JPS599210Y2 - 大焦点深度望遠レンズ - Google Patents

大焦点深度望遠レンズ

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Publication number
JPS599210Y2
JPS599210Y2 JP15682574U JP15682574U JPS599210Y2 JP S599210 Y2 JPS599210 Y2 JP S599210Y2 JP 15682574 U JP15682574 U JP 15682574U JP 15682574 U JP15682574 U JP 15682574U JP S599210 Y2 JPS599210 Y2 JP S599210Y2
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JP
Japan
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aperture
lens
focus
cam
telephoto lens
Prior art date
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Expired
Application number
JP15682574U
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English (en)
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JPS5183343U (ja
Inventor
道広 山木
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  • Lens Barrels (AREA)
  • Diaphragms For Cameras (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 周知のように、近年35ミリー眼レフカメラに於て、露
出制御を撮影レンズの絞り開放の状態でレンズを通過し
た光量を測定して行う、いわゆるT.T.L.開放測光
、或いはシャッター又は撮影レンズの絞りを被写体の状
況に応じて自動的に制御するAE方式が一般化され、非
常に撮影が楽になった。
そこで今度は望遠レンズや超望遠レンズを使用して撮影
を行う場合の問題解決が使用者側から望まれている。
即ち、それらのレンズは焦点深度が浅いので、肉眼に自
信のない撮影者や、決定的瞬間の撮影のみに専念する撮
影者から、焦点合せに対する不安の少いもの、つまり焦
点深度の深い望遠レンズや超望遠レンズの出現が強く望
まれている。
ところが、レンズ設計上、焦点深度の深い望遠レンズの
製作は不可能である。
また現レンズ製造業界の現状は、前記方式の一眼レフカ
メラは露光システムに基因する機構的な問題と、回折現
象の問題から、最小絞りがF/16〜F/32に限定さ
れているので、F/32以上の絞り値を持つ望遠レンズ
及び超望遠レンズの製作は全く考えられてはいない。
即ち、この種の一服レフカメラは、露光制御の関係上絞
りは等間隔絞りになっているので、F/32以下に絞り
込むようにした場合、例えばF/64に絞り込む場合は
、絞り羽根制御リングを更に3段階の角度回動せしめな
ければならないので、自動絞り装置の駆動に相当の駆動
力を要し、従って、シャッター及びその関連機構の動作
による衝撃が大きくなり、撮影時に支障を来すようにな
るからであり、そして第2に絞り込んだ時回折現象によ
りレンズの解像力が低下するので、最小絞り径を犠牲に
しているのである。
そこでこの問題について種々研究の結果、一般アマチュ
ア写真家のプリント印画の大きさは、キャビネ版位まで
が大部分なので、レンズの解像力低下の点は実用上あま
り問題にならないことがわかり、また他の問題点につい
ては新しい考えを導入することによって解決することに
より深い焦点深度を有し、しかも樺影時の自動絞り動作
による衝撃が少くて済むT,T,L開放測光又はAE方
式の一眼レフカメラ用望遠レンズを提供しようとするも
のである。
即ち、この考案は等間隔絞り機構を備えた自動絞り望遠
レンズにおいて、等間隔絞り機構の絞りカムの絞り込み
側に1ステップで超絞り込みとする非等間隔絞り込みカ
ム部を連設し、公知の各種一眼レフカメラと連動する焦
点深度の深い望遠レンズの実現を可能にしたもので、そ
の実施例を図面に基き説明すれば次の通りである。
図面はペンタツクス(商品名)カメラ用135ミリの自
動絞り方式の交換レンズに適用した場合の実施例を示す
もので、第1図は交換レンズの平面図、第2図は組込ま
れた絞り機構部の縦断面図、第3図はその背面図、第4
図は同じく一部を切欠した正面図、第5図は主要運動部
分の分解斜視図である。
図において、1は連繋アーム1Cと連結部材2aを介し
て絞り環2と連動する絞りカムで、1aはF/2.8〜
F/22迄の絞りを規制する等間隔絞りカム部、1bは
第3図に示すように前記カム部1aの1ステップ分の回
転角でF/64迄絞り込むための非等間隔絞りカム部で
ある。
即ちこの非等間隔絞りカム部1bは、絞りがF/22の
位置から被写体に向って7゜回転すると、等間隔絞りカ
ムの場合絞りがF/32になるところをF/64になる
ように形威されている。
即ち、等間隔絞りカムの場合の3ステップ分変化するよ
うになっている。
3は絞りカム1に接触する絞り羽根制御ピン、4は絞り
羽根、5はカメラ側制御機構と連動する絞り駆動環8に
設けた作動レバー、6は絞り機構本体7と作動レバー5
間に懸架したスプリングで、前記絞り羽根制御ピン3は
絞り機構本体7に枢着したベルクランク9に固定され、
ベルクランク9のフォーク部9aには絞り駆動環8に突
設されたピン8aが係合している。
そしてこの自動絞り機構は公知のものと同様、カメラに
装着した状態では、スプリング6より強いスプリング1
0を掛けたベルクランク11により押されて作動レバー
5が第3図の位置に移動せしめられ、それに伴って絞り
駆動環8が回動せしめられて絞り羽根4が第4図に示す
ように開放状態になっている。
そして撮影時には、カメラ側の絞り制御機構が自動絞り
連動ピン12をスプリング10に抗して移動し、ベルク
ランク11を介して作動レバー5を第3図において、右
方に移動せしめて絞り駆動環8を回動させ、絞り羽根4
を絞りカム1によって規制される位置まで閉じる。
つまり絞り込むように構或されている。
そうして、このレンズは、絞り値がF/2.8〜F/2
2までは、等間隔絞りカム部1aによって制御されるの
で、通常のレンズと同じ取扱で自動露出制御カメラの露
出決定機構によって通常のレンズと同様、適正なる露出
撮影を行なえる。
また深い焦点深度撮影を行う場合は、絞り環2のPAN
3−STの表示を焦点深度目盛13の中央にある指標
14に合わせ、T.T.L開放測光カメラの場合はカメ
ラのシャッタースピードを3段階遅くし、絞り先決式の
電子シャッターカメラの場合は、シャツタースピードを
3段階遅くすることをマニアルで行うか、フイルム感度
設定を3段階遅くする。
かくすれば適正な露出が得られる。この深い焦点深度撮
影の場合、この考案によるレンズは、絞り環2を等間隔
絞りカムの場合の1ステップ分だけ回動すればよいので
、公知の一眼レフカメラと支障なく連動し、また撮影時
に生ずるショックは一般の自動絞り望遠レンズと同じで
影響を受けることは殆んどない。
レンズの焦点深度に関する過焦点距離を決定する方程式
は次式で表わされる。
これを実施例の135 mm望遠レンズについて計算し
てみると、(δ=0.035とする) F/22の場合のHは23.6メーター F/64の場合のHは7.8メーター となり、F/64の場合大変焦点深度が深くなる。
換言すればF/64にすると約4メーターの被写体から
無限遠にある被写体までが焦点深度内に入ることになる
従って、この考案による望遠レンズを使用すれば、前記
のPAN3−STの表示を常焦点セットとして使用する
ことにより、肉眼に自信のない撮影者には焦点合せに対
する不安を解消し、又動きの早い被写体の撮影や決定的
瞬間の定着を楽に行い得るようになる。
この考案は或る意味ではレンズの分野では一般的常識か
ら逸脱しているかも知れないが、深い焦点深度を有する
望遠レンズ写真という新しい映像技術を創造することが
出来る点で、現代の創造的写真家にとって大きな武器と
なるものである。
なおこの考案の実施に際して、絞り羽根の重なりの部分
、即ち背の部分を小さくして最小絞りまで絞り込む際の
負荷の軽減を図る必要があることは云うまでもないこと
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の平面図、第2図は組込まれた絞り機構
部の縦断側面図、第3図は同背面図、第4図は同じく一
部を切除した正面図、第5図は主要運動部分の分解斜視
図である。 1・・・・・・絞りカム、1a・・・・・・等間隔絞り
カム部、1b・・・・・・非等間隔絞りカム部、1C・
・・・・・連繋アーム、2・・・・・・絞り環、3・・
・・・・絞り羽根制御ピン、4・・・・・・絞り羽根、
5・・・・・・作動レバー、6及び10・・・・・・ス
プリング、7・・・・・・絞り機構本体、8・・・・・
・絞り駆動環、9及び11・・・・・・ベルクランク、
12・・・・・・自動絞り連動ピン、13・・・・・・
焦点深度目盛、14・・・・・・指標。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 等間隔絞り機構を備えた自動絞り望遠レンズにおいて、
    等間隔絞り機構の絞りカムの絞り込み側に1ステップで
    超絞り込みとする非等間隔絞り込みカム部を連設したこ
    とを特徴とする大焦点深度望遠レンズ。
JP15682574U 1974-12-26 1974-12-26 大焦点深度望遠レンズ Expired JPS599210Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15682574U JPS599210Y2 (ja) 1974-12-26 1974-12-26 大焦点深度望遠レンズ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15682574U JPS599210Y2 (ja) 1974-12-26 1974-12-26 大焦点深度望遠レンズ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5183343U JPS5183343U (ja) 1976-07-03
JPS599210Y2 true JPS599210Y2 (ja) 1984-03-23

Family

ID=28448048

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15682574U Expired JPS599210Y2 (ja) 1974-12-26 1974-12-26 大焦点深度望遠レンズ

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JP (1) JPS599210Y2 (ja)

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JPS5183343U (ja) 1976-07-03

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