JPS59808A - 素線絶縁導体の製造方法 - Google Patents

素線絶縁導体の製造方法

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JPS59808A
JPS59808A JP10913482A JP10913482A JPS59808A JP S59808 A JPS59808 A JP S59808A JP 10913482 A JP10913482 A JP 10913482A JP 10913482 A JP10913482 A JP 10913482A JP S59808 A JPS59808 A JP S59808A
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忠之 植松
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電カケープル導体特に大容ill送電に使用さ
れる表皮効果を低減した素線絶縁ケーブル導体の製造方
法の改良に関するものである。
従来型カケープル導体には導体として2〜31@線を撚
合せた撚線が使用され、撚り合せた後ロール等にて圧縮
成形して各素線の空隙を少くしコンノfクトにすること
も行われている。又大容量導体においては分割導体と称
して、素線を懲り合せた後断面形状を扇形にJ’F縮成
形成形セグメントを所望数用いて断面円形に組合せて使
用している。このような分割導体は各セグメント間が紙
やプラスチックを巻いて絶縁されている場合が多い。例
えば導体断面積2000mm206分割導体における各
セグメントは直径2.3調の銅素線f:88本撚シ合せ
た後、体積充填率85〜90チに圧縮され且つ扇形に成
形されている。
近時交流送電の大容歇化と共に導体サイズが巨大化され
つつあるが、導体サイズが巨大化すると急激に表皮効果
及び近接効果に起因する送電損失が顕著におこる。特に
表皮効果による損失は重大であり、導体を多分割化し、
各セグメント間を絶縁すると共に各素線とも絶縁して導
体外表面への電流集中を防止することが本質的な対策と
されている。
而して素線を絶縁する方法としては、エナメ被覆した銅
素線を使用する例がある。然し素線の撚り合せと圧縮成
形の加工工程にたえうるには20〜30μ以上の膜厚の
エナメル被覆を必要とするため極めてコスト高になる。
このためより安価な絶縁物として酸化銅を表面に形成し
た銅線を利用する試みがある。この酸化銅は銅線を大気
中で高温例えば300℃以上にて酸化することによって
容易にその表面に生成することが出来るが皮膜が脆弱で
あシ且つ密着性に乏しく実用的でない。従ってこれに代
りてアルカリ性の水溶液中に亜塩素酸などの酸化剤を添
加した溶液により化学的に処理する方法が利用されてい
る。仁のように湿式的に生成した酸化銅は微結晶体から
なり、比較的加工性及び密着性に富む特性を有する。
又酸化銅被膜による絶縁素線は撚り合せや圧縮成形の加
工にたえるためには1〜3μ以上の膜厚が必要であるが
、混式的方法によシこのような厚膜のものを形成するに
は多大な化学薬品と長時間を要するのでコスト高になる
ことは不可避である。これを改善する方法として撚り合
せや圧縮成形等の加工を行った後、湿式的に酸化鋼を形
成する所謂撚線又セグメントについて化成処理する試み
がある。しかし仁の方法は撚線や士グメントの内部の素
線、特に撚り合せや圧縮成形による素線同志の線接触部
分を完全に絶縁するには、超音波の作用などによ探線間
への処理液の浸入を促進せしめるなどの工夫を行ったと
しても1μ以上の平均膜厚を形成しなければならないと
いう欠点があった。
又表面に#I酸化物皮膜を設けた銅撚線導体により電カ
ケープルを製造した場合、その導体接続において酸化物
被膜を除去しなければならないが、導体の内層に比して
最外層に近づくにつれて酸化皮膜の厚みが厚くなるとい
う傾向があシ、且つ最外層は素線数も多いためこの酸化
物被膜を除去することは極めて困難を伴うものであった
本発明はかかる欠点を改善せんとして鋭意研究を行った
結果、酸化物皮膜の厚みを極薄にすることにより表皮効
果及び低減効果を失うことなく該皮膜を容易に行いうる
素線絶縁導体の製造方法を見出したものである。即ち表
面にカーヤ′ンブラックを含有する気体透過性テープを
設けた銅撚線導体を50〜100℃の飽和水蒸気中に保
持した後、引続き該飽和水蒸気にアンモニアガスを充填
した混合気体中に保持し、銅撚線導体の表面に酸化銅皮
膜を形成せしめたものである。
本発明において銅撚線導体にカー?ンブラックを含有せ
る気体透過性テープを設ける理由は、カーゼンブラック
と銅とを接触せしめた状態で酸化処理を行うと、カーぎ
ンブラックはそれ自身で酸素や酸化性ガスを強く吸着す
るため、カーyJ?ンブラックと接着する銅の酸化を防
ぐという実験結果に基〈ものであり、導体間にカーゼン
ブラックを入れると銅素線からなる導体の素線絶縁処理
が困難となるため、気体通過性のよいテープにカーゼン
ブラックを含有せしめたものにより導体の外周に巻きつ
けた後、絶縁処理を行うというものである。
この気体透過性テープとしては、紙、繊維布、ゴムテー
プ、グラスナックテ〜ゾを使用し、これにケッチェンブ
ラ、りEC,アセチレンブラック、Vulean XC
−72、グラファイト、活性炭等のカーデンブラック特
に表面積の大きいケッチェンブラックE C、Vule
anXC−72、活性炭を混入することが望ましい。
次にとの銅撚線導体を水蒸気中が保持する理由は、加熱
した飽和水蒸気によって銅の濡れ性をよくしたものであ
り、銅の表面に1種の調水和物を形成せしめるためであ
る。この水蒸気の温度を50°〜100℃に限定したが
50℃未満では反応がおそくなり、100℃を越えると
銅表面にカサブタ状の皮膜が形成され酸化皮膜が形成し
難くなるためである。従って水蒸気中に保持する時間は
導体径、撚合本数等に影響するため特に限定することが
できないものである。
次いで銅撚線導体を飽和水蒸気中にアンモニアを混入し
た混合ガス中に保持する理由は、上記の銅撚線導体がC
u (NH4)+の如き酸イオンによって、該導体の表
面に酸化鋼の皮膜を形成し易くするためである。なおア
ンモニアの混入量は2〜20 Vol係が好ましい。
次に本発明方法の実施例について説明する。
実施例(1) 銅素線を扇型状に撚合せたセグメント導体を7本撚合せ
た後、この導体の外周にナイロン基布に導電性ゴムをト
ッピングしたテープを歿ラップにて1層巻いた後、60
℃の飽和水蒸気中に30分保持し、その後、アンモニア
ガスを濃度10%に混入せしめた飽和水蒸気中に24時
間保持して2500sQ、7分割素線絶縁溝体を製造し
た。
実施例(2) 鋼素線を扇型状に撚合せたセグメント導体にカー27紙
を纏巻した後、80℃の飽和水蒸気中に10分間保持し
、その後アンモニアガスを濃度5憾に混入せしめた飽和
水蒸気中に24時間保持した酸化皮膜付セグメント導体
を7本撚合せて250011Q、7分割素線絶縁溝体を
えた。
比較例(1) 実施例・1において、ナイロン基布に導電性ゴムをトッ
ピングしたものの代わりに、ナイロン基布(導電性ゴム
のトッピング層はなし)を使用して、同様の実験を行っ
た。
比較例(2) 実施例2において、カー27紙を纏巻せずに裸のセグメ
ント導体のまま処理した。
比較例(3) 素線絶縁してない2500sq、7分割導体を製造した
斯くして得た本発明絶縁導体と比較例絶縁導体について
1部切断しカーデン人テープと接する銅素線と、接して
いない内部の銅素線とについて、カソード還元法(電解
液aIN−KCt、電流密度0.5 m1VCrn2)
により酸化度膜厚及び本発明絶縁導体と比較例導体の表
皮効果係数を測定した。
その結果は第1表に示す通りである。
第  1  表 上表より明らかな如く本発明方法によればカーゲンブラ
ック人シテーゾに接しない銅素線においても酸化銅皮膜
を薄くすることが出来るから、本発明絶縁導体からなる
ケーブルの接続するにおいて、該皮膜を容易に剥離する
ことが出来ると共に優れた表皮効果を有し電カケープル
用導体として極めて有用なものである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)表面にカーがンブラックを含有する気体透過性テ
    ープを設けた銅撚線導体を50〜100℃の飽和水蒸気
    中に保持した後、引続き該飽和水蒸気にアンモニアガス
    を混入した混合気体中に保持し銅撚線導体の表面に酸化
    銅皮膜を形成せしめることを特徴とする素線絶縁導体の
    製造方法。
  2. (2)気体透過性テープとして紙、繊維布、プラスチッ
    クチーブ、ゴムテープの内から選ばれた1種よりなるこ
    とを特徴とする特r[請求の範囲第1項記載の素線絶縁
    導体の製造方法。
  3. (3)  混合気体としてアンモニアガスを2〜20%
    含有せる飽和水蒸気からなることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の輯線絶縁導体の製造方法。
JP10913482A 1982-06-26 1982-06-26 Sosenzetsuendotainoseizohoho Expired - Lifetime JPH0245285B2 (ja)

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JPS59808A true JPS59808A (ja) 1984-01-06
JPH0245285B2 JPH0245285B2 (ja) 1990-10-09

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62187827A (ja) * 1985-11-05 1987-08-17 アイテイ−テイ−・インダストリ−ズ・インコ−ポレ−テツド 液晶分波装置
JPS62187826A (ja) * 1985-11-05 1987-08-17 アイテイ−テイ−・インダストリ−ズ・インコ−ポレ−テツド 液晶光スイツチング装置
US7733293B2 (en) 2006-05-31 2010-06-08 Nikko Co., Ltd. Antenna for remote controlled toy, antenna cap and remote controlled toy

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JPS62187827A (ja) * 1985-11-05 1987-08-17 アイテイ−テイ−・インダストリ−ズ・インコ−ポレ−テツド 液晶分波装置
JPS62187826A (ja) * 1985-11-05 1987-08-17 アイテイ−テイ−・インダストリ−ズ・インコ−ポレ−テツド 液晶光スイツチング装置
US7733293B2 (en) 2006-05-31 2010-06-08 Nikko Co., Ltd. Antenna for remote controlled toy, antenna cap and remote controlled toy

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