JPS5983734A - 高圧相の形成法 - Google Patents
高圧相の形成法Info
- Publication number
- JPS5983734A JPS5983734A JP57192910A JP19291082A JPS5983734A JP S5983734 A JPS5983734 A JP S5983734A JP 57192910 A JP57192910 A JP 57192910A JP 19291082 A JP19291082 A JP 19291082A JP S5983734 A JPS5983734 A JP S5983734A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- phase
- high pressure
- pressure phase
- pressure
- ultra
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- Granted
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- Silicates, Zeolites, And Molecular Sieves (AREA)
- Carbon And Carbon Compounds (AREA)
- Heat Treatment Of Nonferrous Metals Or Alloys (AREA)
- Manufacture Of Alloys Or Alloy Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(イ)技術分野
本発明は、常圧下において高圧相を形成する方法に関す
る。
る。
(ロ)技術背景
物質は(1)式で表わされる自由エネルギーの値により
出現する相が支配される。
出現する相が支配される。
G= H= T S + PV −Q)物質のおかれた
状況におけるGの値が低い相が安定に存在し得るのであ
る。一般に高圧相とは常圧下においては、他の相に比べ
自由エネルギーが高い為、出現できない相を指す。たと
えば、ダイヤモンドや立方晶窒化硼素(以下CBN
と称す)は工業的に使用されている高圧相である。
状況におけるGの値が低い相が安定に存在し得るのであ
る。一般に高圧相とは常圧下においては、他の相に比べ
自由エネルギーが高い為、出現できない相を指す。たと
えば、ダイヤモンドや立方晶窒化硼素(以下CBN
と称す)は工業的に使用されている高圧相である。
これ等の高圧相を得るには、高圧で平衡状態を作って、
目的の高圧相を出現させ、他の相に変態させることなく
常圧に戻すという手段を用いている。
目的の高圧相を出現させ、他の相に変態させることなく
常圧に戻すという手段を用いている。
先述のダイヤモンドやCBN は敵方気圧に千数百Gの
高温高圧下に、これ等の相が出現する領域があり、いわ
ゆる超高圧装置を用いて生産を行っている。一般に超高
圧装置は、それ自体高価であり高圧容器の容量が小さい
為に、生産量としては多くを期待できない。このことが
、人工ダイヤモンドの価格が、天然ダイヤモンドに対し
て、それ程安くない理由である。
高温高圧下に、これ等の相が出現する領域があり、いわ
ゆる超高圧装置を用いて生産を行っている。一般に超高
圧装置は、それ自体高価であり高圧容器の容量が小さい
為に、生産量としては多くを期待できない。このことが
、人工ダイヤモンドの価格が、天然ダイヤモンドに対し
て、それ程安くない理由である。
ある系における自由エネルギー状態を模式的に第1図に
図示する。高温では液相の自由エネルギーが低く溶解状
態である。1M以下の温度では固相が出現する。この系
での高圧相をZ相とすると通常の凝固過程で出現するこ
とは、全く不可能であるように見える。
図示する。高温では液相の自由エネルギーが低く溶解状
態である。1M以下の温度では固相が出現する。この系
での高圧相をZ相とすると通常の凝固過程で出現するこ
とは、全く不可能であるように見える。
(ハ)発明の開示
発明者は、このように常圧で生成が不可能な高圧相を出
現させる方法を検討し、本発明に至った。
現させる方法を検討し、本発明に至った。
第1図に戻って、本発明を説明する。T1 という温
度では、先述の如くX相が出現し、YあるいはZ相は出
現しない。しかしもしT1 において、Zより自由エネ
ルギーが高い状態を得られれば、その不安定な状態をよ
り安定にする方向として、Z相の出現も可能ではないか
と考えるに至った。
度では、先述の如くX相が出現し、YあるいはZ相は出
現しない。しかしもしT1 において、Zより自由エネ
ルギーが高い状態を得られれば、その不安定な状態をよ
り安定にする方向として、Z相の出現も可能ではないか
と考えるに至った。
T1 で液相0.)は不安定な状態で通常は作り出す
ことは不可能であるが、急冷法を用い液体よりやや自由
エネルギーの高い非晶質相(a)を作ることは可能であ
る。
ことは不可能であるが、急冷法を用い液体よりやや自由
エネルギーの高い非晶質相(a)を作ることは可能であ
る。
このようにして得た高い自由エネルギー状態の固体を、
たとえばT2 の如き温度に加熱し結晶化の速度・が相
により差があることを利用して、制御すれば、Z相が出
現し変態することなく常温にまでことなく戻すことがで
きるはずである。
たとえばT2 の如き温度に加熱し結晶化の速度・が相
により差があることを利用して、制御すれば、Z相が出
現し変態することなく常温にまでことなく戻すことがで
きるはずである。
以上が本発明の要点であり、実際に実施例に示す如き実
験により、本発明効果を確認できた。
験により、本発明効果を確認できた。
本発明の構成は■非晶質相を出現させる工程と■その非
結晶質相から高圧相を出現させる工程より成る。
結晶質相から高圧相を出現させる工程より成る。
非晶質相を出現させるには、超急冷法が知られているが
、他の方法においても、本発明の効果は変わりない。超
急冷法は、冷却されたロール間に溶液とした金属を流し
込みテープを作る方法や、液滴を冷却された金属板に当
てる方法等があるがいずれにおいても、本発明は実現さ
れる。
、他の方法においても、本発明の効果は変わりない。超
急冷法は、冷却されたロール間に溶液とした金属を流し
込みテープを作る方法や、液滴を冷却された金属板に当
てる方法等があるがいずれにおいても、本発明は実現さ
れる。
一般に超急冷とは、lXl0”K/sec 以上の冷
却速度を指すが用いる金属によって、超急冷の効果は異
なる。しかし5 X 10”K/ sec 以上の冷
却速度を与え全部が非晶質となる事が好ましい。
却速度を指すが用いる金属によって、超急冷の効果は異
なる。しかし5 X 10”K/ sec 以上の冷
却速度を与え全部が非晶質となる事が好ましい。
■の工程で高圧相を析出させるには、処理温度や昇降温
の条件を慎重に選ぶ必要がある。しかし、少なくとも目
的とする高圧相物質を構成する元素が移動可能であるこ
とが必要条件である。
の条件を慎重に選ぶ必要がある。しかし、少なくとも目
的とする高圧相物質を構成する元素が移動可能であるこ
とが必要条件である。
実施例I
In 50at% 5b50at%を秤量し、これを
真空溶解し液滴法で1×105χ/Sec の冷却をし
た。
真空溶解し液滴法で1×105χ/Sec の冷却をし
た。
これをX線回析で測定したところいかなるピークも見ら
れず、非晶質と認定された。このIn−85合金を18
0°Cで7時間焼鈍しX線回折を行ったところbct型
の結晶形を示した。
れず、非晶質と認定された。このIn−85合金を18
0°Cで7時間焼鈍しX線回折を行ったところbct型
の結晶形を示した。
一方、予め溶製したIn513合金を予め圧力検定した
ダイヤモンドアンビルに入れ2,5kbの圧力をかけX
線回析を行ったところ、結晶形はbct 型であるこ
とがわかった。
ダイヤモンドアンビルに入れ2,5kbの圧力をかけX
線回析を行ったところ、結晶形はbct 型であるこ
とがわかった。
実施例2
炭素20at%(5,awt%)クロム40at%(4
,5,7wt%)鉄4・Oa L%(4−9,0wt%
)を各々粉末で秤量し高周波誘導加熱で1470°Cに
加熱し溶解した。これを水冷されたロールに流し込みテ
ープを作った。この冷却速度は8 X 1050K /
sec と計測された。
,5,7wt%)鉄4・Oa L%(4−9,0wt%
)を各々粉末で秤量し高周波誘導加熱で1470°Cに
加熱し溶解した。これを水冷されたロールに流し込みテ
ープを作った。この冷却速度は8 X 1050K /
sec と計測された。
このテープをX線回析したところ何らピークは見られず
、非晶質相とみられた。
、非晶質相とみられた。
このテープを500°Cで7時間焼鈍し冷却した。
これを王水と水酸化ナトリウムに交互につけることによ
って残った粉末をX線回折したところ、ダイヤモンドで
あると判明した。
って残った粉末をX線回折したところ、ダイヤモンドで
あると判明した。
実施例3
Al2(Si20.、)(OH)、、及びM2Oを混合
し、1650°Cで溶解し、ノズルから噴射して水冷円
盤に吹きつけた。この時の冷却速度は5 X 1050
に/secと推定された。X線回析ならびに電子線回折
により70vo1% 以上は非晶質相となっていると推
定された。
し、1650°Cで溶解し、ノズルから噴射して水冷円
盤に吹きつけた。この時の冷却速度は5 X 1050
に/secと推定された。X線回析ならびに電子線回折
により70vo1% 以上は非晶質相となっていると推
定された。
これを430’Oで 750時間の焼鈍を行いX線回折
を行ったところMり、Al1(Si04)3 のPr
yrope(紅ざくら石)のピークが観察された。
を行ったところMり、Al1(Si04)3 のPr
yrope(紅ざくら石)のピークが観察された。
第1図は常圧におけるある合金系での自由エネルギー状
態を温度の関数として模式的に示したものである。X、
Y、Z、a の各相は固相で、Xは常温常圧相で、Y
は高温相、Zは高圧相、aは非晶質相とする。Lは液相
でTiN の融点とする。 To は、ガラス転移温度である。 y ↑ キ ) 弓 令 川 71図
態を温度の関数として模式的に示したものである。X、
Y、Z、a の各相は固相で、Xは常温常圧相で、Y
は高温相、Zは高圧相、aは非晶質相とする。Lは液相
でTiN の融点とする。 To は、ガラス転移温度である。 y ↑ キ ) 弓 令 川 71図
Claims (1)
- (1)一種以上の金属及び少なくとも目的の高圧相を構
成する元素を含む組成の合金もしくは、混合物をすべて
が液相となる温度以上に昇温した後、超急速冷却を行っ
て一部もしくは、全体を非晶質合金として、これを所定
の温度で高圧相を出現させること特徴とする高圧相の形
成法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57192910A JPS5983734A (ja) | 1982-11-01 | 1982-11-01 | 高圧相の形成法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57192910A JPS5983734A (ja) | 1982-11-01 | 1982-11-01 | 高圧相の形成法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5983734A true JPS5983734A (ja) | 1984-05-15 |
JPS6340851B2 JPS6340851B2 (ja) | 1988-08-12 |
Family
ID=16299009
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57192910A Granted JPS5983734A (ja) | 1982-11-01 | 1982-11-01 | 高圧相の形成法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5983734A (ja) |
-
1982
- 1982-11-01 JP JP57192910A patent/JPS5983734A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6340851B2 (ja) | 1988-08-12 |
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