JPS598040Y2 - ちょう形弁の弁体 - Google Patents

ちょう形弁の弁体

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JPS598040Y2
JPS598040Y2 JP2175579U JP2175579U JPS598040Y2 JP S598040 Y2 JPS598040 Y2 JP S598040Y2 JP 2175579 U JP2175579 U JP 2175579U JP 2175579 U JP2175579 U JP 2175579U JP S598040 Y2 JPS598040 Y2 JP S598040Y2
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JP
Japan
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valve
hole
valve stem
edge
valve body
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Expired
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JP2175579U
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JPS55122562U (ja
Inventor
幹磨 中西
Original Assignee
株式会社巴技術研究所
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、ちょう形弁の弁体、特に中小口径のちよう
形弁に用いられる弁体に関するものである。
従来技術とその問題点 ちょう形弁の弁体は、従来中実の鋳物として鋳造で造ら
れることが多いが、中実の鋳物の場合弁体の重量が増大
してコストアップになる。
このため重量を軽減するために中空鋳物とすることが行
なわれるが、中実鋳物の場合、鋳造欠陥による弁体強度
上の低下が生じやすく、また液体の漏洩をもたらす原因
となる鋳造品の鋳巣を確実に防止することが困難であり
、さらに中実鋳物とするために中子を使用するので、鋳
造後中子の砂を除去する砂抜きに手間がかかる欠点があ
った。
そこで鋳造によらないものとして、金属板の溶接構造に
よる弁体製作が試みられ、大口径の弁体の場合には溶接
構造のものが用いられるようになってきた(例えば実公
昭45−31520号公報参照)が、中小口径の弁体に
ついては最適断面形状の弁体を金属板の溶接構造によっ
て製作するには技術的に難点があり、かつ経済的理由も
あって一般化するにいたっていない。
考案の技術的課題 本考案は、金属板で中空構造の弁体を形或して重量が軽
くて、しかも流体の漏洩がなく、かつ流体に対する最適
の断面形状と十分な強度を有する弁体を得ることを技術
的課題となる。
考案の技術的手段 上記技術的課題を解決するために本考案が講じた技術的
手段は次の通りである。
弁棒貫通部近傍に平坦面をもつちょう形弁の弁体におい
て、橢円状彎曲面部と、この橢円状彎曲面部の周縁ほぼ
全周にわたって設けられ、かつ半径方向外方に突出され
た断面円弧状のシール縁部と、 このシール縁部を2等分するシール縁部上の位置に設け
られておりその中心に弁棒貫通孔をもつ平坦部と、上記
シール縁部の端部に形成された開口とからなり、全体が
ほぼ断面C字状に形戊された金属板からなる椀形の第1
部材、 及び、橢円状彎曲面部と、この橢円状彎曲面部の周縁全
周にわたって設けられ、上記第1部材の弁棒貫通孔に対
応する位置に弁棒貫通孔をもち、かつ半径方向外方に突
出された断面円弧状の縁部と、この縁部の端部に形或さ
れた開口とからなり、その外径が上記第1部材の開口に
圧入嵌合し得る外径をもった、断面がC字状に形或され
た金属板からなる椀形の第2部材を具備し、上記第1部
材の開口に上記第2部材を嵌合して上記第1部材の開口
の環状縁と上記第2部材の橢円状彎曲面部を溶着するこ
とである。
技術的手段の作用 本考案の技術的手段は次のように作用する。
(1)本考案のちょう形弁の弁体は断面C字状に形或さ
れた2板の金属板で形或され、かつ中空構造であるため
に、鋳造製弁体に比較して確実にその重量を軽量化でき
る。
(2)また、圧延加工で製造されているためにピンホー
ルを懸念する必要のない金属板で弁体が形或され、かつ
2重に金属板を配設しているために、ピンホールによる
流体の漏洩及び分子洩れを皆無にすることができる。
(3)さらに、弁体の両面が橢円状彎曲面部をもった断
面C字状に形或された2板の金属板で形或されており、
かつ断面円弧状のシール縁をもっているために、ちょう
形弁の弁体として理想的な外観形状となすことができ、
弁全開時における流体抵抗を小さくできる。
(4)さらに、弁体は強度的にすぐれたシェル構造とな
っており、また閉弁時に弁座に接触して弁座による制動
力が作用するシール縁が圧人嵌合された第2部材の縁部
で裏面から補強されており、かつ両者が溶着部で溶接さ
れているので、十分な強度をもった弁体を得ることがで
きる。
(5)加えて、弁棒貫通孔の近傍が平坦面に形或されて
いるので、弁棒貫通孔近傍におけるシートリングとの接
触面積を増すことができ、弁棒貫通孔近傍における弁体
とちょう形弁本体とのシールを確実に行なうことができ
る。
考案の特有の効果 本考案は下記の特有の効果を有する。
(1)本考案の弁体は肉厚の薄い金属板により中空に構
或されているため、鋳造により製作された中実の弁体の
みならず、鋳造により製作された中空の弁体と比較して
も極めて軽量化される。
たとえば口径200 mmの鋳造製の中実の弁体重量は
約4kgであるが同一口径の金属板製弁体重量は約1k
gで、鋳造弁体重量の約25%でありこの割合は口径が
大きくなるにしたがって大きくなり経済的効果も増大す
る。
(2)また金属板製であるため結晶粒が鋳造品に比較し
て緻密で安定して信頼度が高く部材の部位により結晶粒
が不均一になることがない。
また鋳巣の発生が皆無であるので、流体の漏洩を確実に
防止することができる。
(3)また弁体の外観形状をちょう形弁の理想的なもの
なすことができ、たとえば前述の第1部材のみからなる
もつとも簡単な構或の弁板(これのみで充分に弁板とし
て作動し得ることは容易に理解し得るところであろう)
に比して外観もすぐれており、特段の凹状部分がないの
で、流体中の夾雑物が蓄積することがなく、弁全開時に
おける流体抵抗も小さく、また弁板のいづれの側から流
体圧が加わる場合にも実質的に同様にこれに対応するこ
とができる。
(4)また本考案の弁体は前記したとおり金属板を用い
中小口径を対象としているので金型プレスによる精密或
形が可能であり、鋳造弁体の場合のように鋳造後弁体外
径の切削加工を必要としない。
(5)さらに弁体は適度の弾性をそなえた金属板からな
る第1部材と第2部材の2つの部材を中空に或形してい
るので、流体圧が一方の部材に働くと、その部材の変形
応力は流れ軸線に垂直方向に働き弁体の最大直径部は弁
体の外径方向に伸張し周囲のシール線を弁体側に配設し
たシートリングに喰い込まずことができるので、流体圧
が高くなるに比例してシール性を向上させることができ
る。
実施例 以下、上記技術的手段の一具体例を示す実施例について
説明する。
第1A図および第1B図は弁体を構或する第1部材1と
第2部材2とを示す斜視図であって、第1部材1は、橢
円状彎曲面部15をもち、その周縁に半径方向外方に突
出した断面円弧状のシール縁部11が形威されており、
またこのシール縁部11の端部には開口が形或されてい
る断面C字状の椀形の金属板である。
そして全体として断面がほぼC字形に形或されている。
さらにそのシール部11を円周方向に2等分するように
直径方向対向位置には弁棒(図示せず)を貫通する弁棒
貫通孔13を有する平坦部12が設けられている。
第2部材2も第2図に示すように基本的には前記第1部
材1と同様に橢円状彎曲面部16の周縁に外径方向外方
に突出された断面円弧状の縁部22をもち、この縁部2
2の端部に開口が設けられた金属板であり、断面形状が
ほぼC字形に形威されている。
そしてその最大外径は、前記第1部材1の一方の面に、
環状縁3によって形成された開口部分に圧人することに
より嵌合できる程度に定められている。
さらに前記第2部材2には、その直径方向対向位置に弁
棒(図示せず)を貫通する孔21が形威されている。
(第1B図にはその一方のみが示してある。
)このように構戊した第1部材1と第2部材2とを、第
1部材1の一側に環状縁3で区切られた開口内に、第2
図および第3図に示すように圧入嵌合したのち、前記環
状縁3とこれに当接する第2部材2の橢円状彎曲面部1
6とを溶着部4でを溶着して弁体を構戒する。
なお、第1部材の弁棒貫通孔13と第2部材2の弁棒貫
通孔21を整合するようにして両部材を結合することは
もちろんであり、また予め第1部材及び第2部材に弁棒
貫通孔13,21を設けることなくして、結合後機械加
工で同時に穿孔することも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1A図および第1B図は、本考案による弁体の分解し
た斜視図、第2図は第1部材と第2部材とを弁体に結合
組みたてた場合における第1A図II − II線に相
当する方向にみた断面図、第3図は前記組みたてた場合
における第1A図III−III線方向にみた断面図で
ある。 図中、符号1・・・・・・第l部材、2・・・・・・第
2部材、3・・・・・・環状縁、4・・・・・・溶着部
、11・・・・・・シール縁部、12・・・・・・平坦
部、15, 16・・・・・・橢円状彎曲面部、13,
21・・・・・・弁棒貫通孔、22・・・・・・縁部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 弁棒貫通部近傍に平坦面をもつちょう形弁の弁体におい
    て、橢円状彎曲面部と、この橢円状彎曲面部の周縁ほぼ
    全周にわたって設けられ、かつ半径方向外方に突出され
    た断面円弧状のシール縁部と、 このシール縁部を2等分するシール縁部上の位置に設け
    られておりその中心に弁棒貫通孔をもつ平坦部と、上記
    シール縁部の端部に形或された開口とからなり、全体が
    ほぼ断面C字状に形威された金属板からなる椀形の第1
    部材、 及び、橢円状彎曲面部と、この橢円状彎曲面部の周縁全
    周にわたって設けられ、上記第1部材の弁棒貫通孔に対
    応する位置に弁棒貫通孔をもち、かつ半径方向外方に突
    出された断面円弧状の縁部と、この縁部の端部に形或さ
    れた開口とからなり、その外径が上記第1部材の開口に
    圧入嵌合し得る外径をもった、断面がC字状に形威され
    た金属板からなる椀形の第2部材を具備し、上記第1部
    材の開口に上記第2部材を嵌合して上記第1部材の開口
    の環状縁と上記第2部材の橢円状彎曲面部とを溶着して
    なる、ちょう形弁の弁体。
JP2175579U 1979-02-23 1979-02-23 ちょう形弁の弁体 Expired JPS598040Y2 (ja)

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JPS55122562U JPS55122562U (ja) 1980-08-30
JPS598040Y2 true JPS598040Y2 (ja) 1984-03-12

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