JPS5989718A - フランジ加工性の優れた溶接缶用２ｃｒ材の製造法 - Google Patents
フランジ加工性の優れた溶接缶用２ｃｒ材の製造法Info
- Publication number
- JPS5989718A JPS5989718A JP20072882A JP20072882A JPS5989718A JP S5989718 A JPS5989718 A JP S5989718A JP 20072882 A JP20072882 A JP 20072882A JP 20072882 A JP20072882 A JP 20072882A JP S5989718 A JPS5989718 A JP S5989718A
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- welded
- flange
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- Pending
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D8/00—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment
- C21D8/02—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment during manufacturing of plates or strips
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- Materials Engineering (AREA)
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- Organic Chemistry (AREA)
- Heat Treatment Of Sheet Steel (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はフランジ加工性の優れた溶接缶用２ＣＲ材の製
造法に関するものである。
造法に関するものである。
近年、果汁あるいはコーヒー等の各種飲料缶および食缶
、あるいはエアゾール缶、雑缶等に溶接缶が広く用いら
れている。この溶接缶の製造法は、缶用素利ヲ円筒状に
成型することによって形成される重ね合わせ部（ラップ
部）を電気抵抗溶接するもので、従来のはんだ缶、接着
缶に比べてラップ部が薄いので巻締性が良い、サイドシ
ーム部が強い、印刷よけが狭くできるので印刷効果に優
れる等多くの利点がある。
、あるいはエアゾール缶、雑缶等に溶接缶が広く用いら
れている。この溶接缶の製造法は、缶用素利ヲ円筒状に
成型することによって形成される重ね合わせ部（ラップ
部）を電気抵抗溶接するもので、従来のはんだ缶、接着
缶に比べてラップ部が薄いので巻締性が良い、サイドシ
ーム部が強い、印刷よけが狭くできるので印刷効果に優
れる等多くの利点がある。
このような溶接缶の累月としては、熱間圧延。
冷間圧延、焼鈍後史に高強度化および極薄化を目的とし
た約１５％〜４０％の圧下率で冷間圧延を施こす、いわ
ゆる２ ＣＲ法（２回冷延法）で製造する板厚０．２０
朋前後の薄板を用いたブリキ、もしくはティンフリース
チール等の表面処理鋼板が使用されているが、サイドシ
ーム後の缶胴に天蓋。
た約１５％〜４０％の圧下率で冷間圧延を施こす、いわ
ゆる２ ＣＲ法（２回冷延法）で製造する板厚０．２０
朋前後の薄板を用いたブリキ、もしくはティンフリース
チール等の表面処理鋼板が使用されているが、サイドシ
ーム後の缶胴に天蓋。
あるいは底蓋を取り付けるためのフランジ加工の際に溶
接部近傍でフランジ加工割れを生ずる場合があシ、また
更に、この傾向は連続焼鈍材で著しいことから、現状で
はコストの割高な箱焼鈍材が使用されている。従って、
フランジ加工性の改善（現用鋼の７ランジ割れ不良率の
低減）更には安価な連続焼鈍材の開発が関連業界よシ期
待されている。
接部近傍でフランジ加工割れを生ずる場合があシ、また
更に、この傾向は連続焼鈍材で著しいことから、現状で
はコストの割高な箱焼鈍材が使用されている。従って、
フランジ加工性の改善（現用鋼の７ランジ割れ不良率の
低減）更には安価な連続焼鈍材の開発が関連業界よシ期
待されている。
かかる背景のもとで、本発明者らは、フランジ加工の際
の割れ発生原因を詳細に調査し、７ランジ割れが溶接時
の入熱による溶接部近傍の素材の軟化に基づくフランジ
加工歪の集中に起因するとの知見を得た。
の割れ発生原因を詳細に調査し、７ランジ割れが溶接時
の入熱による溶接部近傍の素材の軟化に基づくフランジ
加工歪の集中に起因するとの知見を得た。
ここで溶接時の熱影響による素材の軟化には大まかに２
つの形態があシ、一つは素材の再結晶による歪解放に基
づくもので、素材の再結晶温度が高いほど軟化抑制効果
が太きいと言える。他は素材が再結晶による軟化を抑制
した状態で２相域（フェライト十オーステナイト）ある
いはγ域（オーステナイト）に達することによるγ相へ
の変態に伴なう加工歪の解放によるものであり、軟化の
程度はγ変態量に依存する。
つの形態があシ、一つは素材の再結晶による歪解放に基
づくもので、素材の再結晶温度が高いほど軟化抑制効果
が太きいと言える。他は素材が再結晶による軟化を抑制
した状態で２相域（フェライト十オーステナイト）ある
いはγ域（オーステナイト）に達することによるγ相へ
の変態に伴なう加工歪の解放によるものであり、軟化の
程度はγ変態量に依存する。
本発明者らは前者の軟化抑制方法としては、素材の結晶
粒径の粗粒化が有効で、これによりフランジ加工性が大
巾に改善できることを見い出している（特願昭５７−４
５８４４）。
粒径の粗粒化が有効で、これによりフランジ加工性が大
巾に改善できることを見い出している（特願昭５７−４
５８４４）。
後者のγ変態による軟化の抑制にはγ変態量の低減が必
須で、これは炭素量の低減により容易に達せられる。
須で、これは炭素量の低減により容易に達せられる。
本発明は以上の知見を基に、容易かつ安価で優れた特性
を有する溶接缶用２ＣＲ，ｔ４の製造方法を探究するこ
とによって構成されたものである。
を有する溶接缶用２ＣＲ，ｔ４の製造方法を探究するこ
とによって構成されたものである。
すなわち本発明は、炭素０．０２５重量−以下、マンガ
ン０．６超〜１．５重量％、残部鉄及び不可避的不純物
元素からなる鋼を熱間圧延し、Ａ５点以下の温度で熱間
仕上圧延を行ない、次いで６００℃以上の温度で熱延板
の巻取シ、もしくは均熱保持することを特徴とするフラ
ンジ加工性の優れた浴接缶用２ ＣＲ材の製造法である
。
ン０．６超〜１．５重量％、残部鉄及び不可避的不純物
元素からなる鋼を熱間圧延し、Ａ５点以下の温度で熱間
仕上圧延を行ない、次いで６００℃以上の温度で熱延板
の巻取シ、もしくは均熱保持することを特徴とするフラ
ンジ加工性の優れた浴接缶用２ ＣＲ材の製造法である
。
従来鋼の成分は戻素０．０３〜０．０８重量％、マンガ
ン０．２〜０．４重量−であるが、本発明において炭素
含有量を０．０２５重量−以下としたのは溶接入熱によ
り素材が２相域温匿に達した際のγ変態量の低減による
軟化の抑制を意図したもので、０．０２５重量％を越え
ると軟化抑制の効果が漸次減退する。マンガンは素材の
粗粒化による硬度の低下を補うもので、添加量は目的と
する素材硬度、Ｃ含有量、２ＣＲでの圧下率、あるいは
結晶粒径によシ異なるが、０，６超〜１．５重量％が望
ましい。
ン０．２〜０．４重量−であるが、本発明において炭素
含有量を０．０２５重量−以下としたのは溶接入熱によ
り素材が２相域温匿に達した際のγ変態量の低減による
軟化の抑制を意図したもので、０．０２５重量％を越え
ると軟化抑制の効果が漸次減退する。マンガンは素材の
粗粒化による硬度の低下を補うもので、添加量は目的と
する素材硬度、Ｃ含有量、２ＣＲでの圧下率、あるいは
結晶粒径によシ異なるが、０，６超〜１．５重量％が望
ましい。
０．６重量−以下では素材硬度が不足し、１．５％を超
えると素材の硬質化が著しく、かえってフランジ加工性
が劣化する。
えると素材の硬質化が著しく、かえってフランジ加工性
が劣化する。
熱間圧延条件の限定は熱延板の結晶粒径の粗大化を意図
したもので、これによシ冷延、焼鈍後の焼鈍板の結晶粒
径の粗粒化を図シ、成分鼠（極低炭素、高マンガン）の
効果に相乗させて溶接の際の素材の軟化を効果的に抑止
せんとするものである。熱延板の結晶粒径の粗大化は熱
間圧延工程での仕上圧延をＡ３点以下（２相域以下）の
温度で施こし、フェライト結晶粒に圧延加工歪を残存さ
せた状態で６００℃以上の温度で熱延板を巻取るか、も
しくは均熱保持する方法によシ達せられる。ここで、仕
上圧延での加工率が過大であると加工歪エネルギーが太
きいため瞬時、容易に再結晶を生じ、前記の歪の残存を
利用した効果的な粗大化が図り難いため、上述の再結晶
を生じない程度の加工率とすることが肝要である。仕上
圧延の温度は鋼成分、仕上圧延での加工率、仕上圧延後
の冷却速度、および熱延板の巻取り温度もしく紘均熱保
持温度等によシ異なシー既に決め難いが、２相域の最高
温度であるＡ３点以下とする必要があるＯ熱延後の巻取
シ温度もしくは均熱温度は、結晶粒成長が可能な６００
℃以上とする。
したもので、これによシ冷延、焼鈍後の焼鈍板の結晶粒
径の粗粒化を図シ、成分鼠（極低炭素、高マンガン）の
効果に相乗させて溶接の際の素材の軟化を効果的に抑止
せんとするものである。熱延板の結晶粒径の粗大化は熱
間圧延工程での仕上圧延をＡ３点以下（２相域以下）の
温度で施こし、フェライト結晶粒に圧延加工歪を残存さ
せた状態で６００℃以上の温度で熱延板を巻取るか、も
しくは均熱保持する方法によシ達せられる。ここで、仕
上圧延での加工率が過大であると加工歪エネルギーが太
きいため瞬時、容易に再結晶を生じ、前記の歪の残存を
利用した効果的な粗大化が図り難いため、上述の再結晶
を生じない程度の加工率とすることが肝要である。仕上
圧延の温度は鋼成分、仕上圧延での加工率、仕上圧延後
の冷却速度、および熱延板の巻取り温度もしく紘均熱保
持温度等によシ異なシー既に決め難いが、２相域の最高
温度であるＡ３点以下とする必要があるＯ熱延後の巻取
シ温度もしくは均熱温度は、結晶粒成長が可能な６００
℃以上とする。
以下、実施例において本発明およびその効果を詳述する
・ 実施例１ 鋼成分（重量％）としてＣＯ，０１０％ 、 Ｍｎ１．
１チ、 ＡｔＯ，０５Ｊ 、 Ｎｏ、００４チとしたア
ルミキルド鋼を７５０℃で熱間仕上圧延後、７００℃で
巻取シ、結晶粒径を３５μとした熱延板とした後、冷間
圧延（冷間圧延率８７チ）後、７００℃で４０秒保定の
連続焼鈍を施こし、次いで圧下率２３チの冷間圧延によ
って板厚０．１７ｍｍ＋結晶粒径１０μ、硬度７３ （
Ｈｉ３０Ｔ）の薄鋼板とし、これに錫メツキを施こし錫
メツキアルミキルド鋼板を準備した。上記錫メツキアル
ミキルド鋼板を用いて缶の直径５３１ｍの缶胴を通電抵
抗溶接法によって作成し、円錐台形のインチ（頂角２８
°）を用いて缶胴の端面よシ引張試験機で押し込み缶胴
端面の溶接部近傍における割れ発生時点での穴拡げ量（
７ランジ出しｉＬＫ相当）を測定したところ２．８〜３
．３朋の範囲（１００缶）であった。
・ 実施例１ 鋼成分（重量％）としてＣＯ，０１０％ 、 Ｍｎ１．
１チ、 ＡｔＯ，０５Ｊ 、 Ｎｏ、００４チとしたア
ルミキルド鋼を７５０℃で熱間仕上圧延後、７００℃で
巻取シ、結晶粒径を３５μとした熱延板とした後、冷間
圧延（冷間圧延率８７チ）後、７００℃で４０秒保定の
連続焼鈍を施こし、次いで圧下率２３チの冷間圧延によ
って板厚０．１７ｍｍ＋結晶粒径１０μ、硬度７３ （
Ｈｉ３０Ｔ）の薄鋼板とし、これに錫メツキを施こし錫
メツキアルミキルド鋼板を準備した。上記錫メツキアル
ミキルド鋼板を用いて缶の直径５３１ｍの缶胴を通電抵
抗溶接法によって作成し、円錐台形のインチ（頂角２８
°）を用いて缶胴の端面よシ引張試験機で押し込み缶胴
端面の溶接部近傍における割れ発生時点での穴拡げ量（
７ランジ出しｉＬＫ相当）を測定したところ２．８〜３
．３朋の範囲（１００缶）であった。
一方、比較例として従来成分のアルミキルド鋼（Ｃ０，
０４３％ 、Ｍｎ０．３０％、 Ａ／！、０．０５％
、 ＮＯ，００４％）を用い、通常の熱間圧延（８８０
℃のγ域仕上。
０４３％ 、Ｍｎ０．３０％、 Ａ／！、０．０５％
、 ＮＯ，００４％）を用い、通常の熱間圧延（８８０
℃のγ域仕上。
６００℃巻取シ）を行った後（熱延板結晶粒径８μ）、
前記と同様条件にてｊ波次冷間圧蝋、連続焼鈍、冷間圧
延、錫メツキを行ない板厚０．１７ｍ。
前記と同様条件にてｊ波次冷間圧蝋、連続焼鈍、冷間圧
延、錫メツキを行ない板厚０．１７ｍ。
結晶粒径５μ、硬度７３（ＨＲ３０−Ｔ）、の錫メッキ
アルミニウムキルＰ鋼板とした比較鋼板の穴拡げ量は２
．２〜２．６１１１であった。
アルミニウムキルＰ鋼板とした比較鋼板の穴拡げ量は２
．２〜２．６１１１であった。
これらの結果、本発明方法による７ランジ加工性改善効
果が明らかである。
果が明らかである。
実施例２
鋼成分（重量％）としてＣＯ，０２Ｕ％ 、 Ｍｎ Ｏ
，６３９６。
，６３９６。
Ａｔ０．０５１Ｎ０．００４％としたアルミキルド鋼を
実施例１と同様の方法で熱延板（結晶粒径４０μ）とし
、次いで同様に冷間圧延、連続焼鈍の後、圧下率２３チ
の冷間圧延によって板厚０．１７ｍｍ＋結晶粒径９μ、
硬度７３（Ｒ凰３０Ｔ）、の薄鋼板とし、これに錫メツ
キを確こし錫メツキアルミキルド鋼板を準備した。上記
４メツキアルミキルド鋼板を用いて実施例１と同様の方
法で缶胴を作成し、穴拡げ量を測定したところ２．６〜
３．０ ｍｕの範囲（１００缶）であシ、実施例１の比
較鋼板の穴拡げ量である２、２〜２．６ｍｍ（１００缶
）との比較から本発明方法によるフランジ加工性の改善
効果が明らかである。
実施例１と同様の方法で熱延板（結晶粒径４０μ）とし
、次いで同様に冷間圧延、連続焼鈍の後、圧下率２３チ
の冷間圧延によって板厚０．１７ｍｍ＋結晶粒径９μ、
硬度７３（Ｒ凰３０Ｔ）、の薄鋼板とし、これに錫メツ
キを確こし錫メツキアルミキルド鋼板を準備した。上記
４メツキアルミキルド鋼板を用いて実施例１と同様の方
法で缶胴を作成し、穴拡げ量を測定したところ２．６〜
３．０ ｍｕの範囲（１００缶）であシ、実施例１の比
較鋼板の穴拡げ量である２、２〜２．６ｍｍ（１００缶
）との比較から本発明方法によるフランジ加工性の改善
効果が明らかである。
Claims (1)
- 熱間圧延後の冷間圧延、連続焼鈍に引き続き更に冷間圧
延を施すいわゆるＺ ＣＲ法において、炭素０．０２５
重量−以下、マンガン０．６超〜１．５重量％、残部鉄
及び不可避的不純物元素からなる鋼を、熱間圧延し熱間
仕上圧延全人３点以下の温度で行ない、次いで６００℃
以上の温度で熱延板の巻取シもしくは均熱保持すること
を特徴とするフランジ加工性の優れた溶接缶用２ ＣＲ
拐の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20072882A JPS5989718A (ja) | 1982-11-16 | 1982-11-16 | フランジ加工性の優れた溶接缶用２ｃｒ材の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20072882A JPS5989718A (ja) | 1982-11-16 | 1982-11-16 | フランジ加工性の優れた溶接缶用２ｃｒ材の製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5989718A true JPS5989718A (ja) | 1984-05-24 |
Family
ID=16429196
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20072882A Pending JPS5989718A (ja) | 1982-11-16 | 1982-11-16 | フランジ加工性の優れた溶接缶用２ｃｒ材の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5989718A (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS50158520A (ja) * | 1974-06-12 | 1975-12-22 |
-
1982
- 1982-11-16 JP JP20072882A patent/JPS5989718A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS50158520A (ja) * | 1974-06-12 | 1975-12-22 |
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