JPS5991250A - 木質パネル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、床材・壁材として建築用に、コンクリートパ
ネル・足場板として建設用に、或いは荷役用パレットと
して運搬用に等幅広い用途に適した木質パネルに関する
。

この種木質パネルとしては、従来よシ合板、ファイバー
ボード、パーティクルボード等が用いられているが、所
望の機械的強度を有するものが少ない為その耐久性が劣
シ、その運搬乃至施工作業中、或いは使用時に割れ・角
つき・破損等が生じて以後の利用が困難となる場合が多
い。

本発明は、このような事情に鑑み、耐久性に優れ、且つ
割れ・角つき・破損等を有効に防止し得る木質パネルを
提供することを目的とし、その表面に高硬度部材を介し
て熱硬化性樹脂を被覆しこれらを一体的に熱圧締したも
のを提案するものである。

以下、添付図面に基づいて詳説する。

第１図には、木質板材１の表面に高硬度部材２がその四
辺に沿って方形枠状に載置された状態が示されておシ、
第２図には、その上を熱硬化性樹脂５で被膜して上下一
対のプレス手段４．５で熱圧締する状態が示されている
。

木質板材１としては、合板、ファイバーボード。

インシュレーションボート、バーティクルホー）”等を
用い、合成樹脂３は、エポキシ、ポリエステル、ダツプ
等の熱硬化性樹脂乃至塩化ビニール。

酢酸ビニール等の熱可塑性樹脂を用いることができる。

高硬度部材２としては、アルミスチン・ブリキの金属部
材やＦＲＰ・メラミン硬化樹脂の合成樹脂部材等、木質
板材１より高硬度で熱圧プレスによっても殆んど変形し
ないものを用い、第１図示の方形枠状の外、うず巻状・
枝状等に、或いは非連続的な複数の又はチップ状の部材
をランダム状乃至所定態様で載置するものである。冑、
木材繊維方向と交差してこれを分断する態様で載量・埋
没させれば、繊維方向に生ずる割れをその交差部分でく
い止めることが出来る。又、金網状のものを用いれば、
極め細く且つ広範囲に高硬度部材２を配することが出来
るので効果的である。

熱硬化性樹脂３としては、エポキシ、ポリプロピレン、
ポリエステル、フラン等が挙げられ、その木質板材１表
面への被覆は、ロールコータ等による塗布乃至シート状
成形物の載置によシ行なわれる。

この熱硬化性樹脂３を木質板材１の全表面に被稗後、プ
レス手段４．５で一体的に熱圧締を行うと、第６図示の
如く、高硬度部材２が木質板材１表層部に埋没すると共
に熱硬化性樹脂３が浸透付着し、高硬度部材埋没部分を
含む樹脂含浸表層部１αと樹脂被膜６αが形成される。

伺、第４図示の如く、−以上の透孔２αを有する高硬度
部材２を、この透孔２αに対応する凹部１ｂを形成した
木質板材１上に載置・埋没させると、熱圧締時にこの凹
部２ｈ内に熱硬化性樹脂３が浸入硬化する為、より強固
な表層となし得る。

このような木質パネルの一実施例の物理的性質を、従来
の合板パネルと比較した結果は次掲表の通りである。な
お、この実施例のものは、１２ＩＩｌｌ厚の合板を基材
とし、その表面に５ｏメツシユの金網を載置すると共に
エポキシ系樹脂を１−当り１００ｇの割合でシート状に
成形したもので被検し、プレス圧１０　Ｋｇ／ｅｒａ・
プレス温［１２０℃で１０分間熱圧締したものである。

而して、上記のものを実際にコンクリートパネルとして
使用したところ、比較例のものはコンク１７−ト養生硬
化後の剥離の際にその木材繊維に沿った割れが生じてわ
ずか一回で破壊されたのに対し、実施例のものは２０回
以上に亘って連続的に使用した後も全く割れが生ぜず、
更に床材として梱包・輸送・施工したところ、比較例の
ものでは輸送時に既に３％のものが、又施工時に２０％
のものが角つき・端部破損により使用できなくなったの
に対し、実施例のものには殆んど完全な状態で使用でき
た。

以上の如く、本発明に係る木質パネルは、耐久性に優れ
且つ割れ・角つき・端部破損の生じないものであって、
木材資源の効率的活用に大きく寄与するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は高硬度部材を表面四辺に沿って方形枠状に配し
た木質板材の斜視図、第２図は熱圧締処理状態説明図、
第６図は本発明に係る木質パネルの断面図、第４図は透
孔を有する高硬度部材の対応凹部を有する木質板材への
載置状態説明図である。 １・・・木質板材、１ｈ・・・凹部、２・・・高硬度部
材、２α・・・透孔、６・・・熱硬化性樹脂、４．５・
・・プレス手段。 第１良 第２記 諭３図 第４囮 ２４３−

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ｒｌ）　　木質板材の表面に、該板材より高硬度の部材
   を載置すると共に＃板材の全表面を熱硬化性樹脂で被覆
   し、これらを一体的に熱圧締することにより、前記板材
   の表層部に前記高硬度部材を埋没させて成る木質パネル
   。 （２）上記高硬度部材が、少なくとも一部が木質板材の
   木材繊維方向と交差してこれを分断する態様で埋没され
   た特許請求の範囲第「１）項に記載の木質パネル。 （３）上記高硬度部材が一以上の透孔を有するものであ
   り、月つ上記木質軟材表面に前記透孔と対応する四部を
   形成した特許請求の範囲第（１）項に記載の木質パネル
   。 （４）上記高硬度部材が、木質板材表面の四辺部に沿っ
   て方形枠状に埋没された特許請求の範囲第（１１項に記
   載の木質パネル。 （５）上記高硬度部材が金網状のものであり、木質板材
   の全表面に亘って埋没された特許請求の範囲第（１）項
   に記載の木質パネル。