JPS60107527A - 搾乳機用乳量測定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、搾乳機によって搾出された全乳量を測定する
乳量測定装置に関するものであり、詳しくはミルク流量
に応じた動作で垂直方向１こ回動運動を繰り返す測定手
段からなる搾？し眼用乳量測定装置に関するものである
。

上記の乳量測定装置としては既に公知であり（米国特許
第２９９８７２２号）、第１図に従ってこの従来技術を
説明する。

容器１２．１３内には、搾出されたミルりと空気との混
合物からミルクを分離するための分離室１６と、分離室
１６の下方に配置され流量に応じた動作で上下に回動運
動を繰り返す測定手段１４とが収容され、搾乳機により
搾出されたミルクは図示されないミルクチューブを経て
容器１２の頭部に設けられた流入孔１５に導入され、分
離室１６に流入する。分離室１６内に流入したミルクと
空気との混合体は整流板１７により流入エネルギーか減
じられ、ミルクは分離室１６の底に設けられた流出孔１
８より測定手段１４に流入する。その際ミルクから分離
された空気は容器１２と分離室１６の間に設けられた隙
間２ｏを通って容器１３の底部に設けられた流出孔２１
に至り、測定手段１４を通過してぎだミルクと再び合流
し、図示されない送乳用ミルクチューブへと案内される
。

又測定手段１４はミルクを暫時貯溜する２つの槽から成
っており、容器１３に固定されたＭ　］、　４　ａを中
心に回動可能に装着されている。更に測定手段１４の各
々の槽の底部には永久磁石１９ａが設けられており、磁
石１９ａ１こ対応する磁石１９１）が容器１３に設けら
れている。測定手段１４の一方の槽に設けられた磁石１
９ａとそれに対応する磁石１９ｂとの吸引力に打ち勝つ
ミルク量が他方の槽に貯溜されると、測定手段１４の軸
１４ａを中心とした重量バランスが変化し、測定手段１
４においてミルクの貯溜された槽が軸１４ａを中心とし
て別の磁石の一幻が吸着する位置まで下方に回動し、そ
れにより貯溜されたミルクか排出され、その際搾乳の間
連続的に流入するミルクは測定手段１４の一方の槽に貯
溜されるようになっている。

以上の動作を繰り返す測定手段１４の動作回数を検出し
、その動作回数に測定手段１４の１回当たりの動作によ
り排出されるミルク量を乗算することにより、全体の乳
量を測定するものである。

しかしながら上記従来の装置には次に示す欠点があった
。

測定手段１４が２槽構造であることから、一方の槽内ヘ
ミルクを充てんする充てん時における測定手段１４の位
置を保持するために、一方の槽に貯溜する所定のミルク
量に対応する所定の保持力が必要であり、その保持手段
として磁石による吸引力を利用しているが、磁石の磁力
は相当に太きなバラツキを持っており−１またその吸引
力は周知の通り距離の自乗に反比例するように急激な変
化をするすこめ、一対の磁石を所定の吸引力が生じるよ
うに調整するためには特別の磁力調整機構を装置に具備
しなければならず、装置の大型化、コスト高の原因とな
っていた。

又磁石の磁力はさまざまな要因により経時変化するため
、長期ｔ’、ｉｔｓこわすこって一定の精度を無保守で
維持することがむずかしく、定期的に保守を行なう場合
でも使用者側で所定の精度に調整することは困難であっ
た。

更に測定手段１４が２槽構造のため装置自体が大型化し
、搾乳中の持ち運びが不便であっすこ。

本発明は上記従来の欠点を改善するために、一方をウェ
イトより成るバランス部と、他方を上部が解放されてな
るミルク貯溜槽とから成る揺動体を、軸を支点として垂
直方向に回動自在に装着し、ミルク流量によって変化す
る前記揺動体の回動周期を計測するそことにより全乳量
を測定する搾乳機用乳量測定装置を提供しようとするも
のである。

以下本発明の実施例を図面に従って詳細に説明する。第
２図乃至第６図は本発明の実施例を示すものである。１
６は搾出されたミルクと空気との混合体を分離する分離
室であり、分離室１６はミルクの流入孔１５と底部に流
出孔１８とを有する容器１２と、容器１２の上部に冠着
される蓋２３とで形成される。３５はミルク中のゴミ鉾
の不純物を取り除（スＹレーナーである。容器１２の下
部にはミルクの流出孔２１を有する容器１３が容器１２
に着脱可能に取すイ」けられており、測定室２２を形成
している。分離室１６と測定室２２とは容器１２の底部
より突設した空気連通管１２１）によって連通している
。測定室２２には容器１２下部より吊設した軸１を支点
として垂直方向に回動自在な揺動体２が設けられ、揺動
体２は一方をウェイトよりなるバランス部３と、他方を
上部が解放されてなるミルク貯溜槽５とから構成されて
いる。８ａは容器１３に設けられた突出片であ１）、８
ｂはゴム等の弾性体である当接部であり、突出片８ａに
着脱可能に装着されており、揺動体２の所定回動位置で
揺動体２に当接するよう構成され、揺動体２の回動範囲
を規制する係止手段８を成している。又１１は永久磁石
であり、弾性体８１〕が揺動体２に当接したときに磁石
１１近傍に位置するように容器１３に取り付けられたリ
ードスイッチ１０を作動させるためのものであって、磁
石１１とリードスイッチ１０とでセンサー手段９を構成
している。

２４は流出孔２１に設けられた整流ピースであり、ミル
ク貯溜槽５より排出されるブロック状流のミルクを連続
流に変換し、搾乳用圧力の変動を押さえるためのもので
ある。２５は演算表示装置であり、センサー手段９がら
の信号を乳量に換算して表示するものである。

第３，４図は揺動体２の詳細図であり、軸１はゴム等の
弾性体からなるＯリング１ａを介して揺動体２に挿入さ
れている。３０は微少重量のブロックであり、バランス
部に設けられた穴３６に複数枚挿入されている。３１は
ブロック３０を押さえるボルトで、３２は穴を塞ぐボル
トである。

第５，６図は揺動体の軸受部の詳細図であり、軸１は軸
受３３と嵌合し、軸受３３は容器１２から吊設された軸
受取付枠３４に着脱自在に嵌合されている。

次に上記構成よりなる本実施例の作用を詳細に説明する
。

搾乳機によって搾出されたミルクは図示しないミルクチ
ューブを経て流入孔１５から分離室１６へ流入する。分
離室１６でミルクから分離された気体分は空気連通管１
２１）を通って測定室２２へ導かれる。一方気体分と分
ｇＩされたミルクは流出孔１８を経て貯溜槽５に貯溜さ
れる。貯溜されたミルクが次第に増加しバランス部３の
ウェイトに打ち勝つミルク量に達すると、バランス部３
が」二方に回動し、貯溜槽５内のミルクを排出する。そ
の際揺動体２の回動によって、流出孔１８より流出する
ミルクは貯溜槽５を通らずに直接測定室２２底部へ落下
する。貯！ｊｃ？Ｊ５からミルクが排出されるとバラン
ス部３のウェイトによってバランス部３が下方に回動し
、弾性体８ｂか揺動体２の端部に当接して再び貯溜槽５
内へミルクが貯溜される。

この時貯溜槽５がら排出さ゛れるミルク量とバランス部
３の重量とはそれぞれ一定のため揺動体２の個々の回動
時間のバラツキは無視でとる程度であり、回動時間はほ
ぼ一定である。貯溜槽５より排出されたミルクは分離さ
れた気体分と再び合流し、整流ピース２４で整流された
後、抽出孔２１がら図示しない送乳用ミルクチューブへ
と導入される。

揺動体２の同動周期、っまり貯溜槽５ヘミルクが充てん
されるその開始次期から次の充てん開始次期までの周期
をセンサー手段９によって計測する。

そして各々の回動周期に対応した流出孔１８がらの部分
乳量を予め特性としてめておき、計測された回動周期が
らその周期に対応する部分乳量を演算表示装置２５が演
算表示し、これらの部分乳量の総和をめて全乳量とする
。

以上説明したように本発明の実施例によれば、従来の２
槽構造のものでは各桁の貯溜時期における測定手段１４
の位置を保持するだめの保持手段（磁石の吸引力）を必
要としていたのに較べ、本実施例ではそれらの保持手段
を必要とせず簡単なウェイトを設けるだけでよく、複雑
な調整機構が不要となり、測定精度の信頼性を向上させ
ることができ、装置の簡略化、小型化を図ることができ
る。

又前記バランス部に微少重量のブロックを複数枚装着し
たことにより、揺動体及び軸受は部等の経年変化による
わずかなバランス変化にもブロックの枚数を変えること
により、容易に対応することができ、調整も簡単である
。

本実施例では容器１２から吊設した突出片８ａ、及び弾
性体８ｂを係止手段８として構成しているが、軸１に係
止手段としての機構を持たせることも可能であるが、構
造が複雑となり、又軸１部での係止するときの力は非常
に天外なものとなって係止手段の破損を招く恐れがある
ため、好ましくは軸１から離れた位置に設けるのが良い
。本実施例では係止手段の当接部に弾性体８１１を着脱
自在に装着したので揺動体の係止手段と当接する部分の
摩耗によるヘリが少なくなり、揺動体自身のバランス変
化が少なくなる。

揺動体は重量のバラツキの少ない、従って回転軸左右の
モーメントが一定の比率となるように作られることが望
ましい。例えばプラスチック成型によることが望ましい
。この場合軸は耐摩耗性の高い、また衝撃的な荷重にも
耐える材質が好ましい。従って軸の材質は金属またはセ
ラミック等が選定される。プラスチック本体と異種回転
軸の結合方法としては、超音波インサート、成型時のイ
ンサート等が考えられるが、熱膨張係数の違いにより、
プラスチック側に応力が生じるため、長期に渡る使用の
ため好ましくない。又センサーの材質を金属にした場合
、溶接等が考えられるが、重量等のバラツキなど微妙な
バラツキを問題にするような場合好ましくない。従って
本実施例では耐摩耗性の高い軸をゴムのような弾性体で
あるＯリングを介してプラスチック本体（揺動体）にあ
けた軸用穴に挿入した。

０リングを介して揺動体に挿入したことにより、自動時
の衝撃がＯリングにより緩和され、直接軸に伝わらない
ため、軸受は部の摩耗を押さえることができる。又熱膨
張係数の違いによるプラスチック本体（揺動体）の破損
が無くなる。

本実施例によるセンサー手段９をリードスイッチ１０と
永久磁石１１の組合せとし、磁力によりリードスイッチ
１０を作動させるようにしたが、必ずしもこの組合せに
限らず、回動周期を測定するために揺動体２の所定位置
で信号を発するものなら何でもよいことは言うまでもな
いことである。

又本実施例では第５．６図に示すように、軸と嵌合する
軸受を着脱可能としたため、揺動体の回動による軸受の
摩耗にも軸受を容易に交換することができ、所期の性能
を保持することができる。

尚揺動体の軸の材質は軸受よりも硬い材質とし、回転に
よる軸と軸受間の摩耗は大部分軸受側に起こるようにす
るのが好ましい。

以上説明したように本発明によれば、測定手段を従来の
２槽構造から１槽構造としたことにより、長期間にわた
って保守が不要であり、所期の精度を容易に維持するこ
とが可能となり、従来の乳量測定装置に較べ低コストで
小形の装置を提供することができるものである。又搾乳
機において、搾乳牛の健康を守るためにしばしば搾乳終
了信号に基づいて牛に装着されたユニットを離脱させる
必要があるが、本発明の装置では時間を計測して？Ｌ量
を測定しているため簡単に流量が算出でき、本発明によ
る装置を使用することにより、流量が所定以下（例えば
２００ｇ／分以下）になったとき搾乳終了信号を容易に
発生させることができ、搾乳の自動化にも対応すること
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の乳量測定装置を示す断面図であり、第２
図ないし第６図は本発明の実施例を示すもので、第２図
は断面図、第３図および第４図は揺動体の詳細図、第５
図及び第６図は揺動体の軸受部の詳細図である。 １・・・・軸　１ａ・・・・・０リング２・・・・揺促
Ｊ体　３・・・・バランス部５・・・・ミルク貯溜槽　
８・・・・係止手段８ｂ・・・・弾性体　９・・・・セ
ンサー手段１０・・・・リードスイッチ　１１・・・・
永久磁石３０・・・・ブロック 特許出願人　オリオン機械株式会社 第３図 第４図 第５！ｍ 第６図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、一方をウェイトより成るバランス部（３）と、他方
   を上部が解放されてなるミルク貯溜槽（５）とから成る
   揺動体（２）を、軸（１）を支点として垂直方向に回動
   自在に装着し、該揺動体（２）の回動範囲を規制する係
   止手段（８）を前記揺動体（２）の近傍に配設するとと
   もに、前記揺動体（２）の回動周期を検出するセンサー
   手段（９）を設けたことを特徴とする搾乳機用乳量測定
   装置。 ２、前記バランス部（３）内に、微少重量のブロック（
   ３０）を複数枚着脱可能に装着したことを特徴とする特
   許請求の範囲第１項記載の搾乳機用乳量測定装置。 ３、前記揺動体（２）と当接する係止手段（８）の当接
   部にゴム等の弾性体（８ｂ）を着脱可能に装着したこと
   を特徴とする特許請求の範囲第１項記載の搾乳機用乳量
   測定装置。 ４、前記軸（１）がゴム等の弾性体からなるＯ　ｌ）ン
   グ（１ａ）を介して前記揺動体（２）に挿入されている
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の搾乳機用
   乳量測定装置。 ５、前記センサー手段（９）がリードスイ・ノチ（１０
   ）と永久磁石（１１）とで構成されることを特徴とする
   特許請求の範囲第１項記載の搾乳機用乳量測定装置。