JPS599726Y2 - 超音波霧化装置 - Google Patents

超音波霧化装置

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JPS599726Y2
JPS599726Y2 JP14210479U JP14210479U JPS599726Y2 JP S599726 Y2 JPS599726 Y2 JP S599726Y2 JP 14210479 U JP14210479 U JP 14210479U JP 14210479 U JP14210479 U JP 14210479U JP S599726 Y2 JPS599726 Y2 JP S599726Y2
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JP
Japan
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piezoelectric vibrator
heat
turned
circuit
starting switch
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Expired
Application number
JP14210479U
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English (en)
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JPS5659175U (ja
Inventor
真一 伊藤
俊春 田中
幸三 川崎
啓二 白石
Original Assignee
松下電器産業株式会社
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Filing date
Publication date
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  • Apparatuses For Generation Of Mechanical Vibrations (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は圧電振動子を高周波振動させ超音波を液体中に
発射して、液体を霧化する超音波霧化装置に関するもの
であり、特に始動用スイッチを投入した瞬間に圧電振動
子に過渡電流が流れ圧電振動子が劣化するのを防止でき
る超音波霧化装置を提供するものである。
超音波霧化装置は、第1図a,l)に示すように霧化す
べき液体1の下部に取付けられた圧電振動子2を発振回
路3によって駆動し、超音波4を液面に向けて放射する
ことにより液体1を微粒子状に霧化させるものである。
第1図aに示すように、圧電振動子2の駆動用発振回路
3が始動するとき液面6は水平であり、圧電振動子2か
ら放射された最初の超音波4は水平な液面6で全反射さ
れて反射超音波5となり、圧電振動子2を逆に励振する
もしこの動作開始の瞬間に発生する反射超音波5が大き
なエネルギーを持つものであれば圧電振動子2にはこの
反射超音波5によって大きな過渡電流が流れる。
第2図は始動用スイッチを入れた瞬間からの時間と圧電
振動子2に流れる電流との関係を示す図であり、始動用
スイッチを投入した瞬間には第2図に示すように大きな
過渡電流9が圧電振動子2に流れることがわかる。
このような圧電振動子2の許容電流範囲より大きい過渡
電流8は圧電振動子2の劣化を早めることになる。
一方、第1図bに示すようにいったん霧動動作開始され
、水面6に水柱7が形威されると、振動子2から放射さ
れる超音波4のエネルギーは霧化エネルギーとして消費
されるとともに水面6が波打っているため超音波4の液
面反射波は乱反射波8となり、圧電振動子2から放射さ
れる超音波4のエネルギーが大きくても圧電振動子2に
はほとんど影響を与えない。
すなわち第2図において10は始動用スイッチを投入し
て一定時間を経た後に圧電振動子2に流れる電流を示し
ており、圧電振動子2に流れる許容電流の範囲内の大き
さである。
以上により、第1図aに示す超音波霧化装置の圧電振動
子2から放射される超音波4のエネルギーを最初だけご
く弱くしてやれば反射超音波5による過渡電流が発生せ
ず圧電振動子2の劣化を防ぐことができることになる。
次に以上の現象を従来の超音波霧化装置の基本回路を示
す第3図および同回路各部の電圧波形を示す第4図を用
いて具体的に説明する。
第3図において11 aと11 bは交流電源入力端子
、12 a ,12 b ,12 C ,12 dは整
流回路を構或するダイオード、13は雑音除去用の容量
が0.02μF程度のコンデンサ、14は整流回路の出
力端子、15と16はトランジスタ17にバイアス電圧
を与える分圧抵抗である。
18,19.20はコンデンサ、21は抵抗、22は振
動子であり、これらはコルピツツ発振回路を構或する。
23はチョークコイルである。24はトランジスタ17
のコレクタ端子である。
25は始動用スイッチであり、このスイッチ25を投入
すると圧電振動子22は振動を始める。
上記構成よりなる超音波霧化装置の回路において、電源
入力端子11 aと1l bには第4図aに示すような
単相交流電圧が印加され、ダイオード12a〜12dよ
り構威される整流回路によって第4図bに示す全波整流
電圧に変換される。
この電圧は発振回路の電圧電源となっている。
すなわち、この電圧は整流回路の出力端子14に現われ
、抵抗15.16で分圧され、トランジスタ17のバイ
アス電圧となる。
またトランジスタ17のコレクタ端子24には、トラン
ジスタ17、コンデンサ18,19,20、抵抗21,
圧電振動子22で構威される発振回路により発生した高
周波電圧が第4図bに示す電源電圧で変調された第4図
Cに示す電圧波形が現われる。
いま上記状態において始動用スイッチ25を投入し、そ
の時間が第4図bに示す時間11(電圧波形位相角が0
゜または180゜の整数倍の時)付近の場合には、整流
回路の出力端子14には最初小さな電圧しか現われない
ため第3図の圧電振動子22の発振出力は最初小さく、
そのため第2図の過渡電流9は比較的小さい。
しかし、始動用スイッチ25を投入する時間が第4図b
に示す時間t2(電波形の位相角が90゜または90゜
の奇数倍のとき)付近の場合には、第1図aにおいて最
初に大きなエネルギーの超音波4が放射されるため、強
力なエネルギーの反射超音波が圧電振動子22(第1図
では2)に当り、第2図の過渡電流9は非常に大きくな
る。
このように始動用スイッチ25の投入する時間がたまた
ま時間t1付近の場合は、過渡電流9が比較的小さくな
るが、その他の大部分の場合は圧電振動子22の許容電
流を越える大きな過渡電流が流れ、圧電振動子22を劣
化させることになる。
本考案は上記の点を考慮してなされたものである。
以下本考案の実施例を図面をもとにして詳細に説明する
第5図は本考案の一実施例における超音波霧化装置の回
路図である。
この回路は第3図の従来の超音波霧化装置の基本回路に
おいて、圧電振動子22に直列に感熱抵抗素子26を接
続したものである。
感熱抵抗素子26以外の部分においては第5図は第3図
と同一であるため、これらの部分には同じ番号を付して
ある。
この場合、感熱抵抗素子26はその抵抗値が負の温度係
数を持つもので、温度の上昇とともに抵抗値が小さくな
るサーミスタを用いる。
すなわち、この感熱抵抗素子26は室温の場合には比較
的大きな抵抗値を持ち、温度の上昇とともに抵抗値が徐
々に小さくなるものを用いる。
今、始動用スイッチ25を投入した場合を考える。
始動用スイッチ25を投入すると、最初感熱抵抗素子2
6は室温と同じ温度であるため抵抗値は比較的大きな抵
抗値を持ち、圧電振動子22に流れる電流は制限される
回路動作が継続し、圧電振動子22に高周波電流が流れ
、同様に圧電振動子22に直列に接続された感熱抵抗素
子26にも電流が流れ続け自己発熱をし、感熱抵抗素子
26の温度が上昇を始める。
感熱抵抗素子26の電流による発熱量と表面からの放熱
量が等しくなる温度まで感熱抵抗素子26の温度は上昇
し、一定の温度で安定する。
一方感熱抵抗素子26の抵抗値は、この一定の温度にな
るまで減少を続け、圧電振動子22に流れる電流は徐々
に増加し、やがて定常値となり安定する。
すなわち、始動用スイッチ25を投入した瞬間には、圧
電振動子22に流れる電流は非常に小さな値であってそ
の後徐々に増加してゆくため、発振動作が開始されたと
きに発生する第1図aの反射超音波5はきわめて小さい
ものになり、圧電振動子22には始動用スイッチ25を
投入したときの過渡電流はほとんど流れない。
第6図は本考案の一実施例である超音波霧化装置の上記
回路において、始動用スイッチ25を投入した瞬間から
の時間と圧電振動子22に流れる電流との関係を示す図
である。
同図において始動用スイッチ25を投入した瞬間に圧電
振動子22に流れる過渡電流27はきわめて小さく、時
間の経過とともに電流が28→29→30→31の順に
大きくなって定常値に近づいていくことがわかる。
第7図に本考案の超音波霧化装置の他の実施例を示す。
この実施例は抵抗値が負の温度係数の持つ感熱抵抗素子
26を圧電振動子22に直列に設け、さらに感熱抵抗素
子26に並列に可変抵抗32を設けたものである。
この可変抵抗32により、始動用スイッチ25を投入し
た時および感熱抵抗素子26が自己発熱し安定した時の
感熱抵抗素子26と可変抵抗31との合戊抵抗値を最適
に選ぶことができる。
第8図にさらに他の実施例を示す。
この実施例では抵抗値が正の温度係数を持つ感熱抵抗素
子26′を圧電振動子22に並列に設けている。
この感熱抵抗素子26′は常温では低の抵抗値を持ち、
温度の上昇とともに抵抗値が徐々に上昇するものを選ん
でおく。
始動用スイッチ25を投入した場合、最初感熱抵抗素子
26′の温度は常温であり、その抵抗値は小さいため、
電流は圧電振動子22にはわずかじか流れず大部分の電
流は感熱抵抗素子26′を流れる。
回路動作が継続するにつれて感熱抵抗素子26′は電流
のため自己発熱し、感熱抵抗素子26′の温度が安定し
た時の抵抗値は大きくなっているため、圧電振動子22
には定常の電流が流れるようになる。
本実施例の超音波霧化装置においても第6図に示すよう
に、始動用スイッチ25を投入した瞬間に圧電振動子2
2に流れる過渡電流27はきわめて小さくなるため、圧
電振動子22は過渡電流27によって劣化することはな
い。
なお、以上の説明において始動用スイッチを入れた瞬間
に圧電振動子に流れる大きな過渡電流の原因を反射超音
波によるものとして説明したが、この他に回路のインダ
クタンス戒分も過渡電流の原因となっていると考えられ
る。
しかし、ここでは説明の便宜のため過渡電流の原因を反
射超音波のみによるものとして説明した。
原因のいかんにかかわらず始動用スイッチの投入時にお
ける圧電振動子への過渡電流が問題となっている。
本考案の超音波霧化装置は始動用スイッチの投入時のこ
の過渡電流の問題を解決するものである。
以上説明したように本発明の超音波霧化装置は、従来の
超音波霧化装置の基本回路に感熱抵抗素子を付加するだ
けで実現できるものであり、始動用スイッチの投入時に
圧電振動子に流れる過渡電流を最小限に抑制して、圧電
振動子の劣化を防止するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図a,l)は超音波霧化装置の動作時における断面
図、第2図は従来の超音波霧化装置の基本回路において
始動用スイッチを入れた瞬間からの時間と圧電振動子に
流れる電流との関係を示す図、第3図は従来の超音波霧
化装置の基本回路図・第4図a,l),cは超音波霧化
装置の回路の各個所における電圧波形図、第5図は本考
案の一実施例における超音波霧化装置の回路図、第6図
は第5図の同装置において始動用スイッチを入れた瞬間
からの時間と圧電振動子に流れる電流との関係を示す図
、第7図は本考案の他の実施例における超音波霧化装置
の回路図、第8図は本考案のさらに他の実施例における
超音波霧化装置の回路図である。 11a,11b・・・・・・交流電源入力端子、12a
,12b,12 C ,12 d・・・・・・ダイオー
ド、22・・・・・・圧電振動子、26.26’・・・
・・・感熱抵抗素子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 交流を整流する整流回路と、上記整流回路の出力電圧を
    電源電圧とする発振回路とを備えた超音波霧化装置であ
    って、上記発振回路の圧電振動子に抵抗値が温度によっ
    て変化する特性を持つ感熱抵抗素子を直列または並列に
    接続したことを特徴とする超音波霧化装置。
JP14210479U 1979-10-12 1979-10-12 超音波霧化装置 Expired JPS599726Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14210479U JPS599726Y2 (ja) 1979-10-12 1979-10-12 超音波霧化装置

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JP14210479U JPS599726Y2 (ja) 1979-10-12 1979-10-12 超音波霧化装置

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Publication Number Publication Date
JPS5659175U JPS5659175U (ja) 1981-05-21
JPS599726Y2 true JPS599726Y2 (ja) 1984-03-27

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ID=29373408

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