JPS6011262A - セラミツクス焼結体の製造方法 - Google Patents

セラミツクス焼結体の製造方法

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JPS6011262A
JPS6011262A JP58119418A JP11941883A JPS6011262A JP S6011262 A JPS6011262 A JP S6011262A JP 58119418 A JP58119418 A JP 58119418A JP 11941883 A JP11941883 A JP 11941883A JP S6011262 A JPS6011262 A JP S6011262A
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JP
Japan
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polybutadiene
sintered body
resin
parts
modified
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Application number
JP58119418A
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English (en)
Inventor
下飼 勝次郎
星野 光幸
敬五 加藤
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Nippon Soda Co Ltd
Original Assignee
Nippon Soda Co Ltd
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Publication date
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  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、セラミックスの製造方法に関する。
更に詳しくは、セラミックス焼結体を製造する際に有機
バインダーとして、ポリブタジェン系樹脂を使用する製
造方法に関するものである。セラミ等の緒特性に優れ、
また、特異な電気的、磁気的性質を持つものが多いため
、レンガ、ガラス等の従来の用途に加えて、所謂エンジ
ニアリングセラミックスとして、各種熱エンジンのシリ
ンダー、ローター、ステーター、ノーズコーン、シュラ
ウド、バーナー、或いはベアリング、バルブ、ノズル、
ローラー等の機械部品や、IC基板に代表される精密絶
縁材料或いは高誘電材料、圧電材料、磁気材料等の電磁
気機能性材料として、近年ますます用途範囲が増大して
いる。
これらの新用途においては、従来の用途とは異なって、
一般に高密度な寸法精度、複雑な形状、大きな強度、大
きな焼成密度、精緻な表面粗度等の高度な性能要求が課
せられることが多く、これらのセラミックス製造におけ
る焼成方法は、従来より、よシ重要となっている。
セラミックス焼結体はセラミックス材料粉体、バインダ
ー、結合助剤、可塑剤、分散剤、潤滑剤等の原料を混練
シ後、プレス法や射出成型や泥漿鋳込み等の方法により
て成形した後、(場合によっては脱脂後)本焼成するこ
とによって製造される。
この場合バインダーは成形性を与えるためと成形体の強
度を保持するために加ええられ、一般にポリビニルアル
コール、ポリビニルブチラール、ポリエチレンクリコー
ル、メチルセルロース、エチルセルロース、カルボキシ
ルメチルセルロール、ヒドロキシVロビルセルロール、
各種ワックス類、アクリル系樹脂、フェノール樹脂、ア
タクチックプロピレン、低分子ポリエチレン、デキスト
リン、リグニンスルホン酸ソーダ等が使用されている。
バインダーは脱脂工程あるいは焼成工程で完全に除去さ
れ、焼結体に残留することはない。
しかしながら、焼結体に与えるバインダーの影響を無視
することはできず、例えば最適な製造条件を採用しても
使用するバインダーの種類によって製造して得られる焼
結体の密度、強度、表面粗度、寸法精度が異なったシ、
クラックが入る等の製品歩留シが悪化したシするととは
、よく経験されることである。
本発明者らは、前記公知技術の諸欠点を改良すべく各種
セラミックスの焼結体の製造条件について鋭意検討した
結果、ポリブタジェン系樹JJIKポリブタジェン変性
エポキシ樹脂、マレイン化ポリブタジェン樹脂或はこれ
らの水性エマルション、若しくは水溶性樹脂等を各種セ
ラミックスの焼結用バインダーとして使用することによ
って、従来のものに比較して、強度、収縮性、緻密性、
耐クラツク性等に優れたセラミックス焼結体が得られる
ことを見い出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、セラミックス焼結体の製造に際し
、バインダーとして数平均分子1500〜2QOOOの
ポリブタジェンオリゴマーおよヒ/マたは該ポリブタジ
ェンオリゴマーの変性体を用いることを特徴として力る
セラミックス焼結体の製造方法である。
本発明で使用する樹脂のバインダーとしての長所は次の
通シである。
(1)バインダーとして少量の添加で形成できる。
(2)焼結体の密度、強度が強い。
(3)乾燥時および焼結時の部分的な歪や収縮が小さい
(4)複雑な形状に形成できる。
(5)乾燥時、焼結時の表面仕上がりが良好。
(6)焼結後の製品のクラックが少ない。
本発明におけるポリブタジェンオリゴマー類トシては、
特にポリブタジェン変性エポキシ樹脂、マレイン化ポリ
ブタジェン樹脂或はこれらの水性エマルション若しくは
水溶性樹脂を使用することが、各種セラミックスに対し
て優れたバインダーとしての挙動を示す。この理由は詳
らかでないが、推定される理由の一つには、これらの樹
脂中のポリブタジェン分子セグメントのセラミックス粉
末粒子に対する濡れ性が良く、セラミックス粉末粒子間
に少量で充分に樹脂が均一に行き渡ることができ、加圧
成形時に粉末全体が均等に分布されることができ、バラ
ツキの少ない均一な大きな成形比重の成形体を得ること
ができるため、その結果として均一で強度が大きく、し
かも寸法精度の良い、表面仕上がシの良好な焼結体が得
られるものと思われる。
本発明の対象となるセラミックスは、アルミナ、ムライ
ト質、シリカ、(部分)安定化ジルコニア、窒化ケイ素
、炭化ケイ素、チタン酸ノくリウムおよびチタン酸ジル
コン酸鉛等広範囲に及ぶが、アルミナ、ムライト質、ジ
ルコニア、チタン酸ノくリウム、チタン酸ジルコン酸鉛
等が特に好結果を示す。
また、その粒度は一般に細かいものが好ましく、具体的
に言えば、平均粒径10μm以下が好ましい。
以下に本発明の詳細な説明する。
本発明で用いられるポリブタジェンオリゴマーとは、ア
ニオン重合による高ビニル型ポリブタジェン、連鎖移動
アニオン重合による中ビニル型ポリブタジェン、配位ア
ニオン重合によるシス−1,4型ポリブタジェン、ラジ
カル重合によるトランス−1,4型ポリブタジェンのホ
モポリマーおよび/またはコーポリマー等であシ、また
、これらの重合体中の二重結合を水素添加によシ、部分
的に飽和あるいは完全に飽和したものも用いることがで
きる。更にまた、ポリブタジェンオリゴマーの変性体樹
脂として、末端または側鎖を他の化合物で変性した樹脂
のうち、特に無水マレイン酸を付加したマレイン化ポリ
ブタジェン樹脂、両末端にカルボキシル基を有するポリ
ブタジェンにエポキシ樹脂を反応させたポリブタジェン
変性エポキシ樹脂等が用いられる。また、過酢酸で処理
して得られるエポキシ化ポリブタジェン樹脂、末端官能
基を有するポリブタジェンを他の化合物でウレタン化、
エステル化、アミド化したポリブタジェン変性体も用い
ることができる。
上記バインダーのポリブタジェン変性エポキシ樹脂とは
、特開昭55−137125に記載される如きのもので
ある。すなわち、分子中にカルボキシル基を有するポリ
ブタジェンホモポリマーおよび/またはコポリマーとβ
位にメチル基を有するa、β−エポキシ基を2個持った
エポキシ基を除くエポキシ樹脂と反応させることによっ
て得られるものである。
ここで用いられる分子中にカルボキシル基を有するポリ
ブタジェンホモポリマーおよび/マタハコポリマーとは
、市販されている日本曹達の商品名N15so −PB
 −C−1000,C−2000,グツドリッチ社の商
品名Hycar −CTB 、 CTBX、 CTBN
1ゼネラルタイヤ社の商品名Telogen CT+ 
S r フィリップス社の商品名Butarez CT
L r HTPBがある。
また、末端に水酸基を有するポリブタジェンホモポリマ
ーおよびコポリマーの日本曹達の商品名N15soPB
−G−1000,2000,3000+ 7一コ社の商
品名Po1y −BD、7 、Iリソ1社のButar
ez)rT+グツドリッチ社のHycar −HTB 
r ゼネラルタイヤ社のTelogenHT等を常法に
よって無水マレイン酸等の酸無水物で反応させて半エス
テル化して得られる樹脂も末端にカルボキシル基を有す
るポリブタジェンホモポリマーおよびコポリマーとして
使用可能である。
更に末端官能基を持っていないポリブタジェン吃誓νよ
び/または・ポリ〜−に無水〜・イン酸を付加した変性
樹脂も使用可能である。更にまた、上記重合体の二重結
合が水素添加によって部分的にあるいは完全に飽和され
たものでもよい0゛また、ここで使用されるβ位にメチ
ル基を有するa、β−エポキシ基を2個持ったエポキシ
樹脂を除くエポキシ樹脂としては、 a)ビスフェノールAmエポキシ樹脂、例えば、シェル
化学■の商品名工ピコ−)827.同828゜同834
.同836.同1001* 同1004. 同1007
 iチバガイギー■の商品名アラルダイトCY252゜
同CY 250 r 同GY260. 同GY280.
 同6071.同6084゜同6097 。
ダウ−ケミカル■の商品名DER330、同331゜同
337.同661.同664+ 大日本インキ化学工業■の商品名エピクロン1010、
同1ooo、同3010、 b)ノボラック型エポキシ樹脂、例えば、シェル化学■
製の商品名工ピコ−)152.同154;ダウ・ケミカ
ル■の商品名DEN −431、同438゜同439; チバガイギー■の商品名EPN−1138,ECN12
35 ;大日本インキ化学■の商品名エピクロンN−7
40゜同N−680,同N −695、同N −565
、同N−577、c)水素添加ビスフェノールAジグリ
シジルエーテル樹脂、例えば、 加電化工業@)の商品名アデカレジンEP −4080
d)ビスフェノールA側鎖型ジグリシジルエーテル樹脂
、例えば、 加電化工業■の商品名γデカレジンEP−4000、e
)ウレタン変性エポキシ樹脂、例えば、加電化工業■の
商品名アデカレジンEPU −4。
同EPU −f3 、同EPU−8、 f’)レゾルシンジグリシジルエーテルエポキシ樹脂、
例えば、 SUMI−エポキシELR−1301同ELR−150
g)グリシジルエステル型エポキシ樹脂、例えば、チバ
ガイギー■の商品名アラルダイ)CY−183゜同CY
−182゜ シェル化学■の商品名エピコートE−190.同E −
871i 昭和電工■の商品名ショウダインS −500、同S 
−508、同S −509、同S −601X、同S 
−603X。
同S −607X、同S −609X、同S −729
、同S−5401同S −550; 大日本インキ化学工業■の商品名エピクロン200゜同
4001 h)P−オキシ安息香酸ジグリシジルエーテルエステル
樹脂、例えば、 SUMI−エポキシ樹脂ELP −160、i)脂環型
エポキシ樹脂 UCCの商品名ERL −4221、同4289.同4
206.同4234、同4205 。
チバガイギー■の商品名CY−179.同CY−178
゜同CY−180,同CY−1755 j)息素化ビスフェノールA型エポキシ樹脂シェル化学
■の商品名工ピコ−) DX−245、同1045− 
B −80。
チバガイギー■の商品名アラルダイト8011.同80
47 。
大日本インキ化学工業■の商品名エピクロ4521同1
120゜ ダウ・ケミカル翰の゛商品名DER−5421同511
゜同580、 k)グリシジルアミンエポキシ樹脂、例えば、SUMI
 −Epoxy ELM 120 、同ELN −12
5等が使用できる。また、これらのエポキシ樹脂を併用
して用いても良い。
ポリブタジェン変性エポキシ樹脂の製造は上記の分子中
にカルボキシル基を有するポリブタジェンホモポリマー
および/またはコポリマーとエポキシ樹脂とのエステル
化反応によって行なわれ、カルボキシル基1当量に対し
てエポキシ基を1.8〜30当量の割合で配合し、反応
温度130〜190℃で1〜8時間反応して得ることが
できる。
上記のポリブタジェンポリブタジェンポリマーとエポキ
シ樹脂との種々の組合せ反応によって得られるポリブタ
ジェン変性エポキシ樹脂のどの種類の樹脂を使用するか
は任意であシ、目的とするセラミックス焼結体の性能、
性状に適する樹脂が選択される。
前記バインダーのマレイン化ポリブタジェン樹脂とは、
通常、ポリブタジェンオリゴマーと無水マレイン酸に重
合防止剤を加えて不活性ガス界囲気中で170℃〜19
0℃で5〜10時間反応して得られる樹脂であシ、無水
マレイン酸はポリブタジェンオリゴマー100重量部に
対して5〜40重量部の割合で用いられる。なお、マレ
イン酸付加量は目的とするセラミックスの性能、性状に
多少影曽を及ぼすが、マレイン化ポリブタジェン樹脂の
製造上ならびに水溶化の点からポリブタジェンオリゴマ
ーに対して10〜25重量部付加が好ましい。
本発明にかかるポリブタジェンオリゴマーおよび該ポリ
ブタジェンオリゴマーの変性体であるこれらの樹脂は、
そのまま配合して使用されるが、樹脂粘度が高い場合に
は、有機溶剤を1〜10重量加え希釈して用いる。また
、これらの樹脂を適当な界面活性剤の存在下で乳化して
得られる水性エマルションまたは分子内に親水性の強い
極性基を有する場合或は親水性の極性基を導入した後、
水溶化処理して得られる水溶性樹脂の状態で用いること
ができる。
上記のポリブタジェンオリゴマーおよび該ポリブタジェ
ンオリゴマーの変性体の水性エマルションは公知の方法
で界面活性剤の存在下で乳化して得られる。例えばポリ
ブタジェン変性エポキシ樹脂の水性エマルションの製造
方法について述べると、本ポリブタジェン変性エポキシ
樹脂を少量の有機?i剤(flLtハ)ルエン、キシレ
ン、セロソルブ等)に溶解した後、乳化剤を加えて、2
0〜80℃の加温下で高速攪拌機を用いて混合攪拌しな
がら水を徐々に注加することによシ製造される。なお、
ポリブタジェン変性樹脂の粘度が低い場合には無溶剤下
でも製造することが出来、エマルションの安定性の点か
ら保護コロイド等も必要に応じて添加される。
製造すれたエマルションの固形分は20〜80係であシ
、エマルション中に分散する粒子の平均粒径は、1〜1
0μである。また、水溶性樹脂としては、ポリブタジェ
ン変性エポキシ樹脂、エポキシ化ポリブタジェン樹脂の
如く、分子内にエポキシ基を有する樹脂はエポキシ基に
第一級アミン、第二級アミン等を付加反応せしめた後、
酸類を用いて中和し、水を加えて得られる水溶性樹脂で
あり、マレイン化ポリブタジェン、末端カルボキシル基
を有するポリブタジェンオリゴマーの如く、分子内に酸
無水基、カルボキシル基を有する樹脂はアミン類、アン
モニア水、水酸化カリウム等を用いて中和し、水を加え
て得られる水溶性樹脂である。これらの水溶性樹脂は樹
脂の粒径が約0.05〜1μである。
本発明にかかるバインダーのセラミックス粉体への添加
量は、セラミックス種類、セラミックス粉体粒度、成形
法等によって影響されるが、一般的にはセラミックス粉
体重量に対し、樹脂分として0.1〜20重量%であシ
、好ましくは1〜5重量%である。
上記の樹脂は二種類以上併用しても良く、また従来から
のセラミックスバインダー、例えばアクリル系樹脂やフ
ェノール系樹脂等と併用す石こともできる。
本発明においてバインダーの添加の際、成形体の硬度や
強度を大きくするために硬化剤やラジカル重合開始剤を
加えて吃良い。例えば分子内にエポキシ基を有するバイ
ンダーを用いる場合は、硬化剤としてジエチレントリア
ミン、メタフェニレンシア之ン、ジアミノジフェニルメ
タン、ジアミノジフェニルスルフォン等のアミン類、無
水フタル酸、無水マレイン酸、無水トリメリット酸、無
水ピロメリット酸、エチレングリコールビストリメリテ
ート、グリセロールトリストリメリテート、無水ドデシ
ニルサクシニック酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、テト
ラヒドロ無水フタル酸、無水メチルナジック酸、無水ク
ロレンディック酸、ボリアゼライフクボリアンハイドラ
イド、無水ジクロルコハク酸、無水ドデセニル酸等のカ
ルボン酸無水物、BF3のモノエチルアミン錯体やBF
3のピリジン錯体等のBF3系錯化合物、或社、トリエ
タノールアミンボレート等の錯化合物、ジシアンジアミ
ド、ジアジドヒドラジド、チタニウムアルコキサイド、
更に一5H基、−NGO基、−NC8、基、−corJ
H基を分子内に1個以上有する化合物等のエポキシ樹脂
硬化剤が用いられる。これらの硬化剤の使用量としては
、エポキシ樹脂のエポキシ当量対官能基当量比0.5〜
1.5相当量である。また、分子内に有する不飽和結合
を架橋するためのラジカル重合開始剤としてジアシルパ
ーオキサイド類、例えば過酸化ベンゾイル、2,4−ジ
ク0ル過酸化ベンゾイル、オクタノイルパーオキサイド
、ラウロイルパーオキサイド等、ジアルキルパーオキサ
イド類、例えばジー第3ブチルパーオキサイド、ジクミ
ルパーオキサイド等、パーオキシエステル類、例工ば第
3ブチルパーベンゾエート、第3ブチルパーアセテート
、ジー第3ブチルパーフタレート、2.5−ジメチル−
2,5−ジ(ベンゾイルパーオキシ)ヘキサン等、ケト
ンパーオキサイド類、例えばメチルエチルケトンパーオ
キサイド、シクロヘキサノンパーオキサイド等、ハイド
ルバーオキサイド類、例えば第3ブチルヒドロパーオキ
サイド、クメンハイドロパーオキサイド、α−フェニル
エチルヒドロパーオキサイド、シクロヘキセニルヒドロ
パーオキサイド等およびこれらの混合物が適当であって
発泡性のないものが好ましく、その使用量は全樹脂分に
対し0.1〜10重量%、好ましくは0.5ないし5重
量%である。この他に有機金属化合物、例えばナフテン
酸またはオクテン酸のコバルト、鉄、マンガン、鉛等の
金属塩が硬化剤として用いられる。なお、水性エマルシ
ョン中しくは水溶性樹脂を用いる場合には、水溶性の硬
化剤を選択することが望ましい。
本発明におけるセラミックス焼結体の一般的な製造方法
を記述する。アルミナ、ジルコニア等のセラミックス原
料粉末に前記のポリブタジェンオリゴマーおよび/また
は該ポリブタジェンオリゴマーの変性体のバインダーの
うち、1種または2種以上を用い、必要に応じて溶剤、
可P!5剤、消泡剤、滑沢剤、離型剤、湿潤剤等を加え
、充分に均−になるように良く混練し、得られた混合物
(必要があれば常温または加温状態で乾燥処理)を常法
に従って成形する。成形法としては、通常の成形法は全
て適用できるが、プレス法、射出成型法、ロール法、ド
クターブレード法、リバースコート法、押し出し法が特
に好結果を示す。
上記方法によって得られる成形体は必要があれば、常温
または加温された状態で乾燥し、必要ならば加熱硬化す
る。これらの処理によって得られる成形体は機械加工の
如き方法で更に加工することもできる。また、成形体は
必要にらは脱脂を行う。脱脂は急激な加熱による成形体
の破損を避けるため、十分ゆっくシ行う必要があシ最終
脱脂温度は使用するバインダーによっても異るが、多く
のものは300〜600℃が好ましい。また、脱脂は空
気雰囲気中でも窒素、ヘリウム、アルゴンの如き不活性
ガス雰囲気中でも行うことができるが、一般的にはコス
トの点で空気雰囲気が望ましい。成形体は常法に従って
焼結され、焼結温度はセラミックス種類や粒度によって
決定されるが、通常、1300〜1900℃で行われる
。また、焼結は、空気雰囲気中或は不活性ガス雰囲気中
で行うことができるが、脱脂が行われていない場合は空
気雰囲気中で行うのが好ましい。
本発明に基づき製造されたセラミックス焼結体は強度、
縮収率、緻密性、耐クラツク性等において優れた特性を
示すものである。
以下に参考例、実施例、比較例を挙げて本発明を更に具
体的に説明するが、これらにより本発明は何んら限定さ
れるものでない。また、例中のチおよび部は重量%およ
び重址部を示す。
参考例1 両末端にカルボキシル基を有する1、2−結合ポリブタ
ジェンオリゴマー(日本曹達U製、商品名: Nl5S
OPB、 C−1000分子it: 1400.m価:
60)100部とビスフェノールA型エポキシ樹脂(油
化シェルエポキシ製、商品名:エピコート □828、
エポキシ当量:190)80部を反応容器に仕込み、攪
拌しながら窒素芥囲気下で150℃で3時間加熱反応せ
しめてポリブタジェンオリゴマーの変性体であるポリブ
タジェン変性エポキシ樹脂<F3本曹:army、商A
 名: Nl5SO! yN ヤhPB−13)を製造
した。
参考例2 参考例1で用いた両末端にカルボキシル基を有するポリ
ブタジェンオリゴマーNl5SO−PB、 C−100
0100部とビスフェノールA型エポキシ樹脂エピコー
ト828190部を反応容器に仕込み、参考例と全く同
様に反応せしめてポリブタジェンオリゴマーの誘導体で
あるポリブタジェン変性エポキシ樹脂(日本曹達■製、
商品名: Nl5SOエボキシンEPB−17)を製造
した。
参考例3 官能基を有しない1.2−結合ポリブタジェンオリゴマ
ー(日本曹達■製、商品名: Nl5SO−PB。
B−1000、分子量:1300)100部に無水マレ
イン酸15部、2−5−ジーt−ブチA・ノ1イドロキ
ノンを0.3部を反応容器に仕込み、攪拌しながら窒素
界囲気下中で190℃で7時間反応せしめポリブタジェ
ンオリゴマーの変性体であるマレイン化ポリブタジェン
樹脂(酸価143)を製造した。
実施例1 参考例1で得られたポリブタジェンオリゴマーの、変性
体であるポリブタジェン変性エポキシ樹脂(日本曹達■
製、商品名: Nl5SOエボキシンEPB−13) 
4部を16部のトルエンによく溶解し、その溶液の総量
に平均粒径5μのA1203100部、平均粒径3μの
5i0210部、平均粒径3μのMgO1部およびステ
アリン酸1.5部を加え1、ボールミルを用いて16時
間混練した。次いで混練後の混合物をニーダーに移し、
60℃の加温′下でニーダ−を運転しながら、ゆっくり
と混合物を乾燥した後、得られた粒状乾燥物を篩い分け
して約2閣以上の大型粒子を除去した。次に篩い分は乾
燥物を常温において1000 kp / eraの圧力
でプレスし、直重9 径12mmg1長さ40晒の円筒状に成截した後、矛り 得られた成譚体を電気炉に入れ、6時間かけて500′
cまで徐々に加温し、その温度を保ちながら2時間脱脂
を行い、更に1600℃で8時間焼成を行って高アルミ
ナ質焼結体を得た。このようにして得られた焼結体は見
掛比重3.7、曲げ強度3100ky / cA 、焼
成収縮率は7%であった。また、外観上の欠陥は認めら
れず、表面は緻密であった。
実施例2 実施例1においてポリブタジェン変性エポキシ樹脂(N
ISSOエボキシンEPB−13)の代りに参考例3で
得られたマレイン化ポリブタジェン樹脂を用いる他は全
く同様に処理して高アルミナ焼結体を得た。得られた焼
結体は見かけ比重3.6、曲げ強度30001<f /
 ctl 、焼成収縮率7チであった。また、外観上の
欠陥は認められず、表面は緻密であった0 実施例3 実施例1においてポリブタジェン変性エポキシ樹脂(N
l5SOエボキシンEPB−13)の代シに両末端にカ
ルボキシル基を有するポリブタジェンオリゴマー(日本
曹達■製、商品名: Nl5SO−PB、 C−100
0、分子刊層L400、酸価:60)を用いる他は全く
同様に処理して高アルミナ焼結体を得た。得られた焼結
体は見かけ比重3,7、曲げ強度a100kp/−焼成
収縮率7チであった。また、外観上の欠陥は認められず
、表面は緻密であった。
実施例4 参考例2で得られたポリブタジェン変性エポキシ樹脂(
Nl5SOxボキシンEPB −17) 100部にト
ルエン5部、乳化剤(花王アトラス社製、商品名:エマ
ルゲン930)10部を加えて70’Cに加温溶解した
後、高速攪拌しながら70’Cの脱イオン水500部を
徐々に注加して樹脂エマルション(E−1)を製造した
。次いで得られた樹脂エマk シw :/ (E −1
) 70部に平均粒径5 μcD A1203100部
、平均粒径3μの5in210部、および平均粒径3μ
のMgO1部を加えボールミルを用いて16時間混練し
、得られ九スラリー状物質をドクターブレードを用いて
厚さ0.5 tan 、幅2o■、長さ40rtrmの
シート状に形成し、常温にて2時間、40℃にて2時間
、60℃にて2時間、ioo’cにて1時間、および1
20℃にて1時間乾燥し、更に乾燥したシート状セラミ
ック成形体を1600℃で8時間焼成した。得られた焼
結体は見かけ比重3.5、曲げ強度28001Q/cr
Ii1焼成収縮率1.5チであった。また、表面は緻密
で、且つ平滑であった。
実施例5 参考例3で得られたマレイン化ポリブタジェン樹脂10
0部にブチルセロソルブ20部を加えて溶解した後、ア
ンモニア水(28%)16部を加えてよく混合し、更に
混合しながら脱イオン水489部を加えて樹脂エマルシ
ョン(E、−2)を製造した。次いで得られた樹脂エマ
ルション(E−2)70部に平均粒径5μのA1203
100部、平均粒径3μの5in210部および平均粒
径3μのMgO1部を加え、ボールミルを用いて16時
間混練し、以下実施例4と全く同様に処理して焼成し焼
結体を得た。得られた焼結体は見かけ比重3.5、曲げ
強度2900 kg / CrA 、焼成収縮率15チ
であった。
また、表面は緻密で、且つ平滑であった。
比較例1 実施例1においてポリブタジェン変性エポキシ樹脂(N
l5SOエボキシンEPB−13)バインダーの代シに
ポリスチレンを用いた以外は全く同様に処理して焼結体
を製造した。得られた焼結体は角の欠損、クラックが認
められ、且つ多孔質体のものであり、また見掛比重3.
2、曲げ強度15001(f/dであった。
比較例2 実施例4において樹脂エマルション(E−1)バインダ
ーの70部代シに平均分子址約IQOOOのポリエチレ
ングリコール12部を脱イオン水60部に溶解し、その
溶液の総量を用いた以外は全く同様に処理して焼結体を
製造した。得られた焼結体はクラックや割れが見られ、
表面の質は粗であり、また、見掛比重3,5、曲げ強度
は1400ky/c/7であった。
出願人 日本曹達株式会社 代理人 伊 藤 請 之 同 横山吉美

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、セラミックス焼結体の製造に際し、バインダーとし
    て数平均分子量500〜2QOOOのポリブタジェンオ
    リゴマーおよび/または該ポリフタジエンオリゴマーの
    変性体を用いることを特徴としてなるセラミツ久ス焼結
    体の製造方法。 2ポリブタジエンオリゴマーの変性体がポリブタジェン
    変性エポキシ樹脂である特許請求の範囲第1項記載のセ
    ラミックス焼結体の製造方法。 ゛3.ポリブタジェンオリゴマーの変性体がマレイン化
    ポリブタジェン樹脂である特許請求の範囲第1項記載の
    セラミックス焼結体の製造方法。 4、ポリブタジェンオリゴマーまたはポリブタジェンオ
    リゴマーの変性体が水性エマルション若しくは水溶性樹
    脂である特許請求の範囲第1項〜第3項記載のセラミッ
    クス焼結体の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63195160A (ja) * 1987-02-10 1988-08-12 旭電化工業株式会社 セラミツクス成型体の製造方法

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JPS63195160A (ja) * 1987-02-10 1988-08-12 旭電化工業株式会社 セラミツクス成型体の製造方法

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