JPS6010388Y2 - 電撃殺虫装置 - Google Patents

電撃殺虫装置

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JPS6010388Y2
JPS6010388Y2 JP6664082U JP6664082U JPS6010388Y2 JP S6010388 Y2 JPS6010388 Y2 JP S6010388Y2 JP 6664082 U JP6664082 U JP 6664082U JP 6664082 U JP6664082 U JP 6664082U JP S6010388 Y2 JPS6010388 Y2 JP S6010388Y2
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英雄 早川
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は飛翔有害昆虫類、特に蚊の類に有効な電撃殺虫
装置に関するものである。
飛翔昆虫類が波長3000〜4000オングストローム
の近紫外線領域の光に強く誘致されることは良く知られ
ている。
この性質を利用して、前述の如きスペクトルを多く含ん
だ光を発する蛍光灯を用いて飛翔昆虫類を誘虫し、その
近傍に張巡らした電撃網に高電圧を印加して誘致された
昆虫類を感電死させる電撃殺虫装置が従来より種々提案
され実用化されている。
しかしながら、蚊をはじめとする吸血性の昆虫類は、前
述の如き近紫外線領域には比較的反応が弱く、従って、
従来の電撃殺虫装置では蛾、ヨコバイの類には極めて有
効なものであったが蚊、蛸等の吸血性の昆虫類にはあま
り効果は無かった。
本考案はこの点に鑑みてなされたものであって、蚊をは
じめとする吸血性の昆虫類が、定温動物が35℃〜38
℃程度の体表温度によって発生させる波長7〜10ミク
ロンの遠赤外線領域の熱線に敏感に反応し、定温動物の
呼吸によって排泄される炭酸ガスに強く誘致される性質
を利用して、誘虫に近紫外線ばかりでなく、遠赤外線お
よび炭酸ガスを併用することによって、蚊、蛸の類にも
有効な電撃殺虫装置を提供するものであって、その要旨
とするところは、高電圧が印加された電撃網と、近紫外
線発生器、遠赤外線放射体、炭酸ガスを発生させる炭酸
ガス発生器等から戊る誘虫手段と、その内部に前記電撃
網と誘虫手段とを収容し、少くともその前面が開口とな
っている外筐と、この外筐の底部に配置された虫受皿と
、前記開口中電撃網が露程するものを覆うバリヤ網とに
よって構成される電撃殺虫装置に存する。
以下図面に示す実施例に従って詳細に説明する。
第1図は本考案の一実施例を示す正面図、第2図はその
X−X線断面図である。
同図に於て、1は外筐、2は電撃網、3は蛍光灯、4は
遠赤ヒータ、5は炭酸ガス発生器、6は虫受皿、7はバ
リヤ網である。
外筐1は両側壁11、奥壁12および天井13とから威
り、前面および底面は開口となっている。
電撃網2は多数の電極線21と、この電極線21を所定
の間隔で平行に保持する保持部材22によって構成され
、前記外筐1の左右の側壁11に渉って架設されている
その隣設する電極線21の相互間には3000ボルト程
度の高電圧が印加されている。
この高電圧印加のための手段は公知のものを用いること
ができ、図示は省略している。
螢光灯3は近紫外線発生器として作用するものであって
、前に述べた波長3000〜4000オングストローム
の近紫外線領域のスペクトルを多量に含んだ光で発光し
、ソケット31によって外筐1の奥壁12に取付けられ
ている。
この螢光灯3のスタータも公知のもので良く、特に説明
を要するものではなく、図示も省略している。
遠赤ヒータ4は前述の波長7〜10ミクロンの遠赤外線
領域のスペクトルを多量に含んだ熱線を放射する遠赤外
線放射体であり、ニクロム線等の発熱源の周囲を特殊な
セラミックによって囲繞することによって、発熱源より
の短波長の熱線を長波長の遠赤外線領域の熱線に波長変
換して放射するものである。
この遠赤ヒータ4は外筐1の奥壁12に固定されたブラ
ケット41によって、前記螢光灯3の前方にこれと直交
して配置されている。
ここで、このブラケット41は遠赤ヒータ4に給電する
ためのソケットも兼ねるものであり、電源との接続コー
ドは図示を省略している。
また、奥壁12は遠赤ヒータ4の発生する遠赤外線を反
射する反射板としても作用するものである。
炭酸ガス発生器5は、間歇的に炭酸ガスを発生させるも
のであって、液体二酸化炭素が詰められたガスボンベ5
1およびこのガスボンベ51の炭酸ガス噴出を制御する
ソレノイド52とによって構成されている。
ガスボンベ51は端部に設けられたノズル53を押圧す
ると気化した二酸化炭素が噴出するものであり、外筐1
の側壁11の一方に蝶番機構14で開閉可能に取付けら
れた扉15に、保持爪16によって交換可能に固着され
ている。
従って、内部の液体二酸化炭素をすべて使いきった場合
には、扉15に設けられた撮み17を回転させて扉15
を開いて使用済みのガスボンベ51を外筐1の外部へ引
出し、これを保持爪16から外して新しいガスボンベ5
1と交換すればよい。
また、ソレノイド52は、ソレノイドコイル54とプラ
ンジャ55とによって構成されており、ブラケット56
によって奥壁12に固定されている。
このソレノイドコイル54には、図示を省略した公知の
手段で作成される。
5〜m分の周期で発生するパルス幅数秒の駆動信号が供
給され、所定の磁界を発生させ、プランジャ55はこの
磁界によって第1図に矢印Aで示す方向に移動する。
従って、この駆動信号が供給されるとプランジャ55は
その先端でガスボンベ51のノズル53を押圧し、5〜
W分毎に数秒間炭酸ガスが噴出することになる。
この炭酸ガスの噴出方向は、噴出した炭酸ガスを温める
ため、遠赤ヒータ4に直接吹付けるような方向となって
いる。
虫受皿6は、電撃網2に触れて感電死した飛翔昆虫類の
死骸が散乱しないようにするための受皿であって、外筐
1の底面の開口に着脱可能に取付けられている。
この虫受皿6は虫の死骸を受けるばかりか、ガスボンベ
51から噴出した炭酸ガスを一時貯留しておく役割も果
している。
即ち、ガスボンベ51から遠赤ヒータ4に吹付けられた
炭酸ガスは比重の差によって下降し、一旦虫受皿6内に
溜り、その後徐々に空気中へ拡散してゆく。
バリヤ網7は感電防止のための網であって、使用時に誤
って高電圧が印加され電撃網2に手等々が触らないよう
にガードするためのものである。
次に、この様に構成された電撃殺虫装置による誘虫およ
び殺虫のプロセスについて説明する。
先ず、電源が投入されると、電撃網2の隣接する電極線
21の相互間に3000ボルトの高電圧が印加されると
ともに、螢光灯3が点灯−遠赤ヒータ4が発熱して、所
定のスペクトルを含む近紫外線および遠赤外線を放射す
る。
これと同時にソレノイド52が駆動信号に応動してガス
ボンベ51のノズル53を押圧して炭酸ガスを噴出させ
る。
蛾、ヨコバイの類は螢光灯3の発する波長3000〜4
000オングストロームの近紫外線領域のスペクトルに
強く誘致されて螢光灯3を目指して飛翔し、螢光灯3の
前面に配置された電撃網2に触れて感電死する。
また、電撃網2を通過して螢光灯3の周辺にまで飛来し
ても、その周囲を飛翔しているため、長時間経過しない
うちに電撃網2に接触して感電死する。
また、この様な近紫外線領域のスペクトルに強く誘致さ
れない蚊、蛸の類は遠赤ヒータ4が放射する温血動物の
体表温度が発するものと同等の波長7〜10ミクロンの
遠赤外線領域のスペクトルには強く誘致されて電撃殺虫
装置の近くまで飛来する。
ここで、この電撃殺虫装置の周囲には虫受皿6に溜った
炭酸ガスが拡散しているため、飛来した蚊、蛸等の吸血
昆虫類は更にこの電撃殺虫装置内に誘い込まれ、電撃網
2に触れて感電死する。
虫受皿6内の炭酸ガスはソレノイド52に間歇的な動作
によってガスボンベ51より5〜川分毎に補充される。
感電死した飛翔昆虫類の死骸は虫受皿6内に落下し、こ
こに溜る。
この死骸は適宜虫受皿6を外筐1から取り外して捨てら
れ、清浄になった虫受皿6は再び外筐1の下面開口に取
付けられる。
以上、図面に示す実施例に従って本考案を詳細に説明し
たが、本考案はこれのみに限定されるものでないことは
いうまでもない。
例えば、外筐1の開口は前面と底面に限られることはな
く、奥壁12を除去して前面および裏面を開口とし、両
面に電撃網2を設けたものであって良く、また、虫受皿
6を引出し形式にし、底面の開口を塞いで虫受皿6がそ
の上を摺動するものであっても良い。
さらに、誘虫手段としての螢光灯3、遠赤ヒータ4およ
び炭酸ガス発生器5も実施例のもののみに限らず、種々
のバリエイジョンが考えられる。
即ち、螢光灯3は例えば高圧水銀灯等々、前述の播長3
000〜4000オングストロームの近紫外線領域のス
ペクトルを多量に含む光線を発生し、近紫外線発生器と
して機能するものであれば良い。
また、遠赤ヒータ4は、例えば発熱源を金属酸化膜でコ
ーティングしたステンレスパイプで囲繞した赤外ヒータ
等々、波長7〜10ミクロンの遠赤外線領域のスペクト
ルを多量に含んだ熱線を放射し、遠赤外線放射体として
機能するものであれば良い。
炭酸ガス発生器5についても同様で、特に炭酸ガスを間
歇的に噴出する形式のものでなくても良く、ガスボンベ
から絶えず少量の炭酸ガスが噴出し続ける形式のもので
あってもさしつかえない。
以上詳細に説明した様に、本考案の電撃殺虫装置に於て
は、誘虫手段として、近紫外線のみではなく、遠赤外線
および炭酸ガスも用いているため、近紫外線には強く誘
致されない蚊、蛸のような吸血性の飛翔昆虫も、遠赤外
線によって電撃殺虫装置の近くにまで誘い出し、さらに
空気中に拡散させた炭酸ガスによって装置内にまで誘い
込み感電死させることができるため、はとんど全ての飛
翔有害昆虫類の駆除に極めて有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の正面図、第2図はそのX−
X線断面図である。 1・・・・・・外筐、2・・・・・・電撃網、3・・・
・・・螢光灯、4・・・・・・遠赤ヒータ、5・・・・
・・炭酸ガス発生器、6・・・・・・虫受皿、7・・・
・・・バリヤ網、11・・・・・・側壁、12・・・・
・・奥壁、13・・・・・・天井、14・・・・・・蝶
番機構、15・・・・・・扉、16・・・・・・保持爪
、17・・・・・・撮み、21・・・・・・電極線、2
2・・・・・・保持部材、31・・・・・・ソケッ)、
41,56・・・・・・ブラケット、51・・・・・・
ガスボンベ、52・・・・・・ソレノイド、53・・・
・・・ノズル、54・・・・・・ソレノイドコイル、5
5・・・・・・プランジャ。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)高電圧が印加された電撃網と、近紫外線発生器、
    遠赤外線放射体、炭酸ガスを発生させる炭酸ガス発生器
    等から戒る誘虫手段と、その内部に前記電撃網と誘虫手
    段とを収容し、少くともその前面が開口となっている外
    筐と、この外筐の底部に配置された虫受皿と、前記開口
    中電撃網が露呈するものを覆うバリヤ網とによって構成
    される電撃殺虫装置。
  2. (2)炭酸ガス発生器をノズルを押圧することによって
    炭酸ガスを噴出するガスボンベと、間歇的に到来する駆
    動信号に応動して前記ノズルを押圧するソレノイドとで
    構成したことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
    項記載の電撃殺虫装置。
JP6664082U 1982-05-10 1982-05-10 電撃殺虫装置 Expired JPS6010388Y2 (ja)

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JP6664082U JPS6010388Y2 (ja) 1982-05-10 1982-05-10 電撃殺虫装置

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JP6664082U JPS6010388Y2 (ja) 1982-05-10 1982-05-10 電撃殺虫装置

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JPS58170973U JPS58170973U (ja) 1983-11-15
JPS6010388Y2 true JPS6010388Y2 (ja) 1985-04-09

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ID=30076502

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JP6664082U Expired JPS6010388Y2 (ja) 1982-05-10 1982-05-10 電撃殺虫装置

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JP6073760B2 (ja) * 2013-08-26 2017-02-01 大森 弘一郎 捕虫装置

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JPS58170973U (ja) 1983-11-15

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