JPS601108A - 固体形体の沃素剤からなる有害生物防除剤 - Google Patents

固体形体の沃素剤からなる有害生物防除剤

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JPS601108A
JPS601108A JP10750483A JP10750483A JPS601108A JP S601108 A JPS601108 A JP S601108A JP 10750483 A JP10750483 A JP 10750483A JP 10750483 A JP10750483 A JP 10750483A JP S601108 A JPS601108 A JP S601108A
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JP
Japan
Prior art keywords
iodine
zeolite
iodine compound
natural
adsorbed
Prior art date
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Pending
Application number
JP10750483A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Fukami
深見 進
Reiji Kawashima
河嶋 「れい」二
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON HAROGEN KAGAKU KK
Eneos Corp
Original Assignee
NIPPON HAROGEN KAGAKU KK
Nippon Mining Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NIPPON HAROGEN KAGAKU KK, Nippon Mining Co Ltd filed Critical NIPPON HAROGEN KAGAKU KK
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Publication of JPS601108A publication Critical patent/JPS601108A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 止粟上皇程朋分髭 本発明は沃素または有機沃素化合物を天然または合成ゼ
オライトに吸着させて固体形体にした有害生物防除剤に
係るものである。
従来肢血 沃素または沃素化合物が強い殺菌性と消毒性を持つこと
はよく知られていることである。沃素の強い殺菌性およ
び殺黴性は、水分の存在下で発生機酸素を発生させるこ
とにより、また、有機沃素化合物の強い殺菌性および殺
黴性は水分の存在下で発生機沃素を発生させることによ
ると考えられている。
しかしながら、沃素は揮発しやすく、また上記の水分と
の反応が急激に起こることに基づく不安定性のために、
取扱難い欠点があり、其の消毒剤、殺菌剤としての応用
普及は十分とは言えない状態であった。
近年、これにたいする、一つの解決法として、沃素を界
面活性剤と複合化して液体形状としたものがヨードホー
ル(Iodephor)なる名称で市販され、消毒、殺
菌、殺黴剤等に用いられている。しかしながら、このヨ
ードホールは液状であるため、其の使用範囲が限られる
と言う欠点がある。
本発明者は、沃素または有機沃素化合物を使用上便利な
固体形体で種々の有害生物の防除剤として適用すべく、
その担体として、多くの固体物質を探索した結果、天然
または合成ゼオライトを担体とし、これに沃素または有
機沃素化合物を吸着せしめることにより、上記欠点を解
消し得る固体形体の有害生物防除剤が得られることを見
いだし、本発明に到達したものである。
光皿勿且傅 本発明は、沃素または有機沃素化合物が有する消毒、殺
菌、殺黴性能等を、十分に発揮せしめ得ると共に安定で
取扱が容易な固体形体となした有害生物防除剤を提供す
ることを目的とするものである。
溌」b久は戒」じ匠果 本発明は沃素または有機沃素化合物を天然または合成ゼ
オライトに吸着せしめて成ることを特徴とする。
本発明で用いられる天然または合成ゼオライトとは、化
学的には結晶性含水アルミノ珪酸のアルカリ金属(主と
してナトリウム)塩またはアルカリ土金属(主としてカ
ルシウム)塩であり、−mにメタン型構造のSiO+4
四面体と^10.四面体が、互いに1個ずつの酸素原子
を共有して結合した網目構造の結晶格子を有する。ゼオ
ライトの一般式は、1価および2価の金属イオンをそれ
ぞれMl。
M厘とすると、 (MJ 、 M” ) 0−AI2Ch ・n5i02
 ・ml−bOで表せる。
上記5i04 AIO+連結四面体の網目構造に囲まれ
たスペースは、空洞(cavity)あるいは空洞が連
続した孔路(chanel)を形成し、結晶水ばこの中
に含まれている。これを加熱すると、他の結晶性物質と
は異なり、その結晶構造を破壊することなく結晶水が脱
離して多孔質の吸着媒となる。この脱水ゼオライトは網
目構造の細孔を通して各種の分子を空洞または孔路内に
吸着するが、この細孔は通品数人の均一径をもつため、
所謂分子篩の効果を生じる。
この脱水ゼオライトを空気中に放置したり、水分と接触
させると、容易に吸湿し7結晶水を復元する性質がある
。このようにゼオライトの結晶水は他の含水結晶性物質
と異なり、結晶構造を安定に保持しながら、結晶水の脱
離と再結合が可逆的に起こると言う特徴がある。この水
分の吸着は単純な物理吸着ではないため極めて強い吸湿
力を持っている。
本発明は、ゼオライトの上述したような特性を巧みに利
用したものである。即ち、予めゼオライトを加熱して結
晶水を脱離させた後、沃素または有機沃素化合物を単独
或いは不活性気体または不活性液体と共に、用途に応じ
た細孔径をもつゼオライト内部に圧力、温度および時間
を調整することにより吸着せしめた固体物を作り、これ
を空気中に放置したり、或いは水分と接触させることに
より、結晶水の復元時に吸着した沃素または有機沃素化
合物を放出させるようにしたものである。
そして此の際、前記の発生機酸素もしくは発生機沃素の
作用により、強い殺菌力が発生し、所望の殺菌、消毒、
殺黴、殺虫、除草等の有害生物に対する防除効果かえら
れる。即ち、本発明は天然または合成ゼオライトの分子
篩作用と吸湿作用と、沃素又は有機沃素化合物の殺菌作
用を組合せたものであって、ゼオライトの細孔径の大き
さを選択することにより、それに吸着させた沃素または
沃素化合物の放出量の経時的変化を制御することも出来
る。
本発明で用いられる沃素又は有機沃素化合物は、特に制
限はないが、有機沃素化合物としてはヨードホルム、沃
化メチルが好ましいものとして例示し得る。
沃素または有機沃素化合物を天然または合成ゼオライト
に吸着せしめる方法は特に限定されるものでな(、加熱
して結晶水を脱離した天然または合成ゼオライトに沃素
または有機沃素化合物を気相又は液相で吸着せしめると
よい。
また、本発明に用いる天然または合成ゼオライトに関し
てもなんらの制限もない。
叙上の如く、本発明は、ゼオライトのをする優れた吸着
特性を利用して、有害生物に対して殺菌性を有する沃素
並びに有機沃素化合物を安定な且つ取扱上容易な固体形
体となした有害生物防除剤として適用し得るようにした
ものであるから、食品保存上の防腐剤、消毒のための薬
用洗剤並びに石鹸、土壌殺菌剤、除草剤、防黴用壁材並
びに養豚、養鶏舎内の防菌撒布剤等として広範囲な分野
に有効に応用し得る。
以下に実施例を示す。なお、本例は沃素並びにヨードボ
ルムをゼオライトに吸着させたものを大気中に放置した
場合の、沃素並びにヨードホルムの経時的残存量を示し
たものである。
実施例 加熱により脱水したゼオライトに、沃素を含有する気体
を接触させることにより、ゼオライトIg当り沃素0.
32g を吸着させた。
同様にして、ヨードホルムを含有する気体を脱水ゼオラ
イトに接触させることにより、ゼオライ)1g当り0.
21gのヨードボルムを吸着させた。
以上のようにして、沃素またはヨードホルムを吸着させ
たゼオライトを大気中に放置した場合の残存量の経時的
変化は下記表に示すとおりであった。
表に見られるとおり、沃素を吸着させたものではその経
時的残存量から発生機酸素の発生が持続的に行われるこ
と、およびヨードホルムを吸着させたものでは同じく発
生機沃素の発生が持続的に行われ、その結果、有害生物
に対する有効な防除効果が得られることが理解し得る。
]二観にネ市正刊= 昭和59年9月4日 特許庁長官 志 賀 学 殿 ■、小事件表示 昭和58年特許願第107504号2
、発明の名称 固体形体の沃素剤からなる有害生物防除
剤 3、?i!i正をする者 事件との関係 特許出願人 名 称 []本ハロゲン化学株式会社 (ほか1名) 4、代理人 住 所 東京都汚区東新橋2丁目7番7号新橋国際ピノ
:) 5、?li正命全命令イくj 自 発 6、補正により増加する発明の数 島、+、++j1 8、補正の内容 明I書を下記のとおり補正する。
(1)第7頁第12行乃至第8頁末行におりる実施例を
下記のとおり補正する。
「実施例 加熱により脱水した細孔径5Aのゼオライトに、沃素を
含有する気体を接触させることにより、ゼオライト1g
当り沃素0.32.を吸着させた。
同様にして、ヨードボルムをヘンセンに?81’fIし
た溶液を脱水ゼオライトに接触さ−lることに、 より
、ゼオライト1g当り0.032gのヨー1:ホルムを
吸着させた。
以上のようにして、沃素またIJコ−1−ホルムを吸着
させたゼオライトを大気り弓」置しノこIJ、1合の残
存量の経時的変化は下表に示すとおりであった。
表に見られるとおり、沃素を吸着させたものてばその経
11!i的残存量から発生機酸素の発生が持わ°を的に
行われること、およびヨードボルムを吸着させたもので
は同しく発生機沃素の発生が1)続的に行われ、その結
果、有害生物に対する有効な防除効果がilられること
が理解し得る。
なお、o1几径1〇へのゼオライトを用いた場合も」1
記と同様の結果が得られた。」 手続ネnF正凹: 昭和59年9月10口 2、発明の名称 固体形体の沃素剤からなる有害生物防
除剤 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 名 称 日本ハロゲン化学株式会社 (ばか1名) 4、代理人 住 所 東京都港区東新橋2丁目7番7−リ新橋国際ヒ
ル5、補正命令の日付 自 発 6、補圧により増加する発明の数 7、補正の対象 本件特許出願に係る昭和59年9月4
目8、補i「の内容 Ill 541年1)月4 II (:Jゐ)提出の手
続補正7;中、第31゛4の表をF記のとおり補正する

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)沃素または有機沃素化合物を天然または合成ゼオ
    ライトに吸着させてなる固体形体の有害生物防除剤。
  2. (2)沃素化合物がヨードホルムまたは沃化メチルであ
    る特許請求の範囲第(11項記載の固体形体の有害生物
    防除剤。
JP10750483A 1983-06-15 1983-06-15 固体形体の沃素剤からなる有害生物防除剤 Pending JPS601108A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63194730A (ja) * 1987-02-09 1988-08-11 Toshiyuki Ota 特殊ゼオライト
EP0787037A1 (en) * 1994-10-20 1997-08-06 The Regents Of The University Of California Methyl iodide as a soil fumigant
CN104542704A (zh) * 2015-01-08 2015-04-29 河南黑马动物药业有限公司 一种长效碘消毒片

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