JPS5982530A - ロ−タリ−エンジン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は燃焼室が楕円摺動面と真円との差空間よりなる
ロータリーエンジンに係るものであって、ポンプにもこ
の原理が応用できるものである。

従来のロータリーエンジン、ピストンエンジン等は、い
ずれも爆発力を直接回転モーメントに変えるに構造上の
欠点があり、燃焼効率を著しく低いものにしていた。

本発明は、上述の間碩の解消と、簡易な構造で、しかも
燃焼効率を高めることができるロータリーエンジンを提
供するものである。すなわら、燃焼室が楕円摺動面と真
円面との差空間よりなるロータリーエンジンにおいて、
両端部に対し中央の摺動フィン取付部が４５１￥の角度
に傾斜するようにユニバーサルジヨイント状に出力軸を
形成し、該出力軸の中央の摺動フィン取付部を、燃焼室
の回転体と間怠に配設し、該摺動フィンの基部を該出力
軸の摺動フィンの取付部に固着し、該摺動フィンの先端
を上記回転体に遊嵌したものであって、回転体が回動す
ると摺動フィンが楕円軌跡を描いて燃焼室の楕円摺動面
を摺動するロータリーエンジンである。

以下添１ｉＩＪ図面に示す実施例により本発明を詳述１
−ると、シリシダ、−ジャケット９内側面に楕円摺動面
１を自するエンジン本体２に、上記楕円摺動面の短径に
近似した真円外面からなる回転体３を同軸」二に配置し
て燃焼室４を形成し、両端部５ａ、５ｂに対し中央の摺
動フィン取付部５ｃが４５度の角度に傾斜するようにユ
ニバーサルジヨイント状に出力軸５を形成し、該出力軸
５の中央の摺動フィン収伺部５０を」起重回転体３と同
芯上に配設し、摺動フィン６のへ部６ａを該出力軸５の
摺動フィン取付部５ｃに固着し、該摺動フィン６の先端
６Ｃを」起重回転体３に遊嵌する。

上記出力軸５の両端部５ａ、５ｂは側面カバー７に適宜
メタル軸更（図示せず）等を介して軸支されており、ま
た出力軸５と摺動フィン６の固着は、ピン８を介して行
うが、ビン８を液体酸素等で極低温に冷却すると共に、
出力軸側を温ためてその収縮と膨張との差によりはめ込
み、温度が常温に戻った状態で嵌着固定するように組立
てられているものである。

而して、上記燃焼室４には、その短径中心線上に連通孔
１０．１１を介して点火室１２が連絡されている。該連
通孔１０．１１は出力軸５方向に前後に位置をズラして
設けられている。該点火室１２内には回転弁１３が設け
られており、該弁１３の外側面には、それぞれ所定部位
に、上記連通孔１０．１１に連通すべく吸気［」１４、
排気口１５、及びプラグ連通孔１６が開口形成されてお
り、該回転弁１３の軸１７は上記出力軸５と所定の同期
回転するべく、ギア（図示せず）と連絡されている。１
８は点火プラグであり、」起重回転弁１３同様出力軸５
の回転に所定同期するようにされている。１９は吸気ボ
ート、２０は排気ボートであり、上記点火室１２とはそ
れぞれ反対側に位置している。２１はウォータージャケ
ットである。上記回転体３内にはオイル２２が投入され
ている。

次に作用を説明すると、回転体３が出力軸５のフィン取
付部５ｃを回転軸として回動すると、摺動フィン６の先
端が楕円軌跡を描いて燃焼室４の楕円摺動面１を摺動す
る（摺動フィン６の楕円軌穿ＩＪ六礫は図示す゛るより
も長径側が大きな軌跡を描く。したがって撚焼室自体シ
同様であることもとよりである）。

この場合、摺動フィン６の先端は楕円摺動面１に当接し
て摺動するためシール効果を維持できる。

そして、摺動フィン６が点火室１２側に近づくに従い、
その前方燃焼室４内の混合気は圧縮され、又後方の燃焼
室４内には吸気ボー）１９よリキャブレター（図示せず
）を介して気化混合された混合気が吸い込まれる。

而して、所定部位まで摺動フィン６が来ると、それと同
期した点火室１２の回転弁１３の吸気口が連通孔１０と
連通し該点火室１２内に圧縮された混合望見を送り込む
。

そして、該摺動フィン６が第２図のように点火室１２に
最も近くなった時、即ち、連通口１０゜１１の間にいる
とき、上記回転弁１３の吸気口１４は連ｉ＋Ｙ１１］　
１０を閉じ、同時に、プラグ口１６が点火プラグ１８と
連通して、該点火プラグ１８が点火され、点火室１２内
の混合気が爆発する。

該爆発と同時に回転弁１３の排気口１５が連通孔１１と
連通し、又摺動フィン６は該連通口１１を過ぎ爆発膨張
ガスが該連通口１１より放出して、摺動フィン６に吸き
当たる。従って、該摺動フィン６は、爆発膨張ガスの作
用を受けて回転力を得、回転する。

この場合、該摺動フィン６に対してガスの膨張圧が常に
直角に作用するので回転トルクは常時帰大のものを受け
る。

そして、摺動フィン６が所定部位まで回転してくると、
上記回転弁１３の排気口１５は閉鎖し、又その吸気口１
４が連通孔１ｏと連通し、次の摺動フィン６によって圧
縮されている圧縮空気が点火室１２内に送り込まれ、上
記同様の点火作用が成され、これと並行して先行してい
た摺動フィン６は排気ボー）２０を過ぎ、それまで膨張
していた燃焼室４内の燃焼ガスを該排気ボー）２０より
排気する。

そして、該摺動フィン６が吸気ボート１９を過ぎると再
び上記作用を繰り返す。

又回転体３内のオイル２２は該回転体３の回転＋−１’
ｔ’い遠心力をうけて回転体３の内壁におしつけられる
が、該内壁に設けたノズル２３．２３によって、図示し
ない側面カバーに設けた固定翼に噴射させることにより
、その反力で更に回転力を得ることができる。

本発明は、上述のよう（二構成したことにより、楕円摺
動面に対して、摺動フィンを楕円軌跡を描いて摺動させ
ることにより、摺動フィンを常に楕円摺動面に対して密
封当接させることが出来る。

しかも、摺動フィンは上述のように楕円軌跡を描くが故
に、燃焼室の容険を多くできるので、簡単な措造で、し
かも燃焼効率を高めることができる。

又、点火室内で点火された膨張ガスの吸出方向に直角に
あるので、その作用を回転腕に常に直角（−うけること
が可能となり、回転トルクへの変換が高い効率で成され
、高い燃焼効率が得られる。

又、点火室内で点火するため、在来のピストンエンジン
の様な点火ノック音がなくなる。

更に又、回転体が一回転する間に吸気、圧縮、爆発膨張
排気の各工程が行なわれるので、一種の２ザイクルとな
り、又−回転のうちに２個の燃焼室が作用するので極め
て高い出力が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、要部の断面図、第２図は第１図の■−■線に
於ける断面図である。 １・・・・・・燃焼室の楕円摺動面 ３・・・・・・回転体　　　　４・・・・・・燃焼室５
・・・・・出力軸　　　　６・・・・・・摺動フィン１
０．１１・・・・・・連通孔 １２・・・・・・点火室　　　１３・・・・・回転弁１
９・・・・・・吸気ボー）　　２０・・・・・排気ボー
ト特許出願人　　　二　瓶　真知子 代理人　磯野道造

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. シリンダージャケット内に、楕円摺動面を有するエンジ
   ン本体に、上記楕円摺動面の短径に近似した真円面から
   なる回転体を同軸上に配置して燃焼室を形成し、両端部
   に対し中央の摺動フィン取付部が４５度の角度（二傾斜
   するようにユニバーサルジヨイント状に出力軸を形成し
   、該出力軸の中央の摺動フィン取付部を上記回転体と同
   芯上に配設し、摺動フィンの基部を該出力軸の該摺動フ
   ィンの取付部に固着し、該摺動フィンの先端を上記回転
   体に遊ｔｌ’）：　Ｌ、該燃焼室に回転弁を介して連通
   閉鎖可能にされた短径中心線上に配置された点火室と、
   その対称部位に配置された吸・排気・ボートより成るロ
   ータリーエンジン。