JPS60101163A - 導電性塗料 - Google Patents
導電性塗料Info
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- JPS60101163A JPS60101163A JP20875383A JP20875383A JPS60101163A JP S60101163 A JPS60101163 A JP S60101163A JP 20875383 A JP20875383 A JP 20875383A JP 20875383 A JP20875383 A JP 20875383A JP S60101163 A JPS60101163 A JP S60101163A
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- JP
- Japan
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- carbon black
- paint
- binder resin
- electrically conductive
- solvent
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、導電性塗料の改良に係わるものであり、その
目的は、DBP吸油量の大きいカーボンブラックを用い
て、比較的少量の含有量で導電性を向上することにより
、塗膜物性を向上させるこ七にある。
目的は、DBP吸油量の大きいカーボンブラックを用い
て、比較的少量の含有量で導電性を向上することにより
、塗膜物性を向上させるこ七にある。
専1ル性塗料は、最近の目覚しい電子工業の発迫と共に
、電磁波シールド剤(EiMO)、イグニッションケー
ブル、メンズレンタッチスイッチ、FPCエツチングレ
ジスト、面発熱ヒータエレメント、回路印刷等々、多く
の用途に使用されているこれらの用途の内でも、FfM
Oは莫大な市場を有しており、また、58年10月1日
より米国Faaが電磁波pJ害(EM工)規制の完全実
施に移り、今後日本、西欧でも規制の方向にある。EM
o 44料は塗料が主流になると予測されている。EM
O塗料には、銀糸(塗料の比抵抗10−3〜10′″6
Ω−cm ) * Ou + A L 、 IJ i系
(i o−’Ω−cnl ) 。
、電磁波シールド剤(EiMO)、イグニッションケー
ブル、メンズレンタッチスイッチ、FPCエツチングレ
ジスト、面発熱ヒータエレメント、回路印刷等々、多く
の用途に使用されているこれらの用途の内でも、FfM
Oは莫大な市場を有しており、また、58年10月1日
より米国Faaが電磁波pJ害(EM工)規制の完全実
施に移り、今後日本、西欧でも規制の方向にある。EM
o 44料は塗料が主流になると予測されている。EM
O塗料には、銀糸(塗料の比抵抗10−3〜10′″6
Ω−cm ) * Ou + A L 、 IJ i系
(i o−’Ω−cnl ) 。
アセチレンブラックやグラファイトのカーボン系(10
2〜10−2Ω−crn)等がある。銀糸は高専電性で
、低周波帯〜高周波帯まで優れたシールド9゛ヲ性を示
すが高価格であり民生機器の使用はむずかしい。Cu、
At、lli糸は酸化され易く、導電性が不安定であり
耐久性に問題がある。他方、カーボン系は前記二者に比
べて導電性は低いが、塗料のバインダー樹脂との親和性
が良好であるので塗膜の力学的6性、被塗体への接着性
が恢れ、耐久性があり、且つ安価であるので経済的であ
る等の長所をもっており、BMO塗料の主流になると予
i+すされている。
2〜10−2Ω−crn)等がある。銀糸は高専電性で
、低周波帯〜高周波帯まで優れたシールド9゛ヲ性を示
すが高価格であり民生機器の使用はむずかしい。Cu、
At、lli糸は酸化され易く、導電性が不安定であり
耐久性に問題がある。他方、カーボン系は前記二者に比
べて導電性は低いが、塗料のバインダー樹脂との親和性
が良好であるので塗膜の力学的6性、被塗体への接着性
が恢れ、耐久性があり、且つ安価であるので経済的であ
る等の長所をもっており、BMO塗料の主流になると予
i+すされている。
従来、カーボン系塗料としては、導電性の良好なアセチ
レンブラックか又はグラファイトの粒子が用いられてい
た。しかし、これらのカーボン粒子は(dJ、Ou、A
t、Ni粉に比べて6%性が低いために、この欠点を補
うべく、塗料の固形成分の内、35〜505〜50重量
大量を含有させて導電性を低下させていた。この様な大
量の含有率のために、カーボン系塗料の塗膜は、力学的
接着的耐久性が十分とは言えないのが現状である。カー
ボン系粒子の含イj鼠を従来よりも著しく少なくでき、
バインダー樹JIMの含有量を相対的に多くでき、且つ
導電性も損わなければ、Mil述の問題点は解決できる
。
レンブラックか又はグラファイトの粒子が用いられてい
た。しかし、これらのカーボン粒子は(dJ、Ou、A
t、Ni粉に比べて6%性が低いために、この欠点を補
うべく、塗料の固形成分の内、35〜505〜50重量
大量を含有させて導電性を低下させていた。この様な大
量の含有率のために、カーボン系塗料の塗膜は、力学的
接着的耐久性が十分とは言えないのが現状である。カー
ボン系粒子の含イj鼠を従来よりも著しく少なくでき、
バインダー樹JIMの含有量を相対的に多くでき、且つ
導電性も損わなければ、Mil述の問題点は解決できる
。
本発明者らは、1iiJ述のような目的から、カーボン
系粒子について、多くのタイプの倣粒子を捜し、分散条
件、樹Jll 、溶剤を変えて検討を重ねた結果、従来
のグラファイトやアセチレンブラックと異なり、吸油量
が大きく、DBP吸油量が300mt/100を以上で
あるカーボンブラックが有効であることを見出した。か
かるカーボンブラックは、特殊なオイルファーネ艮ブラ
ックとして、オランダのアクシーヘミ−社が開発した「
ケッチェンブラック」(商品名)がある。
系粒子について、多くのタイプの倣粒子を捜し、分散条
件、樹Jll 、溶剤を変えて検討を重ねた結果、従来
のグラファイトやアセチレンブラックと異なり、吸油量
が大きく、DBP吸油量が300mt/100を以上で
あるカーボンブラックが有効であることを見出した。か
かるカーボンブラックは、特殊なオイルファーネ艮ブラ
ックとして、オランダのアクシーヘミ−社が開発した「
ケッチェンブラック」(商品名)がある。
ケッチェンブラックは、これまでにも、ポリエチレンや
ポリプロピレン等の汎用樹脂にバルクで混練してコンパ
ウンドとし、面発熱体、″t4LiilJ!被侃ケーブ
ル、帯電防止剤等に使用された例はある。本発明者らも
、ケッチェンブラックを、ポリエチレン、ポリ(エチレ
ン/酢と)共重合体、ポリ(塩ビ/ r4iiビン共重
合体、ポリ塩化ビニル、ポリビニルブチラール等の樹脂
に、従来と同様に、先ずバルクで混練してコンパウンド
を作成し、然る後、溶剤にコンパウンドを溶解・分散し
て塗料を作成り、基材上に塗布して塗膜を形成してみた
。
ポリプロピレン等の汎用樹脂にバルクで混練してコンパ
ウンドとし、面発熱体、″t4LiilJ!被侃ケーブ
ル、帯電防止剤等に使用された例はある。本発明者らも
、ケッチェンブラックを、ポリエチレン、ポリ(エチレ
ン/酢と)共重合体、ポリ(塩ビ/ r4iiビン共重
合体、ポリ塩化ビニル、ポリビニルブチラール等の樹脂
に、従来と同様に、先ずバルクで混練してコンパウンド
を作成し、然る後、溶剤にコンパウンドを溶解・分散し
て塗料を作成り、基材上に塗布して塗膜を形成してみた
。
塗膜の導電性は、表面抵抗値が、塗膜厚50μ情で10
6Ω/口であり、導電性は従来のアセチレンブラックや
ダラファイト塗料に比べて優れているとは言えない。
6Ω/口であり、導電性は従来のアセチレンブラックや
ダラファイト塗料に比べて優れているとは言えない。
本発明者らは、さらに検問を重ね、コンパウンドを作成
してから溶剤に溶解するのではなく、バインダー樹脂を
溶剤に溶1リテシた溶液にケッチェンブラックを、ボー
ルミル、アトライター等で分散させた塗料は、カーボン
ブラックの含有量が5〜60重量%(固形濃度)と極め
て少ない量でも、従来のアセチレンブラック塗料やグラ
ファイト塗料と同等か同等以上の4を性に到燵できると
いう注目すべき結果を得、本発明に至ったものである即
ち、本づら明は、蹟!、電性分散粒子として、DBP吸
油量が300常7/1001F以上であるカーボンブラ
ックを、導電性塗料を構成する固形成分の内、5〜30
重量%含有し、導電性塗料を構成するバインダー樹脂を
浴鰯した溶液に該カーボンブラックを分散させた、こと
を特徴とする導電性塗料、である。
してから溶剤に溶解するのではなく、バインダー樹脂を
溶剤に溶1リテシた溶液にケッチェンブラックを、ボー
ルミル、アトライター等で分散させた塗料は、カーボン
ブラックの含有量が5〜60重量%(固形濃度)と極め
て少ない量でも、従来のアセチレンブラック塗料やグラ
ファイト塗料と同等か同等以上の4を性に到燵できると
いう注目すべき結果を得、本発明に至ったものである即
ち、本づら明は、蹟!、電性分散粒子として、DBP吸
油量が300常7/1001F以上であるカーボンブラ
ックを、導電性塗料を構成する固形成分の内、5〜30
重量%含有し、導電性塗料を構成するバインダー樹脂を
浴鰯した溶液に該カーボンブラックを分散させた、こと
を特徴とする導電性塗料、である。
本発明において、DBP吸油量の1lill 足は、J
工8 K6221の吸油量測定A法によるもので、アブ
ツーブトメーターにより、ジブチルフタレート(DBP
)をカーボンブラックに吸油させるものである。DBP
吸油姐と塗料乾燥膜の導電性の間には強い相関性がある
。DBPrlk油量が300m t71009未満では
、カーボン系粒子の含有量が30重量%以下という少量
では、塗膜の表面抵抗値を50μ情厚で10〜10’Ω
/口、5μ情厚で102〜106Ω/口にすることは困
難である。表面抵抗値は、塗膜を構成する固形成分が同
じでも、厚さにほぼ反比例する社である。従って、導電
性を上げるには、塗膜を厚くすればよいが、厚くなるほ
ど、ヒビ割れ、耐久性、経済性は不利になる。KMO塗
膜で25〜50μ餌、通電熱転写プリンターの導電層で
3〜5μ毒である。
工8 K6221の吸油量測定A法によるもので、アブ
ツーブトメーターにより、ジブチルフタレート(DBP
)をカーボンブラックに吸油させるものである。DBP
吸油姐と塗料乾燥膜の導電性の間には強い相関性がある
。DBPrlk油量が300m t71009未満では
、カーボン系粒子の含有量が30重量%以下という少量
では、塗膜の表面抵抗値を50μ情厚で10〜10’Ω
/口、5μ情厚で102〜106Ω/口にすることは困
難である。表面抵抗値は、塗膜を構成する固形成分が同
じでも、厚さにほぼ反比例する社である。従って、導電
性を上げるには、塗膜を厚くすればよいが、厚くなるほ
ど、ヒビ割れ、耐久性、経済性は不利になる。KMO塗
膜で25〜50μ餌、通電熱転写プリンターの導電層で
3〜5μ毒である。
DBP吸油量が300mt/100 を以上ニすると、
塗膜の表面抵抗値は、カーボン系粒子の含有量5〜30
重量%の範囲で、塗膜厚50μmで10〜104Ω/口
、塗膜厚5μmで102〜101′Ω/口、にできる。
塗膜の表面抵抗値は、カーボン系粒子の含有量5〜30
重量%の範囲で、塗膜厚50μmで10〜104Ω/口
、塗膜厚5μmで102〜101′Ω/口、にできる。
導電性の良好なアセチレンブラックのDBP吸油量は/
10〜280常t71ooyである。DBP吸油量が6
00常t/1001F以上のカーボン系粒子としてはケ
ッチェンブラック(商品名)が挙げられ、そのDBP吸
油量は300〜400m l/ 100 f’である。
10〜280常t71ooyである。DBP吸油量が6
00常t/1001F以上のカーボン系粒子としてはケ
ッチェンブラック(商品名)が挙げられ、そのDBP吸
油量は300〜400m l/ 100 f’である。
通常のゴム用カーボンブラック、カラー用カーボンブラ
ックのDBP吸油量は50〜150st/100 Yで
あり、カーボン含有Ji140重量%でも表面抵抗値は
塗膜厚50μmで106〜106Ω/口のオーダーであ
る。
ックのDBP吸油量は50〜150st/100 Yで
あり、カーボン含有Ji140重量%でも表面抵抗値は
塗膜厚50μmで106〜106Ω/口のオーダーであ
る。
導電性塗料をi、’q成する主要な固形成分は、カーボ
ンブラック以外は、バインダー樹脂である。塗料の対象
用途、被塗物によって、導電性の値との間座でバインダ
ー樹脂は進択されるが、カーボンブラックは、はとんど
の有機系樹脂に良好に分散することが、金属粉とは異な
る長所である。被塗物がプラス千ツク筐体の場合、民生
用にはスチレン(St)lアクリロニトリル−スチレン
(八〇)、ABBが大部分であり、産業用にはノリル。
ンブラック以外は、バインダー樹脂である。塗料の対象
用途、被塗物によって、導電性の値との間座でバインダ
ー樹脂は進択されるが、カーボンブラックは、はとんど
の有機系樹脂に良好に分散することが、金属粉とは異な
る長所である。被塗物がプラス千ツク筐体の場合、民生
用にはスチレン(St)lアクリロニトリル−スチレン
(八〇)、ABBが大部分であり、産業用にはノリル。
FRp、ABski?が多い。被塗物がat、As。
ABS 、ノリル等には、バインダー樹脂はアクリル系
が好適であり、FRP、ウレタン等には、アクリル−ウ
レタン系の2液型バインダーが好適である。カーボンブ
ラックは必ずバインダー樹脂の溶剤に分散させることが
必須であるが、塗料を塗布した後の塗膜の形成は種々の
方法があり得る。
が好適であり、FRP、ウレタン等には、アクリル−ウ
レタン系の2液型バインダーが好適である。カーボンブ
ラックは必ずバインダー樹脂の溶剤に分散させることが
必須であるが、塗料を塗布した後の塗膜の形成は種々の
方法があり得る。
常温硬化型バインダーとして、−散型のアクリル系、ヒ
ニル系樹脂、二液型のエポキシ樹脂を用いてもよい。ま
た、熱硬化型バインダーとして、−散型のフェノール系
、エポキシ系樹脂、二液型としてウレタン系、エポキシ
系樹脂が用い得る。
ニル系樹脂、二液型のエポキシ樹脂を用いてもよい。ま
た、熱硬化型バインダーとして、−散型のフェノール系
、エポキシ系樹脂、二液型としてウレタン系、エポキシ
系樹脂が用い得る。
通電熱転写プリンターの導電層用塗料のバインダーとし
ては、ポリ(塩ビ/酊ビ)共重合体、ポリビニルブチラ
ール、硝化綿、変性ポリエステル、ポリウレタン、ポリ
イソシアネート、エポキシ樹脂、フェノキシ樹脂等を挙
げることができる。
ては、ポリ(塩ビ/酊ビ)共重合体、ポリビニルブチラ
ール、硝化綿、変性ポリエステル、ポリウレタン、ポリ
イソシアネート、エポキシ樹脂、フェノキシ樹脂等を挙
げることができる。
バインダー樹脂以外に、分散旧、柔軟剤、潤滑材、酸化
防止剤2等の添加剤を適u添加してもよい。
防止剤2等の添加剤を適u添加してもよい。
DBP吸油量が300st/ 1001以上のカーボン
ブラックを用いると、その含有量が、従来のアセチレン
ブラック、グラファイト等に比べて、同じ2j人電性を
付与するのに、′/2〜1/4で十分である。即ち本発
明のカーボンブラックの含有量は、塗料固形成分の内、
5〜50重祉%、好ましくは10〜20重丹%である。
ブラックを用いると、その含有量が、従来のアセチレン
ブラック、グラファイト等に比べて、同じ2j人電性を
付与するのに、′/2〜1/4で十分である。即ち本発
明のカーボンブラックの含有量は、塗料固形成分の内、
5〜50重祉%、好ましくは10〜20重丹%である。
含有量が30m社%を越えると、塗j換の性能、特に、
鉛筆硬度のような引掻き強力、長期耐久性(ハク離及び
ヒビ割れン、尋冗性の耐湿性1等が欠点として現われて
くる。従来のアセチレンブラックやグラファイト塗料は
、含有量が35〜50重足%と大量であり、これが問題
であった。
鉛筆硬度のような引掻き強力、長期耐久性(ハク離及び
ヒビ割れン、尋冗性の耐湿性1等が欠点として現われて
くる。従来のアセチレンブラックやグラファイト塗料は
、含有量が35〜50重足%と大量であり、これが問題
であった。
他方、たとえDBP吸油量が300濯t/1002以上
のカーボンブラックでも、含有量が5重量%未;I沌の
場合は、表向抵抗値は塗j庖厚50μmで、10’−5
X10’Ω/口以上、5/Zmで106〜5x1o’以
上Ω/口に大きくなり、褥1托性向上に十分な効果は現
われない。塗料の41□。
のカーボンブラックでも、含有量が5重量%未;I沌の
場合は、表向抵抗値は塗j庖厚50μmで、10’−5
X10’Ω/口以上、5/Zmで106〜5x1o’以
上Ω/口に大きくなり、褥1托性向上に十分な効果は現
われない。塗料の41□。
性を第一+a的に支配する因子は、先ずカーボンブラッ
クの拙類であり、次に、その含有量であり、次に分散方
法である。導電性と含有量の関係の例を後述の実施例で
示す。
クの拙類であり、次に、その含有量であり、次に分散方
法である。導電性と含有量の関係の例を後述の実施例で
示す。
DBP吸油量が300 m L / 100 を以上の
カーボンブラックは、ケッチェンブラックmo(商品名
ンが好適である。バインダー樹脂へのケッチェンブラッ
クECの分散は、予めバインダー樹脂を溶剤に溶解させ
た溶液にケッチェンブラックの粉末を分散させることが
必須の条件である。分散前の原料のケッチェンブラック
は、350メツシ一以上の微粒子が85%以上であるよ
うに粉砕微粒子化されていることが好ましい。ケッチェ
ンブラックECは、カルボキシル基含量約0.5ミリ当
量/1であり、極性基は有するが、水/トルエン2相中
では、トルエン相中に浮遊し、本質的には親油性である
。従って、バインダー樹脂を溶解した親油性の有機溶剤
系の溶液にケッチェンブラックを、ボールミルで24〜
48時間、アトライターで4〜12時間、分散処理する
と、はぼ1次粒子のオーダーまで均一に分散できる訳で
ある。この状況では、DBP吸油量が、有機バインダー
樹脂や有機溶剤と何らかの親和的な作用と関係している
ものと推定される。
カーボンブラックは、ケッチェンブラックmo(商品名
ンが好適である。バインダー樹脂へのケッチェンブラッ
クECの分散は、予めバインダー樹脂を溶剤に溶解させ
た溶液にケッチェンブラックの粉末を分散させることが
必須の条件である。分散前の原料のケッチェンブラック
は、350メツシ一以上の微粒子が85%以上であるよ
うに粉砕微粒子化されていることが好ましい。ケッチェ
ンブラックECは、カルボキシル基含量約0.5ミリ当
量/1であり、極性基は有するが、水/トルエン2相中
では、トルエン相中に浮遊し、本質的には親油性である
。従って、バインダー樹脂を溶解した親油性の有機溶剤
系の溶液にケッチェンブラックを、ボールミルで24〜
48時間、アトライターで4〜12時間、分散処理する
と、はぼ1次粒子のオーダーまで均一に分散できる訳で
ある。この状況では、DBP吸油量が、有機バインダー
樹脂や有機溶剤と何らかの親和的な作用と関係している
ものと推定される。
しかし、バインダー桓1月旨にケッチェンブラックを溶
剤なしで/Jl: 11部分散させたコンパウンドを、
次に溶剤に分散・俗解させた塗料は、本発明の方法によ
り分散させた塗料に比べて、4電性は、はぼ1桁低下す
る。
剤なしで/Jl: 11部分散させたコンパウンドを、
次に溶剤に分散・俗解させた塗料は、本発明の方法によ
り分散させた塗料に比べて、4電性は、はぼ1桁低下す
る。
以上にn)’述した本発明の導11性塗料は多くの用途
に使用できる。例えば、−破波シールド、イグニッショ
ンケーブル、メンブレンタッチスイッチ、FPOエッチ
ングレジス) 、FPO回路% t14 を回路印刷、
面発熱体ヒーターエレメント、テープバックコーティン
グ、カセットフリクションシートコーティング、C!R
Tネックコーティング、金属防錆、帯電防止包装材料、
セラミックコンデンサー、サーミスタイ1)電防止、ポ
リウム用抵抗体及び電極1通電熱転写プリンター及び放
電熱転写プリンター発熱層及び導電層1等、枚挙にいと
まがない。これらは、lυ近急油に進歩拡大している分
野であり、本発明の=;X性塗料は、これらの用途の発
展に貢献し得るものである。
に使用できる。例えば、−破波シールド、イグニッショ
ンケーブル、メンブレンタッチスイッチ、FPOエッチ
ングレジス) 、FPO回路% t14 を回路印刷、
面発熱体ヒーターエレメント、テープバックコーティン
グ、カセットフリクションシートコーティング、C!R
Tネックコーティング、金属防錆、帯電防止包装材料、
セラミックコンデンサー、サーミスタイ1)電防止、ポ
リウム用抵抗体及び電極1通電熱転写プリンター及び放
電熱転写プリンター発熱層及び導電層1等、枚挙にいと
まがない。これらは、lυ近急油に進歩拡大している分
野であり、本発明の=;X性塗料は、これらの用途の発
展に貢献し得るものである。
以下に、実施例により本発明を説明する。勿論、本発明
はこれにより限定されるものではない。
はこれにより限定されるものではない。
なお、本発明で定起するDBP吸油Jjf 1表面抵抗
値の測定法は次の通りである。
値の測定法は次の通りである。
(1)DBP吸油量
J工S K6221の吸油h1測定A法(2)表面抵抗
値 itJ板又はポリエチレンテレフタレート2軸延伸フイ
ルム(PET、50μ常厚ンにdi電性塗料をワイヤバ
ーで塗工し、溶剤を蒸発乾燥させた後、1対の金メッキ
した真鍮1!L極(5wnri 135間長1重量35
0?)を平行して塗膜の上に、電極間間隔55mmに置
き、抵抗値を′電位計で測定する。測定室は、25℃、
RH65%の環境である。
値 itJ板又はポリエチレンテレフタレート2軸延伸フイ
ルム(PET、50μ常厚ンにdi電性塗料をワイヤバ
ーで塗工し、溶剤を蒸発乾燥させた後、1対の金メッキ
した真鍮1!L極(5wnri 135間長1重量35
0?)を平行して塗膜の上に、電極間間隔55mmに置
き、抵抗値を′電位計で測定する。測定室は、25℃、
RH65%の環境である。
実施例1〜2 および比較例1〜5
第1表に示すごとく、種々のカーボンブラック20重量
部を、バインダー樹脂として、硝化〃1)40部、ポリ
ウレタン40部を溶剤メチルエチルケトン(MKK)/
)ルエン=171の400部ニm Mした溶液中にベイ
ントシエイカーで6時間分散させて導電性塗料を得た。
部を、バインダー樹脂として、硝化〃1)40部、ポリ
ウレタン40部を溶剤メチルエチルケトン(MKK)/
)ルエン=171の400部ニm Mした溶液中にベイ
ントシエイカーで6時間分散させて導電性塗料を得た。
PKTフィルムにワイヤーバーで塗工し、50μ餌厚(
乾燥後ンの塗膜を得た。それらの表面抵抗値を嬶1表に
示す第1表に示す如く、表面抵抗値とDBP吸油量は大
きな相関がある。DBP吸油風が300 m L/10
0f未満では、抵抗値が塗膜厚50μ漢で104Ω/口
より大きく、カーボン含有量20 wt%程肚では4電
性を暑るしくは向上できない。
乾燥後ンの塗膜を得た。それらの表面抵抗値を嬶1表に
示す第1表に示す如く、表面抵抗値とDBP吸油量は大
きな相関がある。DBP吸油風が300 m L/10
0f未満では、抵抗値が塗膜厚50μ漢で104Ω/口
より大きく、カーボン含有量20 wt%程肚では4電
性を暑るしくは向上できない。
DBP吸油量が600常A/100S’以上になると、
カーボン粒子の含有fm 20 w t%で、塗)換厚
50μ餌のとき、表面抵抗値を10Ω/口のオーダー(
実J厄例1)〜102Ω/口のオーダー(実施例2)に
することができる。
カーボン粒子の含有fm 20 w t%で、塗)換厚
50μ餌のとき、表面抵抗値を10Ω/口のオーダー(
実J厄例1)〜102Ω/口のオーダー(実施例2)に
することができる。
実施例6 および比較例6
ケッチェンブラック(DBP吸油% 360 rn t
/1001F)10重量部を、バインダー樹脂として、
ポリビニルブチラール90重量部、溶剤MEK/トルエ
ン=1/1 400部に分散させて導電性塗料を作成し
た。
/1001F)10重量部を、バインダー樹脂として、
ポリビニルブチラール90重量部、溶剤MEK/トルエ
ン=1/1 400部に分散させて導電性塗料を作成し
た。
但し、実施例6は、予めポリビニルブチラールを溶剤に
溶解した後に、ケッチェンブラック粉と混合シ、ペイン
トシエイ、カーで6時間分散させた。他方、比較例6は
、溶剤を用いずに、ケッチェンブラックとポリビニルブ
チラールをニーダ−で予備混合し、3本ロールミルで混
線分散して先ず、コンパウンドを作成した。然る後、コ
ンパウンドG、[剤を加えて、ペイントシエイカーで6
時間分散し、塗料とした。
溶解した後に、ケッチェンブラック粉と混合シ、ペイン
トシエイ、カーで6時間分散させた。他方、比較例6は
、溶剤を用いずに、ケッチェンブラックとポリビニルブ
チラールをニーダ−で予備混合し、3本ロールミルで混
線分散して先ず、コンパウンドを作成した。然る後、コ
ンパウンドG、[剤を加えて、ペイントシエイカーで6
時間分散し、塗料とした。
これら2種の塗料をPETフィルムに塗工し、50μ洛
厚(乾燥後)の塗膜を作成した。それらの表面抵抗値を
第2表に示す。
厚(乾燥後)の塗膜を作成した。それらの表面抵抗値を
第2表に示す。
実施例6の表面抵抗値は、比較例乙のそれの、はぼ11
5である。即ち、カーボンブラックを先ずコンパウンド
に混線分散するのではなく、バインダー樹脂溶液とカー
ボンブラックを混合分散する方が、導電性の向上には有
効であることが判った実施例4〜6 および比較例7〜
15 カーボンブラツクとして、ケッチェンブラック(DBP
吸油量360曜t/100t)、又はアセチレンブラッ
ク(吸油量260mt/100r)をバインダー樹脂と
して、ポリ(塩ビ/酢ビ)共重合体およびポリウレタン
(2@Mのバインダー樹脂の比率は常に1/1)に、種
々の含有量で溶剤 MKK/)ルエン=1/1 に分散
して導電性塗料を作成し、PETフィルムに塗工し50
μ情(乾燥後)の塗膜を得た。それらの表面抵抗値を測
定し第3表に示す。また、これらの結果を、ケッチェン
ブラック、アセチレンブラックのそれぞれの場合につい
て、カーボンブラック含有量(固形成分濃度)と表面抵
抗値の関係をプロットして第1図に示した。
5である。即ち、カーボンブラックを先ずコンパウンド
に混線分散するのではなく、バインダー樹脂溶液とカー
ボンブラックを混合分散する方が、導電性の向上には有
効であることが判った実施例4〜6 および比較例7〜
15 カーボンブラツクとして、ケッチェンブラック(DBP
吸油量360曜t/100t)、又はアセチレンブラッ
ク(吸油量260mt/100r)をバインダー樹脂と
して、ポリ(塩ビ/酢ビ)共重合体およびポリウレタン
(2@Mのバインダー樹脂の比率は常に1/1)に、種
々の含有量で溶剤 MKK/)ルエン=1/1 に分散
して導電性塗料を作成し、PETフィルムに塗工し50
μ情(乾燥後)の塗膜を得た。それらの表面抵抗値を測
定し第3表に示す。また、これらの結果を、ケッチェン
ブラック、アセチレンブラックのそれぞれの場合につい
て、カーボンブラック含有量(固形成分濃度)と表面抵
抗値の関係をプロットして第1図に示した。
DBP吸油鼠が300惧t71oorを越えるケッチェ
ンブラックでも、カーボンブラック含有量が5%未満で
は、抵抗値が膜厚50μmで106Ω/口を越えて大き
い(比較例7)。他方、含有量を35重量%の如く多く
すると、抵抗値は2.6×100Ω/口と小さくできる
が、含有量30%を越えると、塗膜が脆くなり、力学的
耐久性に問題が生ずる(比較例8)。
ンブラックでも、カーボンブラック含有量が5%未満で
は、抵抗値が膜厚50μmで106Ω/口を越えて大き
い(比較例7)。他方、含有量を35重量%の如く多く
すると、抵抗値は2.6×100Ω/口と小さくできる
が、含有量30%を越えると、塗膜が脆くなり、力学的
耐久性に問題が生ずる(比較例8)。
DBP吸油旭が500 m L / 100 f?未満
のアセチレンブラックの場合、含有量を40〜50%に
すると、抵抗値は102Ω/口のオーダーにできるが、
塗膜は脆く、特に引掻きに脆く、耐久性がない(比較例
12〜16)。他方、含有量が30%以下では塗膜は力
学的に強くなるが、抵抗値が50μ洛厚で5×103Ω
/口よりも大きくなる(比較例9〜11ン。
のアセチレンブラックの場合、含有量を40〜50%に
すると、抵抗値は102Ω/口のオーダーにできるが、
塗膜は脆く、特に引掻きに脆く、耐久性がない(比較例
12〜16)。他方、含有量が30%以下では塗膜は力
学的に強くなるが、抵抗値が50μ洛厚で5×103Ω
/口よりも大きくなる(比較例9〜11ン。
勇3表
第1図は、DBP吸油是が300餌t/1007以上の
ケッチェンブラックと、未満のアセチレンブラックのN
J TQ性塗料膜について表面抵抗値と、カーボンブラ
ック含有mとの関係を示す。 以 上 出願人 株式会社諏訪精工舎 代理人 弁理士 最上 務 カ〜ホパンブ゛うγ7T為量(wt%)第1図
ケッチェンブラックと、未満のアセチレンブラックのN
J TQ性塗料膜について表面抵抗値と、カーボンブラ
ック含有mとの関係を示す。 以 上 出願人 株式会社諏訪精工舎 代理人 弁理士 最上 務 カ〜ホパンブ゛うγ7T為量(wt%)第1図
Claims (1)
- 導電性分散粒子として、DBP吸油量がaOOm t
/ I Q O1以上であるカーポンプシックを、導電
性塗料を構成する固形成分の内、5〜30重鼠%含有し
、導電性塗料を構成するバインダー樹脂を溶解した溶液
に該カーボンブラックを分散させた、ことを特徴とする
導電性塗料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20875383A JPS60101163A (ja) | 1983-11-07 | 1983-11-07 | 導電性塗料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20875383A JPS60101163A (ja) | 1983-11-07 | 1983-11-07 | 導電性塗料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60101163A true JPS60101163A (ja) | 1985-06-05 |
Family
ID=16561504
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20875383A Pending JPS60101163A (ja) | 1983-11-07 | 1983-11-07 | 導電性塗料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60101163A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51144435A (en) * | 1975-06-06 | 1976-12-11 | Furukawa Electric Co Ltd:The | Thermosetting electro-conductive paint composed ot resin and carbon |
-
1983
- 1983-11-07 JP JP20875383A patent/JPS60101163A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51144435A (en) * | 1975-06-06 | 1976-12-11 | Furukawa Electric Co Ltd:The | Thermosetting electro-conductive paint composed ot resin and carbon |
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