JPS599375B2 - 装荷車両 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、少くとも１個のロードキャリャのための担持
フレームを設け、車輛の少くとも１本の車輌を担持する
ばね装置の少くとも一部を形成するばねの圧縮装置を設
け、この圧縮装置は相持フレームを車輛の方へ動かすよ
うばねを圧縮するために作動時に力をばねへ伝達する可
動作動装置から構成した装荷車輛（ ｌｏａｄｉｎｇ
ｖｅｈｉｃｌｅ）に関する。

この種の装荷車輛はスエーデン特許第３４２７８４号に
より周知である。

この車輛のはね圧縮装置は一端を特別な別個の担持フレ
ームへ取り付けかっ他端を中間手段を介して車輛の後車
輛へ接続した２本のチエンから成る。

ばねを圧縮する場合、シャシ上の液圧シリンダにより別
個の担持フレームをシャシから離れた位置へ枢動させる
。

液圧シリンダを作動すると、チエンが引張られてばねが
圧縮される。

錠止装置を作動してばねをその圧縮状態に保持すること
ができる。

この車輛の主な欠点はばねを圧縮するために特別な別個
の担持フレームを設けねばならないことである。

車輛のはね圧縮装置も周知（例えば、スエーデン特許第
３０９１９９号参照）で、脚により支持されたコンテナ
の如きロードキャリャの下へ車輛を駆動できるようにす
るために車輛の板ばねを圧縮するようになっている。

もしこのロードキャリャの負荷が太き過ぎると、ばね力
を再び解放したときに板ばねはロードキャリャを持ち上
げることができない。

つまり、脚を地面との係合から除去することができない
。

また、ロードキャリャが荷一積み、荷揚げ操作中に協働
する波止場の高さに適した位置を占めさせるために担持
フレームをロードキャリャと共に、負荷の重量と無関係
に昇降できない。

本発明の目的は、周知装置の欠点を除去すること、およ
びはね圧縮装置をシャシ上の特別な別個の担持フレーム
と無関係になし、担持フレームをシャシと一体的に設計
しあるいは全く省略できるようにした簡単かつ安価な装
荷車輛を提供することである。

つまり、車輛の重量が減少する一方、構造上の強度は不
変である（もちろん、本発明により特別な担持フレーム
を車輌に配置できるがこのフレームは圧縮装置と無関係
にシャシヘ結合できるから、所望であれば傾動可能にし
あるいは車輛から除去できる）。

また、本発明によれば、ロードキャリャは各種波止場の
高さに適した地面からの高さを簡単な態様で占めること
ができ、またたとえばねの力がロードキャリャを地面か
ら持ち上げることができる程に大きくなくとも、地面に
立つロードキャリャの脚を地面との係合から除去できる
。

次に本発明の実施例を図面に基いて説明する。

第１図及び第２図において、トレーラの形態の車輛が示
されている。

このトレーラにおけるロードキャリャ（図示せず）の積
みおろしは周知の態様で行われる。

トレーラの後端は下方に延びた２個のジャッキ９を備え
、各ジャッキはシャシ５へｉ接した液圧シリンダ９ａか
ら成る。

ピストン１は各シリンダ内で略垂直方向に可動である。

板を形成するよう拡大されたピストンの下部は２本のチ
ェン２の一端が接続されたロツド１２により相互にＡに
おいて接続されている。

チェン２の他端はトレーラの後車輛Ｔのまわりのクラン
プ３へ接続されている。

シャシ５の両側にはチェン２を支持しその走行を許すロ
ーラ４が取り付けられている。

次に担持フレームまたはシャシ５を昇降させる操作につ
いて概述する。

図面は後車軸Ｔを担持する板はね６が圧縮装置による影
響を受けていないときの、そしてトレーラがロードキャ
リャを担持していないときの状態を示す。

従来の電動ポンプ（図示せず）により流体をシリンダ９
ａへ圧送し、これによりピストン１を下方へ加圧する。

チェン２が先ず少し引張られ、次いでクランプ３へ力を
伝達し、その結果、後車軸Ｔが持ち上げられ、故に板は
ね６が圧縮される。

本質的にばねの圧縮と同時に、シャシ５または担持フレ
ームが持ち上げられる。

何故ならば、ピストン１の下部が地面に押圧されるから
である。

次いで、ばね６は従来の錠止装置（図示せず）によりそ
の圧縮状態に錠止される。

次いで、ポンプを作動してピストン１を地面との保合位
置から第１図に示す位置へ戻せば、シャシ５側へ持ち上
げられていた後車軸７が接地するので、結果としてシャ
シ５の対地高さが低くなる。

この状態でトレーラを後方に移動させ、地面に４本の脚
で立つロードキャリャの下にトレーラを位置させる。

このロードキャリャの持ち上げは、ポンプを作動してピ
ストン１の下部を地面に係合押圧させてシャシ５を再び
上昇させることにより行われる。

次いでロードキャリャの脚を除去しまたはわきへそらす
ことができる。

次いで、ばね６の錠止装置を解放し、ポンプを再び作動
してピストン１を第１図に示す位置へ戻し、ロードキャ
リャが担持フレームまたはシャシ５に載置されそしてば
ね６が通常の態様で機能することになる。

ばねを満足に機能させる゛にはチェン２はトレーラの走
行中幾分弛緩させておかねばならない。

第３図には本発明による装置の他の一つの実施例が略示
されている。

第１図と第２図のチェン２の代りに、レバー２２の一端
を各ピストン１の下部へ接続している。

シリンダ９ｂはフレームまたはシャシ５へ回動可能に接
続され、これは第１図と第２図のシリンダ９ａに対応す
る。

下方に延びた腕２３をフレームまたはシャシ５の各側へ
接続し、また、レバー２２をピストン１から所定の距離
で腕２３の下端へ回動可能に接続する。

ピストン１へ接続しないレバー２２の他端は後車軸Ｔの
下側に対接させる。

ピストン１が下方に押し出されると、レバー２２の他端
が後車軸７を上方に押圧し、故にはね６が圧縮され、フ
レームまたはシャシ５はピストン１と地面との保合の結
果持ち上げられる。

その他についてはこの装置は第１図と第２図に示した装
置と本質的に同じ態様で機能する。

第４図には本発明による装置の第三実施例が略示されて
いる。

２個の液圧シリンダ９Ｃはばね６に隣接して後車軸７へ
適当な態様で固定されており、そのピストン１は地面へ
向いている。

各ピストン１の下向き端に２本のワイヤ３２（各ピスト
ンにつき１本のワイヤのみを図示）が取り付けられてい
る。

ワイヤ３２の他端はばね６の両端位置で相持フレームま
たはシャシ５へ結合されている３装置の安定性を増すた
めにピストン１の下端間に剛性バー３３が接続されてい
る。

ピストン１が下１向きの運動を受けると、ワイヤ３２が
引張られてばね６の圧縮と同時に後車軸７が上方へ押圧
される。

本質的にこれと同時に、担持フレームまたはシャシ５が
ピストン１と地面との保合に起因して持ち上げられる。

その他については、この装置は第１図と第２図に示した
装置と本質的に同じ態様で機能する。

図示しかつ上に述べた実施例は本発明を実施する方法の
例に過ぎず、故に本発明はこれらの実施例に限定される
ものではない。

例えば、はね圧縮装置と昇降装置とを含む組合せ装置の
代りに、はね圧縮装置を昇降装置を地面に係合しあるい
は車軸とフレームまたはシャシとの間で作用する別個の
ピストン・シリンダ装置から構成でき、故にはね圧縮装
置を従来の態様で設計できる。

故に、本発明は特許請求の範囲及び以下に記載された特
徴によってのみ限定される。

（１）シャシを設け、少くとも１個のロードキャリャの
ための担持フレームを設け、車輛の少くとも１本の車軸
を担持するばね装置の少くとも一部を形成するばねの圧
縮装置を設け、この圧縮装置は担持フレームを車軸の方
へ動かすようばねを圧縮するために作動時に力をばねへ
伝達する可動作動装置から構成して成る装荷装置におい
て、担持フレームは車輛のシャーシの一部から成るかあ
るいはシャシヘ圧縮装置と無関係に結合され、また昇降
装置は作動時にシャシを担持フレームと共に持ち上げる
ように構成され、しかして相持フレームは担持フレーム
により担持された負荷の重量と本質的に無関係に地面に
関して所定の高さをとり得るようにしたことを特徴とす
る装荷車輛。

（２）前記昇降装置は、圧縮装置へ結合されるかまたは
その一部を形成することを特徴とする前記１項記載の車
輛。

（３）前記昇降装置は、担持フレームに関して可動でか
つ作動時に地面と係合して担持フレームを上昇させるよ
うにした少くとも１個の素子から成ることを特徴とする
前記１項または２項記載の車輛。

（４）前記昇降装置は、地面に係合する素子を構成する
ピストンを有するピストン・シリンダ装置から成ること
を特徴とする前記３項記載の車輛。

（５）ばねを作動する手段へピストンを結合することを
特徴とする前記４項記載の車輛。

（６）前記手段は一端をピストンへ接続し他端を車軸へ
結合した少くとも一本のチエンまたはワイヤから成るこ
とを特徴とする前記５項記載の車輛。

（７）チェンはシャシヘ接続されてチェンの運動方向を
案内するローラまたはプーり上を走るようにしたことを
特徴とする前記６項記載の車輛。

（８）前記手段は一端をピストンへ結合しかつ他端を車
軸へ結合した少くとも１個のレバーから成り、シャシヘ
取り付けた少くとも一腕はその両端間にレバーを回動可
能に担持することを特徴とする前記５項記載の車輛。

（９）ばねを作動する手段は、一端をピストンへ接続し
かつ他端を担持フレームへ結合するかあるいは担持フレ
ームへ結合したばねの端へ結合した少くとも１本のチエ
ンまたはワイヤから成ることを特徴とする前記５項記載
の車輛。

（１０）各車輛につき２個のシリンダと２個のピストン
とを設けた前記４〜９項のいずれかに記載の車輛であっ
て、地面に係合するピストンの端を剛性部材番とより互
に結合したことを特徴とする車輛。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例による装荷車輛の概略一部
切欠側面図、第２図は第１図の車輛の要部を展開して示
した一部切欠面図、第３図は第２実施例を示す要部の一
部切欠側面図、第４図は第３実施例を示す一部切欠背面
図である。 １・・・・・・ピストン、２・曲・チェン、３・・曲ク
ランプ、４・・・・・・ローラ、５・・・・・ツヤシ、
６・・曲板ばね、γ・・・・・・後車軸、９・・・・・
・ジャッキ、９ａ・・曲液圧シリンタ、１２・・・・・
・ロツド、２２・曲・レノ神、２３・・・・・・腕、３
２・・・・・・ワイヤ、３３・・曲剛ｆｆＥ／＜−。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 荷重の支持体と、少なくとも１つの車輛を支持する
   ばねを圧縮してこの車輛を前記支持体に近づけるように
   するための圧縮装置とを備えた装荷車輛であって、前記
   圧縮装置に共用される少なくとも１つの動力源を備えた
   昇降装置を設け、前記動力源は少なくとも１つの可動要
   素を備え、動力源を動作させた時に、この可動要素によ
   り前記ばねが圧縮できるようにすると共に、可動要素が
   地面に係合して、前記支持体にかかる荷重に関係なくこ
   の支持体を地面からの所望高さまで持ち上げることがで
   きるように構成したことを特徴とする装荷車輛。 ２ 前記昇降装置が、前記支持体に固定されたシリンダ
   と、このシリンダに案内されると共に、地面に向けられ
   た接地部を有する前記可動要素としてのピストンとを備
   え、前記圧縮装置が、一端が前記ピストンに接続される
   と共に、他端が前記支持体に取り付けられた案内装置を
   介して前記車輛に接続された引張り部材の形態の結合手
   段を備えていることを特徴とする特許請求の範囲第１項
   に記載の装荷車輛。 ３ 前記昇降装置が、前記支持体に回転自在に取り付け
   られたシリンダと、このシリンダに案内されると共に、
   地面に向けられた接地部を有する前記可動要素としての
   ピストンとを備え、前記圧縮装置が、一端が前記ピスト
   ンに接続され、他端が前記車輛に接続されると共に、中
   間位置にて回転自在に支持されたレバーを備えているこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載の装荷車輛
   。 ４ 前記昇降装置が、前記車輛に取り付けられたシリン
   ダと、このシリンダに案内されると共に、地面に向けら
   れた接地部を有する前記可動要素としてのピストンとを
   備え、前記圧縮装置が、一端が前記ピストンに接続され
   ると共に、他端が前記支持体に結合された引張り部材の
   形態の結合手段を備えていることを特徴とする特許請求
   の範囲第１項に記載の装荷車輛。