JPS599213B2 - イオン衝撃装置 - Google Patents

イオン衝撃装置

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Publication number
JPS599213B2
JPS599213B2 JP10527476A JP10527476A JPS599213B2 JP S599213 B2 JPS599213 B2 JP S599213B2 JP 10527476 A JP10527476 A JP 10527476A JP 10527476 A JP10527476 A JP 10527476A JP S599213 B2 JPS599213 B2 JP S599213B2
Authority
JP
Japan
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ion bombardment
coil
discharge
bombardment device
cathode
Prior art date
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Expired
Application number
JP10527476A
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English (en)
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JPS5331296A (en
Inventor
潔 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inoue Japax Research Inc
Original Assignee
Inoue Japax Research Inc
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Publication date
Application filed by Inoue Japax Research Inc filed Critical Inoue Japax Research Inc
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Publication of JPS5331296A publication Critical patent/JPS5331296A/ja
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  • Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
  • Welding Or Cutting Using Electron Beams (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は被加工物にイオン衝撃して溶解、分解等する装
置に関する。
従来、液状炭化水素等に熱エネルギ、圧力等を作用して
分解ガス化する装置が公知であるが、分解効率が悪く、
装置は大型かつ複雑なものであつた。
本発明は真空中もしくは低圧気中でイオン衝撃して分解
等の加工をするもので、イオン衝撃をより効果的Oこ行
なうよう、陰極電極を改良したものである。
即ち、本発明の特徴は、1 0 −”〜1 0 Tor
rの気圧中で放電(主としてグロー放電)させることに
よりイオンを生成し、陰極電極は通電方向にインダクタ
ンスが変化する構成とし、例えば、電極先端をコイル巻
きとし、イオンを被加工物に集中衝撃するようにしたも
のである。
以下一実施例図により説明する。
1は処理容器で、外部と遮断され、排気口2を通して真
空ポンプにより内部を減圧し、グ吊一放電ができる伏態
10−2〜10Torr程度とする。
3はW線等の放電陽極で、ガラス管4等で絶縁して容器
1内に挿入し、5は対極の陰極で、同様にガラス管4等
Cこより絶縁して挿入してある。
陰極5の先端は巻径が次第に大きくなる逆三角形状のコ
イル巻きした部分6を具え、通電方向にインダクタンス
が変化するようCこ構成されている。
陰極は耐熱材の例えばTa,W線で作られる。
高電圧の放電用電源は前記陰陽極3,5間に設けられる
8はイオン衝撃して分解する被加工物で、陰極の逆三角
状コイル巻部分6の中心延長線上に配置される。
9は所要の媒体ガス供給ノズルである。
処理容器1内を前記した所要の気圧に排気減王して後、
また要すればノズル9からアルゴン、窒素、ヘリウム等
の不活性ガス、あるいは空気、炭酸ガス等の酸化性ガス
、水素、重水素Dの還元性ガス等を供給して所要の雰囲
気を作り、維持させる。
そして陰陽極3,5間に高電圧を加えて放電させる。
放電は主としてグロー放電であるが、放電領域は陰陽極
間の点線で示すような範囲に行われ、周りのガス、微粒
子、金層蒸気、その他がイオン化して多量のイオンを発
生する。
なおノズル9からガス供給はこの放電領域に供給される
と効果的で、ノズル9先端をこの放電領域に近接開口す
るよう工夫するとよい。
かくして放電によって発生したイオンは、主として陽イ
オンは放電々界を陰極6tLこ向けて飛翔し、陰極コイ
ル6内に飛び込む、飛び込み方は点線で示すように中心
のコイル6に向けて周りから集中するようにして飛び込
み、コイル6中にビームを形成するようになる。
そしてコイル6は図のよう逆三角形状に形成されてある
から、コイル内に集中したイオンはイオン同志衝突した
り、反発したりして、コイル6の逆三角の径の大きい開
口から噴出し、コイル中心線上に集中し、一本線に絞ら
れた状態、ビームとなって対向配置した被加工物8に衝
突する。
ビーム径は1mvt9!3程度には容易に集中し、被加
工物8を局部的に照射し加熱し、溶解、分解等をするこ
とができる。
例えば2Torrのベルジャー内の窒素ガス中で陰陽極
間に3 0 0 0 V ,7 5 rn Aの放電を
行ない、石炭にイオン集中衝撃させた。
このとき石炭の分解によりH,,+H 6C6を24係
を得ることができた。
従来石炭の熱分解によっては12係程度の収率であった
のに比較して極めて高収率であった。
このように放電Cこよって簡単にイオンビームが得られ
、被加工物に衝突さすること番こより、高温の加熱が容
易にてき、溶解、分解等が効率良く行える。
またコイル6の形状によってビームに絞りを与えたりす
ることもでき、目的加工に応じて任意にビームの発生、
照射ができる。
なお、コイル6は図のように逆三角形に形成することが
、ビーム照射の効率を高めるが、長さ方向に同径の筒状
にコイル形成してもイオン照射はできる。
また陰陽極の極性を反転して陰イオンビ1−ム(電子を
含む)を照射することもできる。
そして本発明によれば、極めて効率の良いイオンビーム
の照射ができ、ビームは電極コイル形状によって集中さ
せたり拡げたり任意のビーム照射ができ、被加工物に衝
突させること0こよって高温加熱して、溶解、分解がで
き、また拡散、イオンプレーテイング、溶着、溶接、焼
結、その他任意の加工が効率追くできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例構成図である。 ) 1は処理容器、2は排気口、3は陽極、4は絶縁
ガラス管、5は陰極、6は1呉極コイル部分、7は絶縁
ガラス管、8は被加工物、9は気体供給管である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 陰陽極の一方の電極先端に通電方向にインダクタン
    スが変化する部分を設け、10−2〜10T orrの
    気圧中で放電を行い、前記一方の極のインダクタンスが
    変化する部分よりイオンビームの衝撃をするようにした
    ことを特徴とするイオン衝撃装置。 2 特許請求の範囲第1項の通電方向番こインダクタン
    スが変化する部分としては、線電極をコイル巻きして成
    ることを特徴とするイオン衝撃装置。 3 特許請求の範囲第1項または第2項の通電方向にイ
    ンダクタンスが変化する部分としては線電極を逆三角形
    状にコイル巻きして成ることを特徴とするイオン衝撃装
    置。 4 特許請求の範囲第1項の1 0−2〜1 0 To
    rrの放電雰囲気は任意の気体、混合気体で供給気体で
    、維持形成されることを特徴とするイオン衝撃装置。
JP10527476A 1976-09-02 1976-09-02 イオン衝撃装置 Expired JPS599213B2 (ja)

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JP10527476A JPS599213B2 (ja) 1976-09-02 1976-09-02 イオン衝撃装置

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JPS5331296A JPS5331296A (en) 1978-03-24
JPS599213B2 true JPS599213B2 (ja) 1984-03-01

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