JPS60111722A - リールに並行して巻取られる複数の金属ストリップを制動する制動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 の装置、殊にリール上に巻き取られるスリットされた複
数のストリップのテンションをストリップ毎の個別の制
動作用を以て一定に保持する、あるいはストリップ加工
ラインにおけるテンションおよび引張り曲げ加工・矯正
ユニット間のテンションを増減する装置に関する。

ストリップは、ストリップ加工ラインにおいて、主とし
て駆動ロールあるいは引張りおよび制動ロール・システ
ムによって動かされる。所要のストリップ・テンション
は、そのようなラインにおいては駆動ロールおよびリー
ルと共に、特に引張りおよび制動ロール・システムによ
って生み出されるのである。その場合に、ロールは駆動
されており、ストＩＪップが多かれ少なかれ巻き付くの
である。ストリップ・テンションは、各ロール間におい
て極めて制約された範囲内でしか増減され得ない。スト
リップの引き戻しは、付加的な駆動力を必要とし、また
冶金学および技術上の理由から望ましくない。実際にお
いては、コスト上の理由から、薄いストリップ厚の場合
ですらス）　ＩＪラップ部分に塑性変形を惹起するよう
なロール直径が選択されているのである。これらの短所
は、殊に厚いストリップ、高級鋼ストリップ、けい素ス
トリップおよび表面のデリケートなストリップのような
特殊な材質に対して、より重大な影響を与えるのである
。

上述のような短所は、以下に記載するチェン式引張り機
によって解消されるのである。

この装置のその他の長所は、相互運動が発生せず、また
死荷重が非常に低く維持されるためストリップの送りが
表面を損なわないように行なわれること、殊に大きなテ
ンション差やストリップ厚が大きい場合の所要面積が少
なくてすむこと、更にコスト計算−ヒもはるかに有利で
あることである。

このチェン式引張りおよび制動装置は、特にスリット・
ラインにおける制動装置として使用することができる。

スリットされた細幅のストリップをリールに巻き取る際
に、リールに並列して巻き上げられた各ストリップの、
圧延時の広幅のストリップの形態に起因する厚さのばら
つきのために、さまざまなコイル直径ならびにそれによ
る異なった巻上速度およびテンションが惹起される。そ
のため、厚いスＩ−　ＩＪラップ材あまりに強く巻き取
られ、薄いスト　ＩＪラップ材巻き取り状態はゆるすぎ
ることとなる。

したがって、均一なスリット・ストリップ束を得るため
に、スリット・ストリップの表面に直接的な影響を与え
ることなくストリップ・ブレーキによってスリット・ス
トリップの巻き取り時の種々のストリップ・テンション
を均等にする保持および制動装置が、既に公知となって
いる。公知の保持装置（　Ｔ）Ｅ　ＰＳ　１　８　０　
４　１　７　８）は、リールの前に配置されたシャフト
上に摩擦によって回転できるように取り付けられた複数
のリングにより構成される。制動トルクは、軸方向に通
る圧力材によって最大のスト　ＩＪラップテンションへ
と調節できるが、その際に制動トルクは、リングの間に
設けられた膨張できるチェンバを介して摩擦ディスクに
よってリング・ボスのフランクへ伝動される。高いテン
ションの発生時には、該当するリングがシャフトならび
に他のリングに対し相対的に均衡する回転運動を行なう
。多数の正確に加工すべき制動ディスクなーらびにリン
グ・ボスに設けられる制動面を有するこの保持装置の構
造は、非常にコストを要するものである。更に、続いて
テンションの増加を行なうために、初張力を創出すべき
装置を必要とするということも、この装置の短所である
。

本発明の目的は、前記の短所を回避し、付加的なテンシ
ョン装置を必要とせすにスリット・ストリップおよび広
幅のストリップのテンションを一定に維持できる簡便か
つ作動の確実な装置を提供することにある。広幅のスト
リップを。

テンションのないループから引き出す際にはストリップ
の走行か横にすれがちであるが、このチェ１フ式引張り
および制動装置の回転運動によりストリップの直角進入
か達成されるため、複雑かつ隔測な制御駆動ロールの使
用は必要でなくなるのである。

本発明によれば、その目的は金属ストリップを二つの回
転運動を為すチェノ・システムの間においてクランプす
ることによって果たされる。

本発明のその他の特徴は次のとおりである：支持セグメ
ントがストリップに対し共軸的に配置され、セグメント
がペアーとして対置されていること、更にストリップと
の接触面は高い摩擦係数を、支持面との接触面は僅少の
摩擦係数ないしは転がりによる支持を有すること、また
セグメントの被覆材の成形および硬度ならびにその厚み
によって弾力性が得られることである。

これらの特徴により、ストリップとセグメント・ライニ
ングとの間の相互運動を生じることなくストリップを保
持し、影響を受け易い材質のストリップの場合にはその
表面に変化を与えないようにすることが可能である。支
持ローラは案内カムを介して支持エリアに達するため、
各チェノ・セグメントのスムースな接触が行なわれる。

チェノ式制動装置は、スリッティング・ラインにおいて
はできる限り最低のストランド速度に合わせて調節され
る。より早い速度を持つストリップ・ストランドは、チ
ェノ式制動装置との接触エリアに先に到達する。それに
よって生じるスリット・ストリップの長さの差異は、先
ず圧縮され次いで各先行のエリアにおけるスプリング・
バックを可能とするライニングの弾力性によって補正さ
れる。その場合のストランド断面における比張力は、圧
縮力が比較的大きなエリアに分散されるため、無視でき
る程度しか変化しない。第５図−第５ｂ図において、こ
れらの関係が模式的に示されているが、第５図の場合に
は、ストランド速度−周速度である。第５ａ図の場合に
は、ストランド速度〉周速、第５ｂ図の場合には、スト
ランド速度）周速度となっている。更に、案内カムの形
成によって、すべり止めの目的で設けられているライニ
ングに対する初張力が与えられるという効果も重要であ
る。

このような機構を有する引張りおよび保持装置により、
細幅スリット・ストリップが厚さの差異に拘らず、均一
なテンションを以て巻き取られることができる。チェノ
・システムの加圧力を介して、引張りおよび制動力が広
い範囲において無段に調節できる。付加的な鎖歯車およ
び支持構造体をチェノ・システム内で使用することによ
り、伝動力を格段に高めることができる。

このチェノ式引張りおよび制動装置は、ストリップ加工
ラインにおいていわゆるＳロール・ユニットが使用され
ている所ではどこでも適用すスｒ）−がで去スー砧シｒ
右苅１ｔｒ占は一雨臣のストリップ・テンションが初張
力＝０から実際上必要とされる最大のテンションまで増
加できることである。

引張り曲げ加工用レベラーは、所要のストＩＩツブ・テ
ンションが得られるように、曲げフレームの前後に最高
５個のＳロールを備えている。

各Ｓロールに別個の直流ドライブを付けるか、直流等化
モータとの機械的結合を行なうことが、目的に叶ってい
る。これは、製造公差ならびにＳロール・コーティング
の不均一な摩耗のために相対速度を避けねばならないの
で、必要なことである。しかし、そのために、機械的お
よび電気的な機構が非常に複雑となり、所要面積も大き
くなる。

今回提案されているチェノ式引張りおよび制動装置を使
用したならば、引張り曲げ加工用レベラーの前後に各１
台のフレームが必要とされるだけである。したがって、
２台の直流ドライブが必要なだけである。

最新のストリップ加工ラインにおいては、ストリップを
Ｓロール装置に対し中央に送れるように各Ｓロール装置
の前にストリップ・センター調整ユニットを設けること
が望ましい。チェノ式引張りおよび制動装置の特別仕様
は、ストリップ通過エリアにおける旋回運動によって本
装置へのストＩＪツブの直角進入が達成されるように考
案されている。このプロセスは、自動化することができ
る。

チェノ式引張りおよび制動装置が巻き取りリールの前に
設置される場合には、装置が進入するストリップの絶え
ず変化する進入角に応じて調節されるという特殊仕様と
なる。この仕様は、ストリップの逆テンションが巻き取
りリールの直前で加えられるという長所を有する。

図面において、本発明に基づくクランプ装置の実施例が
示されている。

チェノ式引張りおよび制動装置がスリリティックライン
において制動ユニットとして使用される湯呑には、スリ
ット・ストリップは以下に記さないスリッターから転向
ローラを持つループ・システムを介し、更にチェノ式制
動装置および転向ローラを通って巻き取りリールへと送
られることになる。本来のチェノ式制動装置は、すべて
のスリッティング・プログラムにおいて変更されないま
まである。

チェンｅシステムは、後置のカム・ギアを有する直流モ
ータによって駆動される。ブレーキトルクは、シャフト
２を介して鎖歯車３ならびに鎖セグメントへと伝動され
る。支持ローラ５は、トルクを伝動すると共に入口およ
び出口における支持カム６を持つガイドレール６ａを介
−して接触面におけるセグメント４を支持し、更に対置
する各々のチェノ・セグメント４のライニング７によっ
てストリップ１をクランプするが、このライニングは成
形１２を持つ弾性ライニング１１として設計することも
できる。

下側のチェノ・システム４ｂは固定されているが、上側
のチェノ・システム４ａは調節可能である。加圧力は制
御できる。チェノの最初張力は、ガイドされたベアリン
グ・ボックス９を押すシリンダ８によって加えられる。

振動し乍ら回転するブラシ１０は、あらゆる種類の不純
物ならびに接触面の付着物を除去する。特別仕様として
、固定されているチェノ・システムを揺動構造１３に変
更することも可能である。この場合には、チェノ式引張
りおよび制動装置は、進入してくるストリップに応じて
一定の角度の傾斜５１Ｍ整を行なうことができる。制御
フレーム１４は、ス）　ＩＪツブか９０°以上の角度で
セグメント４に装入された場合に、ストリップ准入角が
直角となるまでチェノ式引張りおよび制動装置をストリ
ップ通過ラインのレベルにおいてピボットする機能を有
する。これらの自動制御は、現在の技術水準において可
能である。

〔要　約〕

ストリップ加ニブラントにおいては、ストリップを進入
状況に応じて引張ったり、あるいは制動することが必要
である。これらの課題は、提案されたチェン式弓１張り
および制動装置によって理想的な形で解決されるのであ
る。

厚さのばらつきのために、隣接する複数のスリット・ス
トリップを一個のリール上に巻き取る際に、異なった巻
き取り速度およびテンションが生じる。厚いストリップ
・ストランドは過度に強く、薄いストランドはゆるく巻
き上げられる結果となる、個々のスリットリストリップ
あるいは広幅のストリップのテンションを一定に保持す
るために、リールの前にチェン式制！装置が設けられる
。ストリップ１は、二つの対置されて回転するチェノ・
システム〜４ａ、４ｂの間にクランプさね、る。一方の
チェノ・システム４ｂは固定されており、他方４ａは調
節できるように設置されている。チェン書システム４ａ
、４ｂのチェノ・セグメント４は、ライニングを有する
チェノ・セグメント４がローラ５と入口および出口側の
案内カム６を持つガイドレール６ａとを介してス）　Ｉ
Ｊツブ１に対して平行に動かされ、その際に案内カム６
がおのおのの対置スるチェノ・セグメント４の意図され
たクランプ圧を確保するように、設計されている、セグ
メント・ライニング７は、付加的な形状１２を持つ弾性
ライニング１１によって構成されることもできる。

このチェノ式引張りおよび制動装置が今日の通常のＳロ
ール・フレームの代替え装置として適用される場合には
、その本質的な長所は、各Ｓロールに対する曲げ作業が
不要となること、塑性変形か生じないこと、１台の直流
ドライブしか必要としないこと、入口および出口側にお
けるテンションを必要としないこと、ストリップと弾性
ライニングとの間に何ら相互運動か生じないこと、殊に
厚さ３　ｍｍ以上のストリップ加工の場合にはコスト的
に非常に有利であること、などの点に存する。

特別な使用分野としては、ストリップの非常に高いテン
ションを必要とする引張り加工用レベラーの前後におけ
る適用がある。

もう一つの重要な長所は、入口側および出口側のドライ
ブか連結されねばならないということから派生する。す
なわち、従来のＳロール装置においては最高１０基の駆
動装置が必′要とされるのに対し、チェノ式引張りおよ
び制動装置に対しては、２基の駆動装置が連結されるた
番フである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に基づくチェノ・システムを有するチェ
ノ引張りおよび制動装置の模式的な側面図ならびに第２
図の■−ｍラインに沿った断面図。 第２図は第１図のＩ−Ｉラインに沿った断面図。 第３図は第１図のＴＩ−Ｉ［ラインに沿った断面図。 第４図はライニングを持っチェノの部分断面図。 第４ａ図は第４図のＴＶ−ＩＶドライブ沿った断面図。 第５図、第５ａ図、＠５ｂ図はそれぞれ種々のポジショ
ンにおけるライニングのファイバの模式図であり、図中
１はストリップ、４ａ、４ｂはチェノである。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、　特にストリップ加工ラインにおいて、ストリップ
   とチェノ・システムの接触面の間の相互運動が避けられ
   、共通に巻き取られるスリット・ストリップがストラン
   ド毎の個別の制御効果を有しており、ストリップ（１）
   が二つのチェノ・システム（４ａ、４ｂ）の間に平行に
   クランプされることを特徴とする金属ストリップ材の引
   張りあるいは制動用の装置。 ２、　チェン拳システム（４ａ、４ｂ）のチェノ・セグ
   メント（４）がセグメント・ライニング（′７）を有し
   、このライニング（７）がチェノ・システム（４ａ。 ４ｂ）に相対している特許請求の範囲第１項に記載の装
   置。 ３、　相対するセグメント・ライニング（７）の不変の
   位置がローラ（５）とガイドレール（６ａ）を介する形
   状結合による駆動連結によって得られる特許請求の範囲
   第２項に記載の装置。 ４　チェノ・セグメント（４）が弾性ライニング（１１
   ）を備えている特許請求の範囲第１項乃至第３項のいず
   れか−に記載の装置。 ５、弾性ライニング（１１）がプロファイル形　・状に
   されている特許請求の範囲第４項に記載の装置。 ６　チェノ・セグメント（４）がローラ（５）によって
   支持される特許請求の範囲第１項乃至第５項のいずれか
   −に記載の装置。 ７、　チェノ・セグメント（４）が滑動面により選択的
   に支持される特許請求の範囲第１項乃至第５項のいずれ
   か−に記載の装置。 ８、　ガイドレール（６ａ）が入口および出口カムない
   しスロープ（６）を有する特許請求の範囲第１項乃至第
   ７項のいずれか−に記載の装置。 ９、　チェノ式引張りおＪ、び制動装置が制御フレーム
   上に設置されている特許請求の範囲第１項乃至第８項の
   いずれか−に記載の装置。 １０　チェン引張りおよび制動装置が揺動フレーム上に
   設置されている特許請求の範囲第１項乃至第９項のいず
   れか−に記載の装置。