JPS598075B2 - 原子ビ−ム管 - Google Patents

原子ビ−ム管

Info

Publication number
JPS598075B2
JPS598075B2 JP50122391A JP12239175A JPS598075B2 JP S598075 B2 JPS598075 B2 JP S598075B2 JP 50122391 A JP50122391 A JP 50122391A JP 12239175 A JP12239175 A JP 12239175A JP S598075 B2 JPS598075 B2 JP S598075B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnet
particles
central region
magnetic field
atomic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP50122391A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5164895A (ja
Inventor
ケーン ロバート
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FURIIKUENSHII ANDO TAIMU SHISUTEMUZU Inc
Original Assignee
FURIIKUENSHII ANDO TAIMU SHISUTEMUZU Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FURIIKUENSHII ANDO TAIMU SHISUTEMUZU Inc filed Critical FURIIKUENSHII ANDO TAIMU SHISUTEMUZU Inc
Publication of JPS5164895A publication Critical patent/JPS5164895A/ja
Publication of JPS598075B2 publication Critical patent/JPS598075B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05HPLASMA TECHNIQUE; PRODUCTION OF ACCELERATED ELECTRICALLY-CHARGED PARTICLES OR OF NEUTRONS; PRODUCTION OR ACCELERATION OF NEUTRAL MOLECULAR OR ATOMIC BEAMS
    • H05H3/00Production or acceleration of neutral particle beams, e.g. molecular or atomic beams

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は原子ビーム装置、さらに詳しくは超微細磁気共
鳴遷移を利用する原子ビーム管に関するものである。
原子ビーム管は、時間または周波数の原子的基準となる
極めて安定した周波数を与える装置である。
その原理は、ビーム中の原子の超微細準位間の共鳴を検
出して、安定した標準周波数を得るのである。この共鳴
を利用するには、例えばセシウム原子のような原子ビー
ムと電磁波とを相互作用させ、この電磁波の周波数をビ
ーム中の特定原子の共鳴周波数にして、高いエネルギー
状態にされた原子を適当な検出器に導くのである。印加
される電磁波の周波数は原子の共鳴周波数に正確に一致
するように変調を受け、一致すると、フライホイール発
振器のサーボ制御に適する検出回路から信号が発生され
る。サーボ制御によつて、印加される電磁波の周波数の
中央が原子共鳴線にロツクされる。原子ビーム管にセシ
ウム原子が使われる場合の共鳴遷移は、核磁気双極子と
価電子のスピン磁気双極子との相互作用からきまる2つ
の超微細レベル間の遷移である。
自然界には安定したセシウム原子は2種類しか存在しな
い0許容される2つの量子状態に対応して、上記双極子
が1つは平行で、他は反平行である。従つて、外部磁場
がないときは超微細エネルギーレベルは2つであるが、
外部磁場が作用するとそれぞれが多数のゼーマン副レベ
ルに分かれる。本発明による原子ビーム管内での共鳴遷
移は、レベル(F二4,mF=O)とレベル(F=3,
mF=O)との間の遷移である。
ここでFの値は原子の全(電子と核)角運動量の大きさ
に関するものであり、MFの値は全角運動量の外部磁場
方向への成分に関するものである。1つのレベルから他
のレベルに遷移させるには、レベルのエネルギー差に等
しいエネルギーEを原子に与えるか、原子から取り去ら
なければならない0すべてのセシウム原子は同等なので
、エネルギーEはすべての原子に対し同じ値である。
原子に遷移を引起す電磁波の周波数fは式E=Hfで与
えられる。ここでhはプランク定数である。セ・シウム
に対するfの値は約9,192.631770M1Iz
である。従来のセシウム原子ビーム管には蒸発源があり
、ここから蒸発したセシウムはコリメータによつて細い
ビームにされて管中を進むようになつている〇このコリ
メートされた原子ビームは、第1状態選択磁石すなわち
A一磁石が提供する強い不均一磁場内に通される。
この磁場内でセシウム原子が受ける力の方向は原子の状
態に依存する。この磁場内で、レベルF=3とF=4は
副レベルに分かれる。MF−一4以外のF=4状態にあ
る原子のすべては1つの方向に曲げられ、他のすべての
原子は他の方向に行く。本発明による装置においては、
F=3状態と(F=4,mF=−4)状態の原子とがビ
ーム中に残り、他は偏向放棄される。A一磁場を出た原
子は一様な弱い磁場であるC一磁場のある中央領域に入
れられ、MF=oにある原子をMF\Oの原子から確実
に分離する。
この弱い磁場はまた選択されたセシウム原子の空間にお
ける向きを印加するマイクロ波磁場の方向にそろえる。
この中央領域においてセシウム原子には、(F=3,m
F=0)から(F=4,mF=0)への遷移を引起す共
鳴周波数をもつ振動磁場が作用させられる。
中央領域を出たビームには、第2状態選択磁石すなわち
B一磁石によつて強い不均一磁場が加えられる0ここで
F=3状態と(F=4,mF=−4)状態にあるすべて
の原子は偏向放棄される。
ここで偏向放棄されない原子は(F=4,mF=O)状
態にある原子で、この原子は上述のように遷移によつて
誘導されたものである。この原子は適当な形式の検出装
置、好ましくは熱線電離装置、質量分析計、及び電子増
倍管からなる装置に入れられる。検出装置に流れる電流
は、マイクロ波の周波数が共鳴周波数に一致しているか
否かで非常に違うので、この電流は増幅されてから、マ
イクロ波の発振器の周波数を制御するサーボ装置を駆動
するのに使われる。
従来のセシウムビーム管は製作が難しく高価であつた。
時間または周波数の原子的基準を得るために使うセシウ
ムビーム管では、構成要素の心合せが重要であり、中心
のずれは周波数基準を狂わせることがある。上述の構成
要素は高精度で所定の位置に配備する必要があり、管を
正しく作動させるためには各構成要素の中心はビームの
軸から0.0254wm以内にあることが要求される。
この高精度は機械的な振動や衝撃、管使用中の温度上昇
に対しても保たれる必要がある。従来の管は、機械的振
動や衝撃に対する剛性と、原子ビーム源の焼成と正規作
動中の周囲温度上昇のために、温度勾配が生じると現れ
る微小な熱膨張による妨害力に適応する柔軟性という矛
盾する2つの要求を満足させるために、管の構成要素か
らなる内部集合体と内側または外側真空密閉容器との間
に複雑な取付装置を使用した。さらに従来の管の構造で
は管が大きく且つ重くなることは止むを得ないことであ
り、このことは航空機や宇宙舶に積み込むというような
重要な用途には向かない。従来のセシウム管のあるもの
に2つの容器を使つて構成された。
第1の容器は内部取付チヤンネルで、これに作動に必要
な構成要素が機械的安定性と断熱性とが保たれるように
固定される。この第1の容器が外側真空容器の中に懸架
される。2つの容器の間では多少動いても差支えないよ
うに作られるので、製造工程はさらに複雑になる。
またこの構造は機械的には比較的弱い。本発明において
は、内部集合体と真空容器とを一体構造にして、この2
者間の支持要素を不要なものにした。
さらに本発明は、後述するように、10本のねじによつ
て主構造部材(真空容器の1部)に組立てられている3
つの副集合体ユニツトからなるモジユール集合体を提供
する。本発明はまた、従来の管に較べて、よりすぐれた
断熱性、より小さくてより有効な磁石、強弱磁場間のよ
り滑らかな遷移、及びより小さいC一磁場摂動をもつた
マイクロ波エネルギーを供給する手段を提供する新規な
特徴を有している。これらの新規な特徴を有する管は従
来の管よりも作動環境によりよく適合し、且つより軽量
である。(従来の管が7.26Kfに対し、本発明によ
る管は4.08Kfである。)本発明の設計は高価で複
雑な内部支持構造を除去して、ビームの心軸が正しく保
持されかつ振動や衝撃のような外部からの機械的妨害に
よく耐える簡単なモジユール設計によるビーム管を提供
する。
それと同時に、本発明の設計は熱に敏感な構成要素に対
する断熱性も極めて優れている。本発明による原子ビー
ム管は、真空容器の役割をするものと管が作動するため
の構成要素の役割をするものとが一体構造になつている
。真空容器は重く且つ比較的硬いフレームと、このフレ
ームを覆う比較的薄く且つ柔軟なカバーとからなつて′
いる。
管が作動するための構成要素はフレームに固定されて、
これら要素の心合せが出来るようになつている。柔軟な
カバーは外部からの振動や衝撃を吸収して、これらをフ
レーム、従つて構成要素に伝えないようにしている。こ
のカバーされたユニツトが1つの真空容器となる。管が
作動するための構成要素に周囲から熱が伝わらないよう
にするため、構成要素をフレームに固定する部分の接触
面積を最小にする。例えば、オーブンは比較的長い熱通
路をもつ支持具でフレームに固定される。管がもはや作
動し得ない状態(一般にはセシウムゲツタ一が飽和され
るため)になつたとき、管中の再使用可能な素子を回収
するため、管を解体するのが工業的慣習である。
従来の管を解体するには高い人件費を伴ない、時間を浪
費する大規模な機械作業を必要とした。本発明によるセ
シウムビーム管の作動部は、全部で10本のねじでフレ
ームに固定された3つのモジユール副集合体からなるの
で、解体は敏速且つ簡単で、モジユールは再使用するこ
とが出来る。セシウムビーム管を作動させるには、既に
述べたように、強磁場(1万ガウス程度)を提供するA
一及びB一磁石が必要であり、その間にあるC−磁場は
弱い磁場(0.060ガウス程度)であるが可能な限り
一様でなければならない。
C一磁場における不連続性はビームがC一領域(中央領
域)に入る所と出る所に生じ易い。この不連続は原子に
自発遷移(マジヨラナ遷移)を生じさせて、管の性能を
落とす。本発明は新規な設計のC一磁場用巻線を備えて
、C一領域のビーム開口部におけるC一磁場の一様性を
優れたものにしている。一般に、出来る限りコンパクト
で、軽量で構造が簡単なセシウムビーム管が望ましい。
本発明によるA一及びB一磁石はこのような要求を満足
する構造になつていて、前述のようなモジユール集合体
に特に適している。通常、原子ビーム管を作動させると
き、原子ビーム源を焼成し、真空ポンプで排気している
間は原子ビーム源は密封されたアンプル内にあり、焼成
が完了した最終段階で、真空ポンプによる排気を続けな
がら、アンプルを開く。
アンプルを開くときに出る何等かのガスをこの排気によ
り除去した後、管を密封する。従来、アンプルを開くた
めに多数の方法が使用された。
その1つの方法は、加熱コイルに電流を流してアンプル
の部材を膨張させ、この部材に機械的に結合されている
破壊素子でアンプルを破る方法である。より複雑な従来
の方法は、外部コンデンサからの導線を管内に引込み、
外部コンデンサを放電させるとアンプル部材の所でアー
ク放電が起り、この熱によりアンプルを破る方法である
。これらの方法はアンプルを開くという1操作のためだ
けに使われる部品を備えつける必要があり、特に真空容
器を通して電気エネルギーを伝える手段を設けなければ
ならず、管の構造が複雑になる。本発明は新規なアンプ
ル構造とアンプルを開くための追加部品を必要としない
新規な手段を提供するもので、特に、真空容器を通して
外部から電気的または機械的エネルギー伝達手段を設け
る必要がないのである。他の目的、特徴及び利点は添付
図面を参照して行う以下の本発明の好ましい実施例の説
明から明らかとなろう。
第1図及び第2図に本発明になる原子ビーム管としてセ
シウムビーム管の基本的なビーム形成及び検出器の構成
を示す0液体セシウムがオーブン・アンプル組立体10
に入つており、この組立体10は液体セシウムを蒸発さ
せて、前述した2つの安定したエネルギー状態に統計的
に分布する中性のセシウム原子からなるビームを(コリ
メータを通して)放射する。
第1状態選択磁石すなわちA一磁石12は2つのエネル
ギー状態にある原子を副レベルに分け、F=3状態と(
F=4,mF=−4)状態とにある原子を選択し、これ
以外の状態にある原子を偏向させてビーム中に残らない
ようにする。
選択された原子からなるビームは中央領域14に入る。
この領域には単層プリント配線ソレノイド22によつて
弱い一様な磁場(C一磁場)がつくられている。共鳴周
波数のマイクロ波のエネルギーが供給されて、原子は(
F−3,mF=O)状態から,(F=4,mF=O)状
態に遷移する(第7図)。次に、ビーム中の(F=4,
mF=0)状態に遷移した原子は第2状態選択磁石すな
わちB一磁石16によつて選択され、この状態以外の原
子はビ.ームから偏向放棄される。B一磁石16によつ
て選択されたセシウム原子は熱線電離装置20に衝突し
て1個の電子が剥ぎ取られる。電子1個を失つたセシウ
ムイオンは質量分析計207を通つて電子増倍管18に
入る。電子増倍管18は熱線電離装置20に衝突した原
子の数、すなわち中央領域14で遷移により高いエネル
ギー状態になつた原子の数に比例する出力電流を提供す
る〇第8図に示すように、原子ビーム管11の出力は制
御信号261を発信する制御電子装置260に供与され
る0制御信号261は水晶発振器262に供与される。
水晶発振器262の出力は、その周波数(代表的には5
MHz)が制御信号261によつて制御され、更に周波
数逓倍器264によつて共鳴周波数(9192MHz)
に一致する周波数にされて、原子ビーム管11に供与さ
れる。水晶発振器262と周波数逓倍器264とでマイ
クロ波発振器266を構成する。出力端子268は水晶
発振器262の出力信号を取り出すためのものである。
モジユール構成要素の概要 第8図に示した制御方式はこの方面の技術では古くから
存在し、公知である。
本発明は全く新規な設計による3つのモジユール副集合
体からなるセシウムビーム管と管全体を収める新規な容
器とを提供するものである。3つのモジユール副集合体
は、Dセシウム・アンプル組立体とイオンポンプと組み
合わさつた第1状態選択磁石、2)質量分析計と組み合
わさつた第2状態選択磁石、3)C一磁場と中央領域で
ある。
第1図及び第2図に別々にして示してあるオーブン・ア
ンプル組立体とイオンポンプと一緒になつたA一磁石1
2は、第24図では1つのオーブン/A一磁石集合体モ
ジユール240として示されている0中央領域14とC
一磁場は、第1図及び第2図には囲まないで示してある
が、第24図に示すように磁気遮蔽パツケージ179内
に収容されている。
B一磁石16、熱線電離装置20、質量分析計207及
び電子増倍管18は、第24図に示すように、検出装置
集合体モジユール244に収められている。第24図及
び第25図から分るように、モジユール240及び24
4と磁気遮蔽パツケージ179は互いに独立しており、
ビーム管中の集合体単位として構成されていて、後述す
るように10本のねじで管のフレームに取り付けられる
。これらのモジユール構成要素の詳細を次に述べる。
オーブン/A一磁石モジユールリオーブンとアンプル本
発明によるセシウムビームの供給源となる新規なオーブ
ン・アンプル組立体10の構造を第3〜6図に示す。
組立体10にはコリメータ42とアンプル27を収納す
る容器29を有するオーブンとがある。アンプル27は
薄い(0.387m)側壁の円筒形シエル30と充填管
38をもつ頂部37とを有する。円筒形シエル30と頂
部37とで1つの囲いを形成する。円筒形シエル30の
、頂部37とは反対の端には孔49がある。
カツプ状底部34が孔49に共融金属32で密着される
が、約600℃の温度になるとシエル30は底部34を
支えることが出来なくなるようにつくられる。このよう
な共融金属の例として銅45%とインジウム55(f)
の合金がある。弱いばね35が底部34と頂部37との
間に圧縮されて入つている。円筒形シエル30、頂部3
7及び底部34で形成する1つの囲いの中に液体セシウ
ムを入れてから充填管38を押し込んでヘリアーク溶接
により閉鎖する。
熱伝導性の良い金網36が容器29内のアンプル27を
取囲む。
金網36は熱伝達素子とアンプル保持具の役をする。ア
ンプル27は容器29の中に入つているが、容器29を
構成する外側の鋼製円筒28の下部は細められて環状凹
所40を形成している0環状凹所40に下部フランジ4
1をもつ溶接アダプタ39が半田付けされる。
アンプル支持具43は逆カツプ状底部44と間隔を置い
て配置された3つの保持具45とからなる。逆カツプ状
底部44がヘリアーク溶接部46(第4図)で下部フラ
ンジ41の内側に溶接されて、容器29の下方が密封さ
れる。これで底部34を囲み且つ金網36と連通する取
囲まれた容器空間51が形成される。アンプル27はそ
の底部34が保持具45の中にはまつてアンプル支持具
43の上に載る〇セラミツク製支持具88で保持された
タンタルヒーター線90,92がそれぞれ石英管80,
82を通してコリメータ42の部分から容器29の中に
挿入されている。
このヒータ線でアンプルが熱せられて、600℃になる
と共融金属が溶けて、アンプルが開かれる0すなわち、
アンプル27中のセシウムの蒸気圧とばね35の合力が
、共融金属32の封印力に打勝つと、底部34をシエル
30から押し外して、アンプル中のセシウムがアンプル
の外に出る。その後、タンタルヒーター線90,92は
オープン・アンプル組立体10全体を作動温度9『Cに
保つために使われる。
この温度で液体セシウムはゆつくり蒸発して金網36を
通つてコリメータ42へ拡散してゆく。コリメータ42
は1つの方向へ進むセシウムビームを発射する小ビーム
管の束と機能的に同等である。コリメータの構造は公知
のものであり、ここでは詳述しない〇オーブン支持構造
は外部とは熱的絶縁がよいようになつている。
オーブンは真空中で作動するので、対流による熱損失は
ない。熱損失の大部分は輻射により、僅かの部分が伝導
によるものである。オーブン支持構造はステンレススチ
ールのような貧弱な熱伝導度をもつ材料で造られ、後述
するようにオーブン・アンプル組立体10をA一磁石集
合体に固定するための耳部100,102をもつている
。更に、支持構造の耳部100,102とA一磁石集合
体との間に挿入される0.076wmのシム99が熱伝
導を阻む。よく磨かれたアルミニウム製の輻射シールド
104がオーブンの大部分を取囲んでオーブンからの輻
射熱損失を阻止する。記載された設計のオーブンは2ワ
ツト以下で作動する。オーブン/A一磁石モジユール:
A一磁石とイオンポンプ第9〜12図から分かるように
、永久磁石111の磁場は第1状態選択磁石(A一磁石
)12とイオンポンプ110のために分けられる0イオ
ンポンプ110は不要なガスを除去して作動中真空を保
つための役をする。
永久磁石111は略C字形をなすが、ビーム粒子の選択
とイオンポンプとのために磁極部に凹入部分が形成され
ている。永久磁石111の軸はビームと平行である。公
知の設計の凸形と凹形の軟鉄製ポールピース112と1
14が永久磁石111の磁極に固定されて、第1状態選
択磁石12の不均一磁場をつくつている。
永久磁石111の磁極部の凹入によつて出来た凸部10
8,109には円板状ポールピース116,118がつ
けられて、このポールピース116,118間に置かれ
る。
イオンポンプ110のための磁場をつくる。イオンポン
プは公知の適当な形式のものでよい〇永久磁石111ほ
A一磁石12としてイオンポンプ110のためとの2つ
の永久磁石の役目をする。
磁場の大きさはA一磁石としては約1万ガウスで、イオ
ンポンプのためには1000ガウスである。このコンパ
クトな設計は原子ビーム管を従来のものよりもより小さ
く、より軽量且つより安価にし、更に本発明のようにモ
ジユール方式にするのに適している。磁気遮蔽132が
永久磁石111の路上半分を覆つて、この磁石と中央領
域14のモジユールとの間に位置している。
遮蔽132には孔138があり、この孔を通つて原子ビ
ームはA一磁石12から中央領域14へ進む。更に、遮
蔽132があるために、A一磁石の位置における1万ガ
ウスの強磁場から中央領域14においてC一磁場の0.
060ガウスという弱磁場に変えることができるOブラ
ケツト134と136とを備えた取付板128が永久磁
石111のビーム入射側に取り付けられる。
磁気遮蔽132、ステンレス鋼製スペーサ113、磁石
111、及びもう1対のステンレス鋼製スペーサ117
の全部が、それぞれにあけられた孔を通つたねじ115
と取付板128にあけられたねじの切られた孔とで固着
される。オーブン・アンプル組立体10は耳部100,
102とによつてブラケツト134,136に固定され
る0ブラケツト134,136は塊状でなく、表面積の
大きい構造になつているので、オーブンからブラケツト
が固定される外側フレームまでの熱通路は比較的長くな
つている。0.076mのシム99が耳部100,10
2とブラケツト134,136との間に挿入されるので
断熱性は更によくなる。
オーブン・アンプル組立体とイオンポンプ110と組み
合わさつたA一磁石12はオーブン/A−磁石集合体モ
ジユール240(第24図)を形成する。
C一磁場/中央領域モジユール 第1,2及び24図から分かるように、C一磁場、中央
領域14は、後述する磁気遮蔽を含めて、磁気遮蔽パツ
ケージ179内に収められている。
既に述べたように、A一磁石12で選択されたセシウム
ビームは、−次に中央領域14に入る。この領域には、
新規な設計による単層プリント配線ソレノイド22によ
つて、ビームに直角な方向に0.060ガウス程度の弱
い一様な磁場(C一磁場)がつくられている。このソレ
ノイド22の構造と取付方法を第13〜19図を参照し
て説明する。第15図に示すように、ソレノイド22の
導線は厚さ0.051mのポリアミド製基板152に接
着された薄い銅板から公知のプリント配線技術のエツチ
ング法によつて作製する0基板152の一般的な形状と
一様な間隔に引かれた8本の導線150−1〜150−
8が第15図に示されている。はと目孔307が導線1
50の各端部に設けられる。このプリント配線ソレノイ
ドは非常に均一な断面積及び定電導度をもつ薄く、幅広
で且つ互いに接近した導線を提供する。第15図に示す
プリント配線は、第14図に示すように矩形状にされ、
導線150のはと目端が隣の導線のはと目端に一致する
ように次々にずらされて、全体の導線は等間隔に巻かれ
た単層の螺旋状巻線になるように組立てられる。
ずらされて一致した導線150のはと目端における電気
的接続はインジウムワツシヤ一(図示せず)を使つて溶
接し、更にはと目孔にリベツト308を通して固定する
。ソレノイドへの電気的接続は、螺旋状巻線の両端のは
と目孔付パツド304,306に導線を半田付けするこ
とによつてなされる〇単層プリント配線ソレノイド22
には、ビームに対しては直角をなすが、お互いに平行な
端部140,142がある。ソレノイド22の巻線はセ
シウムビームの断面を横切ることになるから、導線15
0−4と150−5を切断してしまう大きさの開口27
0と271とをそれぞれ端部140と142とに設けな
ければならない。基板152の開口270は2つの対向
縁部144(第15図)があり、これが連続した導線1
50の2本の隣接する導線150−4及び150−5の
細片を切断して端部122を形成するので、この端部を
接続する必要がある。
加えて、前に説明したように、ビーム原子に好ましくな
い遷移を起さないよう、開口部におけるC一磁場の一様
性を保つ必要がある。本発明においては、既に述べたと
同じプリント配線材料で出来た、それぞれ開口319が
あけられている2枚のパツチ318を使つて端部122
を電気的に連結し、C一磁場の一様性を保つようにして
いる。
開口319の縁に沿つて曲げられはと目孔のついたジア
ッパ166,168がベース320に接着されている0
第14及び17図に示すように、ジアッパ166,16
8と端部122とを、それらのはと目孔を通るリベツト
182に半田付けすることにより、パツチ318がソレ
ノイド22に組み込まれる。こうして、開口270,2
71があつても導線150全体に電流が流れることにな
る。ジアッパ166,168は開口270,271のそ
れぞれの周りに電流を流し、開口の縁は2倍の磁化力を
もつので、開口部でのC一磁場の一様性は殆んど失われ
ることはない。この構造は開口がなくて一様に電流が流
れている理想的な場合に対して非常に近い近似を与える
。ソレノイド22の周りの電気的絶縁は基板152と同
じ形状につくつたポリアミド板184と186とを、第
14図に示すように基板152を狭むようにして置くこ
とにより保たれる。
内部磁気遮蔽パツケージ 2枚のポリアミド板184と186、2枚のパツチ31
8が取り付けられたソレノイド22は、第18図に示す
ように、内部磁気遮蔽154の中に入れられ、内部磁気
遮蔽底板156の上に載せられて、底板156とアルミ
ニウム板282とを通るリベツトによつて所定の位置に
保持される。
開口270と271とがくる位置には開口270と27
1に一致する開口を有するアルミニウム板280が備え
られる。フロツプコイル192(第2及び18図)が中
央のアルミニウム板282の上に載つて、ビーム軸と同
軸になるように内部磁気遮蔽154で支持されている。
このコイルC一磁場ソレノイド電流の調整のため20K
Hzの電気信号を出すもので、.従来公知の方法で使用
されるので、これ以上詳述しない。ビームに平行な内部
磁気遮蔽154(第18図)の側面はソレノイド22の
つくる磁力線を吸い込む。
それ故、ソレノイド22を貫いて生じる磁場は、無限に
長いソレノイドがつくる、セシウムビーム通路に垂直な
一様な磁場であるということが出来る。内部磁気遮蔽1
54は、その外側にある外部磁気遮蔽157と共に、A
一及びB一磁石によつてつくられる強磁場から遮蔽し、
且つ中央領域14を外部の擾乱磁場から遮蔽する。マイ
クロ波放射 第1,2,13,18,19及び25図に示すようにマ
イクロ波は、標準1ラムゼ゛型の導波管190によつて
中央領域14に供給される。
この型の導波管は公知であるので説明はしない。機械的
な衝撃や振動に対する保護と真空容器とが別個に構成さ
れていた従来の原子ビーム管では、この2つの構成体間
に僅かな相対的運動があつても支障を来たさないように
、マイクロ波装置と真空容器との間には柔軟性のある接
続法が必要であつた0このような柔軟性は、磁気遮蔽底
板に設ける開口を゛、直径5cm位の大きなものにしな
ければならなかつた。このような大きな開口はC一磁場
の一様性を乱し、これを補償するために、例えば米国特
許第3670171号に記載されているような゛阻止装
置゛を設けなければならない〇本発明における機械的支
持方法と真空容器とが一体になつている構造では、この
ような相対的な運動が起らない。従つて導波管190の
入力アームは、内部遮蔽底板156の下面にしつかりと
鑞付けすることが出来る。この構造は磁気遮蔽体に設け
る開口を大きくする必要がなく、比較的小さな開口19
4、約2.54cm×1.27cmを底板156に設け
ればよい(第18図)。このような小さな開UalIま
、C一磁場にほんの僅かの擾乱しか起さず、1阻止装置
1又は他の補償手段を構する必要はなく、従つてこの構
造は有利である。外部磁気遮蔽パツケージ 第18及び19図から分かるように、内部磁気遮蔽パツ
ケージは外部磁気遮蔽157と外部磁気遮蔽底板159
の中に収められる。
セシウムビームのための開口167と169とが外部磁
気遮蔽157に設けられている。外部及び内部磁気遮蔽
パツケージと中央領域14とで磁気遮蔽パツケージ17
9(第24図)が形成される。第2状態選択磁石(B一
磁石)/検出装置モジユーノレ第20〜23図に示すよ
うに、それぞれ略馬蹄形をした永久磁石198と199
とがビーム軸を含む水平面内に位置して検出器台196
に固定されている。
磁石198と199のつくるビーム軸上にある2つの磁
極間隙は略180く離れ、第1の間隙は中央領域14よ
りもビームの下流にあり、第2の間隙は更に下流にある
0A一磁石のポールピースと同じ形状の軟鉄ポールピー
ス200と201が、磁石198と199の第1の磁極
間隙に取り付けられている。ポールピース200と20
1は磁石198と199とによつて磁化されて、第2状
態選択磁石(B一磁石)16として働く。1対のポール
ピース204が磁石198と199の第2の磁極間隙に
、ビーム軸から僅かに横にずらされて、取り付けられて
いる。
1対のポールピース204は磁石198と199とによ
つて磁化されて、質量分析計207として働く。
従つて、1対の永久磁石198と199とがつくる磁気
回路が直列になつていて、第2状態選択磁石として働い
た後、質量分析計として働くというわけである。この組
み合わせは、本発明によるセシウムビーム管を従来の原
子ビーム管に比してより小型且つ軽量にする。検出器台
196には熱線電離装置20を有する熱線電離装置組立
体21を固定するための3つの取付突起がある。
シールドされた電子増倍管18が検出器台196の下に
取り付けられ、検出器196に設けられた開口203と
電子増倍管18の開口205とが同じ位置に来る0B一
磁石16、質量分析計207、熱線電離装置組立体21
及び電子増倍管18とで検出装置集合体モジユール24
4を構成する(第24図)。中央領域14(第2図)を
通つて出てくるセシウム原子のビーム中には遷移をした
原子と放棄されるべきその他の原子とがある。
第2状態選択磁石すなわちB一磁石16によつて選択さ
れる原子は熱線電離装置20に衝突するが、この装置は
標準型で説明の要はない。熱線電離装置20は衝突した
中性のセシウム原子から1個の電子を奪い、正に帯電し
たセシウムイオンを再放射する。セシウムイオンは次に
、質量分析計207によつて、不可避的に混入している
不純物原子から分離されて電子増倍管18へ向う。電子
増倍管18は入射したイオンの数に比例する増幅出力を
提供する0・外部パツケージ第24及び25図に示すよ
うに、本発明による原子ビーム管の外部パツケージは、
厚さ3.17wmのステンレス鋼板からなる硬い底板2
10と厚さ0.1wnのステンレス鋼箔でつくられた比
較的薄く柔軟性のあるカバー212からつくられる。
底板210には必要な電力及びマイクロ波入力を取り入
れるための真空密封の接続ピンが備えられている。マイ
クロ波発振器は標準品であるので詳細な説明はしない。
先に説明した3つの主な副集合体すなわぢモジユール1
79,240及び244は底板210に固定される。オ
ーブン/A一磁石集合体モジユール240は底板210
上の支持台222と224に2本のねじ400で固定さ
れる。
従つて、オーブン・アンプル組立体10からセシウムビ
ーム管の外へ熱が伝わるにはブラケツト134,136
から支持台222,224を通り底板210へ行く通路
を通らなければならない。この構造は熱通路を比較的長
くするので、オーブン・アンプル組立体10を熱的に外
部から遮断する助けとなる〇磁気遮蔽パツケージ179
は底板210上の4本の支柱226に4本のねじ228
で固定される〇検出装置集合体モジユール244は底板
210上のブラケツト234と236に4本のねじ23
7で固定される。
検出器台196とブラケツト234と236が熱線電離
装置20からビーム管の外へ至る熱通路を比較的長いも
のにしている。カバー212は、入力供給用の接続ピン
への必要な接続が終つた後に、底板210に溶接される
ついで管は、高温に保つた状態で、中を真空にする。原
子ビーム管のこのモジユール構造と、各モジユールすな
わち副集合体が個々に、単一の容器の硬いフレームに最
小の支持点で固定されていることは、モジユールの構成
要素を熱的に外界から遮断し且つ外界からの機械的擾乱
からも保護するという両者を満しながら、モジユールの
心合せと保持を容易にしている。
同時に、比較的柔軟なカバーが溶接の際に入つた熱的及
び機械的応力に順応している。厚い材料で容器全部を造
つた場合はこのような順応性はなく、心合せも困難にな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は原子ビーム管の主要なビーム形成及び検出素子
の構成図、第2図は第1図に示す原子ビーム管の斜視図
第3図はオーブン及びアンプルの構成要素の分解図、第
4図はアンラ゜ルの断面図、第5図は組立てたオーブン
を示す図、第6図は反射装置及び支持装置をもつオーブ
ンを示す図、第7図は基底状態にあるセシウム133の
ゼーマンエネルギー線図、第8図は本発明による原子ビ
ーム管を使用する際に使う制御回路のプロツク線図、第
9図は第1状態選択磁石及びイオンポンプの斜視図、第
10図は第1状態選択磁石とその遮蔽体及び支持体の分
解斜視図、第11図及び第12図はそれぞれ第1状態選
択磁石とイオンポンプの側面図及び横断面図、第13図
は導波管及びC一磁場コイルの斜視図、第14図は一部
を破断して示すC一磁場コイルの斜視図、第15図は展
開したC一磁場コイルの平面図、第16図はビーム開口
部における組立てられたC一磁場コイルの断面図、第1
7図はビーム開口部におけるC一磁場コイルの導線の断
面図、第18図は磁気遮蔽パツケージと内部の分解図、
第19図は中央部近くの外部パツケージと内部の断面図
、第20図はB一磁石と検出器の斜視図、第21図は第
20図の一部と支持装置とを示す図、第22図及び第2
3図はB−磁石と検出器の平面図及び背面図、第24図
は外部パツケージと接続部及びモジユールユニツトの分
解図、第25図は第24図に示す組立てられたユニツト
の縦断面図である。 符号の説明、10・・・・・・オーブン・アンプル組立
体、11・・・・・・原子ビーム管、12・・・・・・
第1状態選択磁石(A一磁石)、14・・・・・・中央
領域、16・・・・・・第2状態選択磁石(B一磁石)
、18・・・・・・電子増倍管、20・・・・・・熱線
電離装置、21・・・・・・熱線電離装置組立体、22
・・・・・・単層プリント配線ソレノイド、27・・・
・・・アンプル、28・・・・・・銅製円筒、29・・
・・・・容器、30・・・・・・円筒形シエル、32・
・・・・・共融金属、34・・・・・・カツプ状底部、
35・・・・・・弱いばね、36・・・・・・金網、3
7・・・・・・頂部、38・・・・・・充填管、39・
・・・・・溶接アダプタ、40・・・・・・環状凹所、
41・・・・・・下部フランジ、42・・・・・・コリ
メータ、43・・・・・・アンプル支持具、44・・・
・・・逆カツプ状底部、45・・・・・・保持具、46
・・・・・・ヘリアーク溶接部、49・・・・・・孔、
51・・・・・・容器空間、80,82・・・・・・石
英管、88・・・・・・セラミツク製支持具、90,9
2・・・・・・タンタルヒーター線、99・・・・・・
シム、100,102・・・・・・オーブン支持構造の
耳部、104・・・・・・輻射シールド、108,10
9・・・・・・突出部、110・・・・・・イオンポン
プ、111・・・・・・永久磁石、112,114・・
・・・・ポールピース、113,117・・・・・・ス
テンレス鋼製スペーサ、115・・・・・・ねじ、11
6,118・・・・・・ポールピース、122・・・・
・・端部、128・・・・・・取付板、132・・・・
・・磁気遮蔽、134,136・・・・・・ブラケツト
、138・・・・・・孔、140,142・・・・・・
端部、144・・・・・・対向縁部、150−1〜15
0−8・・・・・・導線、152・・・・・・基板、1
54・・・・・・内部磁気遮蔽、156・・・・・・内
部磁気遮蔽底板、157・・・・・・外部磁気遮蔽、1
59・・・・・・外部磁気遮蔽底板、166,168・
・・・・・ジアッパ 167,169・・・・・・開口
、179・・・・・・磁気遮蔽パツケージ、182・・
・・・・リベツト、184,186・・・・・・ポリア
ミド板、190・・・・・・導波管、192・・・・・
・フロツプコイル、194・・・・・・開口、196・
・・・・・検出器台、198,199・・・・・・永久
磁石、200,201,204・・・・・・ポールピー
ス、203,205・・・・・・開口、207・・・・
・・質量分析計、210・・・・・・底板、212・・
・・・・カバー、222,224・・・・・・支持台、
226・・・・・・支柱、228,237・・・・・・
ねじ、234,236・・・・・・ブラケツト、240
・・・・・・オープン/A一磁石集合体モジユール、2
44・・・・・・検出装置集合体モジユール、260・
・・・・・制御電子装置、261・・・・・・制御信号
、262・・・・・・水晶発振器、264・・・・・・
周波数逓倍器、266・・・・・・マイクロ波発振器、
268・・・・・・出力端子、270,271・・・・
・・開口、280,282・・・・・・アルミニウム板
、304,306・・・・・・はと目孔付パ゛ンド、3
07・・・・・・はと目子L.3O8・・・・・・リベ
゛ント、318・・・・・・パツチ、319・・・・・
・開口、320・・・・・・ベース、400・・・・・
・ねじ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 制御した原子粒からなるビーム供給源、前記ビーム
    内の前記粒子の一部分を選択する第1状態選択磁石、前
    記選択したビーム粒子にマイクロ波による共鳴遷移を起
    させるための、前記第1状態選択磁石の下流にある中央
    領域、前記中央領域内に弱い均一磁場を発生する装置、
    前記共鳴遷移を受けたビーム粒子を含む前記ビームの他
    の部分を選択するための前記中央領域の下流にある第2
    状態選択磁石、及び前記他の部分における前記粒子に応
    答する検出装置とを含んでいる原子ビーム管であつて、
    前記原子ビーム管は、軸が前記制御したビームと平行で
    磁極部に凹入部分が形成された略C字形の永久磁石を有
    し、磁極部に凹入部分があるため磁極間隙は2つあり、
    第1の間隙には凸形と凹形のポールピースを取付けて不
    均一磁場をつくつて前記第1状態選択磁石として使用し
    、第2の間隙には円板状ポールピースを取付けてイオン
    ポンプのための磁場をつくることを特徴とする原子ビー
    ム管。 2 制御した原子粒ビーム供給源、前記ビーム内の前記
    粒子の一部分を選択するための第1状態選択磁石、前記
    選択したビーム粒子にマイクロ波による共鳴遷移を起さ
    せるための、前記第1状態選択磁石の下流にある中央領
    域、前記中央領域内の前記ビームに対し直角な方向に弱
    い均一磁場を発生するためのC−磁場発生装置、前記共
    鳴遷移を受けたビーム粒子からなる前記ビームの他の部
    分を選択するため前記中央領域の下流にある第2状態選
    択磁石、及び前記他の部分内の前記粒子に応答する検出
    装置を含んでいる原子ビーム管であつて、前記C−磁場
    発生装置は前記制御したビームの通路を含むビーム平面
    内に大体において横たわるループを形成する等間隔に巻
    かれた単層の螺旋状巻線からなり、前記ループは前記ビ
    ーム通路を横切り且つ互いに平行な2つの端部を含み、
    前記各端部は前記螺旋状巻線に隣接した少くとも2つに
    おいて巻線を遮断する第1及び第2対向縁を有するビー
    ム開口を含んで前記対向ビーム開口縁部の各々に隣接し
    た2つの内端部を備え、更に前記ビーム開口に隣接した
    少くとも2つのジャンパを設け、前記各ジャンパは前記
    第1開口縁部に隣接した前記螺旋状巻線内端に接続され
    る第1ジャンパ端及び前記対向第2縁部に隣接した前記
    螺旋状巻線の前記内端に接続された第2ジャンパ端を有
    し、それにより前記螺旋状巻線は前記ビーム開口の周り
    の前記ジャンパを通して連続導電路を備え、且つ前記開
    口に隣接した前記磁場は前記ループの他の部分における
    より大きい磁場を有することを特徴とする原子線ビーム
    管。 3 制御した原子粒からなるビーム供給源、前記ビーム
    内の前記粒子の一部分を選択する第1状態選択磁石、前
    記遷移したビーム粒子にマイクロ波による共鳴遷移を起
    させるための、前記第1状態選択磁石の下流にある中央
    領域、前記中央領域内に弱い均一磁場を発生する装置、
    前記共鳴遷移を受けたビーム粒子を含む前記ビームの他
    の部分を選択するための前記中央領域の下流にある第2
    状態選択磁石、及び質量分析計を含む前記ビームの前記
    他の部分内の前記粒子に応答する検出装置とを含んでい
    る原子ビーム管であつて、前記原子ビーム管は180度
    離れて2つの磁極間隙を備えるように方向づけられ、前
    記第1の間隙は前記ビーム通路内の前記中央領域の下流
    にあり且つ第2の間隙は前記第1間隙の下流にある、1
    対の馬蹄形永久磁石、前記第1間隙内にあり且つ前記永
    久磁石により磁化される第1のポールピース及び前記第
    2間隙内にあり且つ前記永久磁石により磁化される第2
    のポールピースとを備えており、それにより前記第1の
    ポールピースは前記第2状態選択磁石として働き、そし
    て第2のポールピースは前記検出装置内の前記質量分析
    計として働き、前記第2状態選択磁石と前記質量分析計
    の磁気回路が直列になつていることを特徴とする原子ビ
    ーム管。 4 原子ビーム管であつて、外部容器、原子粒からなる
    ビーム供給源、前記ビーム内の前記粒子の一部分を選択
    するための第1状態選択磁石、前記選択したビーム粒子
    にマイクロ波による共鳴遷移を起させるための、前記第
    1状態選択磁石の下流にある中央領域、前記中央領域内
    に弱い均一磁場を発生するための装置、前記共鳴遷移を
    受けたビーム粒子からなる前記ビームの他の部分を選択
    するため前記中央領域の下流にある第2状態選択磁石、
    及び前記他の部分内の前記粒子に応答する検出装置とか
    らなつており、前記供給源と前記第1状態選択磁石は第
    1副集合体モジュールを構成し、前記中央領域と弱い均
    一磁場を発生するための前記装置は第2副集合体モジュ
    ールを構成し、そして前記第2状態選択磁石と前記検出
    装置は第3副集合体モジュールを構成し、前記外部容器
    は硬い底板と柔軟なカバーとからなり、前記底板とカバ
    ーとで真空容器を形成するように密封され、前記3つの
    副集合体モジュールは前記底板に個々に且つ取外し可能
    に固定されることを特徴とする原子ビーム管。
JP50122391A 1974-10-09 1975-10-09 原子ビ−ム管 Expired JPS598075B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US05/513,289 US3967115A (en) 1974-10-09 1974-10-09 Atomic beam tube

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5164895A JPS5164895A (ja) 1976-06-04
JPS598075B2 true JPS598075B2 (ja) 1984-02-22

Family

ID=24042637

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP50122391A Expired JPS598075B2 (ja) 1974-10-09 1975-10-09 原子ビ−ム管

Country Status (8)

Country Link
US (1) US3967115A (ja)
JP (1) JPS598075B2 (ja)
CA (1) CA1056957A (ja)
CH (5) CH596709A5 (ja)
DE (5) DE2545166C3 (ja)
FR (5) FR2316836A1 (ja)
GB (5) GB1514567A (ja)
NL (1) NL7511778A (ja)

Families Citing this family (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IL48553A (en) * 1975-11-27 1978-07-31 Aviv Ami Rav Method and apparatus for the separation of isotopes
JPS549598A (en) * 1977-06-23 1979-01-24 Fujitsu Ltd Deflecting magnet equipment for atomic beam tube
JPS5467396A (en) * 1977-11-08 1979-05-30 Fujitsu Ltd Particle beam apparatus
JPS5467003A (en) * 1977-11-08 1979-05-30 Kanebo Ltd Production of high strength suede like simulated leather
JPS57160184A (en) * 1981-03-27 1982-10-02 Fujitsu Ltd Gas cell type atomic oscillator
JPS5828883A (ja) * 1981-08-12 1983-02-19 Fujitsu Ltd ガスセル型原子発振器
JPS59105390A (ja) * 1982-12-09 1984-06-18 Nec Corp 原子ビ−ム管
JPS60170277A (ja) * 1984-02-15 1985-09-03 Nec Corp 原子ビ−ム管
US4706043A (en) * 1986-05-23 1987-11-10 Ball Corporation Frequency standard using hydrogen maser
FR2644315B1 (fr) * 1989-03-13 1991-05-24 Oscilloquartz Sa Module d'interaction micro-onde, notamment pour un resonateur a jet atomique ou moleculaire
FR2644316B1 (fr) * 1989-03-13 1991-05-24 Oscilloquartz Sa Cavite electromagnetique pour un resonateur a jet atomique ou moleculaire, et procede de fabrication
CH681408A5 (ja) * 1989-11-24 1993-03-15 Oscilloquartz Sa
FR2655807B1 (fr) * 1989-12-08 1992-02-14 Oscilloquartz Sa Module d'interaction micro-onde, notamment pour un resonateur a jet atomique ou moleculaire.
US5136261A (en) * 1990-12-11 1992-08-04 Ball Corporation Saturated absorption double resonance system and apparatus
FR2688632B1 (fr) * 1992-03-16 1994-05-13 Tekelec Airtronic Resonateur a jet atomique, notamment a jet de cesium.
US7372195B2 (en) * 2005-09-10 2008-05-13 Applied Materials, Inc. Electron beam source having an extraction electrode provided with a magnetic disk element
NL2007392C2 (en) * 2011-09-12 2013-03-13 Mapper Lithography Ip Bv Assembly for providing an aligned stack of two or more modules and a lithography system or a microscopy system comprising such an assembly.
JP6879908B2 (ja) 2014-10-13 2021-06-02 アリゾナ ボード オブ リージェンツ ア ボディ コーポレート オブ ザ ステイト オブ アリゾナ アクティング フォー アンド オン ビハーフ オブ アリゾナ ステイト ユニバーシティーArizona Board Of Regents, A Body Corporate Of The State Of Arizona Acting For And On Behalf Of Arizona State University 二次イオン質量分析計のためのセシウム一次イオン源
US10672602B2 (en) 2014-10-13 2020-06-02 Arizona Board Of Regents On Behalf Of Arizona State University Cesium primary ion source for secondary ion mass spectrometer
CN105896016A (zh) * 2016-04-13 2016-08-24 兰州空间技术物理研究所 一种小型磁选态铯原子频标用微波腔
CN108318376B (zh) * 2017-12-19 2020-06-23 兰州空间技术物理研究所 一种判断密封铯束管材料出气率的方法
CN108710284B (zh) * 2018-07-27 2024-05-07 北京无线电计量测试研究所 一种微通道板测试用铯炉系统
US11031205B1 (en) 2020-02-04 2021-06-08 Georg-August-Universität Göttingen Stiftung Öffentlichen Rechts, Universitätsmedizin Device for generating negative ions by impinging positive ions on a target
US11737201B2 (en) 2020-04-29 2023-08-22 Vector Atomic, Inc. Collimated atomic beam source having a source tube with an openable seal

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2991389A (en) * 1959-01-16 1961-07-04 Nat Company Inc Cesium ovens
NL299257A (ja) * 1962-10-29
US3670171A (en) * 1969-06-30 1972-06-13 Hewlett Packard Co Atomic beam tube having a homogenious polarizing magnetic field in the rf transition region

Also Published As

Publication number Publication date
NL7511778A (nl) 1976-04-13
DE2559679C3 (de) 1980-01-31
DE2545166A1 (de) 1976-08-12
FR2325273B1 (ja) 1980-01-25
FR2325273A1 (fr) 1977-04-15
FR2316836B1 (ja) 1980-01-11
AU8557575A (en) 1977-04-21
CA1056957A (en) 1979-06-19
DE2545166C3 (de) 1979-12-06
CH599712A5 (ja) 1978-05-31
DE2559678B2 (de) 1979-05-17
CH596709A5 (ja) 1978-03-15
DE2559590A1 (de) 1977-05-18
JPS5164895A (ja) 1976-06-04
FR2318449A1 (fr) 1977-02-11
DE2545166B2 (de) 1979-04-05
GB1514563A (en) 1978-06-14
FR2325272A1 (fr) 1977-04-15
DE2559677A1 (de) 1977-06-23
DE2559677C3 (de) 1980-01-24
GB1514567A (en) 1978-06-14
DE2559678C3 (de) 1980-01-24
GB1514565A (en) 1978-06-14
DE2559678A1 (de) 1977-06-23
DE2559679A1 (de) 1977-06-23
DE2559590B2 (de) 1979-05-23
FR2318449B1 (ja) 1979-08-31
CH600676A5 (ja) 1978-06-30
DE2559590C3 (de) 1980-01-24
CH599713A5 (ja) 1978-05-31
FR2316836A1 (fr) 1977-01-28
DE2559677B2 (de) 1979-05-03
FR2316837B1 (ja) 1980-01-25
GB1514566A (en) 1978-06-14
CH600677A5 (ja) 1978-06-30
FR2325272B1 (ja) 1980-01-25
GB1514564A (en) 1978-06-14
DE2559679B2 (de) 1979-05-23
FR2316837A1 (fr) 1977-01-28
US3967115A (en) 1976-06-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS598075B2 (ja) 原子ビ−ム管
US5420549A (en) Extended linear ion trap frequency standard apparatus
Kleppner et al. Hydrogen-maser principles and techniques
US4137012A (en) Modular getter pumps
JPS63200500A (ja) シンクロトロン放射源
US2972115A (en) Molecular beam apparatus
US3109123A (en) Electron discharge devices with a sharp edged cathode
US3115591A (en) Ion source for mass spectrometer
US20020179858A1 (en) Container for transporting antiprotons and reaction trap
JP2015023572A (ja) 冷却原子周波数標準器のためのシステム及び方法
US3323008A (en) Atomic beam apparatus with means for resiliently supporting elements in an evacuatedtube to prevent thermal distortion
CN115461942A (zh) 3轴磁场校正线圈、物理封装、光晶格钟用物理封装、原子钟用物理封装、原子干涉仪用物理封装、量子信息处理设备用物理封装以及物理封装系统
US3255423A (en) Atomic hydrogen maser
CA1068013A (en) Cesium beam tube
CA1066817A (en) Cesium beam tube
CA1066819A (en) Cesium beam tube
US3578968A (en) Molecular frequency standard
US3060385A (en) Carbon monoxide frequency standard
US3328633A (en) Molecular beam tube
Mungall et al. Design, construction, and performance of the NRC CsVI primary cesium clocks
CA1066818A (en) Cesium beam tube
US3345581A (en) Atomic resonance method and apparatus with improved magnetic field homogeneity control
Zimmermann et al. Study of the electron spin resonance of negative ions field emitted into liquid helium
RU2722858C1 (ru) Система термостабилизации и магнитного экранирования поглощающей ячейки квантового дискриминатора
US3462705A (en) Compensation coils for magnetic flux leakage through holes in magnetic shields