JPS5996071A - 無限軌道型作業機械に於ける無限軌道帯の保護帯 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ　産業上の利用分野 本発明は無限軌道型作業機械に於ける無限軌道帯の外周
に装着する保護帯に関するものである。

口　従来技術 多数の履板をビン等で連鎖して無端状に形成した無限軌
道帯を装着した無限軌道型作業機械には、バックホウ、
ブルドーザ等の土木機械、トラクタ等の農業、運搬機械
等がある。上記したような無限軌道型作業機械は無限軌
道帯を装備しているため、圃場、原野等の柔軟地、不斉
地に於ける運行作業に適している。しかし当該無限軌道
型作業機械は大型で車両重量も重く、且つ無限軌道帯を
構成する履板が金属製であるため、平滑な道路上での走
行には適さず、特に舗装道路上での走行は舗装面を傷付
けるため禁止されている。従って無限軌道型作業機械の
作業現場への移動は、無限軌道型作業機械をトレーラ等
の大型の車輪型運搬車に積んで目的の場所まで搬送する
ようにしている。

しかし、無限軌道型作業機械の目的地への搬送を上記の
如く車輪型運搬車を使用して行なうと、無限軌道型作業
機械の車輪型運搬車への積込み及び積降ろしに時間がか
かるため、無限軌道型作業機械の移動距離が短かい時に
は作業能率が悪いといった欠点があった。又目的地まで
の道幅が非常に狭い場合には、車輪型運搬車を目的地ま
で乗シ入れることができない場合もあった。

このため無限軌道型作業機械の舗装道路上での短距離の
移動、又車輪型運搬車の入れない道幅の狭い舗装道路上
での移動は従来次のようにして行なわれていた。

即ち、無限軌道型作業機械の舗装道路上での進路上に古
タイヤを所定数敷設し、古タイヤの上を無限軌道型作業
機械の無限軌道帯が走行するようにしている。このよう
にすれば無限軌道帯と舗装道路との間にゴム製の古タイ
ヤが介在することになり、舗装道路の路面を傷つける心
配はない。しかしこの方法例よって無限軌道型作業機械
が舗装道路上を走行するには、無限軌道型作業機械の移
動によって作業員が無限軌道型作業機械の後方に来た古
タイヤを順次無限軌道型作業機械の前方に移動させねば
ならず、この作業が重労働でちるといフた欠点があった
。

又古タイヤの移動を能率よく行なうためには、無限軌道
型作業機械の運転手以外に４名の作業員が無限軌道型作
業機械の両側に待機し、無限軌道型作業機械の移動によ
シ無限軌道型作業機械の後方に来た古タイヤを、無限軌
道型作業機械の両側部に位置する無限軌道帯の前方に移
動させねばならず、無限軌道型作業機械を移動させるだ
けで５名もの人員を要するといった欠点があった。又ゴ
ム、プラスチック等によって形成された板状部材を連鎖
して帯板状をした敷板を構成し、当該数゛板を無限軌道
型作業機械の進路上に敷設するものもあるが、この場合
も敷板を無限軌道型作業機械の移動に伴なって移動させ
ねばならず、敷板の移動が重労働であった。

ハ　発明の目的 無限軌道型作業機械が舗装道路上を走行する時、緩衝板
を連鎖して無端状とした保護帯を無限軌道帯の外周面に
装着し、当該保護帯が無限軌道型作業機械の走行中に無
限軌道帯から脱落しないようにすることによシ、舗装道
路上に古タイヤ等を敷設することなく無限軌道型作業機
械が舗装道路上を走行できるようにするものである〇 二　発明の構成 ゴム、プラスチック等の衝撃吸収材で長方形状をした履
板とスペーサを形成し、上記履板とスペーサとを交互に
並べて条体によって連鎖して無限軌道帯の外周を覆う無
端状をした保護帯を構成し、且つ保護帯を無限軌道帯に
装着した時、無限軌道帯の両側部を囲む外れ止め部材を
上記履板酸いはスペーサに形成するようにしたものであ
る。

ホ　実施例 第１図及び第２図は本発明に係る保護帯（Ａ）を示す図
面でアシ、当該保護帯φ）は図示の如くゴム、プラスチ
ック等の＠撃吸収材によって形成された履板ｆｌ）とス
ペーサ（２）とによって構成されている。

上記履板（１）は第１図に示す如く長方形状をしておシ
、その短辺方向には履板（１）を連鎖するための条体（
３）が挿通する貫通孔［１ｆ４）が穿設してらる。又履
板（１）を連鎖した時、履板（１）の長手方向側の４つ
のコーナ部（ｌａ）　（Ｉｂ）　（ｌｅ）　（１（１）
の内、保護帯（Ａ）の内周側に位置するコーナ部（ＩＣ
）　（１（１）は第１図に示す如く斜めにカットしてら
シ、履板ｆ１）を連鎖して保護帯（Ａ）を形成した時、
保護帯（Ａ）が屈曲しよいようにしである。ｉ５）　（
５１は履板（１）内を長手方向に貫通する鉄筋であり、
当該鉄筋（５）（５）の両端部は図示の如く保護帯値）
の内方側に向けて略９０°折り曲げてＬ字状部（５ａ）
を形成してあり、履板（１）を連鎖して保護帯（Ｉ−）
を形成し、保護帯（Ａ）を無限軌道帯の外周に装着した
時、鉄筋（５）のＬ字状部（５ａ）が無限軌道帯の両側
端部を覆うようＫしである。そして当該り字状部（５ａ
）が無限軌道帯の両側端部と接触することにより、保護
帯（５））を無限軌道帯に装着した時、保護帯（Ａ）が
無限軌道帯から脱落しないようにしである。

又履板（１）を連鎖する時、履板（１）間に介在させる
スペーサ（２）は履板ｆ１）よシ小型のブロック状をし
ており、その中央部には条体（３）が挿通する貫通孔（
６）が穿設しである。そしてスペーサ（２）を履板（１
）の間に介在させる時には、履板［１）の両端部に１個
ずつスペーサ（２）を介在させるようにしておる０ 上記構成に於いて履板（１）及びスペーサ（２）によっ
て無端状をした保護帯（Ａ）を形成するには、履板（１
）及びスペーサ（２）を交互に並らべ、履板（１＋を貫
通している鉄筋（５）（５）の両端部が、履板（１１を
無端状に連鎖して保護帯（イ））を形成した時、保護帯
（５）の内方に向くように配置した後、履板（１１及び
スペーサ（２）に設けた貫通孔＋４１＋６１に条体（３
）を挿通させて履板ｆ１）及びスペーサ（２）を連鎖し
、無端状をした保護帯（Ａ）を構成する。

そして無端状をした保護帯（Ａ）を無限軌道型作業機械
の無限軌道帯に装着する時、無限軌道型作業機械がパッ
クホウ等の場合は、バックホウのブーム及びブーム先端
に位置するショベルを利用して無限軌道型作業機械全体
を斜めに傾斜させ、無限軌道型作業機械の両側に位置す
る無限軌道帯の内、一方の無限軌道帯を地面から若干持
ち上げる。この状態で地上２５−ら持ち上げられている
方の無限軌道帯の外周に保護帯に）を装着し、保訓帯←
）の両端に突出した鉄筋（５）のＬ字状部（５ａ）が無
限軌道帯の両側端部を囲み、保護帯（Ａ）が無限軌道帯
から脱落しないようにする。

このようにして保護帯（Ａ）の無限軌道型作業機械の一
方の無限軌道帯への装着が終了すると、上記と同様にし
て他方の無限軌道帯にも保護帯（Ａ）を装着する。

又トラクタ等のように自刃で車体を傾斜させ、無限軌道
帯を地面から持ち上げることのできない無限軌道型作業
機械の場合は、履板（１１及びスペーサ（２）を連鎖し
て保護帯（Ａ）を構成する時、保護帯（ト）を無端状に
構成するのではなく帯状に連鎖しておき、帯状をした保
護帯（Ａ）の両端部に連結ワイヤ（図示せず）を取付け
ておく。そして当該帯状をした保護帯（Ａ）を、無限軌
道型作業機械の両側に位置する無限軌道帯の前方にそれ
ぞれ敷設した後、無限軌道型作業機械を前進させて保護
帯■上に無限軌道帯を位置さ騒る。この状態で保護帯体
）を無限軌道帯の外周に巻付け、保護帯（Ａ）の両端に
設けた連結ワイヤによって保臥帯（Ａ）を無端状に連結
することによシ、無限軌道帯の外周に保護帯←）を装着
する。

第８図乃至第５図は本発明に係る保護帯（Ｉ−）の他の
実施例を示す図面であり、この図に示す実施例は、履仮
に外れ止め部材を形成するのではなく、スペーサに外れ
止め部材を形成したものである０即ちとの実施例は図示
の如く履板側には鉄筋を貫通させず、単に長方形状をし
た履板（３）を使用し、履板□□□）間に介在させるス
ペーサ圓をＬ字状に形成し、スペーサ（２すの一端に、
保証帯に）を無限軌道帯に装着した時、無限軌道帯の側
端部を囲む凸部（２１ａ）を形成したものである。

尚当該履板側及びスペーサ＠１）は上記したのと同様ゴ
ム、プラスチック等の衝撃吸収材によって形成されてお
り、又履板媚及びスペーサ（２１）の短辺方向には、履
板１２０）及びスペーサ（２１）を連鎖するための条体
（イ）が挿通するための貫通孔Ｅｌ　（２４）がそれぞ
れ穿設しである０ そして履板（社）及びスペーサＣ２１）を上記実施例と
同じく交互に並らべて条体−によって連鎖して無端状を
した保護帯（ハ））を形成する時、スペーサ（２υに形
成された凸部（２１ａ）が第４図に示す如く保護帯い）
の中央よホ装置し、且つ凸部（２１ＥＬ）　−Ａ（保護
帯（Ｉ−）の外周に向って突出するようにして履板側及
びスペーサ（２１）を連鎖する。

このようにして形成された保護帯ＧＡ）を無限軌道帯の
外周に装着する時には、スペーサレυの凸部（２１ａ）
が保護帯（Ａ）の外周に向って突出した状態で無限軌道
帯の外周に装着した後、第５図に示す如くスペーサ（２
１）を１８００回転させる。そしてスペーサ（２１の凸
部（２１１Ｌ）を無限軌道帯の側端部に接触させて保護
帯（Ａ）が無限軌道帯から脱落しないようにする。

このように、保護帯（Ａ）を無限軌道帯に装着した後、
スペーサいυを１８００回転させてスペーサ（２υの凸
部（２１ａ）を無限軌道帯の側端部に接触させれば、保
護帯ＧＡ）の無限軌道帯への装着時、保護帯（Ａ）の内
周面は平坦な状態になっているため、保護帯（Ａ）の無
限軌道帯への装着が容易に行なえる。

又スペーサ伐ηに外１・止め用の凸部（２１ＥＬ）を設
ける場合、第６図に示す５口くスペーサ（２υの肉厚を
履板（２０）の肉厚よシ薄くしておき、保護帯（Ａ）を
装着した無限軌道帯が走行する時、スペーサ＠１）が無
限軌道帯と地面との間で押圧されないようにしておけば
、スペーサ圓の寿命を延ばすことができ、保護帯（Ａ）
使用中に外れ止め用の凸部（２１）を形成したスペーサ
（２ηが破損し、保護帯（ハ）〉が無限軌道帯から外れ
るのを防止できる。

尚上記各実施例はゴム、プラスチック等によって形成さ
れた層板を条体によって無端状に連鎖して保護帯を形成
し、との保護帯を無限軌道帯の外周に装着した例につい
て説明したが、ゴム、プラスチック等によって形成され
た履板を、無限軌道帯を構成する金属製の履板の表面に
１個ずつ直接ボルト等を用いて固定するようにしてもよ
い。

へ　発明の効果 上記した如く、衝撃吸収材によって形成された履板及び
スペーサを連鎖して無端状をした保護帯を構成し、当該
保護帯を無限軌道型作業機械に於ける無限軌道帯の外周
に装着すれば、無限軌道型作業機械が舗装道路上を走行
する時、無限軌道帯と舗装道路の路面との間には常に保
護帯が介在することになり、路面を傷つける心配がなく
なるため、無限軌道型作業機械の前方に古タイヤ等を敷
設する必要がなくなる。従って無限軌道型作業機械の舗
装道路上での走行が非常に容易となり、一旦無限軌道帯
に保護帯を装着すれば、運転手１人で舗装道路上を走行
でき乙ようになる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る保護帯を構成する履板及びスペー
サの斜視図、第２図は保設冨の斜視図、第３図乃至第５
図は本発明に係る保護帯の他の実施例を示す斜視図、第
６図は層板及びスペーサを連鎖した状態を示す断面図で
ある。 （Ａ）・・・保護帯、　（１）岡・・・履板、　＋２＋
　（２υ・・・スペーサ、＋３１（２２・・・条体、　
（５）・・・鉄筋、　　（５ａ）・・・鉄筋のＬ字状部
、　　（２１ａ）　−・−スペーサの凸部。 第２図　　ｆｔＺ　　６７２ 第４図　　　Ａ 第６図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ｆｉｌ　　衝撃吸収材で長方形状をした履板とスペーサ
   を形成し、上記履板とスペーサとを交互に並べて条体に
   よって連鎖して無限軌道帯の外周を覆う無端状をした保
   護帯を構成し、且つ保護帯を無限軌道帯に装着した時、
   無限軌道帯の両側部を囲む外れ止め部材を上記履板酸い
   はスペーサに形成したことを特徴とする無限軌道型作業
   機械に於ける無限軌道帯の保護帯。