JPS60108739A - 電気泳動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 この発明は電気泳動装置に関し、特に細胞。

コロイド粒子などを電気泳動させ、その原動速度を測定
する電気泳動装置に関する。

←）従来技術 細胞、コロイド粒子を対象とする電気泳動法では、細胞
、コロイド粒子を液体に浮遊させて電場を加えることに
より泳動させ、そこへ光を照射してその散乱光を格子を
通して測定するか、あるいはレーザードツプラー法で測
定している。　いずれも検出信号は速度に比例した周波
数成分をもっているが、通常この検出信号を周波数解析
してその泳動速度分布（パターン）を知る。　一方細胞
やコロイド粒子は種々の装置で凝集（Ａｇｇｒｅｇ−ａ
ｔｉｏｎ　）を起こしゃすく、従ってしばしばその凝集
による影響が泳動速度分布に出現し、これを凝集してい
ない個々の粒子の泳動速度分布と誤って判断することが
あった。

（ハ）目的 この発明はこれらの事情に鑑みなされたもので、その主
要な目的の一つは、凝集による影響を除去した泳動速度
分布が得らｈる電気泳動装置の提供にある。

に）構成 この発明は電極、光照射部及び散乱光検出部を具備した
泳動路と、散乱光検出部での検出信号をデータ処理する
データ処理部とを備え、そのデータ処理部が、検出信号
のデータを記憶する主演算用記憶手段と、得られた演算
用記憶データを周波数解析する解析手段と、得らｈた解
析データを積算する積算手段と、検出信号の平均データ
を演算する平均演算手段と、得られた平均データがしき
い値を越える時間が設定時間以上の場合に、その間の演
算用記憶データを、解析手段で周波数解析される演算用
記憶データから除去するデータコントロール手段とから
なる電気泳動装置である。

（ホ）実施例 以下図に示す実施例に基づいてこの発明を詳述する。　
なお、これによってこの発明が限定されるものではない
。

まず第１図において、電、気泳動装置（１）は、電極（
２１（３）、光照射部（４）及び散乱光検出部（５）を
具備した泳動路（６）と、散乱光検出部（５）での検出
信号ｆ（ｔ、Ｉをデータ処理するデータ処理部（７）と
を備えている。

なお、（８）は集光レンズ、（９）は格子、αＯけ検出
器である。

而してデータ処理部（７）は、第２図において、散乱光
検出部（５）での光電変換による検出信号ｆ（ｔ）の直
流成分を除去するノ・イパスフィルタａηと、得られた
信号をサンプリングするサンプリング部Ｏ３と、サンプ
リングデータを記憶するメモリ０３と、記憶された所定
数（後述のＦＦＴに必要なデータ数：Ｎ個）のデータを
データチャンネルｕｌ及び計算用バッファαυを介して
フーリエ変４％（ＦＦＴ）・積算平均する解析積算部Ｏ
ηと、得られた積算データを表示する表示部ＬＩ３とを
備え、更にメモリ０３の記憶データよシ絶えず平均デー
タ（Ｐ）を計算するデータ計算部Ｑ４と、得られたデー
タ計算値ＣＰ）信号と予め設定されたしきい値（ＰＯ）
信号とを比較し、その人・小と時間の関係によってデー
タチャンネルｑ９を開・閉する信号を発するコントロー
ル部Ｏ９とを備えている。

すなわち、ＰがＰｙを越えると、データチャンネルルを
閉じ、Ｐ）ＰＯが予め設定された時間（ｔｙ）を越える
と検出信号に凝集の影響があったとみなしてメモリα３
の記憶データがクリアされる。

そしてＰ）Ｐｙの続くかぎり連続して記憶データがクリ
アされるが、Ｐ（Ｐｙになれば、そこではじめてメモリ
０３にデータが蓄積記憶される。

Ｐ、＞Ｐｄがｔ、ｇ以内にＰ（Ｐｙになると、この場合
は凝集の影響がなかったとみなされ、データチャンネル
１９１を開く。　例えば、第８図において、バイパスフ
ィルタα９を通った検出信号ｆ（ｔ）は、区間（ａ）（
ｂ）（ｃ）では有効であってデータチャンネルσ９を介
して送られるが（送られるごとにメモリではクリアされ
る）、区間（（１）ではデータ計算部α小で得らね六平
物データ（Ｐ）がしきい値（ＰＯ）よシ大きく、しかも
時間ｔ、−ｔｌ）ｔｙであるので凝集の影響があったと
みなさｈてメモリα３のデータはクリアさねる。　そし
て時刻ｔ２　では凝集粒子集団が測定視野を通過し終っ
たと判別し、メモリ０３に検出信号が再び蓄積さね、デ
ータ数がＮ個になると、再びデータチャンネルＩｌ’ｔ
ｌｋ介して解析ｍＷ部面に送られる（区間ｅ参照）。　
得らｔまた解析積算データは、例えば従来の第４図（ａ
）に対して第４図（′ｂ）のごとく、異常な部分がカッ
トされる。

以上要するに、細胞、コロイド粒子系電気泳動装置にお
いては、個々の粒子による散乱光と凝集した粒子集合体
からの散乱光とは大幅に異なり、後者の方がきわめて強
い検出４３号を得ることができる。　電気泳動装置（１
）け、このような検出信号の差異を利用するものであっ
て、測定中に急に強い信号が現われ、それがある時間以
上継続する場合に、その信号を凝集の影響によるものと
判断し、周波数解析時に信号除去を行うものである。

かくして、得られる泳動速度分布（パターン）は常に個
々の粒子による正しいものであり、泳動速度分布が乱れ
るたびに測定しなおす必要もなく、従って貴重な試料の
無駄もない。　また凝集が多少起こっても正しい泳動速
度分布を得ることができる。

なお、第２図に示すデータ処理部（７）は個々の電子回
路でｊｊｈ成してもよく、マイクロコンピュータで総合
的にｈｌ／ｉ成してもよい。

（へ）効果 この発明は、凝集に起因する信号を周波数解析前に除く
ことによって、個々の粒子の泳動速度分布を確実に得る
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例機能説明図、第２図はその
要部説明図、第３図は　検出信号ｆ（ｔ）の波形を示す
グラフ、第４図は得られた解析積算データのグラフであ
る。 （１）・・・・・・電気泳動装置、　（２）（３）・・
・・・・電極。 （４）・・・・・・光照射部、（５）・・・・・・散乱
光検出部。 （６）・・・・・・流動路、（７）・・・・・・データ
処理部。 （２）・・・・・・メモリ、０４）・・・・・・データ
計算部。 ＯＧ・・・・・・コントロール部、Ｑカ・・・・・・解
析積算部。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、電極、光照射部及び散乱光検出部を具備した泳動路
   と、散乱光検出部での検出信号をデータ処理するデータ
   処理部とを備え、 そのデータ処理部が、検出信号のデータを記憶する主演
   算用記憶手段と、得られた演算用記憶データを周波数解
   析する解析手段と、得られた解析データを積算する積算
   手段と、検出信号の平均データを演算する平均演算手段
   と、得られた平均データがしきい値を越える時間が設定
   時間以上の場合Ｋ、その間の演算用記憶データを、解析
   手段で周波数解析される演算用記憶データから除去する
   データコントロール手段とからなる電気泳動装置。