JPS597940Y2 - コンクリ−ト構造物における鋼材插通用シ−ス - Google Patents

コンクリ−ト構造物における鋼材插通用シ−ス

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JPS597940Y2
JPS597940Y2 JP1979167141U JP16714179U JPS597940Y2 JP S597940 Y2 JPS597940 Y2 JP S597940Y2 JP 1979167141 U JP1979167141 U JP 1979167141U JP 16714179 U JP16714179 U JP 16714179U JP S597940 Y2 JPS597940 Y2 JP S597940Y2
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JP
Japan
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sheath
steel material
compressed
steel materials
deformed portions
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JP1979167141U
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JPS5684620U (ja
Inventor
勝之助 平野
Original Assignee
鋼玄器材株式会社
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Publication date
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【考案の詳細な説明】 本考案はコンクリート構造体に対し、その内部において
引張方向の力を作用させるための鋼材を挿通するコンク
リート構造物における鋼材挿通用シースに関する。
一般にプレストレストコンクリートは第1図イに示すよ
うにコンクリート桁1の内部に引張したいわゆるPC鋼
材2を挿通し、コンクリートを圧縮状態に保って曲げ応
力を高めるとともに支点3,3間の中央部分におけるP
C鋼材挿通位置を低くし、桁中央部分において上向きの
分布荷重P1を生じさせるようにしている。
これに対し、近年、コンクリート構造物に対して前述し
たPC鋼材による圧縮とは逆方向の力、即ち、引張方向
の力を作用させて上向きの分布荷重を生じさせる工法が
開発された。
これは第1図口に示すようにPC@材2をコンクリート
構造物1の下側に配置すると同時に上側に中央部分を高
くした鋼材4を挿通し、この鋼材4に圧縮方向の力を作
用させて両端をコンクリート桁1の端部に定着する(以
下、この鋼材4をコンプレスド鋼材と記す)。
かくすることによりコンクリート桁1に対してはコンプ
レスド鋼材4によっても上向きの分布荷重P2が与えら
れ、全体としてP1+ P2の上向き分布荷重が与えら
れることとなる。
一方コンクリート桁1に与えられる軸方向の力はコンプ
レスド鋼材4による中心引張力とPC鋼材2による中心
圧縮力とが打ち消し合ってOとなるが曲げ応力戊分は互
いに加算される結果となる。
そこでPC鋼材2の引張力とコンプレスド鋼材4の圧縮
力を適当に選定することによってコンクリート桁1にか
かる死荷重を打ち消すようにし、桁高を小さクシ、スパ
ンを増大させんとしたものである。
このような工波においては、コンプレスド鋼材4を挿通
するためのシースをコンクリート桁1内にあらかじめ埋
設しておくものであるが、このシースはコンプレスド鋼
材4を容易に挿し得ること、及びグラウト注入が容易な
こと等の条件を満たすために、その口径はある程度の大
きさを要す。
しかし、従来のシースを使用するとコンプレスド鋼材に
圧縮力を付与した際にシース内で横方向の変位、即ち座
屈が生じ、所望の圧縮応力が得られない場合がある。
本考案は上述の如き点に鑑み、コンプレスド鋼材の挿通
時に摩擦が少なく、シかもグラウトの注入が容易で更に
圧縮時にコンプレスド鋼材に座屈を生じさせないコンク
リート構造物における鋼材挿通用シースの提供を目的と
したものであり、その要旨とするところは帯状鋼材を巻
き締めて形戊した巻管に、長手方向に沿って一定間隔毎
に該巻管の断面を略楕円形にした変形部を形或し、該変
形部は互いに隣り合う変形部間において、その楕円形の
長径方向の角度を順次違えて形或したことを特徴として
なるコンプレスド鋼材用シースに存する。
次に本考案の実施の一例を第2図以下の図面について説
明する。
図中10は本考案に係る鋼材挿通用シースである。
このシース10は帯状鋼材を巻き、その縁部を噛み合わ
せて加締た継目11を直線状に形或して管となしている
この縁部は溶接により接合してもよいものである。
そして、このシース10は一定間隔毎に変形部12 a
,12 bが交互に形威されている。
この変形部12 a ,12 bは管の外周より押し潰
して断面を楕円形に形或しているものであり、互いに隣
り合う変形部12 a ,12 bはその楕円の長径方
向を互いに90゜違えて順次形或されている。
この変形部12 a ,12 bは長径方向を互いに9
0゜の変位のみならず、他の角度に順次その方向を違え
てもよいものである。
尚、図中13は挿通したコンブレスト鋼材である。
本考案の鋼材挿通用シー又は上述のように構或され、断
面が略楕円形状をした変形部を順次、その角度を変更さ
せて形威したことにより内部に挿通されるコンプレスド
鋼材はーの変形部ではその楕円形の短径部によって二方
向からのみ挾まれているため挿入時の摩擦が少なく、シ
かもグラウトの注入が長径部の空間よりスムーズになし
得られ、また各変形部はその長径方向の角度が互いに隣
り合う変形部において順次違えているためコンプレスド
鋼材は一方向のみならず、多方向から挾みつけられるこ
ととなり、圧縮した際に座屈が生じにくい等の効果が得
られたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図イは従来PC構造の説明図、第1図口はPC鋼材
とコンプレスド鋼材の併用した構造の説明図、第2図は
本考案の実施の一例を示す側面図、第3図は第2図中I
−I線断面図、第4図は第2図中II − II線断面
図である。 10・・・・・・鋼材挿通用シース、11・・・・・・
継目、12 a ,12b・・・・・・変形部、13・
・・・・・コンプレスド鋼材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 帯状鋼材を巻き締めて形威した巻管に、長手方向に沿っ
    て一定間隔毎に該巻管の断面を略楕円形にした変形部を
    形威し、該変形部は互いに隣り合う変形部間においてそ
    の楕円形の長径方向の角度を順次違えて形或したことを
    特徴としてなるコンクリート構造物における鋼材挿通用
    シース。
JP1979167141U 1979-12-04 1979-12-04 コンクリ−ト構造物における鋼材插通用シ−ス Expired JPS597940Y2 (ja)

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JPS5684620U JPS5684620U (ja) 1981-07-08
JPS597940Y2 true JPS597940Y2 (ja) 1984-03-12

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Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
CHEMICAL ABSTRACTS 88,4=1978 *

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JPS5684620U (ja) 1981-07-08

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