JPS5985261A - 食品の結着方法 - Google Patents

食品の結着方法

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JPS5985261A
JPS5985261A JP57195820A JP19582082A JPS5985261A JP S5985261 A JPS5985261 A JP S5985261A JP 57195820 A JP57195820 A JP 57195820A JP 19582082 A JP19582082 A JP 19582082A JP S5985261 A JPS5985261 A JP S5985261A
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JP
Japan
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bonding
foods
roe
binding
freeze
Prior art date
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Application number
JP57195820A
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JPS6326978B2 (ja
Inventor
Ryutaro Fukazawa
深沢 立太郎
Susumu Kodama
児玉 進
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Seiwa Kasei Co Ltd
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Seiwa Kasei Co Ltd
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Publication date
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  • General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
  • Meat, Egg Or Seafood Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は蛋白質分解酵素活性を有する動・植物性食品を
、蛋白質性結着材で結着する際に、当該食品の有する蛋
白質分解酵素が結着材に作用して結着力を弱めるのを防
止するために、食品として無害な蛋白質分解酵素阻害剤
(以下インヒビターと称す)を添加して結着を容易なら
しめる方法に関する。
従来結着材を用いて食品を結着する方法は数多く行なは
れてきた。例えばハム製造時におけるゼラチン、そば製
造時における小麦粉又は山芋、ハンバーグ製造時におけ
る卵等もその範ちゅうに入る。結着材の種類も、天然食
品を利用した前記のような物質をはじめとして、結着力
の主役が蛋白質、炭水化物、或いはそれ等の化学的誘導
体等も数多く見られる。本発明の特長は、天然物、合成
物に限らず、蛋白質性の結着材を使用したときに、被結
着体である食品に蛋白分解酵素活性がある場合には結着
が容易に完了しない難点會゛解決したところにある。
蛋白質分解酵素は動・植物性の全ての食品に含まれてい
るが、動物の消化液、植物の分泌液、□酵素食品等にお
いては細胞外に存在している。
これらの蛋白質分解酵素は殆んどの場合、一定温度以上
の加熱により不活化される。然しなから、生鮮、凍結、
塩蔵、特殊な乾燥食品等においては蛋白質分解酵素活性
は大部分保存されており一これ等食品を蛋白質性結着材
で結着する場合はその影響を受ける。また細胞内にのみ
蛋白質分解酵素を有する食品を結着する場合でも、工程
中に細胞が破壊して内部の蛋白質分解酵素が流出し、同
様な影響を及ぼす、鳴合が多くある。
蛋白、魚肉すり身、凍結乾燥すり身等が通常よく用いら
れる。このうち魚肉すり身、凍結乾燥すり身は魚肉アク
トミオシンの所謂「坐り」を白等とは異雇った結着機構
を持つが、「坐り」現象が蛋白質の高次の立体構造に由
来する結着であるため特に蛋白質分解酵素の影響を受は
易い。程度の差はあれ、前記すり身以外の結着材に於て
もその影響を受けることは事実である。
従来は蛋白質分解酵素活性を有する食品を蛋白り性結着
月で結着する場合、単に結着材の量を増箪する以外に方
法がなかった。このため被結着体である食品本来の味、
香り、テクスチャー等に影響を与え、好ましいことでは
なかった。
本発明に於ては、これらの欠点を除くために、食品の有
する蛋白質分解酵素をインヒビターを添加することによ
って不活性化し、従来通りの結着材の添加量、添加方法
で食品の結着を可能にすることに成功し発明を完成した
ものである。
蛋白質分解酵素は広く動・植物・微生物界に分布してお
り、基質に対する作用様式に基き、エンド−efチダー
ゼ、エキソペプチダーゼニ大別され、更に触媒残基によ
る分類ではセリンプロテアーゼ、チオールプロテアーゼ
、酸性プロテアーゼ、金属プロテアーゼの4群に分けら
れている。 トリプシン、プラスミン、エラスターゼ、
カテプシンGなどがセリンプロテアーゼに古し、ノ平2
9イン、プロメラインなどはチオールプロテアーゼに属
し、ペプシン、レンニン、カテプシンD、Eなどは酸性
プロテアーゼに属し、コラダナーゼ、アミノペプチダー
ゼ、カルホキシイグチダーゼなどけ全組プロテアーゼに
属する。これら蛋白質分解酵素に対するインヒビタは動
・植物、微生物代謝産物中に数多く発見されている。古
くは牛膵臓から抽出されたKu−nitzインヒビター
はトリプシン、カリクレイン等に阻害作用を有してbる
本発明者等は、各種インヒビターによる実験を数多く行
なったが、使用する対象が食品である点と、食品中には
多種多様の蛋白質分解酵素が含有されている点を考慮し
て、産業的に使用するインヒビターとして豚プラズマ・
I?ウダーが最も適当であることを見出した。豚プラズ
マ中には強力なインヒビターが多貝に含まれ、且つその
インヒビターとしての作用u l広い蛋白質分解酵素に
有効であった。−例をあげれば、10%ゼラチン溶液1
00mA宛を8本のコルインに分注し、4本に豚プラズ
マ・パウダー10Jl+9を加えた後、各々にトリプシ
ン、d’ノ4イン、カテプシン1〕、アミノペプチダー
ゼの一定前を夫々2木兄に加えて冷蔵、したところ、豚
プラズマ・パウダーを加えた群は何れも凝固したが、酵
素のみの対照は何れも凝固せずゼラチンは液化していた
最近、省資源の趨勢から、加工食品業界においても従来
食品としてがえりみられなかった部分、例えば魚類の端
切れも結着して食品として供するようになってきており
、また魚卵等ノバラ卵も結着成型して付加価値をつける
方向にある。これらの結着材としては各種の蛋白質性結
着材が用いられているが、主としては添加量が少なくて
すむ点と、加熱によらず「坐り」現象で強固に結着可能
な凍結乾燥すり身が用いられている。前記したように、
「坐り」は蛋白質の高次の立体構造に起因しているため
特に被結着体中に含まれる蛋白質分解酵素の影響を受は
易い。例えは魚卵を保!警乾燥すり身で結着する場合、
脱水工程が必須であるが、この際魚卵の種類や卯の成熟
度によっては表皮がうずく、壊れて内容物が流出する場
合がしばしばある。この場合流出した内容物中の強力な
蛋白質分解酵素が働いて1坐り」構造をとることを妨は
結着不能となる。このようなとき、予め卯に豚プラズマ
・パウダーを加えておくと規定量の凍結乾燥すシ身によ
って完全に結着がn]能となる。また魚肉の細片の蛋白
質分解酵累活性を測定すると、カテグシンDの活性が特
に高い。魚肉の細片をそのまま凍結乾燥すり身以外の蛋
白質性結着拐で結着しようとしても、生の状態でスライ
ス出来る状態にはなシにくいが、これに豚プラズマ・パ
ウダーを添加混合しておくと容易に生でスライス可能と
なる。
以下実施例をあげて本発明を更に具体的に説明するが、
本発明はこれによって限定されるものではない。
〔実施例1〕 雁ない塩蔵ししゃも卵1 kgを500fI−宛に二分
した。各々木綿袋に入れ6if、水で30分間脱地して
から3000 r、p−m 3分間遠lD脱水した。夫
々380?であった。卵粒は凡そ40%が破れ、著しく
テクスチャーが悪くなった。
上記破卵1yをと9試験管に入れ、10チゼラチン浴敢
10−を江別して振盪し5℃゛の冷蔵庫に放置した。2
時間経過後においてもゼラチン溶液は固化せず液化した
ま”まであった。
卵300!v−宛をとり、夫々A、Bとした。Aには豚
プラズマ・ノ4ウダー2Jを加えて攪拌した後、A、B
夫々に凍結乾燥すシ身〔成和化成■製″’P−F−P”
:)を101宛添加し、混合攪拌して1個30y−宛の
「数の子」状に成型し、−晩5℃の冷蔵庫に放置した・ 翌朝Aは強く固まっておシ、手にとって強く振っても何
等型崩れはなかったが、Bはもろく全て折れた。
〔実施例2〕 鯖落し身2001から1OfPをと9、実施例1におけ
ると同様なゼラチン固化テストを実施したところゼラチ
ンは液化したままであった。
前記鯖落し身f50fF宛二つに分け、A、Bとした。
Aには豚プラズマ・ノ臂ウダー11を加えて攪拌した後
、A、B夫々に乾燥卵白6を宛を添加し、混合攪拌して
ハンバーグ状に成型し、−晩15℃に放置した。
翌朝Aは府下で0−5 cm rlJにスライス出来た
が、Bは形が崩れてスライスできなかった。
特許出願人 成和化成株式会社 代理人 弁理士 樫 出 庄 治

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)蛋白質分解酵素活性を有子名食品を蛋白質性結着材
    で結着する際に、゛蛋白質分解酵素阻害剤を使用するこ
    とを特徴とする該食品の結着を容易ならしめる方法。 2)蛋白質分解酵素阻害剤として豚プラズマ・パウダー
    を使用することよりなる特許請求の範囲第1項記載の方
    法。
JP57195820A 1982-11-08 1982-11-08 食品の結着方法 Granted JPS5985261A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57195820A JPS5985261A (ja) 1982-11-08 1982-11-08 食品の結着方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57195820A JPS5985261A (ja) 1982-11-08 1982-11-08 食品の結着方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5985261A true JPS5985261A (ja) 1984-05-17
JPS6326978B2 JPS6326978B2 (ja) 1988-06-01

Family

ID=16347535

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP57195820A Granted JPS5985261A (ja) 1982-11-08 1982-11-08 食品の結着方法

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JP (1) JPS5985261A (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4922694A (ja) * 1972-06-26 1974-02-28
JPS55108242A (en) * 1979-01-13 1980-08-20 Ritsuo Shigeoka Preparation of ground fish meat and fish-paste product

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4922694A (ja) * 1972-06-26 1974-02-28
JPS55108242A (en) * 1979-01-13 1980-08-20 Ritsuo Shigeoka Preparation of ground fish meat and fish-paste product

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Publication number Publication date
JPS6326978B2 (ja) 1988-06-01

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