JPS598324B2 - フイルム加熱機 - Google Patents
フイルム加熱機Info
- Publication number
- JPS598324B2 JPS598324B2 JP3448278A JP3448278A JPS598324B2 JP S598324 B2 JPS598324 B2 JP S598324B2 JP 3448278 A JP3448278 A JP 3448278A JP 3448278 A JP3448278 A JP 3448278A JP S598324 B2 JPS598324 B2 JP S598324B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- heating machine
- heating
- wire mesh
- film heating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
- Resistance Heating (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は減圧造型法に使用するフィルム加熱機の改良に
係り、特にフィルムの加熱むらを軽減し、フィルム破れ
を防止するものに関する。
係り、特にフィルムの加熱むらを軽減し、フィルム破れ
を防止するものに関する。
周知のように減圧造型法では、フィルムを模型に被覆す
るに当つて、フィルムを適温に加熱し、その熱可塑性を
充分発揮させるものであるが、フィルムに加熱むらが生
じるとフィルム破れ事故を発生し易く問題があつた。
るに当つて、フィルムを適温に加熱し、その熱可塑性を
充分発揮させるものであるが、フィルムに加熱むらが生
じるとフィルム破れ事故を発生し易く問題があつた。
即ち、従来のフィルム加熱機においては、フィルム中央
部が過熱し易く、特は大物製品の場合にはその傾向が大
であり、又冬期の如く外気雰囲気温度が低い時にはフィ
ルム周辺部の温度低下が大きく、このため一層フィルム
中央部が過熱し易く、フィルムの破れ事故を招く結果と
なつた。このためフィルムの均一な加熱が行なえるよう
に赤外線ヒーターの個数及び配置を調整し、これにより
フィルムの加熱むら（温度むら）を軽減するよう試みら
れているが、満足すべき結果を得ることは困難であり、
又季節によつてヒーターの配置を変えることも実際上困
難である。本発明はこのような実情に鑑み、簡単にフィ
ルムの均一加熱が達成され、以つてフィルム破れ事故を
可及的防止できるようにしたものであつて、、その特徴
とする処は、減圧造型法に使用され、プラスチック等の
フィルムを加熱するための赤外線ヒーター群を具備して
成るフィルム加熱機において、前記赤外線ヒーター群と
加熱するフィルムとの間に介在すべく加熱機下方に金網
等を配置したフ点にある。
部が過熱し易く、特は大物製品の場合にはその傾向が大
であり、又冬期の如く外気雰囲気温度が低い時にはフィ
ルム周辺部の温度低下が大きく、このため一層フィルム
中央部が過熱し易く、フィルムの破れ事故を招く結果と
なつた。このためフィルムの均一な加熱が行なえるよう
に赤外線ヒーターの個数及び配置を調整し、これにより
フィルムの加熱むら（温度むら）を軽減するよう試みら
れているが、満足すべき結果を得ることは困難であり、
又季節によつてヒーターの配置を変えることも実際上困
難である。本発明はこのような実情に鑑み、簡単にフィ
ルムの均一加熱が達成され、以つてフィルム破れ事故を
可及的防止できるようにしたものであつて、、その特徴
とする処は、減圧造型法に使用され、プラスチック等の
フィルムを加熱するための赤外線ヒーター群を具備して
成るフィルム加熱機において、前記赤外線ヒーター群と
加熱するフィルムとの間に介在すべく加熱機下方に金網
等を配置したフ点にある。
以下図示の実施例に基づいて本発明を説明すると、図に
おいて１は下側に赤外線ヒーター群２を備えたフィルム
加熱機であり、その構造は公知のものであるため省略す
るが、赤外線ヒーター群２ｊはフィルム中央部の過熱を
軽減できるよう、予め加熱機中央部において配置密度を
小さくしてある。
おいて１は下側に赤外線ヒーター群２を備えたフィルム
加熱機であり、その構造は公知のものであるため省略す
るが、赤外線ヒーター群２ｊはフィルム中央部の過熱を
軽減できるよう、予め加熱機中央部において配置密度を
小さくしてある。
３、３は加熱機１の両端部から下方に取り付けた一対の
金網支持部材であり、この部材３、３間に前記ヒーター
群２と対向して金網４が張設されて９いる金網４の材質
としては、この金網４より錆片が落下しフィルム破れを
起さないようステンレス網等の不銹材が良く、又そのメ
ッシュ範囲としては後述する試験結果より明らかとなる
ように４．５＃〜５０＃のものを使用するのが好ましい
。
金網支持部材であり、この部材３、３間に前記ヒーター
群２と対向して金網４が張設されて９いる金網４の材質
としては、この金網４より錆片が落下しフィルム破れを
起さないようステンレス網等の不銹材が良く、又そのメ
ッシュ範囲としては後述する試験結果より明らかとなる
ように４．５＃〜５０＃のものを使用するのが好ましい
。
５５は略金網４に到るまでの加熱機下方部を囲うべく加
熱機１の周りに垂れ設けたカバーである。
熱機１の周りに垂れ設けたカバーである。
６は加熱するフィルムを示し、Ｔは減圧造型用の木【−
型模型を示す。
型模型を示す。
このような加熱機１によりフイルム６を加熱すれは、赤
外線ヒーター群２と加熱されるフイルム６間には金網４
が介在し、この金網４の作用により不均一な熱の放射が
防止され、フイルム６は全面均一に加熱出来るのであり
、又カバー５の作用により加熱機１からの無駄な熱放射
が最小限とされると共に、フイルム６の雰囲気温度の均
一化が行なわれ、これにより一層フイルム６の均一加熱
が達成できるのである。
外線ヒーター群２と加熱されるフイルム６間には金網４
が介在し、この金網４の作用により不均一な熱の放射が
防止され、フイルム６は全面均一に加熱出来るのであり
、又カバー５の作用により加熱機１からの無駄な熱放射
が最小限とされると共に、フイルム６の雰囲気温度の均
一化が行なわれ、これにより一層フイルム６の均一加熱
が達成できるのである。
この効果の具体的実例を示せば下表の通りである。上表
より明らかなように、４．５＃〜５０＃の金網４を使用
する場合では従来の金網を使用しないときに比べ約２倍
にフイルム張り時間が延長されるが、金網４のメツシユ
が４．５＃よりも少ないと熱の分散効果が小さく従来法
に比し余り改善されず、又１００＃よりも多いとフイル
ム張り時間が大巾に延長できるものの、加熱機１の熱損
失が大となり好ましくない。
より明らかなように、４．５＃〜５０＃の金網４を使用
する場合では従来の金網を使用しないときに比べ約２倍
にフイルム張り時間が延長されるが、金網４のメツシユ
が４．５＃よりも少ないと熱の分散効果が小さく従来法
に比し余り改善されず、又１００＃よりも多いとフイル
ム張り時間が大巾に延長できるものの、加熱機１の熱損
失が大となり好ましくない。
従つて、本発明では４．５＃〜５０＃の金網４を使用す
ることが望ましく、これにより熱損失を必要最小限に抑
えつつ、フＪ，ルム張り時間の延長によるフイルム６の
均一加熱を達成することができるのである。この結果、
フイルム中央部の過熱により特にフイルム破れの多かつ
た冬期においても、その危険は無く、又、従来雰囲気温
度が高く誤まつてフイルム６を過熱し易かつた夏期にお
いても、フイルム張り時間が延長されるため、そのよう
な危険は無く、更に模型７が複雑な凹凸形状のものであ
る場合には従来フイルム張りが困難であつたが、本発明
によれば容易にフイルム張りができる。
ることが望ましく、これにより熱損失を必要最小限に抑
えつつ、フＪ，ルム張り時間の延長によるフイルム６の
均一加熱を達成することができるのである。この結果、
フイルム中央部の過熱により特にフイルム破れの多かつ
た冬期においても、その危険は無く、又、従来雰囲気温
度が高く誤まつてフイルム６を過熱し易かつた夏期にお
いても、フイルム張り時間が延長されるため、そのよう
な危険は無く、更に模型７が複雑な凹凸形状のものであ
る場合には従来フイルム張りが困難であつたが、本発明
によれば容易にフイルム張りができる。
本発明では金網について述べて来たが、非金属耐熱網状
板もそれと同様に使用できるのである。以上のように本
発明では赤外線ヒーター群の下方に例えば４．５＃〜５
０＃の金網を配置するだけで従来解決できなかつたフイ
ルムの加熱むらを簡単確実に防止し、以つてフイルム破
れ事故を大巾に少なくすることができるのである。
板もそれと同様に使用できるのである。以上のように本
発明では赤外線ヒーター群の下方に例えば４．５＃〜５
０＃の金網を配置するだけで従来解決できなかつたフイ
ルムの加熱むらを簡単確実に防止し、以つてフイルム破
れ事故を大巾に少なくすることができるのである。
尚、本発明ではフイルム張り時間が延長されるため確か
に熱効率は低下するのであるが、フイルム破れが起きた
場合の経済的損失に比し、この欠点は極めて小さいもの
であることを付記しておく。
に熱効率は低下するのであるが、フイルム破れが起きた
場合の経済的損失に比し、この欠点は極めて小さいもの
であることを付記しておく。
図は本発明．に係るフイルム加熱機の概略図である。
１・・・・・・加熱機、２・・・・・・赤外線ヒーター
、４・・・・・・金網、６・・・・・・フイルム。
、４・・・・・・金網、６・・・・・・フイルム。
Claims (1)
- １ 減圧造型法に使用され、プラスチックフィルム等の
フィルムを加熱するための赤外線ヒーター群を具備して
成るフィルム加熱機において、前記赤外線ヒーター群と
加熱するフィルムとの間に介在すべく加熱機下方に金網
又は非金属耐熱網状板を配置したことを特徴とするフィ
ルム加熱機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3448278A JPS598324B2 (ja) | 1978-03-23 | 1978-03-23 | フイルム加熱機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3448278A JPS598324B2 (ja) | 1978-03-23 | 1978-03-23 | フイルム加熱機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS54125260A JPS54125260A (en) | 1979-09-28 |
| JPS598324B2 true JPS598324B2 (ja) | 1984-02-24 |
Family
ID=12415460
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3448278A Expired JPS598324B2 (ja) | 1978-03-23 | 1978-03-23 | フイルム加熱機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS598324B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6131156A (ja) * | 1984-07-25 | 1986-02-13 | 花王株式会社 | 吸収性物品 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59199206A (ja) * | 1983-04-27 | 1984-11-12 | Sekisui Plastics Co Ltd | 熱可塑性樹脂発泡シートの熱成形における加熱方法 |
-
1978
- 1978-03-23 JP JP3448278A patent/JPS598324B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6131156A (ja) * | 1984-07-25 | 1986-02-13 | 花王株式会社 | 吸収性物品 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS54125260A (en) | 1979-09-28 |
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