JPS598589Y2 - 棚体 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は棚の取付位置を調節可能な棚装置に関するも
のである。

米国特許第３４２４１１１号に発表された組立棚は、接
地する垂直部材に個々に支えられた複数個の棚よりなっ
ている。

各垂直部材は、該部材の縦方向に、離隔した円周溝をも
ち、各棚は、環状部材により、各垂直部材の円周溝にく
さび止めされる孔あき隅支持体を有する。

このような組立体の不利な点は、垂直部材に溝を切るた
め費用がかかることであり、また、溝切りにより垂直部
材の機械的強度が低下することに加えて、溝はみぐるし
く、また汚れがたまりやすいことである。

本考案は、上述の欠点を改善しかつ除去した棚装置を提
供する。

本考案に関する棚装置は、互いに離隔しかつ接地する垂
直部材に個々に支持される複数個の棚を有し、各前記棚
が、前記垂直部材に解放可能に固定される棚支持具とく
さび接触関係となるカラ一部分を有し、前記垂直部材の
外面がなめらがであることを特徴とする。

更に各棚支持具は垂直部材の滑らかな表面に接するネジ
で垂直部材に解放可能に締めつけられ固定されている。

ネジは垂直部材のあらかじめ決められた位置に各々の棚
支持具がとまるように締めつけられ、又、棚支持具は、
垂直部材の滑らかな表面にほとんどまったく跡をつけず
にはじめの位置から次の位置へ移ることができる。

棚支持具と棚のカラ一部分のくさび結合を得るために棚
支持具の外側表面に外側に下側へ向けてのテーパーをつ
け、カラ一部分の内側表面にも、同様のテーパーをつけ
るのが望ましい。

以下に本考案の詳細を付図に関連させて説明する。

第１図から第６図の棚装置は、キャップ２と調節可能の
脚部３をもつ４本の垂直部材よりなっている。

該垂直部材は互いに離隔し按地するものである。

垂直部材は金属製のもので、好ましくは、金属管が用い
られ、プラスチックで゛おおつても良い。

該部材はなめらかな外側表面をもつようにする。

垂直部材は、垂直に、はなれた棚を支える。

棚の２つが第１図に示めされている。

各棚は、端フレム６につながれた平行な横フレーム５を
有し、長いロツド７と交叉ロツド８よりなる重みをささ
える面をもつ。

各棚は、一般に外向きに下向きにテーパーをもち、一般
に截頭状の内壁１１をもつ空胴１０をもったすみのカラ
一部分９へ溶接されているか、また他の方法でしっかり
と固定される。

各棚のカラ一部分９は、着脱自在に垂直部材にとりつけ
られる棚支持具１２によってそれぞれの垂直部材にとり
つけられる。

棚支持具は第４図〜第６図によく示めされているが、各
棚支持具は、環状の基底部１３をもち、そこから４よい
の弾性のある指部１５が収束面へと上方に延在している
。

締ネジ１５を、基底部１３のネジ穴にとめる。

使用に際し棚支持具１２は、各垂直部材のあらかじめ設
定された位置まですべりおろされ、締ネジ１５で垂直部
材１２にとりつけられる。

棚４は、その後垂直部材にそっておろされ、部材１の方
に内方におしつけられる支持指状部１４と内壁１１との
接触によって、棚カラ一部分９は、棚支持部分にくさび
止めされることになる。

もし、締ネジ１５がたまたまゆるんだとしても、くさび
止めは棚支持具を垂直部材に対して動かさない働きをす
る。

棚面の重みは、カラ一部分９と部材１とのくさび止め効
果をます。

棚４への一回の上方への軽いたたきで棚を棚支持具より
はずすことができ、締ネジ１５をゆるめ棚支持具を動く
ようにしてやることにより、位置がえがで゛きる。

このように、一つの棚の位置は、他の棚をうごかすこと
なしに変えられる。

第７図から９図の棚体は、棚４も含むが、滑らかな表面
をもった四角な金属管でできた垂直部材１８をつけられ
る棚支持具１７により装着される四角な断面のカラ一部
分１６を一例として示した。

カラ一部分１６の空胴の内壁は外側に下向きにテーパが
ついている。

第９図にもつともよくみられるように、各支持具１７は
、四角形断面の基底部１９をもち、そこから収束面に向
って延在する側壁２０．２１があり、直交するよう配置
されている。

締ネジ２２は基底部１９の一側面２３のネジ穴につけら
れる。

棚４は、前案と同様な方法で垂直部材にくさび止めされ
る。

第１０．１１図の棚体において、支持具２４は、棚４を
四角な金属管の垂直部材１８につけるのに使われ、弾性
のある４枚の指状部２５がでている四角な基底部１９を
もつ。

棚支持具は、ただ垂直部材１８にあらかじめ定めた位置
まで滑り入れ、そこでネジ２２によって固定される。

棚は、前例に記したような仕方で部材１８にくさび止め
される。

カラ一部の内壁と、それぞれの棚支持具の外壁はモース
テーパスケール（Ｍｏｒｓｓ Ｔａｐｅｒ Ｓｃａｌｅ
）に従って１＋゜′ぐらいがよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は、棚装置の烏敵図、第２図は、第１図のＩＩ
− ＩＩ線部の拡大した正面部分図、第３図は、第２図
の平面図、第４図は、第１図の棚支持具の正面図、第５
図は、第４図の棚支持具の上面図、第６図は第４図の棚
支持具の下面図、第７図は、第３図に対応する別の棚装
置の部分断面平面図、第８図は、第７図の■一■断面図
、第９図は、第７図の棚支持具の鳥轍図、第１０図は、
別の棚支持具の上面図、第１１図は、第１０図の］−Ｍ
断面図である。 図中 １は垂直部材、２はクロージャーキャップ、３は
脚調節部、４は棚、５は棚材（樅）、６は棚材（横）、
７は棚部縦棒、８は棚部交叉棒、９はカラ一部分、１１
はカラ一部内壁、１２は棚支持具、１３は棚支持具底部
、１４は棚支持具指状部、１５は調節ネジ、１６はカラ
一部分、１７は棚支持具、１８は垂直部材、１９は棚支
持具基底部、２０．２１は壁、２２は調節ネジ、２３は
棚支持具側部材、２４は棚支持具、２５は棚支持具指状
部である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 一連の垂直部材１，１８とそれに支持される棚とを有し
   、該垂直部材の各々は棚支持具１２，７１．２４を有し
   、前記棚は前記棚支持具の上に載せられる対応カラ一部
   分９，１６を有し、前記垂直部材はなめらかな面を有し
   ている、調節可能な棚装置において、前記棚支持具１２
   ，１７．２４の各々は一体構造の環状の部分と上方に伸
   びる弾性指部材１４，２０，２１ ．２５を有しており
   、該弾性指部材は前記環状の部分から上に行くに従い内
   方に向うテーパを有しており、各指部材の間には指部材
   の動きを可能にするよう間隙が形威されており、更に前
   記環状の部分には、前記指部材を前記垂直部材１，１８
   の側面に係合させた状態で前記環状の部分を垂直部材の
   なめらかな面に保持させるねし１５．２２が設けられて
   おり、各棚は前記棚支持具の指部材１４，２０，２１
   ．２５に係合するカラ一部分９，１６を有し、前記カラ
   一部分と棚支持具とはくさび関係にて係合し指部材を垂
   直部材に押しつけるように構或されていることを特徴と
   する調節可能な棚装置。