JPS60112438A - 制振シ−トの拘束層用材料 - Google Patents

制振シ−トの拘束層用材料

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JPS60112438A
JPS60112438A JP58222720A JP22272083A JPS60112438A JP S60112438 A JPS60112438 A JP S60112438A JP 58222720 A JP58222720 A JP 58222720A JP 22272083 A JP22272083 A JP 22272083A JP S60112438 A JPS60112438 A JP S60112438A
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Japan
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parts
acid
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damping sheet
vibration damping
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JP58222720A
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村知 達也
純一 佐藤
重信 邦久
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く技術分野〉 この発明は、車両床面等、振動する金属製基体上に貼着
して振動の減衰を図る制振シートにおける拘束層用材料
であって、石油樹脂に無機フィラー及び可塑剤類が配合
されてなるものに関する。
く背景技術〉 制振シートにおける拘束層用材料は、大きな制振力を得
るために、剛性の高いことは勿論、粘着剤層に対する密
着性が良好であることが望まれるとともに、作業性の観
点から加熱溶融時良好な流動性を示すことが要望される
。さらには、制振シートは悪路走行中の飛石等により車
両床面を介して衝撃を受けることが多く、耐衝撃性も要
求される。なお、耐衝撃性に乏しく拘束層にクラックが
入ったりすると制振性が大幅に減殺される。
上記諸要求を満たすために、本願出願人と同一人に係る
特許願(特願昭58−170109号、出願口:昭和5
8年9月15日)において、拘束層用材料として石油樹
脂に無機フィラー及び可塑剤類を配合してなるものが提
案されている。この材料で拘束層を形成した場合、大き
な制振力が得られかつ耐衝撃性も優れているが、可塑剤
類を含むも材料溶融時の流動性が十分でなく、成形時等
における作業性が必ずしも良好とは言えなかった。可塑
剤類を十分な流動性が得られるように多量に添加すれば
、上記問題点は解決するが、逆に拘束層の剛性が、即ち
制振力が大きく低下して望ましくない。
〈発明の開示〉 この発明は、上記にかんがみて、石油樹脂に無機フィラ
ー及び可塑剤類が配合されてなる制振シートの拘束層用
材料において、制振力の低下をほとんど招かずに拘束層
の流動性を向上させることを目的とする。
この発明の制振シートの拘束層用材料は、この目的を、
石油樹脂に酸−オレフイン共重合体を無機フィラー及び
可塑剤類とともに配合することにより達成するものであ
る。
く各構成の説明〉 以下の説明で配合部数「部」は、特にことわらない限り
重量単位である。
制振シートの拘束層用材料は、下記石油樹脂(A)に酸
−オレフイン共重合体(B)が無機フィラーCC)及び
可塑剤類CD)とともに配合されてなるものである。
(A)石油樹脂・・・軟化点60〜130℃の上布され
ているものでよく、合成ポリテルペン系、脂肪族系、芳
香族系、環状脂肪族系、不飽和炭化水素系及びそれらの
水添物等を例示できる。これらの石油樹脂は通常、酸価
0.1以下でカルボキシル基等の官能基を有しない。こ
こで拘束層の耐衝撃性(可撓性)の見地から芳香族系以
外のものが望ましい。この石油樹脂は、拘束層の母材と
なるが、それ自体強い粘着性を有するので、粘着剤層と
良好に密着し、確実に拘束効果を奏し、制振性の向上に
寄与する。
(B)酸−オレフイン共重合体・・・炭素数20以上の
α−オレフィンとα、β−不飽和ジカルボン酸(無水物
を含む)との共重合体□通常当モルーー及びそれらの酸
誘導体をいう。この共重合体は、例えば酸がマレイン酸
の場合、基本構造がと推定され、m≧2で100 ’O
における溶融粘度が80〜600cp(望ましくは10
0〜500Cp)のものを用いる。
ここで、α−オレフィンは、エチレン、プロピレン、ブ
テン等を重合させて得られるものであり、特にエチレン
低重合体が望ましい。炭素数20未満では、石油樹脂と
の相溶性に問題が生じる。
炭素数の上限は特に制限されないが約70とする。α、
β−不飽和ジカルボン酸としては、マレイン酸、フマル
酸、イタコン酸、シトラコン酸、無水マレイン酸、イタ
コン酸無水物、シトラコン酸無水物等を例示できる。ま
た、酸誘導体とは、エステル、イミド、アミド又は金属
塩をいう。
この酸−オレフイン共重合体は、拘束層用材料の流動性
を少量の配合で改善させる作用を奏し、その配合量は石
油樹脂100部に対して0.7〜lO部(望ましくは1
〜8部)とする。0.7部未満では上記流動性改善効果
がです、10部を超えると耐衝撃性に悪影響を与える。
(C)無機フィラー・・・5i02を主体とするケイ素
化合物群及び炭酸カルシウム(重質・軽質)又は硫酸バ
リウム(パライト粉・沈降性)から選ばれる1種の又は
2種以上を混合したもの。
無機フィラーの形態は、粉粒体(粉末状、フレー 5 
= −り状、顆粒状等)又は繊維いずれでもかまわないが、
前者の大きさは0.5〜500pLm、後者の長さはく
25■とする。上記5i02を主体とするケイ素化合物
群としては、粉粒体状のクレー(ハード・ソフト)、タ
ルク、ミルドガラス、ガラスフレーク、繊維状のガラス
繊維等を挙げることができ、さらに特殊なものとして嵩
比重<0.6のシラスバルーン、ガラスバルーン、発泡
石等の無機発泡体も使用できる。この無機発泡体を使用
した場合は拘束層を軽量化できる効果を奏する。この無
機フィラーは、拘束層の剛性を高め制振力を増大させる
とともに、理由は不明であるが一一般に無機フィラーは
ポリマーの耐衝撃性を低下させる傾向にある□、母材と
なる石油樹脂の耐衝撃性を改善する。無機フィラーの配
合量は、これらの効果達成及び作業性の見地から、石油
樹脂100部に対して100〜800部とする。
(D)可塑剤類・・・各種エステル系可塑剤及びプロセ
スオイルの他に、アマニ油、綿実油、大豆油、ヒマシ油
等の天然油脂、ポリブテン油、ポリブタ=6− ジエン油、ポリペンタジェン油等のポリマ油、液状炭化
水素樹脂、液状テルペン樹脂、液状ロジンなどの液状樹
脂、及びアルキッド樹脂、キシレン樹脂などを含む。
エステル系可塑剤としては上記樹脂状物質と一般的に相
溶性が良好なジブチルフタレート、ジ(2−エチルヘキ
シル)フタレート(DOP)、ジ−n−ブチルアジペー
ト、ジメチルイソフタレート、ジ−n−ブチルセバケー
ト、ジーn−プチルヌレート、ジ−n−ブチルフマレー
ト、シー n −ブチルステアレート等が望ましく、ま
たプロセスオイルとしては上記樹脂状物質と相溶性の良
好なパラフィン系又はナフテン系が望ましい。この可塑
剤類は、無機フィラーの配合による溶融粘度の上昇を押
さえ、また、拘束層の耐衝撃性を改善する。可塑剤類の
配合量は、これらの効果達成及び作業性の見地から石油
樹脂100部に対して通常3〜25部とする。
く使用態様〉 上記構成の拘束層用材料は、加熱して溶融混合したもの
を流し塗り、刷毛塗り、ロール塗り等の塗布手段により
粘着剤層lの上面に塗布することにより拘束層2を形威
し制振シートをなす(第1図参照)。拘束層は厚い方が
制振力が大きいが車両の重量軽減の見地から、その厚み
は拘束作用を奏する範囲内でできるだけ薄い方が望まし
く、通常0.05−05−1O望ましくは0.2〜3f
flI11)とする。
尚、粘着剤層lは従来の粘着シートと同様にして形成さ
れる。即ち、各種ゴム配合物又はそれらにアスファルト
を配合したものをニーダー等で混練し押出し成形したも
のからなる。ここでゴム材料は、NBR,I IR,E
PDM、SBR等の各種ゴム又はそれらの再生ゴムを使
用できる。この粘着剤層lの厚みは、厚くする方が制振
効果が大きいが、軽量化の見地から通常0.05〜5m
+aとする。
上記構成の制振シートは、第2図に示すように車両床面
3にセット後、乾燥炉内を通して加熱処理を行なうと、
熱軟化又は流動化して車両床面に十分なじみ、続いて冷
却されると拘束層2は略剛体化して、第2図に示すよう
に車両床面3に貼着される。
〈実施例〉 粘着剤層は、下記組成の配合物をニーダ−で混練後、厚
さ1■のシート状物として押出し、それを200mm口
に裁断して形成した。
配合組成: 再生ブチルゴム 100部 粘着付与剤(芳香族系炭化水素樹脂; 軟化点lOO℃) 80部 炭酸カルシウム(重質) 300部 ポリブテン 50部 DOP 50部 拘束層は、第1表に示す各酸−オレフイン共重合体を用
いた下記組成の拘束層用材料を、200°Cで30分溶
融混合し、それを粘着剤層の上面に流し塗りして厚さ2
■のものを形成した。なお、比較例は実施例の配合組成
において、酸−オレフイン共重合体類をOとし、DOP
を15部とした 9− ものである。
配合組成: 脂肪族系炭化水素樹脂 100部 (軟化点lOO°C1酸価0.1以下)重質炭酸カルシ
ウム 350部 DOP 10部 酸−オレフィン共重合体 3部 」−記名制振シートを鉄板基体(0,8mat)上にセ
ット後、140’C!X60分の条件で熱処理を行ない
、各実施例、比較例の制振力拳耐衝撃性試験用の試験片
とした。
制振効果は常温雰囲気における減衰法による測定結果か
ら算出される損失係数ηで判定した。耐衝撃性は上記試
験片を鉄板側を上にして橋かけ支持した状態で鋼球(通
常50g)を鉄板上に落下させ拘束層のクラックの発生
する“重さ×高さくg・cm)”で判定した。また、拘
束層の流動性は、各実施例(比較例)の配合物30gを
200 ’Oで加熱溶融したものを4.5cmの高さか
らアルミニウム板上に落下させ、N下桟の配合物の広が
りを測lO− 定し、長径と短径の平均値で表示した、試験結果を第2
表に示す。
〈発明の効果〉 この発明の制振シートの拘束層用材料は、石油樹脂に酸
−オレフイン共重合体を無機フィラー及び可塑剤類とと
もに配合したものとすることにより、制振力の低下をほ
とんど招かずに拘束層の波動性を向上させることができ
る。従って拘束層材料の混合・塗布作業性、さらには制
振シートの車両床面への貼着作業性が良好となる。
これは、」二記実施例における第2表の試験結果により
裏付けられる。即ち、各実施例は、いずれも比較例(酸
−オレフイン共重合体配合0)に比して、制振力(損失
係数)の低下をほとんど招かずに、耐衝撃性及び流動性
、特に流動性が向上している。これらの理由は、酸−オ
レフィン共重合体の基本構造式からも明らかなごとく、
パラフィン主鎖に極性基(カルボキシル基等)及び無極
性基(アルキル基)が交互に側鎖としてぶらさがってい
るため、有極性の無機フィラーと無極性の石油樹脂との
なじみ(相溶性)が当該酸−オレフィン共重合体を介し
てよくなるためと推定される。
第1表 第2表 〜■−
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の制振シートの部分断面図、第2図は
この発明の制振シートを車両床面へ貼着した状態を示す
断面図である。 1・・・粘着剤層、2・・・拘束層、3・・・車両床面
(金属製基体)。 特 許 出 願 人 第1図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 石油樹脂に無機フィラー及び可塑剤類が配合されてなる
    制振シートの拘束層用材料において、炭素数20以上の
    α−オレフィンとα、β−不飽和ジカルボン酸(無水物
    を含む)との共重合体及び/又はその誘導体(以下総括
    して「酸−オレフイン共重合体」という)が0.7〜1
    0重量部、前記石油樹脂100重量部に対して添加され
    ていることを特徴とする制振シートの拘束層用材料。
JP58222720A 1983-11-25 1983-11-25 制振シ−トの拘束層用材料 Granted JPS60112438A (ja)

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