ係止部材を突設し
て竿、植木鉢等をバルコニー内側のスペースに装着した
が、手摺格子の溝はバルコニーの外側方向に開口させ、
又は内外各方向に開口させた二つの溝を手摺格子に設け
て、植木鉢等をバルコニーの手摺の外側又は内外両側に
装置することも可能であする。

また、手摺を構成する手摺格子のすべてが溝を備えたも
のであってもよいし、第１図に示すように、必要な位置
にのみ溝を備えた手摺格子を取付けてもよく、さらに、
第１図の側面手摺Ａ２に示されているように、溝を有す
る手摺格子ａと、通常の細長の手摺格子すとを組合わせ
て配置してもよく、いずれにしても、各手摺格子の間が
、板状手摺格子ａ、 ｂによって目隠し効果が得られる
程度の間隔に配設することがよい。

上述のように、この考案によるバルコニーにおいては、
手摺格子：が通常と同様に手摺笠木とデツキ支持枠との
間に取付けられ、しかも、バルコニーの内側と外側の少
なくとも一側に開口し、かっ上下に延びる溝を有し、そ
の溝を利用して係止部材を簡単に取付けることがてき、
その係止部材に植木鉢、物干し竿等を装着することが可
能であるので、パルコニニの内側又は外側の従来未使用
のスペースを有効に利用することが可能になった。

そして、手摺格子は前記溝を形成する補強部を中央に有
し、その補強部の左右両側に羽根板を右部かつ、羽根板
の先端にビスホールを備えた構造であるから、係止部材
取付け、目隠し及び手摺格子の取付けのために必要な部
材を最少限の材料て形成することができるとともに、上
記構造であるから装飾性に優れており、しかも薄板状に
形成されても、補強部及びビスホールが強大な風圧に対
してもまた、係止部材に装着した物の荷重に対しても、
充分に耐えうる強度を発揮する。

さらに、手摺格子は目隠しのための羽根板を有するから
、突風などが吹いたときに、これを遮断するので、係止
部材に装着した植木鉢などが突風で吹き飛ばされること
を防止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案に係るバルコニーの一部を示す斜視図
、第２図はこの考案において用いられる手摺格子の一例
を示す横断面図、第３図は他の手摺格子の横断面図、第
４図は手摺の縦断面図、第５図は手摺格子に係止部材を
固定した状態を示す縦断面図、第６図は係止部材の第２
例を示す横断面図、第７図及び第８図は第２例の係止部
材の使用例を示す側面図、第９図は係止部材のさらに他
の例を示す断面図である。 １・・・・・・笠木、３・・・・・・前枠、４・・・・
・・補強部、５・・・・・・羽根部、６・・・・・・取
付部、１５・・・・・・固定部、１６・・・・・・連結
部、１７・・・・・・係止部、１９・・・・・・ねじ受
は部材、ａ・・・・・・手摺格子、Ｃ・・・・・・係止
部材。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. バルコニーの内側と外側の少なぐとも一側に開口腰上下
   に延長する溝を形成する補強部をほぼ中央に有□しくそ
   わ補強部の左右両側に先端にビスホールを備えた羽根板
   を一体に有する薄板状の手摺格子を前記ビスホールを用
   い１′τ手摺笠木とデツキ支持枠との・間に複数枚並設
   し、前記手摺格子の溝に係止部材を昇降自在に取付け、
   せの係止部材に植木鉢、物干し竿等を装着可：能にした
   ことを特徴とするバルコニー０