JPS60106978A - 防食剤組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明社金属防食剤組成物に胸し、更に詳細には、湿気
を含んだ空気中、水中、殊に腐食性水湿液中など馬食性
雰■気中において金属の腐食を防止することを可能にす
る有機系の防食剤組成物に関するものｔ’６る。

一般に金属、例えば鉄、銅及びその合金等り、湿気を含
んだ空気中、水中、各種水溶液中で紘その表面に錆を発
生したシ、腐食されやすく、多大の損失を生ずるので、
これを防止するだめ古来よシ種々の努力が払われて来た
。周知の如く、メッキ、塗装等の防食法と共に吸着型腐
食抑制剤による方法が有効でおる。しかるに、メッキ、
塗装等は最ＮＵ品の防食にはよいとしても、鋼材等の材
料には必ずしも適用できる方法で社なく、材料の段階で
は適宜、容易に防食物が取除けて、加工向が現われるよ
うにしておく必要がある。また、メッキ塗装に到る前に
腐食が問題になる場合もある。このような場合のために
、容易に表面から離脱する防食剤の開発がされておシ、
例えば銅類の防錆、防食剤として、ベンゾトリアゾール
、メチルベンゾトリアゾール、エチルベンゾトリアゾー
ル、ベンゾチアゾール、２−メルカプトベンゾチアゾー
ルが知られている。然しなから、斯かる従来の防食剤は
、腐食性のはけしい電解質水溶液に金属が直かに触れる
雰囲気下では、これを単に単独又は混合して使用しｆｃ
場合、一応は金属表面に被膜等が形成されるものの、腐
食防止効果の点ではいまだに不十分でめった。これは被
膜の不完全な部分は局部的にアノードを形成し、腐食は
却って促進される結果、孔食が惹き起されるためと考え
られている。

そこで、本発明者らは、これらの欠点なｈ￥決し、どの
ような腐食性雰囲気下においても腐食防止の効果を発現
する防食剤を得るべく、鋭意検討を重ねた結果、特定の
化学物質を併用すると所期の目的を達成しうろことを見
出し、本発明を完成した。

すなわち、本発明は次の化合物体）及び（Ｂ１体）　次
の一般式（１） ％式％（１１ （式中、Ｘ　Ｕ　Ｎ−ＨＳＮ−（ＣＭＲ）　−ＣＯＯＭ
　又はＣＭ−ＣＯＯＭ　、　Ｒは災素［４〜１８の飽和
若しくＬ不飽和の脂肪族炭化水素基、フェニル基又はト
リル基、ｍ及び鳳は各々１〜３の整数、Ｍはカチオンを
示す） で表わされるカルボン酸塩の１種又は２種以（Ｂｌ　オ
キシン、オキシン誘導体及びＮ−ラウロイルザルコシン
から成る群から選ばれる１種又１２柚以上 を含有する防食剤組成物、並びに上記化合物−、（ｎ）
及び次の化合物（Ｃ１ （ｃ）ベンゾトリアゾール、ベンゾトリアゾール紡導体
、ベンゾチアゾール及びベンゾチアゾール誘導体から成
る群から選ばれる１種又社２種以上 を含有する防食剤組成物を提供するものであるＯ 化合物（元は、一般式（１１に該当するカルメン酸塩で
あれば特に制限されないが、Ｒで示される脂肪族炭化水
素基としては、例えばブチル、アミル、ヘキシル、オク
チル、デシル、ラウリル、〕Ｑルミチル、ミリスチル、
ステアリル、オレイル等の直鎖及び分枝炭素鎖基が、ま
た、当該カルボン酸と塩を形成するカチオンとしては、
アルカリ金属、炭素数１〜４のアルキルアミン、アンモ
ニウム、炭素数２〜ｌＯのアルカノールアミン等が好ま
しく、例えにメチルアミン、エチルアミン、グロビルア
ミン、ブチルアミン、エチレンシアミン、エチレントリ
アミン、七ノー、シー若しく社トリエタノールアミン、
アミノアルコール〔例えに１アミノアルコール２ム、２
Ｍ。

２Ｐ、Ｅム、ＭＤム（日本乳化剤株式会社製）〕、及び
カリウム１ナトリウムのアルカリ金Ｍｅが挙けられる。

化合物体）の典型的な代表例としては、次のものが挙げ
られる。

ｎ　−Ｃ１１Ｈ２３−ＣＨ−Ｃ１１ｌ−Ｃ００Ｎ　＆Ｏ
ＯＮｍ ｎ　−Ｃ１１Ｈ４６ＮＨ−ＣＨ４−ｅｏＯＮａｎ　−Ｃ
Ｈ４５ＮＨ−（ＣＨＩ　）３ＣＯＯＮ　ｍｎ　−Ｃ１＠
Ｈ３６−ＣＭ−ＣＨ２−ＣＯＯＮｍＯＯＮｍ 化合物（Ａ）の防食剤組成物に対する配合量は、１〜５
０重量％（以下、年に％と示す）、好ましく紘５〜３０
％であシ、かつ、化合物（Ｂｌ及び（ａを合せた配合量
の２〜５０重量倍であることが好ましい。

（１物（Ｂｌのオキシン、オキシン誘導体又はこれらの
塩としては次のものが挙げられる。

オキシンは慣用名で、次式 で表わされる化合物である。オキシン誘導体としては、
例えは、８−オキシキノリン　５−スルホン酸が挙けら
れる。また塩として用いる場合に中和する酸としては、
硫酸、硝酸、塩酸、クエン酸、リン酸、酢酸、修酸、マ
レインｒｌｌ、ｐ　−）ルエンスルホン酸等が挙けられ
る。化合物（Ｅｌの防食剤組成物に対する配合量は０．
０１〜５％であシ、好ましくは０．０５〜２％である。

化合物（Ｃ）としては、例１えばベンゾトリアゾール、
メチルベンゾトリアゾール、エチルベンゾトリアゾール
、ベンゾチアゾール、２−メルカプトベンゾチアゾール
が挙けられる。

化合物（ｑの防食剤組成物に対する配合量は０．０１〜
５％で多シ、好ましくは０．０５〜２％である。

本発明の防食剤組成物は、更に必要に応じてサリチル酸
、安息香散、ニトロフラゾン等の防腐剤；メタノール、
エタノール、グロノ９ノール尋の低級アルコール：各種
界面活性剤から選ばれた可溶化剤；及び香料、色素等を
加え、残部に水を加えた水浴液として構成される。本発
明の防食剤組成物は、上記各種成分を単に適宜調合する
ことによシ製造される。

次に実施例を挙けて本発明を説明する。

実施例１ 各稚防食剤を調製し、その防食効果を下記方法により試
験した。結果を第１表に示す。

（１）　防食剤組成物 各種防食剤の組成は第１表に示す。なお、表中、成分ム
、ｎ及びＣｔｆ次のものを示す。

なお、水をバランスとした。

化合物体）： 化合物（Ｂｌ　： ８−オキシキノリンのｐ−トルエンスルホン酸塩　（―
） ８−オキシキノリン　５−スルホン酸の硫酸塩　（Ｉｖ
） 化合物（Ｃ１： メチルベンゾトリアゾール　（Ｖ１ ２−メルカプトベンゾチアゾール　（ｖｌ）（２）供試
金属 供試金属片として１１市販の銅片及び軟鋼片（５ｐｃｃ
−ｎ材（ＪＩＢ規格品）〕テ、６ＵＸ８０　Ｘ　Ｏ，５
ｍｍ　（内積９６ｃｍ”）に切断Ｌり４のを使用した。

（３）　腐食液 腐食液としては、３％食塩水又は１％塩酸水溶液を使用
した。

（４）　試験方法 腐食液Ｉｚ中に各種防食剤（第１表）を１％添加して試
ｒ７ｉＩＩ液とした。この試験液中に、アルカリ洗浄脱
脂した金属片を浸漬し、４００ｒｐｍで攪拌下、６０℃
で５時間放置した。次いで金属片を取シ出し、水で洗浄
後、ヘキサンを含んだ紙で拭き取ル生成した被膜を除い
た後、金属片の１量測定を行い、腐食による損失１ｋ（
１ｑ）をめた。なお、防食剤を含まない腐食液のみでの
結果を対照とした。

〔結果〕

■　腐食液二食塩水 軟鋼片では、防食剤として化合物体１、（ｎｌ又は（Ｃ
）単独で使用した場合、対照に対する腐食減量率は、そ
れぞれ８０％、２０％、５０％であった。これに対し、
化合物体）及び（鞠を併用した場合、同減量本ｔｉｌＯ
％に減少し、この時軟鋼片の表面は非常に美麗となる。

この事例から化合物（４１の併用効果が良く判る。すな
わち、化合物体）は界面活性剤であシ、単独では防食力
は物いが、防食剤を全島表面に均等に効力良く展層させ
、防食性を飛躍的に増大させることが判る。

銅片では、防食剤として化合物■、（Ｂ）又は（Ｃ）単
独で使用した場合、対照に対する腐食減量率は、それぞ
れ８０Ｘ、５０％、２０％であった。これに対し、化合
物（Ａ）及び（Ｂｌを併用した場合、同減量車は３０％
に減少し、これらを併用することによシ防食性が増大す
ることが判る。

更に、化合物（Ａ）、（Ｂ）及び（Ｃ）を併用すると、
軟鋼片、銅片共に腐食減量は１０％となる。

■　鳥食液：塩酸溶液 腐食液として塩！！浴溶液使用した場合にも、上記食塩
水の場合同様、化合物（Ａ）及び俤）、又は（Ａ）、（
Ｂｌ及び（Ｃ）の併用による防食効果の増大が認められ
た。特に、化合物（Ａ）、（Ｂ）及び切を併用した場合
の防食効果は著しく、対照に対する腐食減量率は軟鋼片
、銅片においてそれぞれ１０％、３．８％であった。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、　次の化合物体）及び（Ｂ） （Ａ）　次の一般式 ％式％ （式中、ＸはＮ−Ｈ、Ｎ−（ｃｕｔ）ｎ−ｃｏｏＭ又は
   Ｃ１Ｎ−Ｃ００Ｍ　、　Ｒは炭素数４〜１８の飽和若し
   くは不飽和の脂肪族炭化水素基、フェニル基又はトリル
   基、ｍ及びｎは各々１〜３の整数、Ｍはカチオンを示す
   ） で表わされるカルピン成環の１稙又は２種以上１ （Ｂｌ　オキシン、オキシン訪導体及びＮ−ラウロイル
   ザルコシンから成る群から選はれる１８１又は２稙以上
   、 を含有することを特徴とする防食剤組成物。 ２、　カルボン酸塩が当該カルボン酸のアルカリ金属塩
   、炭素数１〜４のアルキルアミン塩、アンモニウム塩１
   、又り炭素数２〜ｌＯのアルカノールアミン塩である特
   許請求の範囲第１項記載の防食剤組成物。 ３、　次の化合物体）、（Ｂｌ及び（Ｃ１（Ａ）　次の
   一般式 ％式％ （式中、ＸはＮ−Ｈ，ｕ−＜ｃｕｔ）ｎ−ｃｏｏｕ又は
   ＣＭ−ｅｏｏＭ　、　Ｒは羨木数４〜１８の飽和若しく
   は不飽和の脂肪族炭化水素基、フェニル基又はトリル基
   、ｍ及び塾は各々１〜３の振数、Ｍはカチオンを示す） で表わされるカルボン酸塩の１種又は２種以上、 （Ｂ）　オキシン、オキシンｂ導体及びＮ−ラウロイル
   ザルコシンから成る群から選ばれる１種又は２ａｉ以上
   、 （Ｃ）　ベンゾトリアゾール、ベンゾチアゾール誘導体
   、ベンゾチアゾール及びベンゾチアゾール誘導体から地
   る群から選ばれる１種又は２種以上、 を含有することを特徴とする防食剤組成物。