JPS60110847A - 蒸気タ−ビンロ−タ材 - Google Patents

蒸気タ−ビンロ−タ材

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JPS60110847A
JPS60110847A JP21720283A JP21720283A JPS60110847A JP S60110847 A JPS60110847 A JP S60110847A JP 21720283 A JP21720283 A JP 21720283A JP 21720283 A JP21720283 A JP 21720283A JP S60110847 A JPS60110847 A JP S60110847A
Authority
JP
Japan
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creep rupture
rupture strength
toughness
steam turbine
rotor
Prior art date
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Pending
Application number
JP21720283A
Other languages
English (en)
Inventor
Kanji Kawaguchi
川口 寛二
Mitsuo Kawai
光雄 河合
Osamu Watanabe
修 渡辺
Hiroaki Yoshioka
洋明 吉岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は550〜600℃の高温度でのクリープ破断強
さを改良した12%Cr基鋼から構成された蒸気タービ
ンロータ材に関するものである。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
現在多く使用されている蒸気タービンは蒸気温度566
℃、蒸気圧力246 atgであるが、熱効率の向上を
図るため、その使用する蒸気温度は上昇する傾向にあり
、このため使用するロータ材、羽根材等はより高いクリ
ープ破断強さが要求されるようになってきた。
従来よりロータ材としては1 S CrMoV鋼や、1
2 % CrMoVNb(Ta)N鋼が、また羽根材と
しては12 S CrMoVW鋼が多く用いられている
が、今後の蒸気温度の高温度化に対処するにはクリープ
破断強さが不足している。
そこでクリープ破断強さを向上させるために、焼入温度
を更に上げたり、他の合金元素を添加するなど種々の方
法が検討されている。
しかしながら、これらの方法ではクリープ破断強さが向
上する反面、クリープ破断延性や室温での靭性が低下す
ると共に、成分偏析やフェライトが生成して組織が不安
定となるなどの欠点があった。
〔発明の目的〕
本発明はかかる点に鑑みなされたもので、高温でのクリ
ープ破断強さに優れていると共に、靭性にも)「すれ高
中低一体型としても好適な蒸気タービンロータ材を提供
することを目的とするものである。
〔発明の41マて要〕 本発明は12 % Cr基鋼の化学組成とクリープ破断
強さ、および延性や靭性について系統的に検討した結果
、従来実用化されているロータ材の化学組成のうち、特
にC含有量を低減すると共に、多量の添加はクリープ破
断強さを低下させると言われていたNi添加量を増加さ
せ、且つCとNlの合計量またはCとNの合計量を規定
することによりクリープ破断強さと、延性および靭性の
向上が図れるどとを見い出したものである。
即ち本発明は、真空カーブ/脱酸した後の化学組成が、
重量ノ4−セントで00.06以上0.15チ未満、5
tO43チ以下、Mn 0.1〜1.0 %、Ni 0
.5〜1. O% 、Cr 9.O〜13.0チ、Mo
 0.5〜2.0%、Vo、1〜0.3%、残部Feお
よび伺随的不純物よりなり、且つC%X Ni%が0.
05以上で、実質的に焼戻しマルテンサイト組織である
ことを特徴とする蒸気タービンロータ材を第1の要旨と
するものである。
更に本発明は上記添加成分に加えて、NbまだはT&の
うち少くとも一種が0.03〜0.15チ、およびNO
,03〜0.1チで、且つC%+N%が0.12〜0.
23チであることを特徴とする蒸気タービンロータ材を
第2の要旨とするものである。
以下本発明の蒸気タービンロータ材を構成する合金の化
学成分およびその添加理由について説明する。
Cは本発明に係る最も重要な元素であり、クリープ破断
強さと引張強さを向上させる作用をなし、0.06%以
上は必要である。しかし0.15%以上に含有すると、
過剰の炭化物を生成し、高温使用中に凝縮粗大化が起っ
てクリープ破断強さを低下させ、更に破断延性や靭性の
低下をもたらすので、上記範囲に限定した。
Stは脱酸剤として添加する元素で、多量の添加は靭性
を低下させるので3係以下とする。
Mnは脱酸、脱硫剤として添加する元素で、01%未満
ではその効果が十分に得られず、また1、0チを越える
とクリープ破断強さを低下させるのでこの範囲とする。
NlはCと共に本発明において最も重要な元素で焼入性
を向上させる作用をなし、焼入冷却速度の遅いロータ中
心部へのフェライト相の生成を抑えて均一なマルテンサ
イト組織が得られるト廿W−rrAa依汎翻妊か面μ六
オス本のである。この場合0.5%未満では、その効果
が十分に発揮されず、更に1.0チを越えるとAc/1
点を低下させると共にコスト高となるので、この範囲と
する。
Crはロータ材の機械的特性を向上させる作用をなすも
ので、その添加量が9.0チ未満では、プ破断強さを低
下させるので、この範囲に規定する。
MOはクリープ破断強さの向上と焼戻し脆性を防ぐため
に効果的な元素で、0.5%未満ではその効果が十分で
なく、また2、0チを越えるとフェライト相の生成によ
るクリープ破断強さと靭性の低下を生ずるので、この範
囲とする。
■はクリープ破断強さを向上させる作用をなす元素で、
0.1%未満ではその効果が十分ではなく、また0、3
%を越えるとMOと同様にフェライト相を生成してクリ
ープ破断強さと、靭性を低テさせるのでこの範囲とする
上記各元素は第1の発明と第2の発明に共通のもので、
第1の発明では更にC% X N1%の範囲を0.05
以上とする。これは、CとNlとの相対関係から、実験
的にめられたもので、その積が0.05以上、望ましく
は0.06〜0.13の範囲において良好なりリーグ破
断強さと靭性が得られる。この場合、0%とNチの積が
0.05未満ではδフェライトが生成されると共に、タ
ービンロータのような大型部材では焼入の際に中心まで
燃きが入りにくくなり、所望の機械的特性が得られない
からでちる。
次に第2の発明に特有の添加元素について説明する。
NbおよびTaは12%Cr基鋼の素地中に炭窒化物と
して微細に分散析出して、クリープ破断強さの向上と、
結晶粒を細粒化して靭性を向上させる作用をなす元素で
ある。なお0,03%未満の添加ではその効果が十分に
得られず、また0、15%を越えると、粗大な共晶炭窒
化物が鋼塊中心部に偏析することから0.03〜0.1
54の範囲とする。
Nはフェライト相の生成を抑えると共に炭窒化物を析出
して、更にり一す−グ破断強さを向上させる作用をなす
元素である。その添加量が0、034未満では効果が十
分に得られず、また0、1%ヲ越えるとピンホールやプ
ローホールを発生する虞れがあり、この範囲に限定した
また(1+N%を0.12〜0.23%(7)範囲に規
定する゛ことにより、更に高いクリープ破断強さと靭性
を向上させる炭窒化物を最適の範囲で形成することがで
きる。なおN%が0.04〜0.08チで、しかもCチ
十Nチが0914〜0.21−の範囲であれば、更に良
好な機械的特性が得られる。この場合Cチ+Nチが0.
12チ未満では炭窒化物の析出が十分でなく、効果が少
なく、また0、23%を越えると逆に炭窒化物が過剰と
なり、高いクリープ破断強さと靭性が得られないので、
この範囲とする。
なお本発明の蒸気タービンロータ材の熱処理温度におい
ては、通常の焼入温度でおる1020〜1070℃に拘
らず、クリープ破断強さを重視するときはそれ以上の温
度に、また靭性を重視するときはそれ以下の温度に設定
することも可能である。
〔発明の実施例〕
実施例1〜4 第1表に示す化学組成の合金試料50に9を溶解後、真
空カーボン脱酸を行って、鋳造した。
これら名試料のインゴットを1200℃で鍛造加工し、
その後1000UX8hrのオーステナイト化処理後、
100℃/hrの冷却速度で焼入れし、570℃XI(
lhrと640℃X 30 hrの二段焼戻しを実施し
/こ。なお焼入冷却速度は実機ロータの中心部をシミュ
レートしたものである。
このようにして得られた各試料について、引張強さ、0
.02%耐力、伸び、絞り、シャルピー衝撃値(靭性)
580℃、301<g/arm2オよび620℃、2 
okg/m2におけるクリープ破断時間(クリープ破断
強さ)と、伸びおよび絞シの各特性について測定し、そ
の結果を第2表に示した。
比較例1〜5 第1表に併記した化学組成の合金試料を上記実施例と同
様に鋳造し、得られたインゴットを鍛造加工し、更に同
一の条件で熱処理を行った。
なお比較例3Aの試料については1100℃X8hrの
オーステナイト化後、上記実施例と同様に焼入れ、焼戻
し処理を行った。
このようKして得られた各試料についても夫々上記実施
例と同様に機械的特性を測定し、その結果を第2表に示
した。
第2表の結果から明らかな如く、CとNiを最適の範囲
に規定した実施例1および2は、Cを過剰にし、Niを
少なくした比較例1およびCを過剰にした比較例2に比
べてクリープ破断強さはるかに優れている。
またNbとNを添加した実施例3と、同様KNbとNを
添加し、Cが多(Nlが少ない従来のロータ拐に使用さ
れている比較例3とを比べるとクリープ破断強さは本発
明の実施例品が4〜5倍ll3−れており、室温靭性も
優れている。また焼入Y;))口頭を1100℃とした
比較例3Aはクリーブ破IQi強度と引張強さが向上す
るが、室温靭性が著しく低く低圧型ロータ拐としては適
用できない◎史にCが多く、N1を限度近くまで添加し
、C’%十N%の高い比較例4は引張強度、室(畠靭性
は向上するがクリープ破断強度の向上は認められない。
才たNiを少くし、C%XNi%を低くしだ比1攻例5
はフェライト相が生成されクリープ破断強さと室温靭性
が著しく低下しいる。
〔発明の効果〕
以上説明した如く、本発明に係る蒸気タービンロータ材
によれば、従来用いられているロータ材のCを低減し、
Ni添加量を増加させ、且つCX NlおよびC−)−
Hの範囲を規定することによりクリープ破断強さの向上
が図られ、タービンの使用温度の高温化による熱効率の
向上が可能になると共に、室温靭性にも優れていること
から高中低圧一体型ロータ材としても使用できるなど顕
著な効果を有するものである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)真空カーボン脱酸した後の化学組成が、中足ツヤ
    ーセントでCO,06以上o、15%未満、SiO,3
    %以下、Mn 0.1〜1.0%、Ni O,5〜1.
    0%、Cr 9.0〜13.0 %、Mo 0.5〜2
    .0 %、V O,1〜0.3%。 残部Feおよび付随的不純物よシなシ、且つC%XNi
    %が0.05以上で、実質的に焼戻しマルテンサイト組
    織であることを%徴とする蒸気タービンロータ材。
  2. (2)真空カーピン脱酸した後の化学組成が、[−パー
    セントで00.06以上0.15%未満、SlO,3%
    以下、Mn 0.1〜1.0’%、Nl O,5〜1.
    0%、Cr 9.0〜13.0%、Mo 0.5〜2.
    0%、V O,1〜0.3 %、Nb i!たはTa)
    うち少くとも1種が0.03〜015%、N O,03
    〜0.1 %、残部Faおよび付随的不純物よりなり、
    且っCチ+Nチが0.12〜0.23%で、実質的に焼
    戻しマルテンサイト組織であることを特徴とする蒸気タ
    ービンロータ材。
JP21720283A 1983-11-18 1983-11-18 蒸気タ−ビンロ−タ材 Pending JPS60110847A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60128250A (ja) * 1983-12-15 1985-07-09 Toshiba Corp 高クロム耐熱鋳鋼
JPS6196026A (ja) * 1984-10-17 1986-05-14 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 高温圧力容器用高クロム鋳鋼の熱処理方法

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