JPS5982B2 - 投影設備の照明装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、投影設備、特にマイクロフイルム読取および
拡大設備の照明装置に関する。

この照明装置は、公知の如く光源として役立つ白熱電灯
と、白熱電灯の保持および電気的接続のためのソケツト
と、反射装置として役立つ凹形ミラーおよび集光レンズ
系とを含み、白熱電灯のソケツトおよび凹形ミラーが以
下においてランプユニツトと称せられる第１の構造ユニ
ツト即ちランプユニツトに組合され、これが以下におい
て集光レンズユニツトと称せられる集光光学系即ち集光
レンズ系を含む第２の構造ユニツト即ち集光レンズユニ
ツトと分離可能に結合され、白熱電灯が凹形ミラーに対
する白熱ワイヤーコイルの心合せのために調節可能とな
つていて、集光レンズユニットが位置を固定されて配置
される如く投影設備内に形成され、ランプユニツトが単
に集光レンズユニツトに対して支持される如くなつてい
る。投影設備の照明装置においては、公知の如く光の効
率を良好にするために、凹形ミラーおよび集光光学系即
ち集光レンズ系に対して白熱電灯を調節可能とし、これ
によりランプの白熱ワイヤコイルおよび凹形ミラーによ
つて生ぜしめられる白熱ワイヤコイルの鏡像が互に予め
定められた位置に移動可能となされ、集光レンズ系によ
つてともに照明装置の光軸土で、この照明装置が使用さ
れる投影設備の投影レンズ内にある位置に結像される如
くなされねばならない。

従つて、このような照明装置の公知の実施形態は、白熱
電灯のソケツトの調節のための比較的高価な手段を有し
、多くの場合、凹形ミラーおよび集光レンズ系が互に対
して位置を固定されて不動状態に配置されている。さら
に、公知の実施形態における白熱ワイヤコイルの心合せ
のための白熱電灯の正しい調節は、素人には面倒で制御
が困難である。さらに照明装置の公知の実施形態におい
ては、種々の焦点距離を有する投影レンズに対して照明
装置自体を適合させることが殆ど不可能か又は比較的複
雑な方法でしか可能でなかつた。従つて実際上しばしば
照明装置が最良の調節状態で作動されないで、従つて得
られる光の効率は不具合であるか叉は全く不充分なもの
であつた。従つて、本発明の目的は、ランプの白熱ワイ
ヤコイルの最良の心合せを行つて制御することおよび種
々の焦点距離を有する投影レンズの適合が従来達成でき
なかつた簡単な方法で可能となされ、また素人によつて
も何等かの補助手段を附加的に使用しないでも迅速に苦
労を伴わずに行い得る如き冒頭に述べた種類の照明装置
を提供することである。

上述の目的は、冒頭に述べた種類の照明装置において、
本発明により本質的には集光レンズユニツトに対してラ
ンプユニツトを機械的に連結させるために、ランプユニ
ツトの白熱電灯のソケツトおよび集光レンズユニツトに
刈する接続部の間の電気的接続をも同時に行う如き連結
機構のみが配置され、また、この連結機構が前記両ユニ
ツトの内の１方に取付けられ、照明装置の光軸に平行に
伸長し、かつ他方の構造ユニツトがプラグ接続の如き方
法で、連結機構が押込まれる案内凹部および連結機構と
協働するスライド接点機素を有し、連結機構の長さは、
ランプユニツトが集光レンズユニツト内の集光レンズ系
から種々の距離に選択的に調節可能となされて投影設備
の種々の対物レンズ焦点距離に対して照明装置を適合し
得る如くなすことによつて解決される。

このような構成は集光レンズユニツトから分離されたラ
ンプユニツト内で白熱電灯の正しい調節を苦労なしに手
動によつて行い、その際に白熱ワイヤコイルの心合せを
ランプを無通電となして肉眼より制御することを可能と
なす。

前方からランプユニツトの観察を行う際には、ランプの
白熱ワイヤコイルも凹形ミラーにより生ぜしめられる白
熱ワイヤコイルの鏡像も容易に見ることができ、直接見
られる白熱ワイヤコイルに対する鏡像の相刈的位置が驚
くほど実際的に観察者の視角とは無関係になされるので
ある。白熱ワイヤコイルの最良の心合せは、凹形ミラー
によつて生じた白熱ワイヤコイルの鏡像が実察の白熱ワ
イヤコイルに対して予め定められた位置、例えば、観察
が正しく光軸の方向に行われるか又は光軸に刈して多少
とも斜めの方向に行われるかには関係なく正確に実際の
白熱ワイヤコイルの上方に見られる場合に得られる。凹
形ミラーに対する白熱電灯の最良の調節が達成されると
、ランプユニツトが集光レンズユニツトに連結され、然
る後に照明装置は、容易に最良の光の効率にて使用され
る準備ができたのである。ランプユニツトおよび集光レ
ンズユニツトの間の機械的連結のために、同時にランプ
ユニツトの白熱電灯のソケツトおよび集光レンズユニツ
トに対する接続部の間の電気的接続をも行うような連結
機構が配置されているから、別の電気的接続機構を解除
する必要なくランプユニツトを位置固定に配置された集
光レンズユニツトから完全に取外すことができる。さら
に連結機構は、照明装置の光軸に平行に、ランプユニツ
トが集光レンズユニツトの集光レンズ系から種々の距離
に選択的に調節可能となされる如き長さにわたつて伸長
しているから、投影設備の種々の対物レンズ焦点距離に
刈して照明装置を適合させることが簡単に苦労なく行う
ことができ、その際、集元レンズユニツトおよびランプ
ユニツトの間の距離は、対物レンズ焦点距離によつて変
化されるが、このことはランプユニツトを単に逆戻しす
るか前方に移動させることにより可能である。本発明に
よる照明装置の実施形態のさらに他の特徴、利点および
詳細は、特許請求の範囲、以下の説明および添付図面に
示されているが、これらの図面には本発明の対象が例示
的にのみ示されている。

され、第１ないし第５図を参照して照明装置の構造的即
ち機械的構成が以下に説明される。

この照明装置は、実質的に２つの構造ユニツト即ちラン
プユニツト１０および集光レンズユニツト２０よりなつ
ている。ランプユニツト１０は集光レンズユニツト２０
に向つて開放せる筐体１１を有しこの筐体は目的に適す
る如くメタライズすることのできるプラスチツク材料よ
りなつている。筺体１１の内面はメタライズされて鏡面
被覆１３（第１図）が設けられている。筐体１１の背面
側の内面は球状の凹形部１２を有し、これがその表面を
覆う鏡面被覆１３の部分とともに凹形ミラーを形成して
いる。凹形ミラー１２，１３の前方には白熱電灯１４が
配置され、この白熱電灯は白熱ワイヤコイル１５および
２つの接続および保持ピン１６を有する。保持ピン１６
はソケツト内に押込まれているが、このソケツトは、２
つのばね性の金属帯片１８，１８、該金属帯片の先端に
形成された接点クランプ１７，１７即ち光軸調整部分、
および該金属帯片の基部から突設された対の金属ボルト
１９，１９即ち棒状部材からなり、それらは電気的に接
続関係となつており、接点クランプ１７，１７は、保持
ピン１６，１６が挿着されて白熱電球１４の光軸調整の
機能を有し、金属ボルト１９，１９は、電気絶縁性の筐
体１１へのソケツト固着の役割と、集光レンズユニツト
２０に対するランプユニツト１０の機械的連結機構とし
ての役割とを有し、同金属ボルト１９は、以下に説明さ
れる如く、ランプのクランプ即ちソケツト１７，１８，
１９および白熱電灯１４の間の電気接続のために利用さ
れる。接点クランプ１７は、第３図に示される如く白熱
電灯１４の接続および保持ピン１６の或る程度の斜め位
置と上下位置とを可能にして装置できるように構成され
ている。集光レンズユニツト２０はベース部２１および
Ｕ字形の筐体主体部２２を有し、この筐体主体部はＵ字
形の脚部２３により筐体のベース部２１に取付けられて
いる。ベース部２１および筐体主体部２２によつてトン
ネル状の筐体を形成し、これの中に２つ（又は場合によ
りさらに多く）の集光レンズ２４よりなる集光光学系即
ち集光レンズ系が配設されている。集光レンズ２４は最
内、外側の縁部にて筺体主体部２２のＵ字形の脚部２３
のそれぞれ２個の貫通溝２５（第５図）内に係合するこ
とにより固定されている。集光レンズ系２４，２４の光
軸２６は凹形ミラー１２，１３の彎曲中点即ち焦点（図
示せず）を通つた位置を占め、従つて全体の照明装置の
光軸にもなつている。ベース部２１には、ランプユニツ
ト１０に取付けられた金属ボルト１９（棒状部材）の受
入れおよび案内のための対の案内溝２７，２７が設けら
れている。金属ボルト１９および案内溝２７は照明装置
の光軸２６に平行に伸長し、これによつて以下に詳述す
る如くランプユニツト１０が案内溝２７内への金属ボル
ト１９の種々異なる挿入長さの変更により選択的に集光
レンズ系２４，２４から種々の距離に調節可能となつて
いる。案内溝２７の範囲内で集光レンズユニツト２０の
ベース部２１には、ばね性のスライド接点機素２８がね
じ２９により固定され、これらの接点機素２８が金属ボ
ルト１９と導電的接続状態になされている。両方の金属
ボルト１９に対するスライド接点機素２８は互に電気的
に接続されているが、このためにベ一ス部２１は絶縁合
成樹脂材料よりなることができる。それぞれのスライド
接点機素２８はランプユニツト１０内の白熱電灯１４へ
の給電のための導線３１を接続する役割をなし接続ラグ
３０とともに電気端子部材を構成している。集光レンズ
ユニツト２０の筺体主体部２２には外方から見える尺度
目盛３５が取付けられ、これに刈して読取りマーク３６
が配置されている。

後者の読取りマークはラグ３７の自由端により形成され
、これがランプユニツト１０の筐体１１から光軸２６に
平行な方向に突出している。尺度目盛３５および読取り
マーク３６によつて、ランプユニツト１０を苦労を要せ
ず再現可能に選択的に集光レンズ系２４，２４から種々
の距離に調節して照明装置が内蔵される投影設備の対物
レンズの種種の焦点距離あるいは拡大率に適合せしめる
ことができる。ランプユニツト１０の筐体１１および集
光レンズユニツト２０の筐体２１，２２はともに冷却空
気流の流路を形成し、冷却空気流が第１図に示された矢
印Ｌに沿つて前方即ちランプユニツト１０とは反対側か
ら来て次に最前方の集光レンズ系２４，２４を廻り即ち
集光レンズ２４の間の空間に入り、然るのち最後部の集
光レンズ２４および白熱電球１４の間の空間、さらには
白熱電球１４および凹形ミラー１２，１３の間の空間を
通つて流れるようになす。

このようにして冷却空気流が未だ加熱されない状態で先
ず最初に最も効果的に最前方の集光レンズ２４の直接前
方即ち第１図で右方に配置されて投影される情報の支持
装置を冷却し、次に集光レンズ系２４，２４のレンズを
冷却し、最後に白熱電灯１４および凹形ミラー１２，１
３を冷却する。上述の照明装置の使用法および作動態様
は次の通りである。

集光レンズユニツト２０のベース部２１は図示されない
投影設備内に位置固定に配置されて、スライド接点機素
２８の接続ラグ３０は接断可能に導線３１を介して電源
に接続されている。

ランプユニツト１０はベース部２１の案内溝２７から金
属ボルト１９を単に引出すことにより集光レンズユニツ
ト２０から完全に分離することができる。分離が行われ
ると、必要な場合には白熱電灯１４の交換および（ある
いは）ランプの白熱ワイヤコイル１５を凹形ミラー１２
，１３に刈して最良の位置に容易に心合せできる。ラン
プユニツト１０を開放された前側から観察すれば、白熱
電球１４の白熱ワイヤコイル１５のみならず同時に凹形
ミラー１２，１３によつて生ぜしめられた白熱ワイヤコ
イルの鏡像１５ａを第３および４図に示される如く見る
ことができる。白熱ワイヤコイル１５がランプユニツト
１０の光軸から外れて位置する時には、鏡像１５ａも同
様に光軸から外れて見えるが第３図に見られる如く光軸
の反対側にある。白熱ワイヤコイル１５の心合せのため
に白熱電球１４を接点クランプ１７即ち光軸調整部分に
対して、白熱ワイヤコイル１５の鏡像１５ａが白熱ワイ
ヤコイル自体の位置に近く見えるような位置に動かすだ
けでよい。完全な心合せは鏡像１５ａが白熱ワイヤコイ
ル１５の後方に位置する如くなされ、白熱コイルと同じ
大きさを有する如くなつた時に達成される。しかし、こ
のような完全な心合せはよく知られている如く必らずし
も必要でない。何故ならば、そのような場合には白熱ワ
イヤコイル１５自体で鏡像１５ａの光が集光レンズ系２
４，２４に達するのを阻止するからであり、また白熱ワ
イヤコイル１５に落射する鏡像によつて白熱ワイヤコイ
ルの附加的な一般には有害な加熱を生ぜしめるからであ
る。従つて、白熱ワイヤコイル１５の最良の心合せのた
めには、白熱電灯１４を鏡像１５ａが白熱ワイヤコイル
自体に対して予め定められた位置を占めるような位置に
調節するのである。比較的に密巻きの白熱ワイヤコイル
を有する低圧ランプが問題とされる時には最良の心合せ
を得るために、鏡像１５ａが白熱ワイヤコイル１５の丁
度上方又は下方にあつて白熱ワイヤコイル自体と大体同
じ大きさを有する如く配慮すればよい。このことは第４
図に示されている。白熱ワイヤコイル１５およびその鏡
像１５ａの最良位置の判断のためにはランプユニツト１
０を正確にその光軸の方向に観察する必要はない。

３０にまでの視認方向の偏位は何等著しい不具合な影響
を与えない。

従つて不慣れな人間および素人でも容易に白熱ワイヤコ
イルの最良の心合せを行うことが可能である。上述の心
合せの後でランプユニツト１０は金属ボルト１９即ち棒
状部材を案内溝２７内に挿入れることにより集光レンズ
ユニツト２０と機械的に連結され、スライド接点機素２
８により同時に白熱電灯１４の必要な電気的接続が自動
的に行われる。

金属ボルト１９が比較的に深く案内溝２７内に押込まれ
るか深く押込まれないかによつて集光レンズユニツト２
０内の最後部の集光レンズ２４とランプユニツト１０と
の間の距離が比較的に大きくまたは小さく設定される。

このことは照明装置が利用される投影設備の対物レンズ
の種々の焦点距離あるいは拡大率に対して照明装置を適
合させるのに利用できる。集光レンズ系２４，２４から
のランプユニツト１０の距離の変化の作用が第６および
７図に概略的に示されているが、これらの図面は、それ
ぞれランプユニツト１０および集光レンズユニツト２０
の光学的に重要な機素が、投影レンズ４１あるいは４２
と、情報を透過法によつて図示外のスクリーン土に投影
するための情報支持体４３とに関連して配置される関係
を示している。第６図によれば投影レンズ４１は比較的
短い焦点距離を有し、従つて投影（刈物）レンズ４１は
対応して投影される情報支持体４３の前方の小さい距離
に位置している。

最良の光の効率およびスクリーンの均等な照明を得るた
めに集光レンズ系２４，２４が白熱ワイヤコイル１５あ
るいはこれらの鏡像１５ａの光像１５′および１５ａ１
を投影レンズ４１の内部、正確に言えば入射瞳の中に生
ぜしめ、従つて焦点距離の短い刈物レンズの場合、集光
レンズ２４，２４の前方の比較的小さい距離Ｓ１に位置
するように配慮せねばならない。これを達成するために
は白熱ワイヤコイル１５の集光レンズ系２４，２４から
の距離ａｌが比較的大きくなるように調節され、その際
ランプユニツト１０に固定された金属ボルト１９が対応
して短い距離だけ案内溝２７内に押込まれるだけでよい
。その場合、白熱ワイヤコイルあるいは鏡像の１５７及
び１５ａ″の幾何学的寸法は比較的小さくなるが、この
ことは、光の効率に刈して有利に働く、何故ならば理想
状態で光像１５汲び１５ａ″はともに完全に投影レンズ
４１の入射瞳の内部に位置を占めるからである。光像１
５′及び１５ａ′がともに投影（刈物）レンズ４１の入
射瞳よりも大きい場合には、投影（対物）レンズ４１の
入射瞳の周囲の外側にある光像１５汲び１５ａ１の部分
はスクリーンの照明のために失われる。もし、第７図に
よつて投影レンズ４２がさらに大なる焦点距離を有する
ならば、投影（対物）レンズ４２は情報支持体４３の前
方に対応して大きい距離に位置される。

この場合に集光レンズ系２４，２４により生じた白熱ワ
イヤコイル１５あるいはその鏡像１５ａの光像１５″お
よび１５１が投影レンズ４２の入射瞳内に入り、従つて
集光光学系即ち集光レンズ系２４，２４の前方のさらに
大なる距離Ｓ２に位置することを達成するために、白熱
ワイヤコイル１５および集光レンズ系２４，２４の間の
距離Ａ２を小さくするように配慮せねばならない。従つ
て、ランプユニツト１０は集光レンズ系２４，２４に近
ずくように移動される。この場合、光像１５′および１
５１の幾何学的寸法は第６図によつて土述で観察された
場合よりも大きくなるが、しかし不利なことはない。何
故ならば焦点距離の大きい投影（対物）レンズ４２の場
合には異なる投影（対物）レンズ４１および４２の相対
開口巾および光の強度が同じである限り入射瞳も対応し
て大きくなるからである。尺度目盛３５およびこれに配
置される読取りマーク３６（第５図）によつてそれぞれ
の場合により最も目的に適した集光レンズ系２４，２４
からのランプユニツト１０の距離の調節が容易に行われ
る。

以上を要約すれば、投影設備の土述の照明装置の利点は
簡略に以下の如くなる。

即ち、集光レンズユニツト２０からランプユニツト１０
を分離できることは何等の障害なく白熱電灯１４を交換
し白熱ワイヤコイル１５を凹形ミラー１２，１３に対し
て簡単な面倒を要しない方法で最良の状態に心合せする
ことを可能とする。このことは、何等の補助手段なしに
素人によつても困難なく行うことができ、その際、特に
集光レンズユニツト２０からランプユニツト１０を分離
する際に接点クランプ１７即ち光軸調整部分に対する通
電も自動的に遮断されることが有利に行われるのである
。集光レンズ系２４，２４からのランプユニツト１０の
距離Ａｌ，ａ２を簡単に変化させることにより、照明装
置を苦労なしに種々の焦点距離および（あるいは）種々
の大きさの入射瞳を有する種々の投影レンズ４１あるい
は４２に刈して適合させることができ、何れの場合にも
最良の光の効率を得られる。それぞれの場合に好都合な
調節を尺度目盛３５およびこれに配置される読取りマー
ク３６により苦労なしに迅速に行い得る。第１図矢印Ｌ
により示された冷却空気流の誘導は未だ冷たい状態の空
気が最初に最も熱に感じ易い情報支持体４３（第６及び
７図）を冷却し、次に集光レンズ２４を冷却して最後に
白熱電灯１４、および凹形ミラー１２，１３を冷却する
ことを保証する。ランプユニツ口０の筐体１１の背面側
の内面に直接に接近して凹形ミラー１２，１３を形成し
接点クランプ１７を直接に絶縁材料よりなる同じ筐体１
１に取付けることにより合理的な適切な価格の製品を提
供できる。図示されない変形実施形態においてランプユ
ニツト１０と集光レンズユニツト２０との間の連絡装置
として役立つ金属ボルト１９は、ランプユニツト側に摺
動し集光レンズユニツト側に固定した関係にすることも
できるが、この場合には、金属帯片１８に対し電気的に
接触した摺動関係になりスライド接点機素２８即ち端子
部材の構造を簡素化できる。

金属ボルト１９の代りに同様に他の例えば型材の如き桿
状又は管状の連結機構が有利に利用できる。尺度目盛３
５は場合によりランプユニツトに配置されこれに配属さ
れる読取りマーク３６が集光レンズユニツトに配置され
ることができる。本発明による照明装置は、種々の投影
設備に適しているが、特にスクリーン上の良好な均等な
照明を得ることが重要であるマイクロフイルム読取拡大
設備に適している。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明により構成された投影設備の照明装置の
第２図の線１−１による長手方向断面図。 第２図は第１図の線−による断面図。第３図および４図
は集光レンズユニツトから分離されたランプユニツトの
みを、それぞれ白熱ワイヤコイルが心合せ状態から外れ
た位置および心合せ状態の位置にて示す斜視図。第５図
は投影レンズの種種の焦点距離あるいは拡大率に対する
焦光レンズユニツトの集光レンズ系からのランプユニツ
トの目的に適した距離を指示するための尺度目盛および
読取りマークが示されている照明装置全体の斜視図。第
６図は大きい拡大率を有する焦点距離の短い対物レンズ
を有する投影設備に対して照明装置を使用するための集
光レンズ系に対するランプユニツトの正しい調節を概略
的に示す側面図。第７図は第６図と同様であるが小さい
拡大率を有する焦点距離の長い対物レンズを有する投影
設備に対して照明装置を使用する場合を示す側面図０１
０・・・・・・ランプユニツト、１２，１３・・・・・
・凹形５ラ一 １４゜゜“゜゜゛白熱電灯、１５・・・
・・・白熱ワイヤコイル、１５ａ・・・・・・鏡像、１
７・・・・・・接点クランプ（光軸調整部分）、１９・
・・・・・金属ボルト（棒状部材）、２０・・・・・゛
集光レンズユニツト、２４・・・”゜゛集光レンズ（集
光レンズ系）、２６・・・・・・光軸、２７・・・・・
・案内溝、２８・・・・・・スライド接点機素（電気端
子部材）、３５・・゜゜・゛尺度目盛、３６・・・・・
・読取りマーク、４１，４２・・・・・・投影（対物）
レンズ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 筺体に形成された凹形ミラーと同筐体に取付けられ
   たソケットおよび同ソケットに装着されて前記凹形ミラ
   ーに対設された白熱電球を具えたランプユニット、およ
   び筺体内に集光レンズ系を具えた集光レンズユニットを
   有し、前記ソケットは、前記凹形ミラーに対する前記白
   熱電球の光軸調整部分を有し、かつ前記ランプユニット
   の光軸に対して平行に突設された電気接続用の対の棒状
   部材が設けられ、前記両棒状部材の自由端部が前記集光
   レンズユニットの筺体に設けられた同集光レンズユニツ
   トの光軸に平行な対の案内溝内に挿入されるとともに、
   前記集光レンズユニットの筐体に電気端子部材を設けて
   前記案内溝内の前記棒状部材に接続させ、前記ソケット
   をして、前記凹形ミラーに対する前記白熱電灯の心合せ
   装置用部材、前記集光レンズユニツトへの前記ランプユ
   ニットの電気的連結部材、および前記ランプユニットと
   前記集光レンズユニットの両光軸を調整して連結する前
   記両ユニットの機械的連結部材に構成して各種の投影設
   備に適用する構成にしたことを特徴とする投影設備の照
   明装置。 ２ 前記２つのランプユニット１０と集光レンズユニッ
   ト２０のうちの１方２０が尺度目盛３５を有し、他方１
   ０が尺度目盛に対する読取リマーク３６を有し、ランプ
   ユニット１０が集光レンズユニット２０に対する投影装
   置の種々の対物レンズ焦点距離、あるいは拡大率に対し
   て如何なるほど遠く移動されなければならないかを指示
   する如くなされていることを特徴とする特許請求の範囲
   １による照明装置。 ３ 白熱電灯１４が２つの接続および保持ピン１６を有
   する如き特許請求の範囲１又は２による照明装置におい
   て、白熱電灯のソケットが、ランプユニット１０内に不
   動状態に配置され、白熱電灯１４の接続および保持ピン
   １６を受入れて装着する光軸調整部分を構成した２つの
   接点クランプ１７を有し、これらの接点クランプが接続
   および保持ピン１６の角度位置および軸線方向における
   調節を可能となす如くなされていることを特徴とする照
   明装置。 ４ 前記ランプユニット１０が集光レンズユニット２０
   に対して開放せる筺体１１を有し、これの内面が鏡面と
   なされてなる凹形ミラー１２、１３が筺体１１の鏡面と
   なされた背面側の内面の１部分によって形成されている
   ことを特徴とする特許請求の範囲１ないし３の何れかに
   よる照明装置。 ５ 前記筐体１１が鏡面となされた耐熱性合成材料より
   なつていることを特徴とする特許請求の範囲４による照
   明装置。 ６ 前記集光レンズユニット２０の筺体２１、２２およ
   びランプユニット１０の筺体１１がともに前方のランプ
   ユニット１０とは反対側の集光レンズ系２４、２４の端
   部からこの集光レンズ系の中間レンズ空間内に、またこ
   こから白熱電灯１４および凹形ミラー１２、１３に至る
   冷却空気流の連続的な流路Ｌを形成していることを特徴
   とする特許請求の範囲４又は５による照明装置。