JPS5986B2 - めがね用レンズ - Google Patents

めがね用レンズ

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JPS5986B2
JPS5986B2 JP51068835A JP6883576A JPS5986B2 JP S5986 B2 JPS5986 B2 JP S5986B2 JP 51068835 A JP51068835 A JP 51068835A JP 6883576 A JP6883576 A JP 6883576A JP S5986 B2 JPS5986 B2 JP S5986B2
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bending
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lenses
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    • C03B23/02Re-forming glass sheets
    • C03B23/023Re-forming glass sheets by bending
    • C03B23/025Re-forming glass sheets by bending by gravity
    • C03B23/0258Gravity bending involving applying local or additional heating, cooling or insulating means
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
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    • B29D11/00009Production of simple or compound lenses
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D11/00Producing optical elements, e.g. lenses or prisms
    • B29D11/00009Production of simple or compound lenses
    • B29D11/00019Production of simple or compound lenses with non-spherical faces, e.g. toric faces
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
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    • C03B23/03Re-forming glass sheets by bending by press-bending between shaping moulds
    • C03B23/0302Re-forming glass sheets by bending by press-bending between shaping moulds between opposing full-face shaping moulds
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02CSPECTACLES; SUNGLASSES OR GOGGLES INSOFAR AS THEY HAVE THE SAME FEATURES AS SPECTACLES; CONTACT LENSES
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    • G02C7/02Lenses; Lens systems ; Methods of designing lenses
    • G02C7/06Lenses; Lens systems ; Methods of designing lenses bifocal; multifocal ; progressive
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明はめがね用レンズ、とくにレンズが上下両部分
にそれぞれ光学中心があってプリズム作用をなすような
レンズに関するものである。
めがね用のレンズの場合、めがね装用者の両眼がそれぞ
れことなった補正を必要とする屈折率不同の場合には2
重視野を生ずるおそれがあった。
この現象を東対象物を上下で特性のことなったレンズに
よってそのレンズの上部あるいは下部をとおして、すな
わちレンズの光学中心の上方あるいはそれの下方をとお
して見る場合に、強い方のレンズが弱いレンズよりも対
象物の垂直方向の位置にひずみを生ずるからである。
このような不都合は、一方あるいは双方のレンズの上下
両部分がことなった光学中上・をもつようにすることに
よって最/ト限におさえることができる。
この場合における左右両レンズ間の分光特性差を減少せ
しめ各レンズの上下両部における上下両視角が最少の変
位を有するものであるようにすることはできる。
しかしこのようなタイプのレンズにあってはことなった
特性の上下両レンズ部分の間に横方向にレンズ部分が接
触するところに線ができる不都合があり、しかもこのよ
うなレンズをつ(る場合にはいわゆるスラブオフ(S
1ab−off )といわれる技法で研磨するので製品
価格があがり、しかもこの種の加工技術に熟達した人も
きわめて少ない。
さらに、大きい曲率の負レンズを製作する場合には、ス
ラブオフ研磨をおこなうことのできるような充分な厚み
をもったガラス原料を得ることが困難である。
このような2個の光学中心をもっているレンズ、以下2
中心レンズという、に水平方向にのびる線が存在するこ
とは、それ自体としても、また左右でことなる度のめが
ねを必要とするめがね装用者の場合左右の眼の大きさが
ことなって見えるので装飾的要素を要するめがねとして
は実際問題としてまったく不適当である。
さらにまた、従来存在する2中心タイプのレンズは上下
両レンズ部分が接触する位置にできる水平方向の明瞭な
線は干渉作用を生じまた2重視野の原因となる。
本発明は、レンズの上部と下部との接触部がスムースな
形のある巾をもった水平方向にのびる区域からなってい
て該めがねレンズ装用者の視角に相当する前記区域の垂
直方向のディメンションが前記レンズの両部で屈折する
光線が装用者の目の瞳をとおらないように、瞳をとおる
光の円錐の角度に少なくともひとしくなるようにしたこ
とをその要旨とするものである。
本発明によるめがね用レンズはさらに次のような効果を
有する、すなわち、このレンズを装用したとき、みにく
い水平方向O腺がそとからみえることがなく、さらに前
述のごとき巾をもった区域の存在はレンズの収差を増大
し正確にものをみることのできるような機能を減するに
もかかわらす前述の区域にもとすく視界の歪みは通常の
2中心レンズにおける両レンズ接合部に生ずる2重像の
発生からみればはるかに王台がよく、通常レンズに付随
する垂直面内における視野の不連続を減することができ
る。
前述の両レンズ接合区域の垂直方向の巾寸法は2ないし
8rILrILで、考慮さるべき眼筋の不均衡によって
変えるものとする。
本発明による2中心タイプレンズは種々な方法i によ
って製作することができる。
たとえば通常の2中心タイプのレンズの水平方向にのび
ているシャープな線を研磨してまるめ、その部分の区域
の垂直方向中を所定の寸法にしてもよい。
又公知のモールドされるプラスチックレンズを若干型を
変改してモールドによって本発明に適合するようにする
こともできる。
しかし本発明によるレンズを好適に作製するには、まず
光学的に充分研磨仕上げしたレンズ素材を曲げて所定の
分光作用をなすようにしてレンズ□ をふたつの面に形
成する。
この曲げ作用は光学的に仕上げされた面が完成したレン
ズにおける、両レンズ部分の接合部に所定の巾の区域を
形成するようになされる。
すなわち、本発明によるレンズの作製の一態様について
のべると、レンズ素材が成形器上に、光学的仕上げをな
された面の反対側の面が接するように置かれ、ついでこ
のレンズ材料を加熱して可塑性をもたせ、その自重また
は必要に応じて適宜機械的な加圧して成形器表面に確実
に接触させて仕上げた面の反射面を曲げてこれに所定の
プリズム状に形成する。
ついでこの反対側面を研磨およびポリッシュしてレンズ
を完成するかあるいは前記の光学的に仕上げた面をさら
にレンズをつくるための型面として使用する。
正レンズをつくる場合にはプラスチックレンズに対して
はこのことが良好な鋳型面として作用し得る。
いづれの場合にしても、レンズの前記反対側の面にはた
だひとつの曲率を有していればよ(、これによって素材
を変曲させるさいの軸線部両側にはっきり離隔して位置
するふたつの光学中心を得ることができる。
したがって研磨、ポリッシュ作業が簡単で容易に2中心
タイプのレンズを製作することができるのである。
レンズ素材を曲げ、これと前記の仕上げをした面の反対
面を研磨することによってレンズに所定の屈折作用をあ
たえ、最初に光学的に仕上げをされている面がカーブし
ている場合には上記作業によって素材の曲げ軸線によっ
て区画されているふたつのレンズ部分にさらに別のあら
かじめ設計された曲率半径をそなえたレンズが得られる
のである。
前記反対側の面の研磨作業をへらすためにその面をはじ
めから所定レンズ作用をするように素材自体を変形せし
めておけばよいわけであるが、このためにはレンズ素材
をのせる成形型表面をフラットにするかあるいは曲げ角
度を小さくしておけばよい。
収差が2個の光学中心の正確に中央にはない方がよいよ
うな場合もある。
できあがったレンズにおける各光学中心の位置は、(1
)レンズ素材の曲げ角度、(2)当初に光学的に仕上げ
られた面の曲率半径、(3Xa)最終の研磨、ポリッシ
ュ仕上げの間にあたえられるプリズム、(b)レンズ素
材に固有で最終研磨、ポリッシュ加工によってはつきり
するプリズムによって決定されるレンズ反対側面に付与
される曲率半径および(4肚上げ後の最終の厚みによっ
て定まる。
大部分の場合、2個の光学中心はこの方法によって定め
られ、他のある場合にははっきりした光学中心位置がみ
あたらず単に所定のごとき屈折率を示すだけのこともあ
る。
レンズ素材の加熱は、これを曲げる軸線に沿ってたとえ
ば成形型面にもうけたスリットをとおして炎をふきつげ
たり、加熱空気、加熱ワイヤ、光学的手段あるいは輻射
熱を加える等の手段で局部的におこなうかないしは素材
全体をオーブンにいれて全体を一様に加熱して成形する
ものである。
前者のような局部加熱の場合には機械的な手段を用いて
レンズの仕上げずみ面に傷けることなく素材に圧力を加
えて曲げ作業を促進することができる。
後者の場合にはレンズ素材をその曲げ工程中支持するた
めに成形器の表面が、レンズが曲げられるべき形に構成
されており、素材は加熱されるにつれて次第に曲げられ
て所定の形となるものである。
このために成形器にはレンズの曲げられる区域に相当す
る個所の両側に位置する2個の区画がもうけられるよう
分割されており、これら2区画をレンズ素材の加熱中に
、レンズが所望の形状に達するまで相互に動かすための
手段がもうけである。
レンズ素材の曲げ作業を容易ならしめるために、必要に
応じて該素材の仕上げられていない側の面に、曲げ軸線
に沿って適当な切れ目を入れておいてもよい。
本発明の他の実施例について説明すると、レンズ素材が
いわゆるプラスチックメモリーの性質をもった材料から
なっており、この素材を光学的な加工をおこなうまえに
加熱湾曲されてから冷却し、ついで光学的に仕上げ加工
をおこなった後にこの素材をふたたび加熱し、その固有
のプラスチックメモリー性を利用して仕上げ面をふたた
び湾曲させる。
この方法は、レンズ素材の最初の変形からの回復が素材
自体に固有のプラスチックメモリーによるので、光学的
な仕上げ加工をほどこした面の変改が当初の曲げ工程を
あたえた形状によってあらかじめ規制できるので好都合
である。
さらに、あとの工程中には素材は光学的に仕上げられた
面を有していないので前記最初の変形工程を、仕上げ面
の損傷を考慮したりする要がなく2個の成彩器の間には
さんで精密に制御しておこなうことができる利点がある
プラスチックメモリーを利用した再湾曲作業はより正確
におこなうために何らかの機械的手段を補助的に使用し
ておこなうことも可能である。
本発明によって湾曲加工された、光学的に仕上げられた
面を有するものは、それ自体がレンズ製作における中間
素材となるとともにまた前記仕上げ面を利用してさらに
モールドレンズを製作する場合の型としても利用できる
ものである。
以下添付の図面にしたがって本発明の好適な実施例につ
いて説明する。
添付図面箱1ないし第4図には、直径6cIrL、厚さ
5mmの両面がほぼ平行となっているレンズ素材から一
6ジオプトリの2中)0型の平凹レンズを製作する工程
が示しである。
第1図に示すレンズ素材の両平面のうちA平面は光学的
に仕上げ加工がしてありB平面は粗面であるとする。
このレンズ素材を、前記B平面が下になるようにしてガ
ラス様カーボランダム製の成形型表面に載置する。
この成形器は第2図に示すように、破線Cで示す水平線
に対してそれぞれ5度の角度でかだむいてぃる2個の平
面にその表面が分割されている。
この成形器にレンズ素材をのせたままオーブンに入れて
加熱してレンズ素材を軟化して第3図に示すように成形
器の表面をしっかりとそわせる。
これによってレンズ素材の仕上げ面Aは、成形器の軸線
りのまわりに計10°の角度をもった2個の面A1
に分割されることになる。
レンズ素材の、この場合における変形にお℃・てはB面
は成形器のするどい軸線りに沿って変形せしめられても
、A面における2個のA1 面の境界部はするどい形を
とらず、軸線りと平行にシリンダーの一部を形づくるよ
うななめらかな曲面の区域Zに形成される。
この場合の区域Zの曲率半径は素材の厚みに関係して定
まり(その他にも条件はあるが)、かつ区域Zの巾は5
ないし107It71Lの範囲内で変化する。
このように曲げ変形をおこなった素材は、ついでその8
両側に所要の研磨加工をほどこしてレンズがつくられる
たとえはこの素材B面に第4図に示すような一6ジオプ
トリーのカーブに相当する加工をおこなうと、これによ
って相互に151n7rLへたたった2個の光学中心O
Cが形成されることになる。
光学中心の位置は、レンズの車面A1 と、B面の曲面
に引いた接線とが平行になるような位置として決定され
るから、2個の光学中ノー距離はレンズの度によって定
まることになる。
第4図々示のレンズは負レンズであって、平坦な2個の
面A1が前方、B面が後方面となるものとする。
平行平面を有するレンズ素材から正レンズを製作する場
合には以上説明した第1ないし第4図々示の方法を若干
変改すれはよい。
すなわち第2図に示すような成形器のかわりに第5図に
宗すものを用いて、仕上げ面Aを前述の場合と反対に曲
げるものとする。
この場合には曲げられた平面A1は後面となり、B面を
凸状に研磨成形してめがね前面とする。
この状態は第5図に破線で示しである。
たとえは前面を+6ジオプトリーに研磨するとすれば、
2個の光学中心間の距離は14mmとなり、+3ジオプ
トリの場合には28 mmとなる。
この場合傾斜した両半部A1の角度は前述の場合とおな
じく10°とする。
以上説明したいづれの場合においても、最初に光学的な
仕上げ加工をほどこした面Aがめがねレンズの上下両部
分に相当する2個の部分A1 に分けられ、かつこの
場合に両A1面の接合部には垂直平面方向にみた厚み3
ないし8韻の水平方向にのびた円筒の一部をなす区域が
形成される。
平面Aはレンズとしての度の形成にはさして貢献せず、
レンズの度はB面の曲率との関係で主として定まって(
る。
しかし必要に応じてA面を正あるいは負に若干湾曲させ
ておいて以上説明したと同様の工程によってB面を成形
器に沿わせてA面を2個の湾曲面A1に形成し、B面の
研磨加工によって、A1、B両湾曲面によってレンズの
度を所定の値とするようにしてもよい。
第6図および第7図には、湾曲したレンズ素材に本発明
を適用した場合が示しである。
第6図に示すようにレンズ素材10にはそのA、B両面
が同じ曲率、たとえば6ジオプトリー、を有しており、
この素材が、それぞれ素材と同様の曲率を有する2個の
区域1L12を有しておりかつこれら2区域の曲率中心
位置がことなっていてこれによって両区域の接合部には
つきりした区分線13が形成されている成形型表面に載
置される。
このような成形器0ζたとえば正レンズの成形に対して
は第12aおよび第12b図に、また負レンズに対して
は第11aないし第11c図に略示したように、この実
施例ならば6ジオプ) IJに相当する湾曲面をそなえ
た部材を分割し、さらにこれを一体的に所定角度関係に
連結して構成する。
第7図に示すように、レンズ素材10を加熱すると軟化
して成形器の両区域11.12に密着し、その外側の2
曲面A1 はいづれも+6ジオグトリの曲率を有し、そ
の間に円筒の一部に相当する区域Zが形成される。
平面Bを研磨してその曲率を一3ジオプトリーと形成す
れば結局+3ジオプトリーの度を有し素材の当初の曲げ
角度によって定まる距離へだてだ2個の光学中心をそな
えためがね用レンズができることになる。
以上説明したような仕方でレンズ素材から2個の平面A
1を形成する方法はプラスチック製レンズの製作にも利
用でき、この場合には平面A1 は製作さるべきプラ
スチックレンズに所定の曲率な与えるための型となる。
この場合にはガラス製素材のB面にこれを研磨して最終
的な仕上げ面に形成する必要がなく、したがって実際に
そのガラス素材をレンズにするためにB面を研磨する分
だけ薄くつくっておけばよく、成形型表面に曲げ作用を
終った素材をそのままのこしておいてこれを爾後のプラ
スチックレンズ製作のさいの型としてつかうのである。
このようにより薄いガラス素材を用いるので2平面の境
界の区域2の寸法はガラス素材の厚みが減少した分だけ
小さくなる。
しかしこのことはより大きなレンズの補正作用にとって
はこのましくない。
第8ないし第10図には以上説明した方法のさらに変形
方法が示してあり、この場合においては曲げ作用をうけ
るべきガラス製レンズ素材はその変形加工中完全に成形
器に接触しているようになっている。
これによって素材の当初成形器に支持されていない状態
にある部分の加熱によるため下がりの結果曲げ作用をう
(べき素材の変形を減少せしめ得る。
第8図に示すように、成形器は2個の部材20.21か
らなっており、これら部材が互に当接してレンズ湾曲用
の軸線23を形成し、その下部には傾斜した端像部2Q
aおよび21aが対向形成しである。
第9図に示すように、これら両部材からなる成形器が図
示しないオーブンを通過するようになっており、両部材
は進行するに従って巾を減少するように構成した案内レ
ール24に案内されている。
案内レール24は両部材20.21の外側の端縁20b
、21bに当接しているので両部材はレールの巾がせま
(なるにつれて両部材の対向縁20a、21aを次第に
相互に接近させてゆき最後にはこれら両縁20a。
21aを互に接触させることになる。
このとき両部材の表面のなす角度がレンズ素材にあたえ
るべき曲げ角度にひとしくなるように構成しである。
この状態が第10図に示しである。
成形器を構成する両部材20.21がこのように次第に
上方にあがってゆくので、その下側にはこの部材を案内
するための案内部材25が配設されている。
このように連続状に形成した成形器は、レール24に沿
って成形器が通過してゆきやすくするためにたとえばロ
ーラベアリングのような適宜の減磨機構をそなえたスペ
ーサ26を配してレールの長手方向にいくつかに分割構
成するとよい。
図示の構成は第5図に示した正レンズの製作の場合とは
反対の成形器となるようなものとなっている。
以上説明した方法はいづれも全体として一様な度のレン
ズを製作する場合に適合するものであるが、同様の仕方
で2中心タイプでかつ複数焦点レンズないし可変焦点レ
ンズを製作することも可能である。
左右の屈折率不同の場合には、左右の眼の間で度がこと
なっておりレンズの上下部分をそれぞれ使用することを
要する結果生ずる固有の屈折作用の不均衡を補正できる
可変焦点レンズはきわめて必要なことである。
可変焦点レンズをつくる場合には、そのレンズの曲率変
化に相当する面を有するように成形器を変改するものと
する。
第13図には、公知のタイプの成形器が示してあり、こ
のものにおいて、区域30は一定の曲率半径を有してお
り、区域30は一定でかつ前記区域のそれよりも小さい
曲率半径を、また区域32は前記両区域間にあってその
一方の曲率半径から次第に大きいまたは小さい曲率半径
をもって両区域30,31をスムースに接続するように
なっている。
このような成形器を図示符号330個所で曲げて第14
図に示すような形態の成形器をつくり、これによって第
15図に示すようなレンズ素材に加工する。
これに前述の実施例の場合と同様に未加工側の面を研磨
してできたレンズが第16図に示すような形態のもので
あって、このものははっきりわかるような2個の光学中
心OCをそなえておりそれらは夫々前記の区域30.3
1にある。
第17図に示すレンズは単一の光学中心OCをそなえた
通常の可変焦点レンズで本発明によるものと対比するた
めに示したものである。
第16図に示したレンズは正レンズであるが第19図に
示すような負レンズを製作するために前記の成形器を上
述の場合と反対方向に湾曲させて第18図のように構成
することによって負レンズを製作することは容易にでき
ることである。
以上説明した、本発明によるめがね用レンズの製作は主
としてガラス製のレンズ素材からのレンズ製作に適合し
たものである。
しかし本発明がこの種レンズばかりでなく、その他種々
の材料からなるレンズにも適用し得ることはもちろんで
ある。
たとえば、いわゆるプラスチックメモリー特性を有する
材料からレンズを製作する仕方が第20ないし第23図
に示しである。
第20図にはプラスチックメモリー特性を有する材料か
らなり平行2平面からなるレンズ素材1が示しである。
この特性は可熱成型プラスチックにおいて従来から公知
のものであって、この特性を有しておりかつレンズに適
するような光学特性をそなえた熱可塑性材料がいくつも
すでに知られている。
レンズ素材1はまず軟化変形できる程度ニ加熱され、つ
いで2個のプラテン2,30間でプレスされて湾曲軸線
のまわりに角度をもったA。
B2面が形成される。
ついでこの素材を冷却固化して変形された形状に固定す
る。
冷却した素材をプラテンから取りはずした後、A面を研
磨して平坦面とし第22図に示すような形とする。
ついでふたたびこの素材を変形可能の温度に加熱すると
、その材料のプラスチックメモリー特性によってふたた
び第20図々示の形状にもどってゆく傾向がある。
しかしこのときにはA面を研磨しである程度材料が除去
されているので研磨面A′は変形して最終的には第23
図々示のA%のような形状になり、研磨面はその角度が
反転して所定の屈折効果を生ずる形態をとることになる
ついでB面を凸レンズ状に研磨することによって最終的
に正レンズでかつ2個の光学中心をそなえたレンズを得
ることができる。
このような仕方でレンズを製作する場合においても、最
初の変形とは反対方向にグラスチックメモリー特性によ
って曲げ戻った場合の両平面の接合部にはシリンダー←
部と同様の湾曲した区域が形成され、この場合の該区域
の曲率半径と垂直方向の巾は素材1の材料自体の特性と
プラテン2,3による曲げ工程等の角度によって定まっ
てくる。
プラスチックメモリー特性のみの作用では所望の個所ま
で戻らないこともあり得るから、このような場合にはそ
の戻り変形を助長するために外力を加えることがある。
これによって上下両平面部を区切る区域Zの変形傾向を
増大させることができる。
必要に応じて、シリンダ状の区域に所定の巾を具有させ
るためにプラテン2゜3の対応部分の曲げ用軸線部にあ
る大きさの曲率半径をもった丸みをつけておいてもよい
第20ないし第23図に示した方法は、まずレンズ素材
のB面を研磨して光学的にも充分な平面に形成しておき
、素材を再加熱し変形したのちに凹面状にA面を仕上げ
加工して負レンズを製作することもできる。
この場合には最終的なレンズをつ(るために研磨加工で
除去される材料をみこんで素材の厚木はこれに充分適合
できるようにしておかなければならない。
本発明の実施態様を示すと大略下記のとと(である。
1、 シリンダ状曲面をなす区域の垂直方向の巾が2な
いし8mrttである特許請求の範囲記載のめがね用レ
ンズ。
2、 シリンダ状曲面をなす区域がシリンダ状でかつト
ーリック面となっている特許請求の範囲記載のめがね用
レンズ。
3、 レンズの上下両レンズ面がことなった度を有して
いる特許請求の範囲記載のめがね用レンズ。
4、レンズ素材の一面を光学的に仕上げ、つぎにこの素
材を曲げて前記仕上げ面を所定のプリズム作用をなすよ
うに形成し、この曲げ作用を前記仕上げ面に所定の横方
向にのびた湾曲区域を構成するようにした特許請求の範
囲記載のレンズの製法。
5、 レンズ素材の曲げ加工は、仕上げ面と反対側の面
が成形儀表面に接するように素材を成形器上に載置し、
ついで素材加熱可塑化して該素材が自重あるいは他の機
械的な作用を加えることによって曲げて成形儀表面に充
分に接触させ、前記反対側面および(または)成形器が
素材の仕上げ面側に所定のプリズム作用をなす程度に成
形する前記第4項記載のめがね用レンズの製法。
6、 レンズ素材の曲げ作用が仕上げ面と反対の面に素
材をよりめるようにはじめに切りきすを入れておいてお
こなわれる前記第5項記載のめがね用レンズの製法。
7、切りきすが鋸で素材を引ききすをつけることによっ
て形成されている前記第6項記載のめがね用レンズの製
法。
8、 レンズ素材がいわゆるプラスチックメモリー特性
をそなえた材料からなっており、この素材の曲げ作用が
加熱によってまずおこなわれついでこれヲ冷却固化しか
つこれらをすべてレンズ面の仕上げ加工前におこない、
さらに仕上げ加工をほどこした後にプラスチックメモリ
ー特性をそなえた状態でその影響のもとに再加熱して前
記仕上げ加工面をふたたび曲げるようにした前記第4項
記載のめがね用レンズの製法。
9、 レンズ素材がプリズム作用をなすように仕上げら
れた面を有しかつその面に横方向にのびるシリンダ状曲
面の区域をもうけためがね用レンズの半製品。
【図面の簡単な説明】
第1ないし第4図は本発明によるめがね用レンズの製法
の工程を示す説明図、第5図は、第1ないし第4図々示
の方法の変形方法を示す説明図、第6および第1図は、
本発明によるめがね用レンズの製作する他の実施方法を
示す説明図、第8、第9および第10図は、第1ないし
第4図々示の方法を実施するための装置を示す概略図、
第11人ないし第11C図および第12Aないし第12
B図は、本発明による方法を実施するための成形器を示
す概略説明図、第13ないし第19図は、さらに他のレ
ンズを製作する方法を示す概略図、第20ないし第23
図は、めがね用レンズを製作するためのさらに他の方法
を示す概略図である。 図中、符号1・・・・・・レンズ素材、2・・・・・・
成形器、10・・・・・・レンズ素材、11,12・・
・・・・成形器構成用部材、20,21・・・・・・成
形器形成用部材、23・・・・・・素材折曲軸線、24
・・・・・・案内レール、26・・・・・・減摩機構、
25・・・・・・案内部材。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 レンズがプリズム効果を示すように、レンズの上下
    両部がそれぞれ水平軸に関し互いに角度をなして配置さ
    れる上下両面からなり、前記上下のレンズ面は、それら
    の間をスムーズに連結するような横方向に延びる境界部
    分により連結され、前記境界部分は少なくとも2朋の垂
    直方向の幅を有するめがね用レンズ。 2 前記上下両レンズ面は互いに10°の角度で配置さ
    れた平面であり、前記両面は垂直方向の幅が5〜101
    rLnの範囲にあるシリンダー状曲面によって連結され
    ている特許請求の範囲第1項に記載のレンズ。 3 前記境界部分の垂直方向の幅が8m似下である特許
    請求の範囲第1項に記載のレンズ。 4 レンズ素材の一面を光学的に仕上げ、次に前記仕上
    げ面が所定のプリズム作用をなすようにレンズ素材を曲
    げる工程からなり、レンズの曲げ作用は前記仕上げ面に
    所定の境界部分を形成するように制御されているレンズ
    g方法。 5 前記レンズ素材の曲げ加工は、仕上げ面と反対側の
    面が成形型表面に接するように素材を成形器上に載置し
    、次いで素材加熱可塑化して該素材が自重あるいは他の
    機械的な作用を加えることによって曲げて充分に接触さ
    せる特許請求の範囲第4項に記載のレンズ製造方法。 6 レンズ素材の曲げ加工は、前記レンズ素材の仕上げ
    面と反対の面に素材を弱めるようにはじめに切りきすを
    入れておいて行なわれる特許請求の範囲第4項に記載の
    レンズ製造方法。 1 前記切りきすは鋸で素材を引き、きすをつけること
    によって形成する特許請求の範囲第6項に記載のレンズ
    製造方法。 8 前記素材はいわゆるプラスチックメモリー特性を備
    えた材料からなっており、この素材の曲げ加工は加熱に
    よってまず行なわれ次いでこれを冷却固化し、かつこれ
    らをすべてレンズ面の仕上げ加工前に行ない、さらに仕
    上げ加工を施した後にプラスチックメモリー特性を備え
    た状態でその影響のもとに再加熱して前記仕上げ加工面
    を再び曲げるようにした特許請求の範囲第4項に記載の
    レンズ製造方法。
JP51068835A 1975-06-13 1976-06-14 めがね用レンズ Expired JPS5986B2 (ja)

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GB710676 1976-02-23
GB730976 1976-02-24

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JPS522448A JPS522448A (en) 1977-01-10
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DE (1) DE2625712A1 (ja)
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FR2314512A1 (fr) 1977-01-07
US4124282A (en) 1978-11-07
DE2625712A1 (de) 1976-12-16
FR2314512B1 (ja) 1982-05-07

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