JPS5983981A - 湿式摩擦材 - Google Patents
湿式摩擦材Info
- Publication number
- JPS5983981A JPS5983981A JP19038782A JP19038782A JPS5983981A JP S5983981 A JPS5983981 A JP S5983981A JP 19038782 A JP19038782 A JP 19038782A JP 19038782 A JP19038782 A JP 19038782A JP S5983981 A JPS5983981 A JP S5983981A
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- JP
- Japan
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- layer
- friction
- friction material
- wet friction
- cermet
- Prior art date
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- Pending
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- Braking Arrangements (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Ceramic Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は芯金(金属プレート)にサーメツト層を介して
セラミックス層を溶射接合してなる湿式摩擦材に関する
ものである。
セラミックス層を溶射接合してなる湿式摩擦材に関する
ものである。
湿式摩擦材を油中で使用する場合、特に高速回転や高面
圧の使用条件下では摩擦材の母料が破壊したり、接着面
から剥離したシする現象が起り、また摩擦面で油膜切れ
を生じ、摩擦材と相手金属材との接触摩擦によシ、いわ
ゆる乾燥摩擦に近い状態となる。
圧の使用条件下では摩擦材の母料が破壊したり、接着面
から剥離したシする現象が起り、また摩擦面で油膜切れ
を生じ、摩擦材と相手金属材との接触摩擦によシ、いわ
ゆる乾燥摩擦に近い状態となる。
例えば従来から湿式摩擦材として用いられているレジン
モールドやペーパーフェーシングでハ、ソの厚さが0.
2〜1.0mの薄肉のものでは回転数900ORPM以
上の高速回転や、高面圧の使用条件下では摩擦材の母材
が破壊したシ接着面から剥離する現象が起る。また高面
圧によシ摩擦係数(JI)レベルが急上昇し、急制動状
態となるため制御が困難とな勺、簡には車体振動を生ず
るようなシャダー現象が起る。
モールドやペーパーフェーシングでハ、ソの厚さが0.
2〜1.0mの薄肉のものでは回転数900ORPM以
上の高速回転や、高面圧の使用条件下では摩擦材の母材
が破壊したシ接着面から剥離する現象が起る。また高面
圧によシ摩擦係数(JI)レベルが急上昇し、急制動状
態となるため制御が困難とな勺、簡には車体振動を生ず
るようなシャダー現象が起る。
この現象は銅系焼結合金の場合においても起シ易い。
これに対し、本発明の湿式摩擦材はサーメツト層を介し
てセラミックス層が芯金に強固に溶射接合されているた
め、高速回転や高面圧の使用条件下においても前記従来
材のように母材が破壊されたり、接着面から剥離された
シすることはなく、また高面圧のため摩擦面に油膜切れ
の状態が生じても摩擦係数ω)レベルの上昇が少なく、
望ましくないシャダー現象が低減できる。
てセラミックス層が芯金に強固に溶射接合されているた
め、高速回転や高面圧の使用条件下においても前記従来
材のように母材が破壊されたり、接着面から剥離された
シすることはなく、また高面圧のため摩擦面に油膜切れ
の状態が生じても摩擦係数ω)レベルの上昇が少なく、
望ましくないシャダー現象が低減できる。
本発明の湿式摩擦材に用いられるセラミックスとしては
添加材を添加し、又は添加しない炭化珪素(SiC)又
は窒化珪素(SLN4)等が代表例としてあげられる。
添加材を添加し、又は添加しない炭化珪素(SiC)又
は窒化珪素(SLN4)等が代表例としてあげられる。
その層の厚さは油中使用の場合、一般に多板重ねになる
数比較的薄肉でよく0.1〜0.8鰭の範囲で溶射の度
合で調整される。
数比較的薄肉でよく0.1〜0.8鰭の範囲で溶射の度
合で調整される。
本発明においてはこのセラミックス層を芯金に溶射接合
するに当って、予め芯金にザーメッ)f溶射被覆してお
くことが必要であり、それによりセラミックス層の接合
をよシ強固にすることができる。
するに当って、予め芯金にザーメッ)f溶射被覆してお
くことが必要であり、それによりセラミックス層の接合
をよシ強固にすることができる。
サーメツト材としてはアルミナ(AムQs )と各種金
属(F e+ N it Co等)よりなる系が代表例
としてあげられる。なお、サーメツト材の溶射被覆に際
しては、はじめに比較的金属含有量の多いサーメット材
ff10.05〜0.1哨厚で溶射被覆して下地層とな
し、ついで比較的セラミックス含有量の多いサーメツト
材をその上に0.05〜0.1nm厚に溶射被覆して中
間層とするのが目的とするセラミックス層の溶射接合に
とってより好ましい。
属(F e+ N it Co等)よりなる系が代表例
としてあげられる。なお、サーメツト材の溶射被覆に際
しては、はじめに比較的金属含有量の多いサーメット材
ff10.05〜0.1哨厚で溶射被覆して下地層とな
し、ついで比較的セラミックス含有量の多いサーメツト
材をその上に0.05〜0.1nm厚に溶射被覆して中
間層とするのが目的とするセラミックス層の溶射接合に
とってより好ましい。
次に本発明の湿式摩擦材の実施態様例を示すと、第1図
において円板状芯金(1)の周辺端部両面にザーメット
ハ☆(2)ヲ介してセラミックス層(3)が溶射接合さ
れており、(4)はこの円板状摩擦材のシャフトへの取
付面でギヤー溝を設けている場合もある。
において円板状芯金(1)の周辺端部両面にザーメット
ハ☆(2)ヲ介してセラミックス層(3)が溶射接合さ
れており、(4)はこの円板状摩擦材のシャフトへの取
付面でギヤー溝を設けている場合もある。
なお、本発明の湿式摩擦月は図示の形式に限定されるも
のではなく、例えばセラミックス層(3)は芯金(1)
の片面のみに接合される場合もある。
のではなく、例えばセラミックス層(3)は芯金(1)
の片面のみに接合される場合もある。
次に本発明の効果音一層明らかにするため、従来の湿式
摩擦材と本発明による湿式摩擦材の油中摩擦試験を行な
い性能を比較した。
摩擦材と本発明による湿式摩擦材の油中摩擦試験を行な
い性能を比較した。
予め脱脂、サンドブラッシング処理等を施した所定の鉄
系芯金の所定部分に、まず粒度300メツシユ以下に微
粉砕したアルミナと鉄の混合粉末(AムQs: Fe
= 4.0 : 60 Br酸素−アセチレン炎を用い
る粉末ガンで0105〜0.1■厚に溶射被覆して下地
層となし、ついでこの上に同様に微粉砕したアルミナと
鉄の混合粉末(AA201 : Fe−70: 30
)k同様に粉末ガンで溶射被覆して中間層とした。
系芯金の所定部分に、まず粒度300メツシユ以下に微
粉砕したアルミナと鉄の混合粉末(AムQs: Fe
= 4.0 : 60 Br酸素−アセチレン炎を用い
る粉末ガンで0105〜0.1■厚に溶射被覆して下地
層となし、ついでこの上に同様に微粉砕したアルミナと
鉄の混合粉末(AA201 : Fe−70: 30
)k同様に粉末ガンで溶射被覆して中間層とした。
ついでこのサーメツト層の上に、粒度400メツシユ以
下に微粉砕した炭化珪素粉末を不活性ガス(主、とじて
アルゴン)を用いるプラズマガン全円いて厚さ約0.3
yesになるまで溶射l〜、セラミックスJ曽全接合
し目的とする摩擦材を得た。
下に微粉砕した炭化珪素粉末を不活性ガス(主、とじて
アルゴン)を用いるプラズマガン全円いて厚さ約0.3
yesになるまで溶射l〜、セラミックスJ曽全接合
し目的とする摩擦材を得た。
この湿式摩擦材と従来の湿式摩擦材(銅系焼結合金、レ
ジンモールド、ペーパーフェーシングをツレぞれ同様の
芯金に有機系結合剤で接着させたもの)を用い、エンジ
ン油中で高速回転及び押付は面圧を変化させて摩擦試験
を行ない、母材の状態を観察するととも(C1その摩擦
係数O1)の変化を測定し比較した。なお、この場合相
手摩擦材はFC−2C,!高速回転時の回転速度は10
.00 ORPMであった。
ジンモールド、ペーパーフェーシングをツレぞれ同様の
芯金に有機系結合剤で接着させたもの)を用い、エンジ
ン油中で高速回転及び押付は面圧を変化させて摩擦試験
を行ない、母材の状態を観察するととも(C1その摩擦
係数O1)の変化を測定し比較した。なお、この場合相
手摩擦材はFC−2C,!高速回転時の回転速度は10
.00 ORPMであった。
その結果、従来品では高速回転時に母料の破壊や接着面
からの剥離現象が見られたが、本発明品ではセラミック
ス層が強固に接合されているのでその様な現象はみられ
なかった。
からの剥離現象が見られたが、本発明品ではセラミック
ス層が強固に接合されているのでその様な現象はみられ
なかった。
また摩擦係数(μ)においても第2図に示すとおり、従
来品ではいずれも押付は面圧がある程朋以上になると、
その摩擦係数は急激に上昇する傾向全示すが、これに対
し本発明品においてはその上昇の度合ははるかに小さい
ことが示されている。
来品ではいずれも押付は面圧がある程朋以上になると、
その摩擦係数は急激に上昇する傾向全示すが、これに対
し本発明品においてはその上昇の度合ははるかに小さい
ことが示されている。
この結果、本発明の湿式摩擦材が高速回転、高面圧の条
件下においても強固に接合されて何ら剥離することなく
、バースト強度は12.00 ORPMをクリアーする
ことができるばかりでなく、油膜切れに対しても極めて
有効であることが明らかである。
件下においても強固に接合されて何ら剥離することなく
、バースト強度は12.00 ORPMをクリアーする
ことができるばかりでなく、油膜切れに対しても極めて
有効であることが明らかである。
また本発明の湿式摩擦材は従来品よりも薄肉のものがで
きるので多板化して使用するのに有利であり自動車、産
業車輌、各種産業機械の油中使用のクラッチフェーシン
グ、ブレーキ材として極めて有用であることが明らかで
ある。
きるので多板化して使用するのに有利であり自動車、産
業車輌、各種産業機械の油中使用のクラッチフェーシン
グ、ブレーキ材として極めて有用であることが明らかで
ある。
第1図は本発明の実施態様の一例を示すものであり、(
イ)は平面図、(ロ)は断面図である。第21ツ1は本
発明品と従来品の押伺は面圧と摩擦係数の関係を示す図
表である。 1 ・・・・・・・・・・・・円板状芯金2 ・・・・
・・・・・・・・サーメツト層3 ・・・・・・・・・
・・・セラミックス層4 ・・・・・・・・・・・・シ
ャフトへの取付面第1図 第2図 o−−−%i1番趨係か会金と出+rljfL六N簿社
Δ−一−へご一ロ’−7z〉しτ′ ・−’Lン゛〉モーILト +7
イ)は平面図、(ロ)は断面図である。第21ツ1は本
発明品と従来品の押伺は面圧と摩擦係数の関係を示す図
表である。 1 ・・・・・・・・・・・・円板状芯金2 ・・・・
・・・・・・・・サーメツト層3 ・・・・・・・・・
・・・セラミックス層4 ・・・・・・・・・・・・シ
ャフトへの取付面第1図 第2図 o−−−%i1番趨係か会金と出+rljfL六N簿社
Δ−一−へご一ロ’−7z〉しτ′ ・−’Lン゛〉モーILト +7
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 (1)芯金にサーメツト層を介してセラミックス層を特
許請求の範囲第1項記載の湿式摩擦材。 (3)サーメツト層が比較的金属含有量の多い下地層と
比較的セラミックス含有量の多い中間層がらなっている
特許請求の範囲第1項又は同第2項記載の湿式摩擦拐。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19038782A JPS5983981A (ja) | 1982-10-29 | 1982-10-29 | 湿式摩擦材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19038782A JPS5983981A (ja) | 1982-10-29 | 1982-10-29 | 湿式摩擦材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5983981A true JPS5983981A (ja) | 1984-05-15 |
Family
ID=16257315
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19038782A Pending JPS5983981A (ja) | 1982-10-29 | 1982-10-29 | 湿式摩擦材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5983981A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS622839U (ja) * | 1985-06-20 | 1987-01-09 |
-
1982
- 1982-10-29 JP JP19038782A patent/JPS5983981A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS622839U (ja) * | 1985-06-20 | 1987-01-09 |
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