JPS60112750A - テトラフルオロイソフタロニトリル - Google Patents

テトラフルオロイソフタロニトリル

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JPS60112750A
JPS60112750A JP5847884A JP5847884A JPS60112750A JP S60112750 A JPS60112750 A JP S60112750A JP 5847884 A JP5847884 A JP 5847884A JP 5847884 A JP5847884 A JP 5847884A JP S60112750 A JPS60112750 A JP S60112750A
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JP
Japan
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solvent
exchange
tetrachloroisophthalonitrile
temperature range
benzonitrile
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Osamu Kaieda
修 海江田
Masaru Awashima
粟嶋 優
Isao Okidaka
沖高 勲
Tomoaki Nakamura
智明 中村
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Nippon Shokubai Co Ltd
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Nippon Shokubai Co Ltd
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、プラスチックスに難燃性や耐候性を賦与する
のに有用なテトラフルオロインフタロニトリルに関する
芳香族ハロゲン化物にフッ化アルカリ等を作用させてハ
ロゲン原子をフッ素原子と交換させる、いわゆるハロゲ
ン交換反応は古くから知られている〔例えば石川、有機
合成化学協会誌三、808、(1967)、M、 Hu
dltcky。
Chemistry of Organic Fluo
rine Compounds112頁(1976年)
 John Wtley & 5ons 出版等〕。
しか1.なから、上記の方法でハロゲン交換できる芳香
族ハロゲン化物は、例えば石川ら、有機合成化学協会誌
、第27巻第174頁(1969年)に記載の2,6−
シクロロベンゾニトリルから2゜6−シフルオロベンゾ
ニトリルを合成する例の様に通常ハロゲン置換基の少な
い芳香族ハロゲン化物に限られ、それ以上のポリハロゲ
ン化物では完全にハロゲン交換を行うのは困難なことが
多く、たとえ完全にハロゲン交換できても収率が悪い。
また上記の方法で芳香族ハロゲン化物をハロゲン交換す
る場合、電子吸引性基(例えば−〇N基、−NO2基等
)のメタ位置は、まったくハロゲン交換することができ
ない。
事実、従来の文献中にはテトラクロロインフタロニトリ
ルからテトラフルオロインフタロニトリルをハロゲン交
換により合成する方法は皆無である。ただt7、テトラ
クロロインフタロニトリルをハロゲン交換する例は、石
川ら、工業化学雑誌、第73巻第447頁(、19,7
0年)に記載されているが、DMF溶媒中でフッ素化剤
としてフッ化カリウムを使用してハロゲン交換させても
、5−クロロ−21416−) !7フルオロインフタ
ロニトリルが生成するのみで、完全に置換したテトラフ
ルオロインフクロニトリルは、まったくえていない。
本発明者らは、テトラフルオロインフタロニトリルを製
造するに際し、上記の一般的方法では合成が困難でたと
え合成できても欠点が多く工業的実施は不可能と考え、
可能な方法を鋭意検討した結果、ベンゾニトリルを溶媒
に用いて自然発生圧下、テトラクロロインフタロニトリ
ルを190〜400℃の温度範囲で、フッ素化剤、とく
にフッ化カリウムと反応させてハロゲン交換することに
よってテトラフルオロインフタロニトリルを容易に収率
よく製造できることを見い出し本発明を完成させた。
本発明を以下更に詳細に説明する。
本発明における溶媒ベンゾニトリルは、熱的に安定なた
め、テトラクロロインフタロニトリルをハo ケン交換
してテトラフルオロイン7タoニトリルにするのに必要
な温度と考えられる190〜4(10℃の温度範囲でも
使用でき、また他の溶媒にみられる様な溶媒と原料ある
いは生成物間との副反応がないオリ点がある。またこの
溶媒を使用することによって無溶媒での裏法と異なり、
温度制御が容易で多量の炭化物が生成するのを防止でき
る利点があり、工業的実施に際し高収率で目的物かえら
れる有利性を持つ。
ハロゲン交換反応に使用されるフッ素化剤は一般にはフ
ッ化セシウム、フッ化カリウム、フッ化ナトリウムなど
のフッ化アルカリやフッ化バリウム、フッ化カルシウム
などアルカリ土類金属のフッ化物塩を用いる例が多い。
また場合によっては、フッ化アンチモン等の遷移金属の
フッ化物も用いられる。本発明においても一般に用いら
れているフッ素化剤ならばあらゆるものが使用できる。
この中でも取り扱いが容易で実用上商業的に容易に入手
できるフッ化カリウムが特に好ましい。
フッ素化剤は、原料のテトラクロロインフタロニトリル
中のフッ素原子に置換されるクロル原子に対し少なくと
も当量以上必要であり、フッ化カリウムの場合テトラク
ロロインフタロニトリル1モルに対し4モル倍以上存在
すれば良い。特にテトラクロロインフタロニトリルに対
しフッ化カリウム4〜8モルの範囲が適当である。
本発明の反応温度は190〜400℃の範囲が好ましい
。特に250〜350℃の温度範囲が好ましい。
(ffl温度で反応させた場合塩素がフッ素に完全に置
換されていない化合物が生成し易くなシ、高温度では炭
化物が生成し、いずれもテトラフルオロインフタロニト
リルの収率が低下する。
本発明では自然発生圧力下で反応させる為に210℃か
ら350℃の温度範囲で約2KQ/crn2〜12 K
q/1yn2ゲージ圧を示すが、窒素の様な不活性ガス
で更に加圧しても良い。
反応時間はζ反応温度によって異なるが、約2時間から
48時間の範囲が適当である。
原料のテトラクロロインフタロニトリルは、溶媒100
重量部に対して約5部から50部の範囲で反応系に加え
られるとよい。
一般にハロゲン交換反応は、できるだけ無水条件下で行
うのが反応速度を高めまた副反応をさけるため好ましい
と云われている。
一般に使用されるDMSO,TMSO□、 DMF、 
N八・IP。
DMSO2などの非プロトン性極性溶媒は吸湿性が高く
、かなシの水分が含有されている。そのため反応に先だ
ってベンゼン、トルエンなど全加工て水分を共沸混合物
としてあらかじめ蒸留除去する必要がある。本発明にお
いては、ベンジエ) +Jルは吸湿性がないためその操
作を原則的には必要としない。しかしながら、フッ素化
剤として使用するフッ化カリウムなどは吸湿性が高いた
め場合によってはベンゼン、トルエンなどを加えて水分
をあらかじめ共沸混合物として蒸留除去するのが良い。
本発明では、反応系に相間移動触媒を存在させても良い
。即ち、相間移動触媒を存在させると反応速度が速くな
り、反応時間を短縮できる利点があるからである。
相間移動触媒としては、ジベンゾ−18−クラウン−6
−エーテル等のクラウン化合物、分子量300〜600
のポリエチレングリコール等が使用できる。
添加量としてはテトラクロロインフタロニトリルに対し
て0.01モル〜0.25モルが適当である。
本発明の溶媒であるベンゾニトリルは、蒸留によって生
成物と容易に分離でき、次の反応に溶媒と1−で再使用
できる。
以下本発明を実施例により更に具体的に説明するが、本
発明はこれ〜に限定されるものではない。
実施例 1 500匡のステンレス容器のオートクレーブにベンゾニ
トリル20 Of、テトラクロロインフタロニトリルg
 o、o y (o、a o 1モル)、超微粒子の乾
燥フッ化カリウムs 3.9 y (1,44sモル)
全仕込み、反応容器内の空気を窒素ガスで置換した後、
320℃で18時間加熱借押した。反応終了後、室温ま
で冷却し懸濁している塩化カリウム及び未反応のフッ化
カリウムを沖過で除去した。母液のベンゾニトリル溶液
を充填剤;SEs 2 1 m、カラム槽温度60℃の
ガスクロマトグラフで内部標準法を用いて分析したとこ
ろ仕込みのテトラクロロインフタロニトリルに対してテ
トラフルオロインフタロニトリル90.5モル係かえら
れた。この分析チャートにおいては未置換のインフタロ
ニトリルのピークなどの他の成分のピークはほとんど認
められなかった。なお、この生成物ピークはη量分析ス
ペクト/I/ (70ev :m/e=200. 13
1+100.31)によシテトラフルオロインフタロニ
トリルであることを確認した。上述の母液から溶妓ベン
ゾニトリルを減圧蒸留で留去することによって、テトラ
フルオロインフタロニトリルの結晶s 2.5 t (
M、P、 : 73〜76℃)を回収できた。この結晶
の元素分析値は炭素48.0 %、フッ素38.3%、
窒素13.7%(理論値炭素48係、、フッ素38%、
窒素14%)であった。
・19FNMR(溶媒:アセトン−d6、外部標準物質
;トリフルオロ酢酸) δ=27.5 ppm (doublet、 J=11
Hz、I F)δ=40.6 ppm (double
t、 J=21Hz、 2 F )δ=83.6 pp
m (triplet −doublCt。
JAB=21H7I JAx=IIHz、 1F)・質
邦スペクトル EI m/e=200 (M”) ・赤外吸収スペクトル(KBr) 2270crn−1(シC−N) 1500.1640crn’

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) テトラフルオロインフタロニトリル。
JP5847884A 1984-03-28 1984-03-28 テトラフルオロイソフタロニトリル Granted JPS60112750A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5847884A JPS60112750A (ja) 1984-03-28 1984-03-28 テトラフルオロイソフタロニトリル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5847884A JPS60112750A (ja) 1984-03-28 1984-03-28 テトラフルオロイソフタロニトリル

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21947483A Division JPS60112751A (ja) 1983-02-18 1983-11-24 テトラフルオロフタロニトリル類の製法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60112750A true JPS60112750A (ja) 1985-06-19
JPH0349900B2 JPH0349900B2 (ja) 1991-07-31

Family

ID=13085540

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5847884A Granted JPS60112750A (ja) 1984-03-28 1984-03-28 テトラフルオロイソフタロニトリル

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JP (1) JPS60112750A (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3284484A (en) * 1962-04-04 1966-11-08 Nat Smelting Co Ltd Fluorinated aromatic nitriles and preparation thereof

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3284484A (en) * 1962-04-04 1966-11-08 Nat Smelting Co Ltd Fluorinated aromatic nitriles and preparation thereof

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JPH0349900B2 (ja) 1991-07-31

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