JPS598610B2 - ソ−タの仕分機構 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は複写機、印刷機等より排出された用紙を所定の
収納棚に整頓して格納するソータにおける用紙を所定の
収納棚に順次仕分して送り込む仕分機構に関するもので
ある。

従来、この種の仕分機構としては各収納欄の入口部にゲ
ートを設けると共に、このゲートをカムとスイッチによ
り開閉させる構造、あるいは用紙の排出口を一定として
各収納棚を排出口に対して移動させる構造等のものが知
られている。

しかし、前者の構造であるとゲートの開閉がカムとスイ
ッチによる電気的手段によりなされるので、ゲート開閉
が誤動作し易く用紙を順序良く収納棚に確実に格納でき
ないという不具合を有し、後者の構造であると各収納棚
を移動させるために移動するための、駆動力ｂ（大とな
ると共に、構造ｂ（複雑となり、さらには広い設置スペ
ースｂ（必要であるためにソータが大型となつてしまう
等の不具合を有している。

本発明は上記の事情に鑑みなされたものであり、その目
的は、誤動作することなく用紙を順序良く収納棚に確実
に格納できると共に、構造が簡単で狭い設置スペースで
良いようにしたソータにおける仕分機構を提供すること
である。

以下図面を参照して本発明の実施例を説明する。

機枠１内には第１搬送ベルト２と第２搬送ベルト３とが
横、縦方向に連続して設けてあり、案内板４に送り込ま
れた用紙５は第１、第２搬送ベルト２、３に吸着されて
順次搬送される。６は吸引タンクで第１、第２搬送ベル
ト２、３に吸着力を付与する負圧源となつている。

第２搬送ベルト３の搬送方向に沿つて複数の収納棚？１
〜７ｎが傾斜しかつ等間隔で設けてある。

８、８は第２搬送ベルト３の両側に搬送方向に沿つて並
設した一対の送りネジ杆で、該各送りネジ杆８、８には
ナット９ｂ（それぞれネジ合してあり、各ナット９、９
に跨り移動板１０が横架固設してある。

移動板１０には第２搬送ベルト３に吸着された用紙を
剥離して収納棚Ｔ内に送り込む送り込み片１１ｂ（等間
隔で複数固設してある。

一方の送りネジ杆８はクラッチ機構１２を介して可逆転
モータ等の駆動源１３に連結してあり、他方の送りネジ
杆８とはプーリ１４、タイミングペット１５を介して同
一方向に同一速度で回転するように連結してある。

前記クラツチ機構１２は第４図に示す如く、送りネジ杆
８にスリーブ１６を固定し、このスリーブ１６に５駆動
軸１７にジヨイント１８を介して固設した第１内筒１９
を回転自在に外嵌すると共に、スリーブ１６に外筒２０
を備えた第２内筒２１を固定し、外筒２０と第１、第２
内筒１８，２０との環状隙間２２にスプリング２３を設
けて当該スプリング２３の締付力により第１内筒１９と
第２内筒２１を連結している構造となつている。

また、前記外筒２０には爪２４ｂ｛設けてあり、該爪２
４には機枠１にピン２５で揺動自在に支承した結合片２
６ｆ）｛当接可能となり、該係合片２６はソレノイド２
７の作動杆２７ａによつて揺動される。２８は複写機、
２９は偏向案内板である。

次に作動を説明する。

用紙仕分不要の場合には偏向案内板２９／）｛実線位置
となつて第１搬送ベルト２に吸着搬送された用紙５（よ
その彎曲面２９ａに沿つて最上段の収納棚７１に格納さ
れる。

用紙仕分する場合には最初の用紙は前述と同様に偏向案
内板２９によつて最上段の収納棚７１に格納される。

これと同時に複写機２８のスタート釦と連動して可逆転
モータ１３が逆転（矢印Ｂ方向）し、クラツチ機構１２
を介して送りネジ杆８乏ｔ）｛逆転して移動板１０を上
方に移動させ、送り込み片１１ｂ≦第２番目の収納棚７
２に対峙する位置となると上限リミツトスイツチ３０を
踏み、その信号によつて可逆転モータ１３は正転（矢印
Ａ方向）する。このために、外筒２０に設けた爪２４３
が係合片２６に係合当接して外筒２０は停止されるから
スプリング２３の締付力が減少して第１内筒１９と第２
内筒２１とが不連結となつて駆動軸１７の動力が送りネ
ジ杆８に伝わらなくなるために移動板１０は前述の位置
に停止待機する。そして、二枚目の用紙５ｂ｛送られる
と第１搬送ベルト２の途中に設けた光電管スイツチ３１
が用紙５の先端を検知し、その信号によつて偏向案内板
２９のソレノイド（図示せず）が作動して仮想線位置と
なるために、二枚目の用紙５は第２搬送４（ベルト３ま
で吸着搬送されて送り込み片１１によつて剥離され第２
番目の収納棚１２内に送り込み格納される。

この時収納棚７の入口部上下に設けた光電管スイツチ３
１を二枚目の用紙５の後端が通過すると光電管スイツチ
３１は検知信号を発する。

この検知信号によつてソレノイド２７が作動されてその
作動杆２７ａｂ｛瞬時矢印Ｃ方向に作動して係合片２６
をピン２５を中心として僅かな時間だけ矢印Ｄ方向に揺
動する。このために、爪２４と係合片２６との係合ｂ卜
僅かな時間だけ解除されるから外筒２０は回転可能とな
つてスプリング２３の締付力ｔ）｛増大して第１内筒１
９と第２内筒２１とが連結され、送りネジ杆８は正転し
移動板１０を下方に移動する。

そして、外筒２０！）卜１回転するとソレノイド２７は
すでに非作動状態（図示の伏態）に復帰しているから係
合片２６と爪２４とｂ｛係合当接して外筒２０ｔ）｛停
止され、前述と同様に送りネジ杆８は停止される。すな
わち、二枚目の用紙５ｂ｛第２番目の収納棚７２内に格
納されるとクラツチ機構１２は送りネジ杆８を１回転さ
せるだけ接状態となる。

ここで、送りネジ杆８のネジピツチを当接送りネジ杆８
が一回転した時の移動板１０の移動距離が隣設する収納
棚７の間隔ｔと同一となるように設定してある。

このために、移動板１０は第３番目の収納棚７３と対峙
した位置まで移動して停止待機する。

以後、三枚目、四枚目・・・・・・ｎ枚目の用紙５ｔ）
３送り込まれた場合には前述と同様に作動して用紙５を
所定の収納棚７内に格納できる。そして、移動板１０１
１５｛最下段の収納棚７ｎと対峙する位置より下方に移
動すると下限リミツトスイツチ３２を踏み、その信号に
より可逆転モータ１３が逆転されて移動板１０は上限リ
ミツトスイツチ３０を踏む位置まで移動される。

なお、移動板１０が途中の位置で停止した時には再び複
写釦を押した時に前述と同様に上方に移動して第２番目
の収納棚７２と対峙する位置となる。

本発明は前述のように構成したので、送り込み片１１を
誤動作することなく収納棚７の間隔と同一距離だけ順次
移動させることｂ｛でき、用紙を順序良く収納棚７に確
実に格納できる。また、収納棚７を移動させることなく
送り込み片１１を移動させるから、構造が簡単で狭いス
ペースに設置でき、ソータＢ５安価となると共に、ソー
タ全体をコンパクトにできる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示すもので、第１図は全体説明
図、第２図は仕分機構の正面図、第３図はその側面図、
第４図はクラツチ機構の断面図、第５図はＶ部拡大斜視
図である。 ７は収納棚、８は送りネジ杆、１０は移動体、１１は送
り込み片、１２はクラツチ機構、１３は１駆動源。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 用紙搬送路に沿つて複数の収納棚７を等間隔で配設
   すると共に、用紙搬送路に沿つて設けた送りネジ杆８に
   移動体１０を回転しないようにネジ合し、該移動体１０
   に用紙を搬送路から剥離して前記収納棚７内に送り込み
   格納する送り込み片１１を設けると共に、前記送りネジ
   杆８を、用紙５の収納棚７内への格納と同期して一定時
   間接となるクラッチ機構１２を介して駆動源１３に連結
   し、前記送りネジ杆８のネジピッチを当該送りネジ杆８
   の回転による移動体１０の移動距離と前記収納棚７の間
   隔とが同一となるように設定したことを特徴とするソー
   タの仕分機構。