JPS5978123A - エリスロポエチンの製法 - Google Patents
エリスロポエチンの製法Info
- Publication number
- JPS5978123A JPS5978123A JP57190446A JP19044682A JPS5978123A JP S5978123 A JPS5978123 A JP S5978123A JP 57190446 A JP57190446 A JP 57190446A JP 19044682 A JP19044682 A JP 19044682A JP S5978123 A JPS5978123 A JP S5978123A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- erythropoietin
- precipitate
- ethanol
- factor
- final concentration
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
- Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は赤血球造血阻害因子を含まないエリスロポエチ
ンの製法に関する。
ンの製法に関する。
エリスロポエチンは細胞再生系である血液幹細胞から赤
血球系細胞への分化に必須の因子であり、失なわれた赤
m球を補って赤血球数を一定水準に維持するため血液幹
細胞により生体の血液状態に応じてエリスロポエチンが
産生される。このエリスロボエチンは末梢血や尿中に含
まれているが、その含有量は極めて少ない。従ってエリ
スロボエチンを取得するには、これを血漿又は尿がら効
率よく単離しなければならない。
血球系細胞への分化に必須の因子であり、失なわれた赤
m球を補って赤血球数を一定水準に維持するため血液幹
細胞により生体の血液状態に応じてエリスロポエチンが
産生される。このエリスロボエチンは末梢血や尿中に含
まれているが、その含有量は極めて少ない。従ってエリ
スロボエチンを取得するには、これを血漿又は尿がら効
率よく単離しなければならない。
一般に用いられているエリスロボエチンの単離法は、血
漿を原料とする場合はDEAE−セルロースなどの陰イ
オン交換体を用いた酸性条件下でのクロマトグラフィー
、エタノール分画や陰イオン交換体、ハイドロキシアパ
タイト、フンカナバど リン−Aなを用いたクロマトグラフィー及びセファデッ
クスゲル濾過法であり、尿を原料とする場合には安息香
酸やエタノールなどの有機溶媒による沈澱法と血漿の場
合に用いた方法との組合せが行われている。これらの単
離法を用いてエリスロポエチンを大規模に取得した場合
得られるエリスロボエチン中に、細胞の増殖を抑制する
物質である赤血球造血阻害因子(EI因子と略記する)
が夾雑物質として混入してくるのを避けられず、EI因
子を含むエリスロボエチンは血球幹細胞から赤血球系細
胞への分化機能が低い。
漿を原料とする場合はDEAE−セルロースなどの陰イ
オン交換体を用いた酸性条件下でのクロマトグラフィー
、エタノール分画や陰イオン交換体、ハイドロキシアパ
タイト、フンカナバど リン−Aなを用いたクロマトグラフィー及びセファデッ
クスゲル濾過法であり、尿を原料とする場合には安息香
酸やエタノールなどの有機溶媒による沈澱法と血漿の場
合に用いた方法との組合せが行われている。これらの単
離法を用いてエリスロポエチンを大規模に取得した場合
得られるエリスロボエチン中に、細胞の増殖を抑制する
物質である赤血球造血阻害因子(EI因子と略記する)
が夾雑物質として混入してくるのを避けられず、EI因
子を含むエリスロボエチンは血球幹細胞から赤血球系細
胞への分化機能が低い。
本発明者らけEI因子を混入しないエリスロボエチンを
大量に取得する方法を種々研究し、その結果エリスロボ
エチン含有液からエリスロボエチンを単離する際、その
含有液にエタノールを2段階に加え、1回目に生じた沈
澱を除去し、2回目に生じた沈澱を回収したところ、得
られた工・7リスロボエチ〉行E I因子が含まれてい
ないことを見出し、この新知見に基づいて本発明を完成
した。
大量に取得する方法を種々研究し、その結果エリスロボ
エチン含有液からエリスロボエチンを単離する際、その
含有液にエタノールを2段階に加え、1回目に生じた沈
澱を除去し、2回目に生じた沈澱を回収したところ、得
られた工・7リスロボエチ〉行E I因子が含まれてい
ないことを見出し、この新知見に基づいて本発明を完成
した。
本発明はエリスルホニチン含有液よりエリスルホニチン
を単離する際、その含有液にエタノールを終濃度65〜
75%に加えて生じた沈澱を除去し、残りの上清にエタ
ノールを終濃度85〜95%に加え、生じた沈澱を回収
するのである。
を単離する際、その含有液にエタノールを終濃度65〜
75%に加えて生じた沈澱を除去し、残りの上清にエタ
ノールを終濃度85〜95%に加え、生じた沈澱を回収
するのである。
本発明は原料としてエリスロボエチンを含むもの例えば
尿、血?*清を含む)、胎盤抽出物などを使用するが、
これらのエリスロボエチン含有液のなかでも貧血患者(
好ましくは再生不良性貧血患者)の尿と血漿が好ましい
。このほが人血漿のフィブリノーゲン、γ−グロブリン
およびアルブミンなどの生物学的製剤の製造に用いられ
ている血漿タンパク分画法の分画IJfも本発明の原料
とアイバー装置等を用いて前処理したものが好ましい。
尿、血?*清を含む)、胎盤抽出物などを使用するが、
これらのエリスロボエチン含有液のなかでも貧血患者(
好ましくは再生不良性貧血患者)の尿と血漿が好ましい
。このほが人血漿のフィブリノーゲン、γ−グロブリン
およびアルブミンなどの生物学的製剤の製造に用いられ
ている血漿タンパク分画法の分画IJfも本発明の原料
とアイバー装置等を用いて前処理したものが好ましい。
本発明の製法はエリスロボエチン含有液を好ましくは1
〜5M塩化リチウム水溶液で濃度5〜15nV−に調整
し、この含有液を例えばトリス・ハイドロオキシメチル
書アミノメタンWp H5〜8に調整し、続いてエタノ
ールを水冷下で終濃度65〜75%に加える。これを1
0〜60分間撹拌したのち冷凍庫に移して約1〜2時間
静置し、生じた沈澱を10.000〜15,0OOXグ
の遠心により除去し、残りの上清にエタノールを水冷下
で終濃度85〜95%に加える。これを冷凍庫中で約1
〜2時間静置し、生じた沈澱を10,000〜15,0
OOXS’の遠心により回収する。回収した沈澱を少量
の蒸留水に溶解してセファデックス(ファルマシア社製
)によるゲル濾過を行なう。本製法はエリスロポエチン
含有液よりエリスロポエチンを単離する際のいずれの処
理工程にも組み入れることができる。このようにして得
られたエリスロボエチンは、さらに精製したのち、除菌
濾過、分注、凍結乾燥などを行ない、医薬品として提供
される。
〜5M塩化リチウム水溶液で濃度5〜15nV−に調整
し、この含有液を例えばトリス・ハイドロオキシメチル
書アミノメタンWp H5〜8に調整し、続いてエタノ
ールを水冷下で終濃度65〜75%に加える。これを1
0〜60分間撹拌したのち冷凍庫に移して約1〜2時間
静置し、生じた沈澱を10.000〜15,0OOXグ
の遠心により除去し、残りの上清にエタノールを水冷下
で終濃度85〜95%に加える。これを冷凍庫中で約1
〜2時間静置し、生じた沈澱を10,000〜15,0
OOXS’の遠心により回収する。回収した沈澱を少量
の蒸留水に溶解してセファデックス(ファルマシア社製
)によるゲル濾過を行なう。本製法はエリスロポエチン
含有液よりエリスロポエチンを単離する際のいずれの処
理工程にも組み入れることができる。このようにして得
られたエリスロボエチンは、さらに精製したのち、除菌
濾過、分注、凍結乾燥などを行ない、医薬品として提供
される。
本発明の製法はエリスロボエチンを大規模に単離する際
、従来法ではどうしても免・れえなかったEI因子の混
入を確実に防止できるから、品質の良いエリスロポエチ
ンを大量に取得しうる効果がある。
、従来法ではどうしても免・れえなかったEI因子の混
入を確実に防止できるから、品質の良いエリスロポエチ
ンを大量に取得しうる効果がある。
本発明を実施例によって詳細に説明するが、本発明はこ
れらに限定されるものではない。
れらに限定されるものではない。
実施例1
再生不良性貧血患者銀151をセライトを用いて濾過し
、不溶物を除去したものをホローファイバー(アミコン
社製)を用いて約100倍に濃縮する。この患者尿に4
M塩化リチウム水溶液を加えて10mV−の濃度に調製
し、次にトリス・ハイドロオキシメチル・アミノメタン
でpH7,0に調整したのち、冷凍庫にて冷やしておい
たエタノールを水冷下で終濃度67%に加える。これを
約30分間撹拌したのち冷凍庫に移して1時間静置し、
生じた沈澱を13,000X5’の遠心により除去する
。
、不溶物を除去したものをホローファイバー(アミコン
社製)を用いて約100倍に濃縮する。この患者尿に4
M塩化リチウム水溶液を加えて10mV−の濃度に調製
し、次にトリス・ハイドロオキシメチル・アミノメタン
でpH7,0に調整したのち、冷凍庫にて冷やしておい
たエタノールを水冷下で終濃度67%に加える。これを
約30分間撹拌したのち冷凍庫に移して1時間静置し、
生じた沈澱を13,000X5’の遠心により除去する
。
続いて残りの上清にエタノールを水冷下で終濃度90%
に加え、これを冷凍庫中で1時間静置し、生じた沈澱を
13,0OOXPの遠心により回収する。
に加え、これを冷凍庫中で1時間静置し、生じた沈澱を
13,0OOXPの遠心により回収する。
回収した沈澱を少量の蒸留水に溶解し、セファデックス
G−25(ファルマシア社製)のカラムにかけてエリス
ロボエチンの精製品を得る。得られた精製エリスロボエ
チンの力価は輸血多血症マウスを用いる方法で測定して
3,500単位であり、原料尿151から約207mq
を得た。またこの精製エリスロポエチンにはEI因子が
全く含まれていなかった。
G−25(ファルマシア社製)のカラムにかけてエリス
ロボエチンの精製品を得る。得られた精製エリスロボエ
チンの力価は輸血多血症マウスを用いる方法で測定して
3,500単位であり、原料尿151から約207mq
を得た。またこの精製エリスロポエチンにはEI因子が
全く含まれていなかった。
実施例2
貧血患者銀151をセライトを用いて濾過し、不溶物を
除去したも°のをホローファイバー(アミコン社製)を
用いて約100倍に濃縮する。この患者尿に3Mfi化
リチウム水溶液を加えて10 fnf”mlの濃度に調
製し、次にトリス・ハイドロオキシメチル・アミノメタ
ンでpH7,5に調製したのち、冷凍庫にて冷やしてお
いたエタノールを水冷下で終濃度70%に加える。これ
を約60分間撹拌したのち冷凍庫に移して2時間静置し
、生じた沈澱をio、oooxpの遠心により除去する
。続いて残りの上清にエタノールを水冷下で終濃度90
%に加え、これを冷凍庫中で約1時間静置し、生じた沈
澱を10,0OOXFの遠心により回収する。
除去したも°のをホローファイバー(アミコン社製)を
用いて約100倍に濃縮する。この患者尿に3Mfi化
リチウム水溶液を加えて10 fnf”mlの濃度に調
製し、次にトリス・ハイドロオキシメチル・アミノメタ
ンでpH7,5に調製したのち、冷凍庫にて冷やしてお
いたエタノールを水冷下で終濃度70%に加える。これ
を約60分間撹拌したのち冷凍庫に移して2時間静置し
、生じた沈澱をio、oooxpの遠心により除去する
。続いて残りの上清にエタノールを水冷下で終濃度90
%に加え、これを冷凍庫中で約1時間静置し、生じた沈
澱を10,0OOXFの遠心により回収する。
回収した沈澱は少量の蒸留水に溶解し、セファデックス
G25のカラムにかけて精製し、これを凍結乾燥して精
製エリスロボエチンの乾燥品を得た。得られた精製エリ
スロボエチンの力価は3,350単位であり、原料尿1
5/から約200 mqを得た。またこの精製エリスロ
ポエチンにはEI因子が全く含まれていなかった。
G25のカラムにかけて精製し、これを凍結乾燥して精
製エリスロボエチンの乾燥品を得た。得られた精製エリ
スロボエチンの力価は3,350単位であり、原料尿1
5/から約200 mqを得た。またこの精製エリスロ
ポエチンにはEI因子が全く含まれていなかった。
Claims (1)
- エリスロホエチン含有液からエリスロボエチンを単離す
る際、その含有液にエタノールを終濃度65〜75%に
加えて生じた沈澱を除去し、残りの上清にエタノールを
終濃度85〜95%に加え、生じた沈澱を回収すること
を特徴とするエリスロボエチンの製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57190446A JPS5978123A (ja) | 1982-10-28 | 1982-10-28 | エリスロポエチンの製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57190446A JPS5978123A (ja) | 1982-10-28 | 1982-10-28 | エリスロポエチンの製法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5978123A true JPS5978123A (ja) | 1984-05-04 |
Family
ID=16258263
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57190446A Pending JPS5978123A (ja) | 1982-10-28 | 1982-10-28 | エリスロポエチンの製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5978123A (ja) |
-
1982
- 1982-10-28 JP JP57190446A patent/JPS5978123A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20080242844A1 (en) | Ultra-high Yield Intravenous Immune Globulin Preparation | |
Avis et al. | Cellular constituents. The chemistry of xanthine oxidase. Part I. The preparation of a crystalline xanthine oxidase from cow's milk | |
EP1928915B1 (en) | An ultra-high yield intravenous immune globulin preparation | |
JPS60214738A (ja) | 生物活性を有する抽出液の調製方法 | |
JP2622686B2 (ja) | k−カゼイングリコマクロペプチドの製造法 | |
CA1046406A (en) | Compounds of the plasminogen type and method for obtaining such compounds from placental pulps | |
JPS5910645B2 (ja) | 第8因子の濃縮・精製方法 | |
JP3009242B2 (ja) | 精製単量体健康人血清アルブミン(ヒト) | |
US8293242B2 (en) | Ultra-high yield of alpha-1-anti-trypsin | |
HU204282B (en) | Process for producing albumine-solutions purified with anionic detergent | |
JPH03502200A (ja) | クロマトグラフィーによる高純度の非感染性抗血友病因子の生産方法 | |
JPS5978123A (ja) | エリスロポエチンの製法 | |
JPS61277626A (ja) | ス−パ−オキシドジスムタ−ゼを高濃度に含有する胎盤エキスおよびその製法 | |
JPH05505092A (ja) | リゾチーム二量体の製造方法 | |
Chiba et al. | Stabilization of urinary erythropoietin | |
JPS6041615A (ja) | コロニ−形成刺激因子の製造方法 | |
JPS5978124A (ja) | エリスロポエチンの製法 | |
Tas et al. | Accessibility of Ribosomal Proteins to Lactoperoxidase‐Catalyzed Iodination Following Phosphorylation and During Subunit Interaction | |
RU2125888C1 (ru) | Способ получения мономерного альбумина | |
JPS62195331A (ja) | 血液凝固第8因子製剤の製法 | |
JPH03505200A (ja) | 治療活性のある、特に傷治療または老人医学に用いる作用物質およびかかる作用物質を含む製剤の製造方法 | |
SU1113407A1 (ru) | Способ выделени миелопероксидазы | |
AT391480B (de) | Verfahren zur herstellung des enzymes myeloperoxydase | |
JP4703922B2 (ja) | 蛋白質の精製法 | |
JPS63188699A (ja) | 牛の乳房から抽出せる細胞増殖促進物質及びその抽出法並びにウイルス不活化処理法 |