JPS5998740A - 使用済イオン交換樹脂の分解処理方法 - Google Patents

使用済イオン交換樹脂の分解処理方法

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JPS5998740A
JPS5998740A JP57210022A JP21002282A JPS5998740A JP S5998740 A JPS5998740 A JP S5998740A JP 57210022 A JP57210022 A JP 57210022A JP 21002282 A JP21002282 A JP 21002282A JP S5998740 A JPS5998740 A JP S5998740A
Authority
JP
Japan
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ion exchange
exchange resin
hydrogen peroxide
amount
added
Prior art date
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Pending
Application number
JP57210022A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigenori Suzuki
重紀 鈴木
Toshio Takeya
竹谷 利夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Mitsui Zosen KK
Original Assignee
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Mitsui Zosen KK
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Publication date
Application filed by Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd, Mitsui Zosen KK filed Critical Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
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  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、使用済イオン交換樹脂を過酸化水素水で高分
解率で分解する方法に関する。
従来、イオン交換樹脂は、脱塩水の製造、糖の精製、各
種元素の分離精製などに広く利用されておシ、特に原子
力利用の分野では、原子炉冷却水の精製、廃水処理、希
土類元素や超プルトニウム元素の分離精製などに使用さ
れている。
しかしながら、これらの使用済イオン交換樹脂を減容処
理するだめの現実性のある、実装置化が可能な技術は未
だ確立されておらず、基礎研究段階のものばかシである
従って原子力発電所内で発生する使用済イオン交換樹脂
は、そのままタンク貯蔵されており、年々その量は増大
しているのが現状である。
そこで、本発明は、かかる現状にかんがみて、使用済イ
オン交換樹脂の減容処理を目的としてなされたものでア
リ、添加水の効率的な添加方法により、さらに、過酸化
水素水の添加方法の改良により、添加過酸化水素水が樹
脂の2.5〜9倍と従来の方法とくらべ非常に少なく反
応が行なえるばかりではなく、使用済イオン交換樹脂が
陽イオン交換樹脂、または、陰イオン交換樹脂のいづれ
かであろうとも、あるいは、両者の混合状態であろうと
も、きわめて高分解率で分解、ガス化することができ、
実装置化が容易であるなどの特長を有するものである。
すなわち、本発明の使用済イオン交換樹脂の分解処理方
法は、使用済イオン交換樹脂にこの0.3〜5倍量の水
を加え、これに濃度55〜65チの過酸化水素水を、連
続的に、あるいは、回分式に、好捷しくけ回分式に、添
加しながら加熱下に、前記イオン交換樹脂と過酸化水素
水とを反応させることを特徴とするものである。
本発明において、分解対象となる使用済イオン交換樹脂
は、弱塩基性イオン交換樹脂、弱酸性イオン交換樹脂、
強塩基性イオン交換樹脂、および強酸性イオン交換樹脂
の全てが含まれる。
これら、イオン交換樹脂は、夫々単独で分解せしめるこ
ともできるし、たとえば強塩基性と強酸性イオン交換樹
脂を適宜混合して、分解処理することもできる。
本発明においては、初期反応液量すなわち、使用済イオ
ン交換樹脂と添加する水との重量比は、樹脂量:水量=
lO,3〜1:5好ましくは、1:1〜1:1.3、更
に好ましくは、1:1の範囲において用いられる。
最もわかりやすい方法としては、使用済イオン交換樹脂
が、ちょうど浸る程度の容量を示す。
添加水が0.3倍に満たず、また、5倍重量を越えると
鉄イオンが存在しても、イオン交換樹脂のガス化率の低
下をきたす。また、添加水が0.3倍に満たないと、急
激な分解反応となり、危険を伴ない、5倍重量を越える
と、不用の過酸化水素が必要となって不経済となり、い
づれも好ましくない。かかる初期反応時における添加水
の前記添加割合で反応を行なう場合は、酸化剤として使
用する過酸化水素水は、本発明では、55〜65チ濃度
の過酸化水素水が用いられ、その使用量は、樹脂量の4
〜5重量倍量であることが最も効果的である。
過酸化水素水濃度が55%未満の場合は、反応効率が低
下し、余分な過酸化水素水を消費することになり、一方
、65チを越える場合は、急激な反応を制御し、安全な
反応を維持することが困難となり好ましくない。
また、過酸化水素水の添加方法は、連続的に全量一度に
添加する方法よりも回分式方法の方が過酸化水素水の使
用量を減少させることができるので好ましい。
ここで言う回分式とは、ある一部の過酸化水素水を添加
し、分解ガス化反応が穏やかになった後、さらにそれに
追加して、他の一部の過酸化水素水を添加するか、ある
いは、好ましくは、残液を蒸発濃縮したあと、過酸化水
素水を添加するような操作をくり返し行なう方法であり
、添加する過酸化水素水の低減化はもちろん分解率の向
上を計る上できわめて効果的である。
また、添加する過酸化水素(H2O2)のモル数は、イ
オン交換樹脂を構成する炭素および水素原子を二酸化炭
素および水に変換するのに必要なH2O2理論モル数の
1.6〜4.5倍モルが使用され、好ましくは、25〜
3倍モルを使用すれば96%以上のイオン交換樹脂の分
解率が得られる。
本発明においては、鉄イオンを触媒として使用する場合
は、鉄イオンは、Fe(II)または、Fe(■)のい
づれであっても良く、Fe(1)またはFe(III)
の塩を使用済イオン交換樹脂に対する前記添加水に加え
ても良いし、或いはFe(I)または、Fe(m)がイ
オン交換樹脂に交換された状態で使用しても良い。
かかるFeイオンの添加量は、使用済イオン交換樹脂に
交換されている鉄イオンも含め、前記添加水に対するF
eのモル数として0.0004〜0.5モル/I!であ
る。
Feの添加量がかかる範囲をはずれると、使用済イオン
交換樹脂の分解率低下をまねくが、Feイオンを交換し
た使用済陽イオン交換樹脂を混合して用いれば、交換さ
れたFeにより分解が起り、新たなFeイオンの添加は
不要となる。
過酸化水素水の添加は、通常室温〜70°Cから初める
と、安定性のある分解反応が得られる。
その後は、分解熱により、温度が上昇し、分解を促進さ
せる。
このような状態で過酸化水素水を前述のようにたとえば
回分式に添加する。過酸化水素水の初期添加時の温度を
室温〜70°Cと低温にする理由は、高温状態で過酸化
水素水を添加すると、急激な過酸化水素水の自己分解が
起り、非常に危険であるばかりではなく、装置容量をむ
やみに増大させることになり、不経済である。
過酸化水素水の添加後、反応混合物を通常では85〜1
00’C,好ましくは90〜Zoo℃に加熱すると、約
2.5〜3.0時間でイオン交換樹脂の分解、ガス化反
応が終了し、使用済イオン交換樹脂はほぼ定量的に分解
される。
以上述べた如く、本発明によれば、使用済イオン交換樹
脂に対して0.3〜5倍重量の水を添加するので、初期
反応液量を著るしく減少することができる。
従来は処理樹脂量に対し約25〜70倍量の水を使用し
ており、初期反応液量が著るしく増大して、装置が大容
量になる欠点があったが、本発明では、わずかに0.3
〜5倍重量の水を使用すれば良いので実装置化が著しく
容易になる。
また、本発明では、55〜65%濃度の過酸化水素水を
添加する方法を用いるので、取扱量を処理される樹脂の
2,5〜9倍とすることができ、装置の小型化をはかる
上で更に有利である。
従来は35チ濃度の過酸化水素水が使用されていたので
、取扱量も樹脂量の20〜40倍を必要とし装置容量が
更に大型化する問題があった。
以下、本発明を実施例にもとづき、詳細に説明する。
実施例1〜4 硬水の軟水化に使用した強塩基性イオン交換樹脂(R−
N−CJ型、R−N−OH型、またはR−N−8O4H
型のいづれでも同様である。)または、これら樹脂と使
用済強酸性イオン交換樹脂(R−8OBFe型)の混合
樹脂を夫々500rnlのガラス容器に採取し、水を添
加したのち、硫酸および鉄イオンの存在下に過酸化水素
水を2〜3回に回分して添加した。
反応温度は94〜97°Cに保ち2〜3時間で分解を完
結させた。試験条件および試験結果を比較例と対比しな
がら下記第1表に示す。
なお、使用済強酸性イオン交換樹脂(R’−5O3Fe
型)は硫酸第1鉄(Fe504−7 H2O)の溶液に
よりカラム交換させたのち、この鉄塩溶液に再び樹脂全
量を浸漬させて均一化したのち、脱イオン水で洗浄した
ものを使用した。また、使用済強塩基性、強酸性イオン
交換樹脂ともに水洗後、漏斗」二でアスピレータ−で引
きながら脱水したウェット状のものを使用した。含水率
は平均48.1%であった。
分解率およびガス化率は下記のようにして求めた。
採取樹脂量−残樹脂量 分解率°  採取樹脂量   xloo”第1表から明
らかなように、水添加量を樹脂量の8.2倍用いた比較
例1に比較して実施例1〜4はガス化率が著るしく高く
、はぼ定量的にイオン交換樹脂を分解することができる
また、比較例2、及び3は、それぞれ過酸化水素水を連
続的に一度に添加した場合と、初期添加水を加えず、3
5%過酸化水素水を一度に添加した場合の比較例である
が、いづれも実施例1〜4の結果の方がより高い分解率
、ガス化率が得られた。
このように初期反応液量の適性化と過酸化水素水の添加
方法の制御により実用化(実装置化)が可能な操作条件
が見出された。
(本頁以下余白)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 】 使用済イオン交換樹脂に、とのO63〜5倍重量の
    水を加え、濃度55〜65%の過酸化水素水を添加して
    加熱下に前記使用済イオン交換樹脂と過酸化水素水を反
    応させることを特徴とする使用済イオン交換樹脂の分解
    処理方法。 2 過酸化水素水を回分式に添加する特許請求の範囲第
    1項記載の使用済イオン交換樹脂の分解処理方法。
JP57210022A 1982-11-30 1982-11-30 使用済イオン交換樹脂の分解処理方法 Pending JPS5998740A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03133871A (ja) * 1989-10-19 1991-06-07 Ricoh Co Ltd 電子写真装置の定着器
JP2011510281A (ja) * 2008-01-17 2011-03-31 アレヴァ エンペー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 放射性イオン交換樹脂のコンディショニング方法

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JP2011510281A (ja) * 2008-01-17 2011-03-31 アレヴァ エンペー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 放射性イオン交換樹脂のコンディショニング方法

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