JPS59960Y2 - 缶接続具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、廃線を適宜継いで動物又は建造物等を表わす
遊戯で使用する罐接続具に関するものである。

従来、清涼飲料等を充填している罐は使用後には唯廃棄
されるだけで、資源利用上経済的でないばかりでなく、
濫りに廃棄するときには環境の美化を害することが多く
いわゆる罐公害を惹起せしめている。

本考案はこれらの問題点に鑑みて、廃線の再利用の観点
から、その問題点を解決しようとするもので、学童・幼
児に楽しみながら豊かな創造力を培うことができる罐接
続具を提供することを目的とする。

以下、本考案を図示する一実施例に従って説明すると下
記の通りである。

Ａは罐接続具であって、罐Ｂの嵌着リング１と、該リン
グ１を囲む正方形に沿う四つの鍔片２，２゜２．２と、
各鍔片２の一辺２ａから突出してその辺２ａに沿って折
曲可能となる舌片３と、該鍔片２の角度を二分する線イ
上に設けた突起４と、上記−辺２ａを対称軸として該突
起４と対称な該舌片３の部位にあけた該突起４と略同径
の透孔５とを具備する弾性体で一体的に構成されている
。

罐Ｂは清涼飲料水・ビールなどが充填されて使用された
後に廃棄されたもので、自由に収集できるものである。

嵌着リング１は、奥部の径を縮径するようなテーパ１ａ
及び上記罐Ｂの端縁外周の膨出部６を係止する係止段部
１ｂを付設してなる。

鍔片２の一辺２ａと他の一辺２ｂとは相互に直交してい
る。

そして、相隣近する各鍔片２の一辺２ａと他の一辺２ｂ
との和（２ａ＋２ｂ）は上記嵌着ノング１を囲む正方形
の各−辺ｌをなしている。

而して、第２図に示すように、６個の罐接続具Ａ 、
、 Ａ２． Ａ３． Ａ４． Ａ５． Ａ６の各−辺１
１． ｌ ２． ｌ ３１１ Ｌｌ ｓ、 １６とを相
互に突き合せるときには、各舌片３が９０’折り曲がる
ことによりその透孔５と突起４か゛嵌合するようになる
。

そして、罐Ｂを６方向に向いている各嵌着リング１に接
続できるボックス状接続具７が形成される。

８は罐Ｂを直線上に接続するジヨイント、９は４方向の
ボックス状接続具である。

次に、これら接続具７，８．９の使用例を説明する。

先ず、第３図に示すように、ジヨイント８を介して罐Ｂ
を直線上に接続する。

続いて、直線状に接続された罐Ｂの四つの直線群を四つ
の上記ボックス状接続具７を介して方形状に枠組嵌着し
、かつ、この各ボックス状接続具７の下向の嵌着リング
１に夫々罐Ｂの直線群を嵌着する。

嵌着に際しては、罐Ｂの端縁の膨出部６が該リング１の
テーパ１ａに沿って圧入されその縮径している奥部をそ
の弾性に抗して押し拡げその係止段部１ｂに収められロ
ックされる。

而して、第４図に示すような躯体が形成される。

なお、さらに、４方向ボツクス状接続具９を併せて利用
すると、第５図に示すようなロボットも枠組形成される
。

以上述べたように、本考案においては、罐の嵌着リング
と、該リングを囲む四角形に沿う四つの鍔片と、各鍔片
の一辺から突出、してその辺に沿って折曲可能となる舌
片と、該鍔片上に設けた突起と、該舌片にあけた該突起
と略同径の透孔とを具備することによって線接続具を構
成したので、罐を６方向に接続できるボックス状接続具
が贅肉なく頑強にかつ簡易迅速に枠組され、これと処理
に困っていた廃線を使用して面白い創造物が製作でき、
知育玩具が得られる等の利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例である線接続具の平面図、第
２図は同上接続具により枠組される６方向ボツクス状接
続具の斜視図、第３図は罐を直線状に接続するジヨイン
トの斜視図、第４，５図は同上ボックス状接続具とジヨ
イント罐とを使用して得られる創造物の斜視図である。 Ａ・・・・・・線接続具、１・・・・・・嵌着リング、
２・・・・・・鍔片、３・・・・・・舌片、４・・・・
・・突起、５・・・・・・透孔。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 罐の嵌着リングと、該リングを囲む四角形に沿う四つの
   鍔片と、各鍔片の一辺から突出してその辺に沿って折曲
   可能となる舌片と、該鍔片上に設けた突起と、該舌片に
   あけた該突起と略同径の透孔とを具備することを特徴と
   する罐接続具。